オランダ・ベルギー(8)　ゲント

2016/04/20 - 2016/04/20

　ベルギー第３の都市ゲントは、中世の毛繊者業で繁栄した輝かしい過去と、活気に満ちた現代とが美しく調和した街です。街はレイエ川とスヘルデ川が合流する地点にあり、街の名前はケルト語の「合流点（ガンダ）」に由来しています。
　また、フランドル美術の最高傑作と称えられる、ファン・アイク兄弟によって描かれた祭壇画「神秘の子羊」が、聖バーフ大聖堂に飾られています。

エリア ゲント(ベルギー)

ホテルを出て、西北西の方角へゲントへ向かいます。

ブリュッセ市内、行く手にコーケンベルク国立バジリカ教会が見えてきました。
世界第５位の教会だそうです。

ブリュッセルとゲントは５６Ｋｍ、約１時間の距離です。

高速道の周囲は長閑な田園です。

山のない平原が続きます。

やがてゲント市内、聖ヤコブ教会に到着です。

ここから歩いて聖バーフ教会へ
ゲントの町中には何百年も経た建。造物が点在し、歴史を見つめてきたいくつもの尖塔が空に向かってそびえています

手前が市庁舎、向こうが鐘楼です。

市庁舎
１５世紀に建設が始まり１８世紀に完成したため、ゴシック様式、バロック様式、ルネッサンス様式、ロココ様式など建築様式の変遷を見ることができるとか

鐘楼と繊維ホール
鐘楼は１３００年ごろに建てられ、ゲント市民の自治のシンボルとして、ギルド繁栄の象徴して親しまれてきました。

鐘楼です。

聖バーフ広場です。

繊維ホールと鐘楼

聖バーフ教会
12世紀に建築が始まり16世紀に完成した、後期ゴシック様式（一部はロマネスク様式）の堂々たる建物。内部も荘厳な雰囲気で、豪華な装飾が施されています。

聖バーフ教会
1432年にファン・アイク兄弟が描いた、中世フランドル絵画の最高傑作と賞賛される祭壇画「神秘の子羊」が収められています。

聖バーフ教会
祭壇画『神秘の子羊』のほか、ルーベンスの絵画など貴重なコレクションがあります。

振り返ると鐘楼と繊維ホール
高さ９１ｍの鐘楼、堂々たるものです。

聖バーフ教会です。
これより厳かに入場します。
内部は残念ながら撮影禁止です。
（欧米人、結構写真撮っていましたが）

内部は撮影禁止でしたので雑誌をコピーしました。
祭壇画「神秘の子羊」です。ゲントを代表するお土産話ですよね。
絵がなくては話になりません。
なお、現地ガイドのワラガイ（藁谷）さんに、何度も「神の子羊」が正しい名前を教えてもらいましたが、皆さんお馴染みの「神秘の子羊」と記させていただきます。

聖バーフ教会を出て、鐘楼です。

これから西方面、歴史地区へ行きます。
行く手に鐘楼と繊維ホール

ヨーロッパ最大の市庁舎です。

聖ニコラス教会
13世紀のゴシック建築の傑作です。

聖ニコラス教会

熱い二人も聖ニコラス教会

その角をトラムが走ります。

コーレン・マルクト
ゲント市街地の中心です。

コーレンマルクトの南は賑やかな商店街が続きます。

ミヒエル橋に立つとゲントの三大塔が見れます。聖ニコラス、鐘楼、聖バーフ教会。

ゲントには、18の多様な博物館、100の教会、400を超える歴史的建造物があるといわれています。中世の繊維業の繁栄がしのばれます。

ミヒエル橋の左に聖ミヒエル教会です。

　市街の中心となる広場コーレンマルクト近くのレイエ川の両岸は、西岸がコーレンレイ、東岸がグラスレイと呼ばれ、川に面して壮麗なギルドハウスが建ち並ぶ、ゲントを代表する風景の１つとなっています。
西岸、コーレンレイです。

その奥は肉市場や魚市場、フフランドル伯居城も頭だけ見えます。

東岸にコーレンマルクに続き、グラスレイ

グラスレイの穀物検量所や穀物ハウス
それより水着のみなさんが気になりますね。何する人？

コーレンレイ
グルトとフーズの館です。

グラスレイ

二羽の白鳥は元ビール醸造所です。

美しい水辺にグラスレイ

ボートのチケットを売っています。

川の合流地点を超えると黄金期の家並みが残るクラーンレイ

橋の袂のカフェ、古いギルドを生かした空間です。

大肉市場です

天井から生肉をつるしています。生ハムができます。

これはキュベルドンと言ってゲントの名物菓子なのです。
アラビアゴムを使ったグミのようなもの、イチゴやブルーベリーの味です。

この旧市街にもトラムが走っています。

ゲントで一番人気の通りだそうです。

鮮やかです。

昼食はゲント名物ワーテルゾーイです。直訳すると水煮ですが、鶏肉などが入ったクリームシチューのようなものです。

レストランの前に日本の関山に似た八重桜が見ごろでした。
このあとブリュッセルを観光します。