2016/02/28 - 2016/03/06
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Hiro Kayさん
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2015年2月、12年ぶりにニューヨークを訪れる。なぜか?
Yelpを始めとするネット情報を駆使すると、ものすごくレアな世界の各国料理を食べることができ、さらには、日本ではなかなか触れることのできない宗教施設がてんこ盛りだということがわかったからだ。
この旅行記には、いわゆるマンハッタンやブルックリンといったオシャレ雑誌が行く場所は、一切出てきません。出て来るのは、ジャイナ教徒向けの料理やウズベキスタン系ユダヤ人のレストラン、ゾロアスター教やチベット仏教のお寺などです。そういうのに興味ある方は、是非参考にしていただきたい。パート1は、自分たちで勝手に命名した「ニューヨークの鎌倉」とも言える、クイーンズのフラッシングを巡ります。
ちなみに、2015年の様子は、こちらの方に映像をアップしておりますので、ご覧いただければと思います。
e-food.jp 15year Anniversary
https://vimeo.com/130948050
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ここは、ニューヨークのクイーンズにあるフラッシング駅。地下鉄の7番線の終点の駅です。かつて日本人が多く住んでいた地域でもあり、70年代80年代にニューヨークに住んでいた日本人にとっては、馴染みの街でもあります。
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が、今では信じられないほど中国で一杯です!
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元々、マンハッタンの中華街は、広東語を話す人たちの町。そこで1970年代に北京語を話す台湾人の移民は、もっと静かなこの町を選びました。それと同じ時期に日本人が住んでいたというのも感慨深いものがあります。(ちなみに韓国人も住んでいましたが、彼らは気持ち東の方へ移ったそうです。韓国の人に聞いたらニューヨークで一番うまい韓国料理店は、フラッシングにあるとか)
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北京語が共通語ということもあり、本土からやってくる北京語話者の人たちが各地から訪れるようになり、今では、アジア圏以外で最大級の中華街となり、今も拡張を続けています。
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そんな町だから、その食文化たるや半端なく豊かです!
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朝の9時くらいから、こんな感じで賑わっています。中国人の食への追求は素晴らしい!
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もう色々食べたいけど、行きたい店が決まっていたので。。。我慢!
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町の中心には、大きな最新のフードコートや呑んべい横丁のような昭和チックな小さな飯屋が軒を連ねています。こうした小さなお店から、出世してマンハッタンに店を構える人たちも多いとか。この横丁ちょっと見ただけでも、蘭州や温州などと書かれています。
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クミンラムバーガーや麺類で有名なXian Famous Foodsという店を多くマンハッタンで見ることができますが、ここがその発祥の地です。こちらは、その元祖のお店です。上の写真の横丁のようなモールにあります。
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こういう横丁に入ると、こんな感じでモクモクしていて、本当に美味しそうなんです!
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西安以外にも蘭州やら天津やら青島やら雲南やら北方やら北南やら、もうキリがないほど見知らぬ中国地方ワールドの店が展開。
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多分、1日フラッシングで中華食べ続けても飽きないです!ここは、四川かな。
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ここは、大型フードコート。30軒くらいのお店が並んでたかな。
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その30軒近くが、ほぼすべて中国料理!1、2軒、日本っぽいのと韓国っぽいのがあった。
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ここにくれば最新の中国料理を堪能できます。
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こういうのも食べた事ないもんな。。。定食っぽい
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行きたかった店は、こちら。上海の有名な店に似てる名前ですが、別の店のようです。ここがYelpの評価が一番高かったので、ここにしました。
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朝8時からやってる。
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間違いない小籠包。
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他の料理も間違いなく美味しかったんだけど、もっとエキゾチックな地域の料理にしとけば良かったとちょっと後悔。でも、美味しいものを食べたいならこの店は、間違いないです。お昼は、きっと混むと思う。朝おすすめ!
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さて、フラッシングの中心から少し移動します。地図を見てもらうとわかりますが、少し南下するとインド系のお店がチラホラ。PATEL Brothers は、全米各地にあるインド系スーパー。ネットで調べたら、本当にたくさんあった。http://www.patelbros.com/
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スパイスとお米の種類の豊富さには、圧倒されます。そして、お店がとても清潔です。
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こういう緑ものが安くてうらやましい。
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インド系やアフガン系のお店が、町の南にはありますが、数軒ある程度。やはり圧倒的に中国のお店が多いです。続いて歩いていくと、こんな店を発見!林彪の研究学舎!気になる〜!でもお店は、青島の餃子のお店なんですが。。。
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徒歩10〜15分行ったとこに、こんなお寺があります。
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今回の目的は、こうした現地の宗教施設。ニューヨークの多様性をこの目で見たかった。寺には、おばちゃん2人が茶をすすっていました。入って良いと聞くと、すんなり入れてくれた。
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特に、おばちゃんたちは、説明するでもなく。。。ま、とにかくフラッシングは、ちょっと歩くと郊外にある普通の町のようになるのですが、考えられないくらい多様な宗教の施設がある。
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他にもヒンドゥー教の寺院が数カ所あり、さらにシク教、キリスト教(正教徒から韓国、中国系まで)、ユダヤ教、仏教(中国系から日蓮宗まで)、イスラム教など、数え上げるときりがない。これはモスクで、上の寺院から徒歩2分くらいの場所にある。モスクに入ってみたけど、ちょっとよそ者には、愛想がなかった。。。残念。ちなみにパキスタンとアフガン系が多く集うモスクのようです。中にお土産ショップがありました。このモスクは、ちゃんと連絡とってから見学した方が良いですね。
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そして、今回フラッシングを訪れた理由ナンバー1、ヒンドゥー教の寺院です。中国寺から徒歩1分。これだけ寺巡りできるフラッシングは、さしずめ「ニューヨークの鎌倉」だねと、同行者と冗談めいて語っていた。が、しかし、このフラッシングの歴史を紐解くと、17世紀中頃、宗教の自由を求めてQuakerたちが入植したアメリカ初の場所でもあるのに気付いた。つまり、この町自体が宗教の町として発展したことがわかった。
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そんな場所に、北米で最も古い由緒あるヒンドゥー寺院ができたのは、偶然じゃないと思う。ちなみに、昔この場所には、ロシア正教の寺院が建っていたそうです。ニューヨークは、このように移民たちが随時入れ替わって成り立っている街なんです。
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実は、この寺院を訪れたのは、2度目。本当は、写真は厳禁なのですが、許可をいただき撮影しています。前回は、日曜に訪れて儀式を見ることができました。
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今回は、渡航前にメールで問い合わせて、食と宗教について取材させてくださいと連絡。丁寧に寺院の中の神様も一体一体説明してくれ、ヒンドゥー教についてど素人の私にとっては、様々な発見と神道や日本の仏教との共通点に驚くことばかりだった。
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ちなみに、この寺院は、南インド系の人々が集まるガネーシャをメインに添えた寺院。
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メインの神様ガネーシャ。面白かったのは、どの神様の台座の下にも鉱物や宝石などを埋めてあるらしく、その鉱物に宇宙からエネルギーを取り入れて、その力を神様からさずかるというのが基本コンセプトにあるそうなのだ。他にもいろいろな理由があり、そうしたある種の合理的な考えかたがインド人の中にあるからこそ、理系の考えかたが宿るのかなあと思ったりした。一つ一つに意味があるって、人間にとってすごく刺激的なことで、それが太古の昔からあるってすごいなあと思った。
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シバ、ヴィシュヌ、ブラフマンの3神も祀っている。で、どの神様にも、こういうマスコット的な動物が守っている。というか乗り物らしいです。ちなみに、これは、どう見ても牛頭です。墨田区の神社にいる子と同じ。すごく親近感!
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これは、多分ネズミです。ガネーシャの乗り物。
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昨年、フラッシングのシク教の寺院に訪れ、異民族の私たちを何のわだかまりもなく迎え入れてくれた感動が、今回の旅の原動力の一つだった。ヒンドゥー教という、これまた日本人にとって馴染みのない宗教に触れた。しかし、馴染みがないのは忘れてしまっているだけで、ヒンドゥーの三神が、梵天、大黒天、吉祥天であることを考えると、昔の日本人は、本当に世界中の民族宗教を受け入れて文化にしてきた寛容的な民族だったんだなと、説明を聞きながらそんなことを考えてた。
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そのあと、地下にある食堂へ。メニューが何気に近代的です。
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この食堂も多くの中国人やアメリカ人たちが普通に食べに来るという。また、いろいろなお祭りが行われていて、9月の大祭では、パレードを行い寺院に本物の象までやってきて、インド人だけでなく大勢の他宗教の人もやってくるという。
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おすすめのポンディチェリ・ドーサ。
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具沢山で結構辛い。南インドなので、やはりベジタリアン。でも、旨味があってどっしりしていて美味しい。
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食べたことのないBisibelebathという米料理。サンバルが混ざったチャーハンみたいな感じ。カレーおじやみたいです。カルナータカ州の料理だそうです。
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食堂に隣接して、お土産屋さんもあります。
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台所に飾る神様だそうです。写真右は、一緒に取材に行ったe-foodのYuricoさん。買って帰られました。
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館長みずからお話をうかがう。この寺の成り立ちから、フラッシングのこと、料理のこと、お祭りのことなど、いろいろ丁寧に話してくれた。館長曰く、誰もが「和」の心を持って平和に暮らしているという。歴史的に見て、おそらくモスクや仏教寺院は、あとから来たと思われるが、それもこれもQuakerの宗教の自由という土台の上、北米一のヒンドゥー教の寺院を立てた館長(創始者でもある)の人柄がそれを可能にしたように思えてならない。それほど、とても温かみのある気持ちのいい人で、彼女の人徳の高さを感じた。フラッシングでは、こうした様々な宗教の人たちが連携して互いに敬意を払うコスモポリタンな場所でもあるという。なんか冗談のように言っていた「ニューヨークの鎌倉」があながち間違いでもないようなのだ。
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鎌倉時代に日本独自の仏教の教えが生まれ、それによって日本は新しい国として歩み始めた。鎌倉に行けば、その痕跡を見ならがら「寺巡り」をすることができる。それは、日本の独自の文化を再確認する旅だ。フラッシングに行けば、Quakerの宗教の自由の土台のもとに、世界中の宗教の「寺巡り」から「和」の心を学びとることができる。そこからは、日本人が忘れてしまったものを感じることができる旅になるんじゃないかと思う。
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その町で、ニューヨークの一番うまい中国料理と韓国料理(そしてインド料理)を食べられるなんて、「今」の日本人にとって出来すぎているくらいのセットアップだなあと思ってしまった。本当にニューヨークに来たら、是非訪れて欲しい町の一つです。
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