2016/05/21 - 2016/05/22
136位(同エリア1176件中)
ひらしまさん
マチュピチュは、ケチュア語で「老いた峰」という意味の山の名前だそうです。
この写真に写っている山が対になるワイナピチュ「若い峰」で、背にしている山がマチュピチュです。
山の名前がその鞍部にある遺跡の名前となり、今ではふもとの村もマチュピチュを名乗るようになったようです。
さて、オジャンタイタンボから列車と並行して流れてきたウルバンバ川は、ワイナピチュをぐるっと迂回して遺跡の西側にふたたび現れますが、その先いったいどのあたりで太平洋に注ぐことになるのでしょうか。リマ? ナスカ? アレキパ?
答は、地図をたどってみたら、ウルバンバ川は名前を変えながらずうっと北上していって、最後はアマゾン川となって東に転じ、太平洋ではなく遙か彼方の大西洋に達するのでした。
驚きません? 僕はビックリでした。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅の3日目の午後5時。マチュピチュ駅に到着しました。
両側をホテル群に囲まれて、日本の温泉町のようです。 -
降り立つと、目の前には急峻な山がそびえ立っています。
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土産物店の間を抜けて、宿のフラワーズハウスへ。
2階の部屋に入ってすぐ、ドラムや金管のにぎやかな音が聞こえてきました。
外に出て見ると、近くの路上で大人の楽器演奏に合わせて子どもたちが踊っています。
ホテルの受付に聞くと、今夜はお祭りで一晩中うるさいんだとか。
地域のお祭りはもちろん大切ですが、昨晩もリマで音楽がうるさくて眠れなかった我々は、2晩連続ではたまりません。
比較的静かだという駅側3階の部屋に替えてもらいました。 -
マチュピチュ駅の構内がよく見える部屋です。
でも、防音の弱い部屋であることに変わりはなく、1時頃まで断続的に上がる花火の音で妻は眠れなかったそうです。僕は爆睡してたみたいですが。
旅の4日目になりました。
マチュピチュ遺跡行きのバスの始発5:30に乗るために4時前に起床。朝食は4時半から出してくれます。
虫よけスプレーを体にかけ、荷物を預けて(ここでトラブルが起きたのですが長くなるので省略)出発します。 -
バス停に近づくと闇の中、すでに長い列ができています。
とりあえず最後尾についてから妻を残して乗車券を買いに行くと、全員のパスポート提示を求められます。妻の分は持っていなかったので、バスに乗るのになんでパスポートが必要なんじゃ!と思いながら、すごすご出直しました。
行列の脇をサンドイッチ売りなどが通ります。宿で朝食を食べずに少しでも早くここに来て並ぶという手もありますね。
5:20頃列に並んで、バスに乗ったのは6:30。
バスはしばらくウルバンバ川に沿って走り、橋を渡ったところから葛折りの道を登ります。
車窓から見る谷の方はまだ暗いのですが、山の頂には朝日があたり始めました。 -
7時少し前、ついにマチュピチュ入場。
貯蔵庫とワイナピチュの眺めが迎えてくれます。 -
周囲の山の景色もいいですね。
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マチュピチュ見学ルートは時計回り。まずは見張り小屋に向かって登りが続きます。
着込んでいたセーターやオーバーパンツはリュックの中へ。 -
まだ眠っている遺跡全体を見おろします。
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ワイナピチュや遺跡の高い部分に朝日があたり始めました。
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箱庭のように見えます。
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山がマチュピチュに光と影を投じています。
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太陽の門へ続く道の脇に、アンデネスの草を食むリャマがいました。
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マチュピチュのアイドルたち。ワイナピチュを背景に。
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太陽の遺跡マチュピチュが光をいっぱいに浴びています。
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見張り小屋に着きました。
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この窓から監視していたんですね。
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見張り小屋から見おろすマチュピチュ遺跡。
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さらに下には深い谷。ワイナピチュを迂回してきたウルバンバ川が流れています。
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見張り小屋のある高台を下り、門をくぐって町に入ります。
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門扉を取り付ける穴の開いた石。
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貯蔵庫方向を見ると、アンデネスが市松模様をつくっていました。
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今下りてきた見張り小屋方向。アンデネスは下から見ると城の石垣ですね。
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前方の石切場と神殿。
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石切場に残された巨石たち。
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神殿エリアにやってきました。
神官の館のベンチでひと休みしチョコレートを1個食べていたら、近くにいたスタッフに、大目に見るけど本当はいけないんだよ風に身振りで注意されました。
でも、アップダウンばかりのマチュピチュはチョコレートの1個くらい食べないと身が持ちません。 -
さすがにこのあたりは高級感あふれる石組みです。
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東方向。マチュピチュはこんなに深い山の中にあります。それがまた、マチュピチュの大きな魅力になっているのだと思います。
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農業試験場だった所に下りてきて2棟のワイラナとワイナピチュを望みます。
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北側の区域に回ると、王の別荘などがよく見えます。
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居住区から3つの窓の神殿を見上げます。
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見事なアンデネス。
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この石段は谷まで続いているのでしょうか。
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太陽の神殿のエリアに行くつもりが、間違って遺跡出入り口近くの貯蔵庫まで行ってしまいました。
すでに10時頃で、太陽を背負って東向き斜面を登った我々は、暑さと疲労で貯蔵庫の日陰に座り込んでしまいました。 -
元気を取り戻して、水汲み場から登ります。
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太陽の神殿と陵墓だそうです。
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太陽の神殿はこちらの方がきれいに見えます。
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王の別荘を見上げます。
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どんどん濃くなってきた青空と見張り小屋。
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3時間半マチュピチュを堪能して引き揚げます。
このとき、前日ペルーレイルで相席だったカップルとばったり会って驚きました。
飛行機でご一緒したトラピックスツアーのみなさんには会えなかったけれど、時間帯がずれたのかな。
振り返ってみると遺跡内では日本人に出会わなかったのですが、これは意外でした。
村に帰ってバス停前のあか抜けないカフェで軽く昼食。
遺跡前の高そうなカフェは満席でしたが、ここだって数年後にはおしゃれな構えになって繁盛していそうな気がします。
インカ帝国はあっけなく滅びたけれど、その遺跡は五百年後の子孫たちに文化的・経済的な大きな輝きを残しているのでした。
宿の荷物を引き取って駅へ。
予約は16時22分だったのですが、直近の13時37分に無料で変更してもらえました。席はちょっと離れましたが我慢しましょう。
僕の相席はインディヘナのみなさん。もちろん僕は会話できないので、最初の挨拶だけであとは旅の記録に集中。
ペルーレイルの名物アルパカ販売も、ぼくたちのテーブルは見込みなしと見て寄ってきません。
空はすっかり曇ってしまい、午前中のあの晴天に感謝しながらオジャンタイタンボに戻ったのでした。
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