2015/08/08 - 2015/08/09
13位(同エリア45件中)
ももんがあまんさん
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今回は8月の8日と9日、2日間の旅行記です・・・「オータン」から、目的地の「ヴェズレー」までは 150km以上、真っ直ぐ北上して「ソーリュー」を経由するルートも有ったのですけれど、誰も行かないだろう、マイナーな町をと思って、「シャトウ・シノン」の町を経由する事にしました・・・理由は、町の名前が気に入っただけですけど・・・さて、どんな町だったでしょうか・・・?
「シャトウ・シノン」からは、ショボショボと降る雨の中を、クネクネとした曲り道を北上、一泊2日で「ヴェズレー」まで・・・途中、何故か、アイルランドのトラディショナルな音楽をやっていた、湖の脇の「キャンプ場」とか、あの、ルイ14世の、要塞請負人「ヴォーバン」の墓のある教会とか、思いがけないモノに出会いながらの旅・・・誰も走らない、マイナーなルートだと思うけど、それなりに楽しめました。
今回の表紙の写真は、ロマネスクの至宝と言われる。「ヴェズレー」の「サント・マドレーヌ聖堂」、その堂内の「柱頭彫刻」・・・結構有名な「神秘の粉挽き」・・・左の男は、農奴が着る丈の短い服をまとった「モーゼ」で、 右側は、自由農民のトーガを着て、小麦粉を袋で受けている「パウロ」なのだとか・・・その含意は、神との「旧い約束(律法)」を、キリストとの「新しい約束」に、粉挽き機を使って、挽きなおしている図なのだとか、因みに、wizさんの旅行記によれば、「碾き臼」は、「イエス・キリスト」を意味しているのだとか・・・なかなか、洒落てます・・・それにしても、パウロ、やっぱり少し、ハゲてるように見えますね・・・?
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 船 自転車 徒歩
- 航空会社
- 大韓航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
8月8日(土) オータン郊外 ブルゴーニュ
次の目的地は「ヴェズレー」です、真っ直ぐ北上して「ソーリュー」を経由するか、西へ向かって「シャトウ・シノン」の町を経由するか、暫し迷ったのですけれど、「シャトウ・シノン」の名前の響きが良い感じだったので、西へ走る事にしました、どんな町なのかは、全く予備知識無し・・・やや、空模様の怪しい中の出発です・・・遠くに見えてきたのは、「オータン」郊外の「ローマ遺跡」・・・ -
Le temple de Janus オータン
「ヤヌスの神殿」の跡・・・「ヤヌス」とは、ローマ帝国においては、「入り口と出口を司る神様」なのだそうですけれど、ローマ市内における、この神殿の扉は、「ヤヌスの門」と呼ばれ、ローマが対外戦争を戦っているときには、常に開かれていることになっていたとか・・・ローマ建国以来、1200年の間、この「ヤヌスの門」が閉じられていた、戦争のない、平和の時代は、累計で、50年も無かったのだとか・・・戦後70年、戦争をしなかったというのは、凄い事なのですね・・・徳川時代は、250年、戦争をしなかったし、日本の縄文時代の遺跡には、約10,000年、戦争の跡が無いのだとか・・・弥生人(渡来人)が来てから、日本人は、戦争をするようになったらしい・・・長州人の戦争好きは、何処から来ているのか・・・?ジャニュス寺院 寺院・教会
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オータン
振り返って見る「オータン」の町・・・ -
オータン郊外 ブルゴーニュ
「ヤヌスの神殿」の近くにいた「ワンちゃん」・・・デカいけれど、人懐っこいです・・・犬種は何なんでしょうね・・・キンタマーニ・ドック↓と言うのに似てますけど、インドネシア原産ですし・・・まさかね?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%B0 -
ヤヌス神殿(Ruin) オータン郊外
どんな神殿だったのか・・・ほんの一角が残ってるだけなんでしょうけれど・・・ワタクシの想像力では、チョット、想像つきません・・・ -
居所不明 ブルゴーニュ
雨が降ってきたので、小さな村の教会で、少し雨宿り・・・ -
居所不明 ブルゴーニュ
ショボつく雨の中を「シャトウ・シャロン」へ走ります・・・雨宿りの村を探して、何処をどう走ったのか、良く解りません・・・只今迷走中・・・ -
居所不明 ブルゴーニュ
ワタクシと同じ、濡れネズミの「ロバクン」・・・八月だというのに、冷たい雨です・・・ -
D 978号線 ブルゴーニュ
ようやく本線道路に戻って・・・「シャトウ・シノン」の町を目指します。 -
D 978号線 ブルゴーニュ
「シャトウ・シノン」のの看板が出てきました・・・ -
Chateau Chinon ブルゴーニュ
町の城門・・・上の写真の「案内板」の絵は、これですね。 -
シャトウ・シノン ブルゴーニュ
メインストリートの街並み・・・まあ、普通ですね・・・「Office de Tourism」で、「お城は何処?」って聞いたら、「お城は無い・・・昔は有ったんだけど・・・」と言う御言葉・・・町の名前が「シャトウ・シノン」なのに・・・暫し「絶句!」。 -
シャトウ・シノン ブルゴーニュ
仕方がないので、お昼にします・・・温かい「ケバブ屋」さん・・・ -
シャトウ・シノン ブルゴーニュ
雨がまた降ってきたので、カフェに入って、食後の「カプチーノ」・・・ -
シャトウ・シノン ブルゴーニュ
カフェでお休み中の「ワンちゃん」・・・「ジャーマン・シェパード」ですね。 -
シャトウ・シノン ブルゴーニュ
せっかくですから、町の観光を・・・まあ、普通の町ですけど・・・雨で、画面が暗い・・・ -
シャトウ・シノン ブルゴーニュ
戦争の「慰霊碑」と町の風景・・・因みに、この町は、あの「ミッテラン大統領」が、1959年から約22年間、市長をしていた町なのだそうです・・・「ミッテラン」は、社会党出身の大統領として、労働時間の短縮や有給休暇の増大、死刑廃止などの政策を推進・・・国際的には、EU統合の「マーストリヒト条約」や「シェンゲン協定」に署名、ユーロの導入にも力を尽くし、ドイツとの融和、一つのヨーロッパと言う「理想」に力を尽くした大統領・・・問題が無かったとは言えないが、日本には存在しない、それなりに価値のあるリーダーの一人だったと思う・・・・誉め過ぎかもしれないけれど、少なくとも、シラクやサルコジよりは、かなりマシに見える・・・?
因みに、不倫と隠し子が発覚して、記者に質問された時・・「それが、何か?」と答えたのは有名な話・・・あっという間に、沙汰やみになったとか・・・実は、夫人の方にも、愛人がいたとかで・・・不倫は「文化」の国だったのですね・・ハハ・・ -
シャトウ・シノン ブルゴーニュ
町の広場、とんがり屋根の、ブルゴーニュ風教会の有る町・・・ -
シャトウ・シノン ブルゴーニュ
面白い「豚肉屋さん」が有ったので、撮っておきました。 -
シャトウ・シノン ブルゴーニュ
店頭の「ディスプレイ」・・・なかなか面白い・・・ -
イチオシ
シャトウ・シノン ブルゴーニュ
可愛すぎ・・・食べられるかな〜・・・?
町の印象 ★★★ 名前ほどでは無いですね・・・城が無いなんて、「詐欺」だし・・・普通の町の普通の生活、豚肉屋さんが「Tres bien」、★一つオマケ。 -
D 37号線 ブルゴーニュ
小やみになったかと思って走りだしたら・・・とんでもない・・・大雨になってきた・・・ -
D 12号線 ブルゴーニュ
降ったりやんだりの中を走ってます・・・今日中に「ヴェズレー」まで行くのは、絶対に無理ですね・・・ -
Camping les Soulin D 12号線 Corancy ブルゴーニュ
「シャトウ・シノン」の「Office de Tourism」で、教えて頂いた、湖の脇の「キャンプ場」です・・・特別大きくは無いですけど、田舎の割に、ソコソコ賑やか・・・ -
イチオシ
Lac de Panneciere Chaumaud Camping lea Soulin
湖と言うより、水溜りと言う程度に見えますけど・・・美しい風系の中にある「キャンプ場」、それは間違いないですね・・・今日は、雨降りだし、早々に宿を決めて、休養日とすることに致します・・・ -
キャンピング 今宵の宿 コランシー
いろんなタイプの「キャンピングカー」が停まってますけど、これはなかなか、コンパクトで、良い感じ・・・あまりデカいのは、運転に気を遣うし、これくらいのは良いですね・・・ -
キャンピング・ル・スーラン コランシー
このキャンプ場には、バンガローは無いですけど・・・こんな、モンゴルの「パオ」の様な「ハウス」が、いくつか有りました。 -
キャンピング 今宵の宿 コランシー
ワタクシの「テント」・・・雨降りですけど、建ててしまえば、もう大丈夫・・・お隣さんが、すぐ近くですけど・・・今日は、混雑してるのです・・・ -
キャンピング・ル・スーラン
夜になって、キャンプ場のレストランに、アイリッシュ・ミュージックの楽隊が入ります・・・珍しいですね・・・ -
キャンピング・ル・スーラン ブルゴーニュ
夜遅くまで、休み休み・・・アイリッシュのダンス音楽が、流れてます・・・なかなか「盛況」・・・
本日の走行距離 44.5km/累計3,812.5km 明日は、「ヴェズレー」を目指します・・・雨が、上がりますように・・・ -
8月8日(日) Lac de Panneciere Chaumaud D 303号線
夜が明けました・・・湖の朝・・・と言うよりも、水溜りの朝・・・? -
イチオシ
Lac de Panneciere Chaumaud D 303号線
湖の脇に沿って、夜明けのサイクリングです・・・昨日の雨の気配が、残ってますね・・・また降りだすかも・・・? -
D 303号線 ブルゴーニュ
湖に流れ込む川「アンセン川」です。 -
Lac de Panneciere Chaumaud D 303号線 ブルゴーニュ
朝早くから、釣り人が数組・・・美味しい魚が住んでそう・・・? -
D 944号線 ブルゴーニュ
湖を離れて・・・「ヴェズレーへの道」を探します・・・ -
Lormes D 944号線 ブルゴーニュ
途中の村です・・・また、雨が降ってきたので・・・「カフェオレ」で一休みします・・・ -
D 42号線 ブルゴーニュ
雨が上がって、再び出発・・・「ヴェズレー」までは、あと30kmくらい・・・のんびり走っても、大丈夫・・・ -
Eglise Saint-Hilaire Bazoches ブルゴーニュ
田舎道を走っていると、チョット、気になる看板が有ったので・・・やってきました、「ロマネスク」の教会・・・ -
Statue de Vauban バゾッシュ
教会の脇に・・・何処かで見た顔・・・?・・・間違いなく「ヴォーバン」さん・・・ルイ14世の「要塞請負人」ですね・・・ -
サンティレール教会 バゾッシュ
実は、この教会は「ヴォーバン」さんのお墓のある教会なのだとか・・・全然、知らなかったです・・・マッタクの偶然・・・ワタクシは、これまで「世界遺産」になっている「ヴォーバンの要塞」を、12カ所中8ヶ所見てきたので・・・多分、「ヴォーバン」さんのお導き・・・かも? -
サンティレール教会 バゾッシュ
この石の下に、「ヴォーバン」さんが眠っているのだそうです・・・ -
サンティレール教会 バゾッシュ
その隣、「ヴォーバン家」の礼拝所・・・地味で、小さな教会で、此処だけ、チョット「煌びやか」・・・? -
バゾッシュ ブルゴーニュ
ついでですから、どんな村なのかも、見ておきます・・・ -
Mairie バゾッシュ ブルゴーニュ
「村役場」です・・・地元の英雄「ヴォーバン」の肖像が、飾られてます。 -
バゾッシュ ブルゴーニュ
ちょっと、枯れかけた「アジサイ」が咲いてました。 -
Ch?・teau de Vauban バゾッシュ ブルゴーニュ
バゾッシュの村はずれで見つけた「シャトウ」です・・・実はこれ、「ヴォーバン家」のお城なのだとか・・・この土地は、12世紀ころからの「ヴォーバン家」の本拠地なのだとか・・・過の「ヴォーバン」が、此処で生まれたかどうかは不明ですけど・・・多分、生まれたのでしょうね・・・? -
D 958号線 ブルゴーニュ
まだまだ薄暗い、空の下を「ヴェズレー」の村へ走ります・・・今にもまた、降りだしそう・・・ -
D 958号線 ブルゴーニュ
森の向こうに、村が見えます・・・ -
Pierre perthuis ブルゴーニュ
「ピエール・ペルテュイ」の村・・・ -
Maison Fort ピエール・ペルテュイ ブルゴーニュ
「Maison Fort」とは、要塞化された民家の事なのだとか・・・ -
ピエール・ペルテュイ ブルゴーニュ
緑の中の「美しい村」・・・ -
ピエール・ペルテュイ
遠くにぼんやりと「ヴェズレー」の丘が見えます・・・多分・・・? -
イチオシ
キュール川 ピエール・ペルテュイ
橋の上から見下ろした、小川の風景・・・ -
Saint Pere ブルゴーニュ
「ヴェズレー」の丘の、麓の村に到着・・・今日は日曜日、村人が集まって、何か「催し物」をやっているようです・・・ -
サン・ペール ブルゴーニュ
旧い井戸が残ってます・・・ちょっと、アンティークな村・・・ -
イチオシ
Eglise Notre-Dame サン・ペール
村の教会・・・ガーゴイルもいる、フランボワイヤン・ゴシックの教会のようですね・・・ -
Façade et narthex ノートルダム教会 サン・ペール
建立は、13世紀〜15世紀、ブルゴーニュ・ゴシックの傑作なのだそうです・・・フランボワイヤン・ゴシックの「炎」が燃えてます・・・ -
ノートルダム教会 サン・ペール
中央の上段に「キリスト」・・・周辺を聖女と聖人が囲むという「ファサード」・・・キレストの両サイドは、聖母とマグダラのマリアなのでしょうか?・・・少し珍しい構成の「ファサード」です。 -
ノートルダム教会 サン・ペール教会
ゴシックとしては、かなりユニークな形をした教会ですね。 -
ノートルダム教会 サン・ペール教会
塔に張り付く「マスカロン」・・・ -
ノートルダム教会 サン・ペール
「サン・ペール」の村の家並み・・・雰囲気在ります・・・ -
ノートルダム教会 サン・ペール
中世風の、外階段付の「ハウス」も有ります・・・ -
Vezelay ブルゴーニュ
到着しました「ヴェズレー」の丘・・・ -
ヴェズレー ブルゴーニュ
丘の斜面には、ぶどう畑・・・ -
ヴェズレー ブルゴーニュ
村の外観としては、とりあえず、100点満点・・・「フランスの美しい村」138カ村目です・・・・1146年、かの「サン・ベルナール」が、この丘な上から、第二回十字軍の派遣の為、大演説をしたのだとか・・・また、1166年には、゜トマス・ベケット」が、英国王「ヘンリー二世」の素行を糾弾し、1190第三次十字軍に出発する「フィリップ・オーギュスト」と「獅子心王リチャード」が、その軍勢を終結させた「丘」・・・12世紀のヨーロッパにおいては、まぎれも無く、中心地のひとつだった「丘」ですね。 -
ヴェズレー ブルゴーニュ
村の入口・・・入り口から突き当りの「サント・マドレーヌ教会」まで、ず〜と、上り坂です。 -
ヴェズレー ブルゴーニュ
さすが「ヴェズレー」・・・観光客も、たくさん来てます・・・ -
ヴェズレー ブルゴーニュ
突き当りに「サント・マドレーヌ教会」の塔が見えます・・・ -
ヴェズレー ブルゴーニュ
「ヴェズレー」は、スペインの「サンチャゴ・デ・コンポステーラ」への巡礼路「サン・ジャックの道」の始発点です・・・ -
ヴェズレー ブルゴーニュ
「観光案内所」の様な所が有ったので、「安い宿は有るか」と聞いたら、此処に連れてきてくれた「サント・マドレーヌ・センター」と言う、「巡礼宿」です。 -
Centre Ste. Madlene ヴェズレー
「巡礼宿」の中庭・・・管理人のおばさんは、アンマリ良い顔をしなかったけど・・・ワタクシは巡礼じゃないし・・・「観光案内所」のおばさんが、強引に、ねじ込んでくれた、お仲間のようです・・・でも、管理人のおばさんも、ワタクシが、「サント・マリー・マドレーヌ」や「サント・ボーム」へ行ったことを知ると、多少、機嫌が良くなった、良かった、良かった・・・宿代は、12ユーロ。 -
イチオシ
Basilique Sainte-Marie-Madeleine ヴェズレー
宿を確保して「サント・マリー・マドレーヌ聖堂」へ・・・ -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
聖女「マグダラのマリア」に捧げられた「教会」、1150年ころの完成なのだとか・・・元々は、隣の「サン・ペール村」に、シャルルマーニュの血筋を引く「ジラール伯爵」と言う人が、860年ころに、100人の処女を集めて建てた「女子修道院」が最初とか・・・その「女子修道院」は、あっという間に、ノルマン人に荒らされて、お釈迦・・・集められた女性は、とんだ災難?・・・その後「修道院」は、オータンから来た「ベネディクト会士」にゆだねられ、この地に、新たに「修道院」を建てたとか・・・サント マドレーヌ バジリカ聖堂 寺院・教会
-
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
正面入り口・・・
その後「修道院」は、800人の修道士を抱える、大修道院となり、町は、15000人もの人が住む、大きな町となったとか・・・そして、やがて、11世紀ころ、大修道院長「ジョフロワ」の時代、「マグダラノマリア」の伝説が語られることとなります・・・勿論、かなり、怪しげな話・・・ -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
タンパンは「最後の審判」です・・・
時は遡って、「ジラール」による「修道院」の創建の頃(9世紀末)・・・その更に昔(1世紀)、船に乗って、南フランスへ辿りついた、「マグダラのマリア」の墓が、サラセン人に荒らされ、荒廃した「エクサン・プロヴァンス」にあるとの情報を得た、ヴェズレーの修道院長とジラールは、思慮に満ちた数名の修道士を「エクサン」へ派遣したとか・・・彼等は、誰も住まぬ街の、荒れ果てた「墓地」で、聖女の名前の書かれた碑文を発見・・・夢の中に現れた聖女が「なすべきことを成せ」と命ずるままに、「聖女」の遺体を、この地に持ち帰ったのだそうな・・・と言う事は、「マグダラのマリア」の「聖遺物」が、この地にもたらされたのは、9世紀末と言う事になります・・・この教会が出来る、ずっと前なのですね・・・伝説が、評判になったのは、11世紀以降と言う事なので、普通に考えて、「修道院」に伯を付けて、聖堂を建設する為の「作り話」と言う感じですね・・・作り話の主は、11世紀の修道院長「ジョフロワ・・?
因みに、「マグダラのマリア」の「遺体=聖遺物」と言われるものは、紀元6世紀には、トルコのエフェソスに有ったとで、それは12世紀以降、ローマの「サン・ジョバンニ教会」で、崇められていたのだとか、フランスでは、1279年に「サン・マキシマン」でも、新たに発見され、少なくとも、現ヨーロッパには3つある・・・馬の「ハイペリオン」の蹄のインクツボだって、世界に、36個ほど有るのと同じですね???もっとも魔の方は、4個は本物でしょうけれど・・・マグダラは? -
イチオシ
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
向かって右側の「地獄行き」・・・多分、稀代の嘘つき「安部晋三」の行く末ですね・・・ハハ・・・絵柄は、正統「ロマネスク」のパターンを踏襲してますけれど、かなり、良くできてます・・・かなり優秀な石工の作品ですね・・・南フランスの「モワサック」や「ボーリュー」のタンパンよりも、かなり洗練されて、リアルな作品に見えます・・・この聖堂は、1250年頃(ゴシック期)にも大改築されているようなので、これは、その頃の作品なのかもしれません・・・? -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
向かって左は、勿論「天国行き」・・・ワタクシは、多分無理だと思う・・・人の表情なんかも、かなり「リアル」になっていますね・・・ロマネスクの、やや「漫画チック」なユーモラスさには欠ける感じ・・・やはり「アリストテレス」の影響でしょうか、人の目が、現実を見つめるようになったせいなのか・・・? -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
中央は、四人の「福音書記」を従えた、巨大な「キリスト」・・・これも、愛嬌は、今一息ですね・・・
追記です wizさんに、教えて頂いたのですけれど、この外側の「タンパン」は、19世紀に再建された時、作られたものなのだそうです・・・新しいわけですね・・・ロマネスクまがい・・・紛らわしいので、こういう事は、やめて欲しい・・・ハハ・・・ -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
正面「ファサード」上部の作品・・・これは、先ほど見た「サンペール」の「ゴシック教会と、構図がとても良く似ています・・・中央上部は、腰から上が無いけれど「キリスト」、左右に多分「聖母」と「マグダラのマリア」を従えています・・・やっぱり、この正面「ファサード」は、「サン・ペールの教会」が建てられた「ゴシック期」に増築された作品のようです・・・ -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
正面「ファサード」の柱頭彫刻・・・羽の生えたライオンや、鳥、書物を抱えた人物・・・顔はみんなよく似ていて、個性は無いですけれど・・・これ多分、四人の「福音書記」だと思います・・・? -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
反対側も同じ、肩に天使を乗せたのが「マタイ」、ライオンを抱いてるのが「マルコ」、その隣が、多分「ヨハネ」で、その向こうが「ルカ」・・・どの顔も髭面で、そっくりさん・・・ -
ヴェズレー
キョウカイマエノ「広場」デス・・・家並みは古くて、良い雰囲気・・・ -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
入り口を入っての玄関「ナルテックス」の間・・・正面「ファサード」よりも、明らかに古い「ロマネスク」の「タンパン」が有ります・・・1120〜1130年ころの作品・・・ -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
中央に、両手を広げ、祝福を授ける「キリスト」・・・その両サイドは、使徒たち・・・12人はいないようですけど・・・革命で破壊されたものも有り、誰が誰やらは、あまりよく解らないですね・・・キリストを取り囲む、内側の円弧は、福音を受け入れた人たちで、下の「まぐさ石」の部分は、未だ、受け入れていない人々なのだとか・・・外側の円弧は、「王道12宮」と「月々の仕事」ですね・・・ -
イチオシ
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
ワタクシが、これ等の「作品群」につて、四の五の説明するよりも・・・興味をひかれた方は、wizさんの旅行記↓にお移り下さいませ・・・
http://4travel.jp/travelogue/10722520 -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
「ナルテックス」正面右側の「タンパン」・・・下段左より、「受胎告知」に始まる、「イエス」の幼年時代なのだそうです。 -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
同じく「ナルテックス」、向かって左側の「タンパン」・・・復活後の「キリスト」なのだとか・・・かなり、破壊されてます・・・1000年以上騙され続けたことへの「怒り」でしょうか・・・「騙されたと言って、それで、済ましてしまえるなら、多分、人は、何度でも騙される」(第二次大戦後の、伊丹万作の言葉)・・・「騙されたもの」にも責任があるのですね・・・NHKや地上波のテレビばかり見ていると、人は、間違いなく騙される・・・けれど、真実は、知ろうと思えば知ることが出来るし、見ようと思えば、見ることが出来る・・・騙されるのは、あなたが、騙されることを欲しているのだと・・・言えなくもない・・・特にそれが、あなたにとって、都合の良い場合・・・ -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
次、「柱頭彫刻」の数々を、ほんの少しご紹介・・・全部紹介してると、旅行記が長くなりすぎるので・・・・
先ずは、「ナルテックス」にあった「柱頭彫刻」、これは、wizさんの旅行記によれば、「異教徒の改宗を迫る、聖ペテロとパウロ」なのだとか・・・ちょっと、「改宗しないと殺すぞ」って、言う感じですね・・・実際に、キリスト教は、たくさんの異端者を、火あぶりにしてきた宗教ですけれど・・・これは、一寸どうかなと思いますね・・・ -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂
ロマネスクの身廊です・・・ -
イチオシ
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
この教会が、「ロマネスクの至宝」と呼ばれるのは、間違いなく、この良く保存された「柱頭彫刻」によるものだと、ワタクシは思う・・・
これは、「空想の戦い」(ヨハネの黙示録・第9章)からなのだとか・・・ -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
「淫欲と絶望」・・・蛇が。女性の体に絡みついてます・・・その後ろは、己の体に、刃を突き刺している「絶望」なのだとか・・・ -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
「聖エスターシュの改宗」・・・聖書とは関係ないですけれど、ローマ軍、司令官の改宗の逸話・・・あくまで「伝説」の類・・・ -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
「吝嗇と誹謗への罰」なのだとか・・・鳥さんに、突かれてるように見えるけど、上の二人が「慈愛・左」と「真実・右」、下の二人が「吝嗇」と「誹謗」で、上の二人が、下の二人に罰を与えているのだとか・・・ -
サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
「ダヴィデとゴリアテ」旧約聖書に登場するお話、少年「ダヴィデ」は勿論、後の「イスラエル」の王。
因みに、これ等の紹介した「柱頭彫刻」は、この教会の「柱頭彫刻」の、ほんの一部で、内容に関しての記述は、wizさんの旅行記を参考に致しました、より深く、詳しく、たくさんの「柱頭彫刻」を見たい方は↓へジャンプください。
http://4travel.jp/travelogue/10722521 -
クリプト サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
「マグダラのマリア」の「聖遺物」の収められている「地下礼拝堂」です、11世紀初頭の「クリプト」・・・「マグダラのマリア」のうわさを広め、どこの誰ともしれない女性の「遺体」を、置くために造られたのですね・・・さすが、商売人、大修道院長の「ジョフロワ」さん。 -
イチオシ
クリプト サント・マリー・マドレーヌ聖堂 ヴェズレー
御対面できました、これが「マグダラのマリア」の「聖遺物」・・・「遺体」は何処へ・・・[骨]しか残ってませんね・・・・革命時代に、何処かへ持ち去られたのでしょうか・・・それとも、信仰の深い中世の人達が、他の部分を、カジッてしまったのか・・?・・因みに、パリの「サント・ジュヌヴィエーヴ」の「遺体=聖遺物」は、革命時代に破壊されて、今は「指先」しか、残っていないのだとか・・・ -
クリプト サント・マリー・マドレーヌ聖堂
「サント・マドレーヌ」の像・・・マリアに比べて、格段に色っぽい・・・さすが、キリストの女房・・・との説もあり・・・ -
裏庭 サント・マリー・マドレーヌ聖堂
聖堂の横の庭園・・・元修道院の庭園ですね・・・教会のアートの見物で、足と首が疲れたらこちらへ・・・ -
ヴェズレー ブルゴーニュ
庭園からの、ブルゴーニュの風景です、今日はちょっと靄ってますね・・・知るってますし、明日の朝には、霧が出るかも・・・・?
村の印象 ★★★★★ 遠目にもいいですし、町の雰囲気も、十分に中世の香りが残ってます・・・でも、やっぱり一番の魅力は、「サント・マドレーヌ聖堂」と「柱頭彫刻」の素晴らしさ。
本日の走行距離 59km/累計3,871.5km 明日は、「アヴァロン]と「ソーリュー」の、ロマネスクの大聖堂巡り・・・
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この旅行記へのコメント (9)
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- sanaboさん 2017/06/22 00:01:13
- いつもありがとうございます。
- ももんがあまんさん、こんばんは
いつもお立ち寄りくださいまして、ありがとうございます。
掲示板を拝見しましたら、ピートが亡くなってしまったのですね。
旅行記で拝見する猫ちゃんたちの無邪気な仕草に
私まで癒されていましたのでとても残念です。
ももんがあまんさんもマリーもお寂しくなりましたね。
新たな家族(猫ちゃん)をまた迎えられると良いのですが・・・
我が家はまだ南仏旅行の宿題を残しているのですが
諸事情で今年はギリシャになってしまいました。
来年も家族の状況などで少し様子見です・・・。
ももんがあまんさんの旅行記を拝見すると、南仏といっても
訪れたい街がたくさんあり過ぎて、旅程作成も難航しそうですし^^;
梅雨の季節を迎え、体調管理にはくれぐれもお気をつけられ
どうぞお元気でお過ごしくださいませ。
sanabo
- ももんがあまんさん からの返信 2017/06/22 11:04:25
- RE: いつもありがとうございます。
- こんにちは、sanaboさん。
メッセージ、ありがとうございま〜す。
> 掲示板を拝見しましたら、ピートが亡くなってしまったのですね。
> 旅行記で拝見する猫ちゃんたちの無邪気な仕草に
> 私まで癒されていましたのでとても残念です。
そうなんですよ、ワタクシも本当に残念です・・・黒目の時は、ホントん可愛い顔をした猫だったんです・・・やんちゃで、甘えん坊で、とっても臆病で、神経質な、とても猫らしいネコでした・・・
> ももんがあまんさんもマリーもお寂しくなりましたね。
> 新たな家族(猫ちゃん)をまた迎えられると良いのですが・・・
つい最近、ラグドール種のオスの子猫(ピート二世)を一匹、連れて帰りました・・・一匹だと、ニャーニャー泣きすぎて、手がかかりすぎるので・・ハハ・・最初は、用心してましたけど、最近は、プロレスをしたり、追いかけっこをしたり、ペロペロと舐めあって、だいぶ、気心が知れてきたようです・・・一安心・・・またいつか旅行記が出来たら、おまけで、ご紹介しますね・・・それまで、健康に育ちますように・・・
> 我が家はまだ南仏旅行の宿題を残しているのですが
> 諸事情で今年はギリシャになってしまいました。
ギリシャも良いですよね〜・・・サントリーニとミコノスに行かれたようですけど、機会が有ったら、、ロードス島とか、ヒオス島とか、トルコ寄りの島々もユニークで、面白いです・・・でも、もう、帰られたんですね・・・
> 来年も家族の状況などで少し様子見です・・・。
> ももんがあまんさんの旅行記を拝見すると、南仏といっても
> 訪れたい街がたくさんあり過ぎて、旅程作成も難航しそうですし^^;
南フランスと言っても、ピレネー方面とコート・ダジュール方面では、全然違いますよね・・・コート・ダジュールは、旅行施設も完備されているし、レストランもカフェも、ハイセンスですけど、ピレネー方面も素朴で日常的で、新鮮な魅力が有りますね・・・でも、両方を一度に行くには、二週間は必要ですけどね・・・
sanaboさんも、お体に気を付けて、健康にお過ごしください・・・ワタクシも、暫くは、身内の事情もあって、長期の国外旅行は出来ないのですけど・・・近々、自転車で近場を廻ってみるつもりです・・・
by ももんがあまん
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- るなさん 2016/07/27 11:54:00
- 欧州最高♪
- ももんがあまんさん、こんにちは♪
いつもご訪問頂きありがとうございます!!私もももんがあまんさんの素晴らしい欧州旅を堪能させて頂いてまぁす。
いやいや、それにしても知らない街(村)ばかりで全然把握出来ません(笑)やっぱり私のように公共交通機関のみで移動をするような人には味わえない旅情ですね。うらやましい〜
フランスにはひょいと立ち寄ってみたくなるような美しい村がいっぱいで、こんなふうにももんがあまんさんの旅行記を拝見してると、行きたいところがまたどんどん増えてしまい困ります(;'∀')
D 978号線ブルゴーニュ「シャトウ・シノン」を目指してらっしゃるところの道端の人形が可愛い♪
フランスやイタリアの田舎って、田舎なのにどこかセンスあるこじゃれた感があるのがいいな〜今や欧州全土、気を抜けないような状況下ですが、やっぱり欧州派からは抜け出せません(笑)
今年もまたご出発ですか?
るな
- ももんがあまんさん からの返信 2016/07/27 23:22:34
- RE: 欧州最高♪
- るなさん、今晩は、お久しぶり。
> いつもご訪問頂きありがとうございます!!私もももんがあま
んさんの素晴らしい欧州旅を堪能させて頂いてまぁす。
こちらこそ、いつも「いいね!」を、お世話になります。
るなさんの、ヨーロッパも、かなりユニークですよ・・・特に、最近では「エルバ島」・・・これには「やられた!」って感じですね・・ハハ・・ワタクシが、2015年の旅で狙っていて、ついに到達できなかったところなので、なおさらです・・・
るなさんの旅行記の中では、ポーランドも興味深かったですけど、ワタクシの旅の優先順位としては、だいぶ先になので・・・やっぱり「イタリア」が一番、興味を魅かれます・・・公共交通機関を使っての旅としては、かなり、頑張ってますね・・生意気ですけど、努力賞をあげたい・・ハハ・・時々出てくる「イタリアの美しい村」が、目新しくて興味を引きます・・・
> D 978号線ブルゴーニュ「シャトウ・シノン」を目指してらっし
ゃるところの道端の人形が可愛い♪
ヨーロッパを走ってると、何処でも見かける、あの「コロ・コロ」を使って、うまく人形を作ってますね・・・他でも、時々、似たようなのを、見かけることが有ります。
> 今年もまたご出発ですか?
今年は、8月1日に出発するつもりだったのですけれど、直前になって、身内の者の体調が悪化してしまい・・・手配していた「チケット」も、残念ながら、キャンセルしてしまいました・・・残念無念ですけど、こればかりは、仕方ないですね・・・まあ、秋にでもなって、身内の体調が安定すれば、十日前後の、短期の旅行に出かけたいと思ってます・・・たぶん、その時は、公共交通機関ですね・・・短期なので、何処か、「島」のあるところにしたいのですね。
by ももんがあまん
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- wiz さん 2016/07/16 10:26:52
- Janus
- ももんがあまんさん、Bonjour!
ヴェズレーへは、シャトー・シノンやバゾッシュ、サン・ペールを通って行かれたのですね〜! コクリコさんの旅行記で拝見したのを覚えています。
ヴェズレーはサン・ペールの方から、シャルトルはル・マンの方からアクセスすると美しい姿があらわれる(両方ともパリから行くと、これが見られない)、なんて、本で見たことがありますが、ももんがあまんさんは、これをどちらも体験されましたね♪
オータンのヤヌス神殿のヤヌスですが、wikiによれば、「ヤヌス Janus」は、ローマ神話の出入り口と扉の神、1月を司る神・・ とあり、たしかどこかに書いてあったなぁ・・と、「大聖堂のコスモロジー」という本を開いたら書いてありました。 この本での例はアミアンの浮彫でしたが、他にもあったと思いますが・・
写真はこれで(左から12月、「1月」、2月、3月)
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/07/ND-Amiens_agreste2.JPG?uselang=fr
「左から2番目の下の写真」が、「ヤヌス神(1月)」を表わしていて、≪1月は、中世の農民にとって、祝祭日と休息の月である。 ここでは、二つの顔を持つ古代の神ヤヌスが、御馳走で一杯になったテーブルの前に立ち、左右一人づつの人物が彼につかえている。 ヤヌスの顔の一つは年寄りで、他の一つは若者のそれである。 一つは過ぎ去った年を見つめ、他のものは新しい月を見つめているのである。 星座は水瓶座である。≫ ・・だそうです。
ちなみに、ヴェズレーのナルテックスのタンパンの黄道十二宮と月々の仕事、の1月はヤヌス神ではなかったです。
それにしても、自分のヴェズレーの旅行記、今、思うとよく書いたなぁという感じです。 だいたい覚えてますけど、もう1度書くのは無理! ^ ^;
ヴェズレーの外側の「最後の審判」のタンパンは、19世紀のもの(たしかヴィオレ・ル・デュックの再建時のもの)だそうです。
wiz
- ももんがあまんさん からの返信 2016/07/16 16:56:46
- RE: Janus
- Bonjour! wizさん。
> オータンのヤヌス神殿のヤヌスですが、wikiによれば、「ヤヌス
Janus」は、ローマ神話の出入り口と扉の神、1月を司る神・・ と
あり、たしかどこかに書いてあったなぁ・・と、「大聖堂のコスモ
ロジー」という本を開いたら書いてありました。 この本での例は
アミアンの浮彫でしたが、他にもあったと思いますが・・
>
> 写真はこれで(左から12月、「1月」、2月、3月)
> https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/07/ND-Amiens_agreste2.JPG?uselang=fr
>
> 「左から2番目の下の写真」が、「ヤヌス神(1月)」を表わしてい
て、≪1月は、中世の農民にとって、祝祭日と休息の月である。 こ
こでは、 二つの顔を持つ古代の神ヤヌスが、御馳走で一杯になった
テーブルの前に立ち、左右一人づつの人物が彼につかえている。 ヤ
ヌスの顔の一つは年寄りで、他の一つは若者のそれである。 一つは
過ぎ去った年を見つめ、他のものは新しい月を見つめているのである。
星座は水瓶座である。≫ ・・だそうです。
わあお・・・見事に間違ってしまいましたか・・・昔。塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読んだとき・・「ローマは、1100年の間、戦争ばかりしていて、ヤヌスの門の扉は、閉じられることが、殆どなかった」・・と言うのを記憶していたので・・・ヤヌス=戦争の神様、堵ばかり思いこんでおりました・・・ハハハ・・言い訳ですけど・・思い込みは、恐ろしい・・・また後で、追記で、訂正しておきま〜す・・有難うございま〜す。
> それにしても、自分のヴェズレーの旅行記、今、思うとよく書いた
なぁという感じです。 だいたい覚えてますけど、もう1度書くのは
無理! ^ ^;
とっても、参考になりました〜・・殆ど、自分で探さずに済みました・・ハハハ・・
> ヴェズレーの外側の「最後の審判」のタンパンは、19世紀のもの(
たしかヴィオレ・ル・デュックの再建時のもの)だそうです。
ワアオ〜・・そうだったんですか、紛らわしいですね・・そんなの、造らなくていいのに・・・これも「追記」で書いておきます・・・でも、上の方の、キリストや聖人像は、ゴシック期のものでしょうね・・・?
by ももんがあまん
- wiz さん からの返信 2016/07/16 17:57:49
- RE: RE:
- Bonsoir! ももんがあまんさん。
> ワアオ〜・・そうだったんですか、紛らわしいですね・・そんなの、造らなくていいのに・・・これも「追記」で書いておきます・・・でも、上の方の、キリストや聖人像は、ゴシック期のものでしょうね・・・?
たぶんそうだと思います! 『フランス・ロマネスクへの旅』という本によれば、ファサードは13世紀のゴシックと19世紀の再建時の痕跡で、タンパンも19世紀・・と書かれていましたので、たぶん、見た感じ、上の方の聖人さんたちはゴシック期のものっぽいですよね〜。
ところで、カフェオレの隣に写っている地図って、以前、ももんがあまんさんがおっしゃっていた(敷物がわりにもなるという^ ^)地図?! でもこれは紙製に見えたけれど・・ しょーもない質問ですいません。
それから、私が行った時はヴェズレーのクリプトでミサをしている最中で、クリプトの空間をよく写せなかったので、ももんがあまんさんのお写真で見れて良かったです。
wiz
- ももんがあまんさん からの返信 2016/07/16 22:19:34
- RE: RE: RE:
- Bonsoir! wizさん。
> ところで、カフェオレの隣に写っている地図って、以前、ももんがあ
まんさんがおっしゃっていた(敷物がわりにもなるという^ ^)地図?!
でもこれは紙製に見えたけれど・・ しょーもない質問ですいません。
開いたり閉じたり、かなり使い込んでるので、ヨレヨレになってますけど・・・破れ目が有りませんでしょ・・・油性の紙なんですよね・・・だいたい、150cm×150cm位で、広げれば、十分、テーブルの代わりになるので、とても便利なのです。
by ももんがあまん
- wiz さん からの返信 2016/07/16 23:05:26
- RE: RE: RE: RE:
-
> 開いたり閉じたり、かなり使い込んでるので、ヨレヨレになってますけど・・・破れ目が有りませんでしょ・・・油性の紙なんですよね・・・だいたい、150cm×150cm位で、広げれば、十分、テーブルの代わりになるので、とても便利なのです。
わ! 「例の地図」だったんですね! たしかに破れ目がないですね!!
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