2016/04/27 - 2016/05/03
520位(同エリア920件中)
加野山さん
世界中のばったもんを集めまくった、「大塚国際美術館」。
しかし、「贋作だから」と侮るなかれ。
世界中の名画が原寸通り忠実に陶板で再現され、しかも至近距離で見れる上、触れちゃうんだぜっ (・∀・) !
名画好きの人は絶対行くべき美術館です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
有名なポンペイの「秘儀荘」の壁画。これも陶板でごさるよ。すげー。
一応定説としては
「これから酒飲んで、みんなでエロい事をやります!(激しく省略語)」
という場面が描かれているらしいが、近年の歴史家が言うには
「ちゃうねん。これは婚礼儀式の場面で、これから結婚式が行われるんやで」
という説も上がってるそうです。 -
ところで、この秘儀荘にある模様・・・分かりますか?
そう、「ラーメン丼」のアレです。
正式には「ギリシア雷文(らいもん)」といわれ、中国では魔除けの効果があるらしい。
ポンペイ滅亡といえば今から2000年前ですよ。その時すでに「唐草模様」があったのかっ!!
ローマから中国に渡り、そして日本へと伝承されていったのでしょうね。 -
ギリシャのマケドニアの首都「ペラ」から出土したモザイク画『獅子狩り』です。
これは、左側のアレクサンドル大王の左足をライオンが押さえているが、
右側のマントのお友達がこれを助けている、小石で作られたモザイク画です。
・・・・陶板で小石? -
マジか〜〜っっ!!
本当にボコボコしています。触れますっ ! 触っても怒られません(笑) !
これ、紀元前300年頃の再現ですよ。
どうやってここまで再現出来るのでしょう( `ー´)ノ -
教科書で誰もが一度は目にするフレスコ画です。
ナポリ国立考古学博物館にある「イッソスの戦い」のアレクサンダー大王の
レプリカ。
これもポンペイで出土されました。 -
こちらも触れます。モザイクの微妙な凹凸まで再現していて芸が細かい!
大塚グループが目指しているのか「単なる転写じゃない」ところに感動を覚えます。 -
上記の「顔」は、戦いの最中にひっくり返った兵士が、自分が持っていた盾に
自分の顔が映り込んだところを表しています。
その頃から鏡の概念があったんですね〜。 -
パリスの審判。このモザイクは2世紀に古代ローマの豪華な邸宅の食堂を装飾していたものだそう。
物語はこうです。
とある結婚式、ギリシャのすべての神々達が招待されました。
しかし、招待されない女神がいました。「争いの神エリス」です。
ムカついたエリスは「一番美しい女神へ」と書いた黄金のリンゴを宴の席へ投げ入れます。
そこに3人の女神が名乗り出ます。
ゼウスの妻ヘラ「私が一番美しいわ」
ゼウスの娘アテナ「いいえお母さま、私が一番綺麗なのよ」
美の女神アフロディーテ「美の女神の私が一番に決まってるでしょう!」
女神はゼウスに「さぁさぁ、誰が一番か決めて!」と詰め寄ります。
ヘタレな全能神ゼウスは、ごく普通の人間、羊飼いのパリスに丸投げしましたw
今度は女神たちがパリスに詰め寄ります。
ヘラ「私を一番美しいと言えば、あなたに富と権力をあげましょう」
アテナ「私を一番(ry、あなたに戦場での誉と名誉をあげましょう」
アフロディーテ「私(ry、人間の中で一番美しい女性を妻にして差し上げるわ」
パリスは考えます。
「富も権力もいらないし、戦争も嫌だし、じゃあ綺麗なヨメさんが欲しいでス!」
かくして黄金のリンゴはアフロディーテのものになりました。
しかし、「人間で一番美しい女性」はもうすでにスパルタ国の人妻だったのです。
パリス(実はトロイアの王子)に女性を略奪されたスパルタ国は激怒。
かくしてかの有名な「トロイア戦争」の火ぶたが切って落とされたのでした。
争いの女神の力、スゲー( ;∀;)!! -
カルトン・アンゲランの「アヴィニョンのピエタ」。
十字架から降ろされ、弓なりに反ったキリストの身体と、
我が子の亡骸を膝に抱いた聖母の祈る姿が痛々しい、とても印象的なピエタですが、
右側は香油壺を手にしたマグダラのマリア、左側は使徒ヨハネですが、
左端の白い服を着た人物はどんな聖人なんでしょう? -
実はこの人、「寄進者」と言って、この絵を描いてもらうための
スポンサーさんなのです。
この人物のように神と目を合わせていない、あさっての方向向いてる人が描かれていたら
すべてパトロンだと思ってもらって間違いないです(笑)。 -
この辺でお昼の時間となりました。
いつもの旅行なら昼間っから「びいる♪」を注文する加野山ですが、
まだまだ絵画を見なくてはなりません。酔っぱらってる場合じゃないww
阿波地鶏の柚子胡椒焼きをいただきました。ライス、スープ、サラダ付で1000円。 -
とっとと食べて回りますよ〜。
ゲルニカ。 -
ムンクさん。
-
クリムトのアデーレ。
ちょい前、「黄金のアデーレ」という映画で有名になりました。
ナチに略奪されていた名画です。 -
ゴッホのオーヴェールの教会。
-
ちょっと画像では見ずらいですが、
ゴッホのあの独特のタッチがうまく表現されています。
加野山はNYの近代美術館でゴッホの絵を見た事がありますが、
なんというか・・「キ○ガイじゃないと、あのタッチは出ないな〜」
と思った事を記憶していますw -
皇帝ナポレオンとジョゼフィーヌの戴冠式。
-
本物はルーブル美術館にあります。
-
エヴァンゲリオンが好きな人にはすぐ分かる、
「我が子を食らうサトゥルヌス」。
この絵を描いたゴヤですが、自分の別荘の食堂やサロンの壁にこのような
黒をモチーフとした暗い絵を描きつけました。
・・・・食堂にこんな絵を飾るのか(-_-;)。 -
修復前の「最後の晩餐」と〜。
-
修復後の「最後の晩餐」。
最期の晩餐は、聖書に出で来るキリストの物語の一節を絵画にしたもので、
ローマ軍に捕まる前夜、12人の弟子達と食事をするシーンを描いたものです。
古今多くの画家が描いており、登場人物は全員特定出来ています。
左側から順に、バルトロマイ、小ヤコブ、アンデレ、ユダ、ペテロ、ヨハネ、
キリスト、トマス、大ヤコブ、フィリポ、マタイ、タダイ、シモン、の13人です。 -
「ダ・ヴィンチ・コード」で有名になった「M」の図。
定説」によれば、キリストの左横はヨハネですが、映画では「マグダラのマリア」と
仮説を立てて物語は進んでいきます。
そう言えばネットで面白い動画を見つけました。
まぁ、「トンデモ仮説」ってやつです(笑)。
とは言え、何というか・・・ダ・ヴィンチって人は、明らかに意図的に
この構図を考え抜いている(アナグラムを隠している)との印象を持ったのは事実です。
ローマ法王庁からしたら、むっちゃ苦々しい仮説ですが。だから面白いんだけどね。
「ダヴィンチの最後の審判の絵は、赤ん坊の絵が隠されている」
https://www.youtube.com/watch?v=HLSDiNjWXR8 -
こちらも「ダ・ヴィンチ・コード」に出てきた、「洗礼者聖ヨハネ」。
挑発的に天を指すポーズは、「最後の晩餐」でトマスが「裏切り者は1人ですか?」と
イエスに尋ねているポーズと酷似しています。
これにもとある仮説があります。
普通、最後の晩餐の場面に洗礼者ヨハネが描かれる事はありませんが、
同じポーズをとらせることで、「トマス=洗礼者ヨハネ」というアナグラムができ、
そうすることによって「ヨハネ=マグダラのマリヤ」というアナグラムが出来る、と。
いやはや、歴史研究家って凄い事考えますなっ( `ー´)ノ -
「モナリザ」ですよ。
もう、じ〜っくり見ました。 -
この美術館ならば、ガラスで覆われた絵画ではなく、
至近距離から思う存分眺められます。 -
この写真は2014年、加野山がルーブル美術館を訪れた時のです。
「モナリザを眺める観光客」の図です。
残念ながらモナリザの前にはあのように柵があり、近くへ行く事は出来ません。
何度も盗難にあってるし、大量の観光客は来るし、仕方ないのかも知れませんが。 -
「もう疲れたよ、パトラッシュ・・・」で有名な
ルーベンスの「キリスト昇架」。 -
これも一種の広告塔。「友情のイコン」と呼ばれます。
キリストが肩を抱く人物は、聖メナスといって、別に同年代に存在した訳ではありませんが、
「私(聖メナス)はキリストととっても仲が良いんだぜ〜」という絵を残す事によって、
キリスト教の教えを確立してったそうです。 -
ドゥロ(Durro)のサン・キルク聖堂に飾られていた板絵です。
聖女ユリッタとその息子、キリスクが拷問されて死ぬ場面です。
こうした表現こそが、真の殉教精神に迫る手段だったのだそうですが、、、
子供が悪いことしたら地獄に落ちるよ〜、と親に脅されるようなもんですかね(-_-;) -
こちらも2014年、ルーブル美術館入口の写真です。
朝一(9:00)でもうこれですよ。
ゲートをくぐった人々はダッシュで階段を駆け上がり、(めっちゃ広いです)
サモトラケのニケが飾ってある中央階段を走り抜け、「モナリザの部屋」へと
突き進む訳です。行く人は長蛇の列を覚悟してね(笑)。
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