2016/05/23 - 2016/05/23
162位(同エリア1176件中)
ひらしまさん
オジャンタイタンボのタンボとは宿場のことで、ここはインカ時代の宿場の一つだったそうです。
現代でも、マチュピチュへ行く列車のほとんどがオジャンタイタンボを起点としている交通の要衝です。
現地の人の話では、かつてマチュピチュ行き列車は全部クスコから出ていたけれど、騒音が激しくて沿線住民が反対運動を展開し、最後は走る列車に物が投げつけられる事態となり、鉄道会社が折れて現在のような形になったというのですが本当でしょうか。
オジャンタイタンボは、遺跡の地でもあります。マチュピチュほど有名ではないけれど、遺跡の石組みの規模の大きさや美しさはマチュピチュ以上ともいわれています。
また、インカ時代から続く町は静かで風情があるとか。
そして標高2600mというのも、マチュピチュ村の2000mとクスコの3400mの中間でちょうどよく、高地順化を兼ねてオジャンタイタンボに2泊することにしました。
実質レート 1ソル34円 1米ドル112円
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅の5日目の朝。
宿の部屋の正面の山に階段状に見えるアンデネス。 -
それを登ったところがオジャンタイタンボ遺跡の中心のようです。
前日夕方に宿に着いた時に、観光客が列をなして遺跡を下りてくるのが見え、思ってた以上に人気のある遺跡なのだと感じました。
今朝も早くから人の姿がポツポツと見えます。 -
昨日まで早起きが続いたので今朝はゆっくり起き、洗濯もしてから10時過ぎに遺跡に入りました。
これを登るのかと気を引き締め、着てきたセーターをリュックに移します。 -
ひたすら続く石段を、休み休み登ります。
アンデネスの段ごとにベンチのように石が置かれているので、そこに座って下界を見おろし休憩できるのがうれしい。 -
登りきる少し前の左手に、10の飾り窓が整然と並ぶ石壁が現れます。
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なにが飾られていたのでしょうか。
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それに続く門も美しさを感じさせます。
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町を見おろすこの石は王の椅子か。
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そこから見渡すオジャンタイタンボの町。
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そしてオジャンタイタンボ遺跡を代表する巨大な石壁。
6つの巨石をつなぎ合わせてつくられています。 -
巨石と巨石の間には調整用の幅の短い石を挟み込んでつないでいます。
また、壁の模様は遠いティティカカ湖の遺跡のものと共通しているそうです。 -
その上は軍事区域のようです。
オジャンタイタンボは、スペイン軍の支配に反乱を起こしたインカ軍が一矢報いた地でもあります。 -
この傾斜はなかなかのものがあり、銃と馬を持つスペイン軍といえど攻略は困難だったでしょう。
マチュピチュで出会わなかった中国人観光客のみなさんにここで一緒になりましたが、物静かな方たちだったのが印象的でした。 -
遺跡の入口のあたりを見おろしました。
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下には水利施設などがあります。
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こんな細い道をたどって横に進みます。
道を譲り合ってThank youと言う人あり、譲られて無言でゆく人もあり。 -
穀物倉庫がありました。
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上から入れて下から出したのでしょう。
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向かいの山にも同様の施設が見えます。
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帰りは北側の石段を下りてきました。
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リャマが草を食んでいます。
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平地部分では水道施設を見ることができます。
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マチュピチュよりも大きな規模に思えます。
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沐浴場でしょうか。
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水の神殿と表示されていたように思います。
やはり水は大切だったんでしょうね。 -
遺跡を出ると土産物屋が何十軒も立ち並んでいます。
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鮮やかな色が目をひきますが、おなかが空いたので宿に帰ります。
午後には曇り、一時大粒の雨も降ったので、遺跡は午前中に行っておいてよかったです。 -
町のメインストリート。
ampmでバナナとみかんと林檎を買って帰ります。2ソレスでした。
水はホテルのロビーに大きなタンクがあって安かったので重宝していました。
ただ、それがその後おなかをこわす原因になったのかもしれません。 -
ホテル・ソルの部屋。
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窓から遺跡が見えます。
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中庭を囲んで客室が並ぶアンダルシア風のつくりです。
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夜は静かで、前を流れる川の音がよく聞こえます。
しかし、昼の暑さがうそのように、夕方から急に冷え込みました。 -
夕方、町を散策します。
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石垣に挟まれ、排水路のついた石畳の道が碁盤の目のような町をつくっています。
インカ時代は貴族が住んでいたのでしょうか。 -
現代では飲食店の看板が目につきます。
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民芸品店もいくつもありました。
交通の便がよく、立派な遺跡もあるとなれば、観光地として発展するのは当然です。
ただ、もう少し素朴な町を想像していたので、ちょっと残念な気分でした。 -
夕食は2晩続けて宿の隣の2階にあるレストラン「ウチュクタ」へ。
前の晩にホテルで、伝統的なペルー料理の店を尋ねたら、「伝統料理はクスコに行かないとない。この町にあるのはインタナショナル料理かファストフードの店だけだ」と言いながら教えてくれたのがここ。
写真はアルパカのグリル。案外食べやすい。こちらではよく食べるのだそうです。
客席は白人観光客で賑わっています。
オープンキッチンで厨房用帽子を被った調理人たちを見せ衛生をアピールしているようにも見えます。
2人で90ソレスは田舎町にしては高いものの、久々に落ち着いた食事らしい食事をした気がして満足。
それで今夜も来たのだけれど、なぜか鱒のロールも付け合わせの野菜も口に合わず食べられません。
食欲の落ちた身に、チキンダイエットスープだけがおいしく食べられました。
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