2016/04/28 - 2016/04/28
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prinprinさん
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(メモ)
11世紀頃からベネチアは海上交易の拠点として発展を遂げた。
ベネチアを豊かにした海の商人たち、国の頂点に立ったのも商人だった。
王や君主がいなかったベネチア共和国では、貴族となった商人たちが政治の中心を担った。
そんな商人たちの頂点に立つのは選挙で選ばれたドージェと呼ばれる国家元首だった。ドージェ(総督)は、古くは東ローマ帝国により承認された役職を指していた。
大評議会と呼ばれるベネチア貴族の議会が12世紀に作られ、評議会によってドージェが選ばれた。
ドージェを選ぶ方法は独特だった。抽選と投票を10回以上も繰り返しながら候補者を絞ることで、徹底的に不正を排除した。独裁政治を防ぐため世襲を認めず、歴代120人が選挙によってドージェの座に着いた。彼らが手にしたのは権力よりも名誉だった。ドージェの務めを果たすため、交易の仕事を辞めてでもドージェとして生きなければならなかったため、家が破産してしまうことも多かったという。
「君臨すれども統治せず」、ベネチアが千年以上も繁栄したのは、その政治システムの良さにあった。ドージェ(国家元首)が統治して全ての重要事項に関与したが、6人の補佐官の半数以上が賛成しなければ、物事を決定できない政治システムとなっており、独裁は行えないようになっていた。優れた政治のチェック&バランス機能がはたらき、素晴らしい民主主義が機能していた。
- 交通手段
- 船 徒歩
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カナル・グランデが見える3階の部屋で、船の音もせず静かでした。
ホテル フォスカリ パレス ホテル
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ヌオーヴァ通り。 今日はサン・マルコ広場まで歩こうと思っていたら、普段から歩くのが好きな夫が「船が気持ち良いから、船で行こう」と言うので、
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9:00 カ・ドーロからヴァポレットに乗って出発
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工事中のリアルト橋だけど、今日は歩いて渡りたい。
リアルト橋 建造物
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対岸のサンポーロ地区
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朝のカナル・グランデは、荷物を運ぶゴンドラが行きかう。
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グリマーニ宮
グリマーニ宮 城・宮殿
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カナルグランデがぐっと左へ回り込む所にある、カ・フォスカリ(ヴェネツィア大学)と、カ・レッツォーニコ(1700年代ヴェネツィア博物館)
カ フォスカリ 現代・近代建築
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各停の1番ヴァポレットなので、カナル・グランデの両岸をジグザグに進んで行く。
アカデミア橋 建造物
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9:27 サンマルコ寺院の予約時間が迫っているので走った。道に迷わなければ、ヴァポレットより歩いた方が速いだろう。
サンマルコ寺院 入場時間予約:2ユーロ(127.63円/ユーロ) -
新約聖書の4つの福音書の著者のひとり、聖マルコ像の下に、彼のシンボル有翼の獅子。(他の3人は、聖マタイ:人の姿、本を持っている。聖ルカ:牛。聖ヨハネ:ワシ。)
サン マルコ寺院 寺院・教会
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総大理石の2階建て。 9世紀建設後、火災により11世紀、17世紀に改修。
第4次十字軍が1204年に、コンスタンチノープル(現イスタンブール)のヒッポドローム(戦車競技場)から持ち帰った4頭の馬像(レプリカ)。 -
入場は無料ですが、2ユーロでインターネットから一番早い時刻を予約しました。
1階のアーチを飾る5つのモザイク画のうち、一番左だけ古い13世紀のモザイクで、イスタンブールのモザイクを連想させる。 -
9:35 燻し金色のモザイク画で装飾された寺院内は、ビザンツ帝国の影響が強く、古くていい感じ! 内部が撮影禁止なのが本当に残念。
宝物庫は度重なる火災の為か、ガラス品のほとんどにひびが入っていた。
主祭壇の裏にある金・銀・宝石の祭壇画(パラ・ドーロ)に唖然!
4頭の馬像のオリジナルは2階ギャラリーに展示されていた。
3か所それぞれ拝観料を払う。 -
2階のギャラリーからテラスに出ることができったので、たくさん撮影。
サンマルコ広場(157m×82m)の右側は15~16世紀の旧政庁、左側は16~17世紀の新政庁、正面は19世紀ナポレオンのヴェネツィア制覇後に造られたナポレオンの翼壁。 -
昨日、到着早々上った鐘楼
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サンマルコ広場に鐘楼の影。
昔は陽射しを避けてこの影(イタリア語:ombra)でワインを飲んだことから、バーカロで飲む小さいグラスに入ったワインを“オンブラ”と呼ぶ。 -
11:00 ちょうど鐘が鳴りだし、屋上の女性像が鐘を打つように動いていました。
鐘楼 建造物
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ドゥカーレ宮(ドージェ宮)~国会議事堂兼首相官邸
ベネチア・ゴシックの最高峰と唄われるドゥカーレ宮殿の入口は海側にあります。
その国家元首の住まいであり、行政に関わる全ての機能が集められていたのがドゥカーレ宮殿。
ヴェネツィア共和国の国会、行政、裁判所、兼 総督の居城だった。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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中庭
総督はドージェと呼ばれ、古くは東ローマ帝国により承認された役職を指していた。
ベネチアは共和国時代を経て、貴族が政治をしく時代を迎えた。大評議会と呼ばれるベネチア貴族の議会が12世紀に作られ、評議会によって総督が選ばれた。
(TV 一度は行きたい街巡り12)
ドゥカーレ宮(ドージェ宮)?国会議事堂兼首相官邸
「君臨すれども統治せず」、ベネチアが千年以上も繁栄したのは、その政治システムの良さにあった。ドージェ(国家元首)が統治して全ての重要事項に関与したが、6人の補佐官の半数以上が賛成しなければ、物事を決定できない政治システムとなっており、独裁は行えないようになっていた。優れた政治のチェック&バランス機能がはたらき、素晴らしい民主主義が機能していた。 -
16世紀のブロンズ製の井戸。
慢性的に水不足だったベネチアでは、14世紀の条例では、すべての住宅で雨どいを設置することが義務付けられていた。地下には砂をひいて雨水をろ過し、井戸に集まってくる水を飲んだ。
今の日本では一人1日200リットル必要だと言われているが、16世紀のベネチアでは1日5~6リットル。お金持ちの人でも10リットル、貧乏な人は1.5リットルという記録が残っている。 -
金箔、漆喰、フレスコ画で装飾された16世紀 “黄金階段”で2階から4階へ上がる。建物外観の繊細さと違ってコッテリ系! 外国の要人など限られた人だけが通行できました。
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4階 “4つの扉の間” ティツィアーノ作 “祈りをささげるグリマーニ総督”(1575-1576年頃)
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“4つの扉の間” ティエポロ作 “ヴェネツィアの海神のオマージュの受容”
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“4つの扉の間”から、“謁見控えの間”へ
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“謁見控えの間” ヴェロネーゼ(1528-88年)作 “エウロペの略奪”
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各国大使との謁見や条約の調印などに使われた“謁見の間”
天井は、ヴェロネーゼとその弟子による11枚の板絵 -
“謁見の間”の玉座の壁を飾る、ヴェロネーゼ作 “レパントの海戦の勝利を感謝するヴェニエル総督”(1581-82年頃)
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“元老院の間”
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“謁見の間?” ティントレット(1518?94年)作 “サン・マルコ広場で聖マリアにかしづく総督アンドレア・グリッティ”
“謁見の間?”へ。ベネチアの総督が、各国の大使たちと公式に接見していた場所ですね。ベネチアの力を見せるためか、玉座にはヴェロネーゼ作の『レパントの海戦の勝利を感謝するヴェニエル総督』の絵があります。レパントの海戦は、ベネチアが東地中海の制海権をめぐってオスマン・トルコと戦い、勝利した海戦 -
“元老院の間”の天井中央は、ティントレット作 “ヴェネツィア称揚”
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“十人評議会の間”?強い権限を持った限られた人数の議員たちと総督によって
重要事項を評議した部屋で、共和国政府の中枢機関 -
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“武器の間”
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最大の部屋 “大評議の間”(54×24m)では、およそ2千人による国会が開かれていた。
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“大評議の間” 世界最大の油絵、ティントレット作 “天国”(7×22m)?ベネチアは幾度となく外国からの侵略を受け、共和国の人々はそれらを強大な海軍力で跳ね返してきた。“天国”には勝利を重ねたベネチアをキリストが祝福する場面が描かれている。
楕円形の天井画はヴェロネーゼ作 “ヴェネツィアの勝利”
15世紀後半から16世紀にかけてヴェネツィア派の絵画が隆盛を極めました。その特徴は鮮やかな色彩。
ヤコポ・ティントレット(1518-94)は生涯をこの地で送ったヴェネツィア派の比類なき天才です。16世紀ヴェネツィア画壇の頂点に君臨し、教会や宮殿などこの街の象徴とも言える場所に彼の作品が残っている。(ドゥカーレ宮殿 大評議会の間 この絵は「天国」1588-92)鮮烈なる色使いと緻密な人物描写。
どこにある?→「奴隷の奇跡」(1547-48頃)は、ダイナミックな構図と躍動感
レオナルド・ダビンチから100年、色の魔術師ティントレット。
(美の巨人 2016・12・07) -
“謁見の間”~ベネチアの総督が、各国の大使たちと公式に接見していた場所。
玉座の絵は、ヴェロネーゼ作“レパントの海戦の勝利を感謝するヴェニエル総督”~地中海の制海権を握っていたオスマン帝国海軍に対し、1571年スペイン全盛期のフェリペ2世、ローマ教皇ピウス5世、ヴェネツィア共和国のキリスト教3国の連合艦隊が戦って勝利した。しかし翌年には奪回される。 -
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牢獄へ渡るため息橋からシャバを覗く。
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出してくれ~ (→o←) \(--#) 反省しろ! と、言ったかどうか・・・・
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トラ箱だったのか? 政治犯を入れたのか? 海の前なので湿気が、、、、刑期を終える前に病気になりそう。
牢獄は予想以上に大きな建物で、無駄に時間を使ってしまった。行かれる方は、早々に引き返すほうが良いと思います。 -
つづく
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