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岡山県から最後の目的地鳥取へ向かった。鳥取市ではたった1泊しかしなかったが、出来ればもう1泊してみたいと思った。地元の人は鳥取には見るべきものは大したものはないと言っているが、けっしてそんなことはないと思う。<br /><br />鳥取には自然が豊かで、歴史的な遺産もあり、そのうえ食べ物もおいしく、温泉もある。目玉になるような大きな観光資源は鳥取砂丘位かもしれないが、小生には興味のあるものがたくさんある。そんなものを求めて駆け足で訪ねてみた。<br /><br />鳥取の街にはあまり華やかさというようなものは感じなかったが、しかし、落ち着いた街のたたずまいや人々のやさしさ、親切さを強く感じた。行きたい場所が分からず、人に尋ねると、そこまで一緒に歩いてくれて案内してくれることが再三あった。鳥取の人は人情に厚い人が多いのかもしれない。またいつか来てみたい。

岡山から最後に鳥取へ(前篇) ー 鳥取市ではゆっくり、のんびりをモットーに過ごす。

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2016/04/21 - 2016/04/22

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Weiwojing

Weiwojingさん

岡山県から最後の目的地鳥取へ向かった。鳥取市ではたった1泊しかしなかったが、出来ればもう1泊してみたいと思った。地元の人は鳥取には見るべきものは大したものはないと言っているが、けっしてそんなことはないと思う。

鳥取には自然が豊かで、歴史的な遺産もあり、そのうえ食べ物もおいしく、温泉もある。目玉になるような大きな観光資源は鳥取砂丘位かもしれないが、小生には興味のあるものがたくさんある。そんなものを求めて駆け足で訪ねてみた。

鳥取の街にはあまり華やかさというようなものは感じなかったが、しかし、落ち着いた街のたたずまいや人々のやさしさ、親切さを強く感じた。行きたい場所が分からず、人に尋ねると、そこまで一緒に歩いてくれて案内してくれることが再三あった。鳥取の人は人情に厚い人が多いのかもしれない。またいつか来てみたい。

旅行の満足度
4.0

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  • 鳥取駅に着いてまずしたことは、駅の中にある食堂街で昼食を食べたことである。ずっと列車に乗り続けていたので、疲れも感じ、空腹も覚えた。ありきたりのものを注文してしまった。

    鳥取駅に着いてまずしたことは、駅の中にある食堂街で昼食を食べたことである。ずっと列車に乗り続けていたので、疲れも感じ、空腹も覚えた。ありきたりのものを注文してしまった。

  • 鳥取で行きたいと思ったところは、まず「鳥取民芸館」であった。駅からさほどと遠くない所にあり、民芸館風な建物が3軒並んでいたので、すぐ分かった。<br /><br />左から「鳥取民芸館」、「たくみ民芸品店」、「たくみ割烹店」で、3点セットのように並んでいる。

    鳥取で行きたいと思ったところは、まず「鳥取民芸館」であった。駅からさほどと遠くない所にあり、民芸館風な建物が3軒並んでいたので、すぐ分かった。

    左から「鳥取民芸館」、「たくみ民芸品店」、「たくみ割烹店」で、3点セットのように並んでいる。

  • 「たくみ割烹店」の店頭。

    「たくみ割烹店」の店頭。

  • 「たくみ」ではインドとバングラデシュの布の展覧会が行われていて、興味を覚え、見させていただいた。

    「たくみ」ではインドとバングラデシュの布の展覧会が行われていて、興味を覚え、見させていただいた。

  • 「たくみ」の店内ではこの時「インドとバングラデシュ布展」が行われていて、見させていただいた。

    「たくみ」の店内ではこの時「インドとバングラデシュ布展」が行われていて、見させていただいた。

  • インドの布や小物などが好きなので、しばらく見ていた。

    インドの布や小物などが好きなので、しばらく見ていた。

  • <br />布製品以外に、鉄で出来たこのような燭台や動物の形をしたオブジェ等も展示されていて、機械ではない手工芸品の味わいがいいですね。


    布製品以外に、鉄で出来たこのような燭台や動物の形をしたオブジェ等も展示されていて、機械ではない手工芸品の味わいがいいですね。

  • 木で出来た皿やスプーンもある。木のぬくもりが感じられて好ましい。

    木で出来た皿やスプーンもある。木のぬくもりが感じられて好ましい。

  • 民芸館は東京駒場にある「民芸館」と同種の民芸博物館であるが、規模はやや小ぶりである。

    民芸館は東京駒場にある「民芸館」と同種の民芸博物館であるが、規模はやや小ぶりである。

  • 「鳥取民芸館」の入り口に来たら閉館中との掲示がドアにあるではないか。残念に思い、ガラス戸を通して中を見ていたら、職員が出てこられて、<br /><br />スタッフ:「あいいく明日まで次の展覧会の準備のため閉館しています。どちらから来られたのですか」<br /><br />小生:「東京から来ました。ちゃんとネットで調べておけばよかったですね」<br /><br />スタッフ:「それは申し訳ありません。それならば、ごたごたしていますが、よろしければご覧になりますか」<br />小生:「本当ですか。ありがとうございます」<br />

    「鳥取民芸館」の入り口に来たら閉館中との掲示がドアにあるではないか。残念に思い、ガラス戸を通して中を見ていたら、職員が出てこられて、

    スタッフ:「あいいく明日まで次の展覧会の準備のため閉館しています。どちらから来られたのですか」

    小生:「東京から来ました。ちゃんとネットで調べておけばよかったですね」

    スタッフ:「それは申し訳ありません。それならば、ごたごたしていますが、よろしければご覧になりますか」
    小生:「本当ですか。ありがとうございます」

  • 館内を見させていただいたが、次回の展覧会のためスタッフの方々は忙しそうたった。

    館内を見させていただいたが、次回の展覧会のためスタッフの方々は忙しそうたった。

  • この障子のデザインが素晴らしいですね。いっぺんで気に入った。

    この障子のデザインが素晴らしいですね。いっぺんで気に入った。

  • 民芸館の隣には「童子地蔵堂」がある。これはお祀りする人のいなくなった無縁の童子・童女のお墓を市内11の寺から移したものである。

    民芸館の隣には「童子地蔵堂」がある。これはお祀りする人のいなくなった無縁の童子・童女のお墓を市内11の寺から移したものである。

  • こんな苔むした童子像まであった。

    こんな苔むした童子像まであった。

  • 民芸館の前の道路を挟んで同じような建物の民家が並んでいた。特別何でもないが、民芸館のある都市として似たような建物があることに興味を覚えた。

    民芸館の前の道路を挟んで同じような建物の民家が並んでいた。特別何でもないが、民芸館のある都市として似たような建物があることに興味を覚えた。

  • 鳥取では「丸茂旅館」という温泉旅館に泊まった。温泉旅館と謳っている通リ、本物の温泉が出るそうである。鳥取市の中心部で、しかも駅から遠くないところに温泉が湧き出るとはこれまで全く知らなかった。他にもこの周辺には温泉旅館はいくつもあり、かなり温泉地として知られているようである。<br /><br />今回、泊つた「丸茂旅館」は、駅から歩いても15分も掛からないで、来ることが出来る。

    鳥取では「丸茂旅館」という温泉旅館に泊まった。温泉旅館と謳っている通リ、本物の温泉が出るそうである。鳥取市の中心部で、しかも駅から遠くないところに温泉が湧き出るとはこれまで全く知らなかった。他にもこの周辺には温泉旅館はいくつもあり、かなり温泉地として知られているようである。

    今回、泊つた「丸茂旅館」は、駅から歩いても15分も掛からないで、来ることが出来る。

  • 旅館に着いて、早速温泉に入ってみた。これがその温泉である。

    旅館に着いて、早速温泉に入ってみた。これがその温泉である。

  • 部屋は一人では広すぎる感がしたが、ゆったり過ごすにはちょうど良い位であった。

    部屋は一人では広すぎる感がしたが、ゆったり過ごすにはちょうど良い位であった。

  • 翌日の朝食は決して豪華というものではなかったが、心尽くしのものばかりで、美味しくいただいた。

    翌日の朝食は決して豪華というものではなかったが、心尽くしのものばかりで、美味しくいただいた。

  • 朝食の後、庭に出てみてた。そんなに広いわけではないが、樹木が多く植えられていて、街の真ん中だとはとても思えない。

    朝食の後、庭に出てみてた。そんなに広いわけではないが、樹木が多く植えられていて、街の真ん中だとはとても思えない。

  • 雨上がりの苔の色が何とも言えず美しい。

    雨上がりの苔の色が何とも言えず美しい。

  • 「出石皿そば」でよく知られた「喜楽」で昼食をとった。

    「出石皿そば」でよく知られた「喜楽」で昼食をとった。

  • 店内に様子はと言うと、数組の客がいるだけで、ひっそりとしていた。

    店内に様子はと言うと、数組の客がいるだけで、ひっそりとしていた。

  • この店の名物「皿そば」を注文。最初、10皿を頼んだが、店の人が「男の人には10皿は物足りないかもしれない。普通女性で10皿いきますよ」と言うので、それではと15皿頼んだ。

    この店の名物「皿そば」を注文。最初、10皿を頼んだが、店の人が「男の人には10皿は物足りないかもしれない。普通女性で10皿いきますよ」と言うので、それではと15皿頼んだ。

  • 鳥取市は第二次世界大戦中に市のかなりの部分が空襲で焼けたために、古い建物はあまり残っていない。然し、その数少ない遺産をいくつか見ることが出来た。<br /><br />この建物は、「五臓円ビル」(GOZOEN PHARMACY) といい、周囲が空襲で焼け落ちたにもかかわらず、このビルだけは無事に残った。

    鳥取市は第二次世界大戦中に市のかなりの部分が空襲で焼けたために、古い建物はあまり残っていない。然し、その数少ない遺産をいくつか見ることが出来た。

    この建物は、「五臓円ビル」(GOZOEN PHARMACY) といい、周囲が空襲で焼け落ちたにもかかわらず、このビルだけは無事に残った。

  • 最初、GOZOEN PHARMACY という文字を見た時、“GOZOEN“って一体どんな日本語なんだろうと思ったが、「五臓円」なる文字を見て、分かった次第である。

    最初、GOZOEN PHARMACY という文字を見た時、“GOZOEN“って一体どんな日本語なんだろうと思ったが、「五臓円」なる文字を見て、分かった次第である。

  • 館内は自由に見学できるようで、2階も見させていただいた。

    館内は自由に見学できるようで、2階も見させていただいた。

  • 階段の何か所かに丸い透かし彫りのようなものがある。

    階段の何か所かに丸い透かし彫りのようなものがある。

  • それはこのようなものである。

    それはこのようなものである。

  • 鳥取の歴史的建造物を幾分でも知りたいと思ったが、十分な時間もなく残念であった。ところが、五臓円ビル内にある薬局のスタッフがこのような本を教えてくれた。

    鳥取の歴史的建造物を幾分でも知りたいと思ったが、十分な時間もなく残念であった。ところが、五臓円ビル内にある薬局のスタッフがこのような本を教えてくれた。

  • 街中を歩いていても戦前からの建物はほとんど見かけなかった。わずかに先の「五臓円ビル」やこの「わらべ館」くらいで、他にあまりなさそうである。<br /><br />「わらべ館」というのは、童謡や唱歌、おもちゃをテーマにしたミュ―ゼアムで、2002年の鳥取大火で大きく損傷した旧鳥取県立図書館の外観を利用し、復元したものである。

    街中を歩いていても戦前からの建物はほとんど見かけなかった。わずかに先の「五臓円ビル」やこの「わらべ館」くらいで、他にあまりなさそうである。

    「わらべ館」というのは、童謡や唱歌、おもちゃをテーマにしたミュ―ゼアムで、2002年の鳥取大火で大きく損傷した旧鳥取県立図書館の外観を利用し、復元したものである。

  • 他にもこのような古い建物もあった。

    他にもこのような古い建物もあった。

  • 大変古そうな個人病院の建物で、若干手を加えているが、街を歩いている際に気が付いたものである。

    大変古そうな個人病院の建物で、若干手を加えているが、街を歩いている際に気が付いたものである。

  • 旧鳥取城へ向かう途中に「ふるさと」の歌詞が石板に彫られていた。<br /><br />  うさぎおいし かのやま<br />  こぶなつりし かのかわ<br /><br />小生にとって(否、多くの日本人にとっても)懐かしい唱歌である。このところよく耳にする機会が多いが、いつ聞いても故郷を思い出させる大好きな歌である。<br /> <br />この唱歌の作詞は、高野辰之、作曲は岡野貞一である。

    旧鳥取城へ向かう途中に「ふるさと」の歌詞が石板に彫られていた。

      うさぎおいし かのやま
      こぶなつりし かのかわ

    小生にとって(否、多くの日本人にとっても)懐かしい唱歌である。このところよく耳にする機会が多いが、いつ聞いても故郷を思い出させる大好きな歌である。
     
    この唱歌の作詞は、高野辰之、作曲は岡野貞一である。

  • 「ふるさと」を作曲した岡野貞一は鳥取の出身で、この曲を発表したのが1914年(大正3)に当たり、ちょうど103年になる。<br /><br />彼は他に「朧月夜」、「春の小川」、「もみじ」、「春が来た」などの作曲もしており、どの曲もなじみのあるものばかりだと思う。

    「ふるさと」を作曲した岡野貞一は鳥取の出身で、この曲を発表したのが1914年(大正3)に当たり、ちょうど103年になる。

    彼は他に「朧月夜」、「春の小川」、「もみじ」、「春が来た」などの作曲もしており、どの曲もなじみのあるものばかりだと思う。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • アルデバランさん 2016/06/28 06:57:41
    のんびり鳥取市内
    Tamegaiさん 
    アルデバランです、こんにちわ

    鳥取市内の建物や蕎麦のレポート、渋いですね
    丸茂旅館で反応しました

    通りの反対側のホテルなどが仕事場でしょっちゅう出張してました
    鳥取駅すぐ近くが温泉という稀有な存在ですが
    売り出し方、難しいですよね。

    私も仕事の合間に市内に点在する建物を訪ねて写真を撮りためたのですが…
    一番の思い出は、三洋電機がずっこけた時、解体されると聞いて旧鳥取高等農業高校の校舎を慌てて見に行った時のもので、公開する機会を失して時間が経過してしまいました…

    市内の建物をこんなに表現できるTamegaiさんに脱帽です

    後篇 楽しみです

    Weiwojing

    Weiwojingさん からの返信 2016/06/30 16:38:07
    RE: のんびり鳥取市内
    アルデバランさん、こんにちは。

    鳥取市をたった1泊だけの短時間で回りましたが、意外と落ち着いた街のたたずまいが気に入りました。十分見る余裕がなかったので、まだいろいろ気が付かないでいるところがあるかもしれませんね。

    丸茂旅館は純粋の温泉だと聞かされて本当に驚きました。鳥取駅からさほど遠くないところに温泉があるなんでこれまた驚きでした。この辺はしょっちゅう出張で来ているのですか。

    「市内の建物をこんなに表現できるTamegaiさんに脱帽です」→ありがとうございます。これからも気に入った古い街並のあるところを紹介していけたらと思います。今貝の岡山旅行は思った以上にたくさんの収穫がありました。

    後篇も見ていただけると、うれしいです。

    tamegai

    Weiwojing

    Weiwojingさん からの返信 2016/06/30 16:38:10
    RE: のんびり鳥取市内
    アルデバランさん、こんにちは。

    鳥取市をたった1泊だけの短時間で回りましたが、意外と落ち着いた街のたたずまいが気に入りました。十分見る余裕がなかったので、まだいろいろ気が付かないでいるところがあるかもしれませんね。

    丸茂旅館は純粋の温泉だと聞かされて本当に驚きました。鳥取駅からさほど遠くないところに温泉があるなんでこれまた驚きでした。この辺はしょっちゅう出張で来ているのですか。

    「市内の建物をこんなに表現できるTamegaiさんに脱帽です」→ありがとうございます。これからも気に入った古い街並のあるところを紹介していけたらと思います。今貝の岡山旅行は思った以上にたくさんの収穫がありました。

    後篇も見ていただけると、うれしいです。

    tamegai

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