祇王寺の庭はただひたすら青く　詩仙堂の青く白い庭には赤い花が溢れ出していた。

2016/06/05 - 2016/06/05

青葉の季節。二週間前の東福寺と鞍馬寺の京都市内の北と南を巡る午後半日だけの旅に続いて、この日は、祇王寺と詩仙堂を巡る京都市内の西と東を巡る午前半日だけの旅に出かけました。

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

朝早く自宅を出て自転車で嵯峨野の祇王寺にに向かいました。

落柿舎の前に広がる畑の朝の風景です。

拝観開始は９：００ですが、祇王寺に９時半少し前に到着しました。

すでに門前には１０数名の東京からお越しの団体？の観光客の皆さんが集まり、ガイドの男性の方の解説に聞き入っておられました。

そんな皆さんの間をすり抜けて、祇王寺にこの日一番乗り？
しかし、静かな朝の祇王寺を楽しもうと、すでに数名の方が苔の緑の清々しい息吹を浴びていらっしゃいました。

ただひたすら青い祇王寺の庭。

青もみじの瑞々しさも、紅葉の季節に負けないくらい絵になります。

蒼いキャンバスに描かれた青もみじです。

この後修学旅行生のグループが次々にやってきました。
元気な皆さんもこの庭の中では声も控えめ。
日常こうした空間に身を置く機会はあまりないかもしれませんね。

「君たちどこから来たの？」先ほど門前にいらした団体の男性が女子中学生のおひとりに尋ねられました。
「東京です。」「あっそう。一緒だね。東京のどこ？」「葛飾です。」
東京からお越しいただいた紳士と中学生の皆さんが静かにこの庭を眺めていらっしゃいました。

祇王寺桜。祇王寺にも桜があるようです。

ただひたすら青かった祇王寺を後に詩仙堂に向かいました。

１１時半過ぎに自転車で詩仙堂に到着。嵯峨野からの自転車…疲れました。

白砂の庭に植えられたサツキから赤い花が姿を見せてくれていました。

詩仙堂は紅葉の名所として人気ですが、個人的にはサツキの咲くこの時期がもっとも詩仙堂らしいように思っています。

サツキの丸い頭越しに青もみじ。

この時期もみじは青いけれどサツキが赤く庭を彩ります。

祇王寺のように青一色ではありませんが、こちらも清々しい姿を見せてくれる庭です。

苔も元気。

これは万両？
今朝の雨のしずくが、瑞々しい姿を演出していました。

孫の世話で運動不足ではないはずですが、体力不足。
祇王寺から１２〜３?程度のサイクリングですが結構疲れました…。

詩仙の間座り、丸いサツキをを眺めて呼吸を整えます。

庭のサツキに心身ともに癒されて庭に出てみることにします。

詩仙堂の建物から眺めるサツキに比べ庭から眺めるサツキはよりたくさんの花を咲かせていました。

庭からはちょうど南面のサツキを眺めることになるからでしょうか。

ひとつひとつのサツキの花はとても華美ですが、少し離れてサツキの緑から顔を出す姿を眺めるとは可憐です。

庭から眺めるサツキ。

こんな赤い花も咲いていました。

初めて見たような気がします。
紫陽花の仲間のようにも思えるのですが。

最後に赤く染められたサツキ越しに嘯月楼をもう一度眺めて詩仙堂を後にしました。

この旅行記へのコメント （2）

• 甲斐駒岳さん 2016/07/07 09:24:50

  今日は〜

  お初です。日本的の自然、特に青い樹木、また、花も素敵です。
  私も、自然が大好きで、国内、外を一人で、見物して歩いてます。

  koumeさん からの返信 2016/07/09 01:47:52

  RE: 今日は〜

  甲斐駒岳さん　こんばんわ。
  
  Koumeと申します。どうぞよろしくお願いいたします。
  
  昔は山登りが好きで、甲斐駒にも登ったことがあります。
  
  南アルプスは好きな山がたくさんあるのですが関西方面からは登山口にたどり着くまでが遠いのが難点でした。
  
  　Koume
  
  > お初です。日本的の自然、特に青い樹木、また、花も素敵です。
  > 私も、自然が大好きで、国内、外を一人で、見物して歩いてます。