15年冬ドイツ南部のクリスマスマーケットめぐり☆07 ネルトリンゲン

2015/12/25 - 2015/12/26

ご訪問ありがとうございます。

旅の下調べ中に目についたネルトリンゲン。1500万年前にできた隕石のクレーターがそのまま町になったという、円形の城壁に囲まれた町。ニュルンベルクからフュッセンへの移動の途中ということで、寄ってみようかと、さらにせっかくだから１泊してみようかと、いうことになりました。

訪れた日がちょうど25日のクリスマス当日となったので、町はとても静かでしたが、町のあちこちでブタさんの置物が見られるなど、なかなかおもしろいところでした(^ ^)

とある漫画の舞台という説もあるそうですが、その漫画は読んだことがないので、訪問したのはその関係ではないです(^ ^)

エリア ネルトリンゲン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

赤い電車でネルトリンゲン駅に到着。

ネルトリンゲン駅 駅

駅を出て、旧市街の城壁の方へ歩いて行きます。
ホテルは丸い町の真ん中あたりで城壁の門からは少し離れていますが、小さい町ですので、十分歩いて行けます。
黄色の電話ボックス～ちゃんと電話機もあります(^ ^)

歩き始めて数分後、旧市街の方向に曲がると、正面にダイニンガー門Deininger Torが見えました。門をくぐって旧市街に入ります。

ダイニンガー門 建造物

ネルトリンゲンにはホステルはないみたいだったので、こちらのホテルに宿泊。昔の修道院の建物を利用して...ということで、名前もクローステルとなっていますが、建物の中に入るとあまりその面影を感じることはできなくて、ちょっと残念...部屋はとてもきれいでしたが。

NH クルーステーレ ネルトリンゲン ホテル

ホテルのレストラン部分も修道院跡で、こちらはかなり特徴的な建物。窓も窓のガラスもとても小さい(^ ^)

上の写真はレストランの側面で、正面の入口はこちら。
名前ははやり「レストラン修道院」
門の上に立つ人の手にはビールらしきものが(^ ^)

この修道院を起点に街歩きスタート。
さっそく黒ネコさん発見(^ ^)
パイプの石は物がぶつかるのを防ぐためでしょうね。

このあたりはGerberviertelと言われるエリア。あとで調べてわかったのですが、皮なめし職人や屠殺人などが多く住んでいた地区だそうです。
傷みの目立つ木製のドアと古めかしいガラス。手紙の投入口らしきところはふさがれているようにも見えます。

このあたりは住宅街で、新旧、大小さまざまな家が混在。
でも鋭角に尖った三角屋根はほぼ共通です(^ ^)

小さな水路があって、木製の水車が(^ ^)

水路にかかる橋もかなりの年代物でしょう。

割れた塀の板からこちらの様子をうかがう黒ネコさん(*´ω｀*)

この石も車輪止めでしょうか。顔がかなりカワユス(*´ω｀*)

旧市街の城壁には通路があり、少し高いところから街を見ながら歩いて一周することができます。

色合いが印象的な建物。ガラスのある窓はサッシに交換されているようです。家の中も改装されて今風のデザインだったりするのかも。

こちらのおうちはあまり手が入れられていない感じ。もう使われていないんでしょうか…

ニュルンベルクのLIDLで買ってきたパンとサラミでサンドイッチを作り、博物館の庭みたいなところで食べました～そしたら犬の散歩で通りかかった人に"bon appetit"って。なんか恥ずかし…(^ ^)

街中のお店には立派な牛さんの看板がありました～年号は1417(^ ^)

ここで第１のブタさん発見(^ ^)
ドイツはもともとブタさんを飾りとする習慣があるようなんですが、ネルトリンゲンは特にその習慣が盛んなようで、クリスマスで閉まっていましたが、多くのお店の店先にブタさんの置物が置かれていました。よくある肉屋さんとかだけじゃなく、スポーツ用品店とかにも置いてあります。

街の通りはとても静か。

ネルトリンゲンの地図。旧市街のエリアは直径750メートルほどです。

温度計があったので見てみると…
お昼１時過ぎで8.5度でした。いいお天気のおかげであまり寒くなかったです。

本物みたいなカモメさんが。

静かな住宅地の方からスタートして、ぶらぶら歩きながら、中心部のマルクト広場にやって来ました。
こちらはBrot- und Tanzhaus、直訳すると「パンとダンスの家」

タンツハウス 建造物

その向かいには、プレゼントが飾り付けられたかわいらしいホテル(^ ^)

マルクト広場 (ネルトリンゲン) 広場・公園

そしてその隣りが市庁舎です。
古めかしい階段が付く後ろ側。

市庁舎 (ラートハウス) 建造物

その階段の入り口には立派な門が。

マルクト広場近くのシュランネン通り周辺にはクリスマス・マーケットの名残が。
こちらのストーリーのありそうな銅像にもクリスマスの飾り付け。

ネルトリンゲン旧市街 建造物

中央部分では二人の男の人が何かを話しているのですが、一人はブタさんを一人はアヒルさんを小脇に抱えていて、かわいすぎ！！！　この旅最高のツボでした(*´ω｀*)

そしてネルトリンゲンでおそらく一番有名なゲオルグ教会と尖塔ダニエル。
クリスマスのお休みにバッチリかぶってしまい、教会の中は見られず、ダニエルに登ることも叶いませんでした…

聖ゲオルク教会 (ネルトリンゲン) 寺院・教会

ゲオルグ教会の脇の噴水。

ネルトリンゲンのシンボルはカタツムリ？

マルクト広場近くの小さなホテルの看板。
この下の立て看板によるとシングルで38ユーロ～らしい。

ここです。ガストホフと書いてありますが壁の絵を見ると、ホテルよりむしろ食事の方がメインかも？

これはホテルの近くにあったおうちですが、手前の道が斜面になっているためか、梁の傾きがかなり複雑な感じになっています。

街のどこかに有名なブタさんの像があるという情報が。でもホテルの方に聞いても、全然知らないと…それでブタさんの後ろに門が写っている写真を見せて、どの門ですかと聞いても、それもわからないと…思わず「何も知らないんですね」と言ってしまった(^ ^)

仕方なく自力で探し出しました(^ ^)

レプジンガー門 建造物

場所はレプジンガー門Löpsinger Torのそばでした。

レプジンガー門の中は城壁博物館になっていました。

市壁博物館 博物館・美術館・ギャラリー

城壁の通路から見た夕陽(^ ^)

そして民家の庭にもブタさんが(*´ω｀*)

これを見て、民家の庭にもいるならと、城壁を歩きながら探しましたが、本当にけっこういました(^ ^)
表紙の鮮やかなブルーのブタさんも民家で見つけたもの(^ ^)

城壁の通路はこんな感じ。

城壁の通路から通りを見下ろす。本当に静かでした。

夕日を見ようと、城壁の通路を歩いて西の方へ。
これはとても小さいバルデインガー門Baldinger Tor。

バルディンガー門 建造物

夕焼け！

この辺には水路もあり、公園のようになっていて、とてもきれいでした。
旧市街にはほとんど人の気配がありませんでしたが、公園には人がいました(^ ^)

城壁から見えたイカリのマークのブリューワリー

このお家にもブタさんが！(^ ^)

また中心部へ戻って来ました。５時過ぎですがもう真っ暗(^ ^)

ネルトリンゲン旧市街 建造物

市役所の脇に街の立体地図が設置されていました～

つぎの日の朝～
きょうは26日は土曜日、そしてボクシングデーの休日です。
ダニエルの脇にはクリスマスツリー(^ ^)

聖ゲオルク教会の塔 (ネルトリンゲン) 寺院・教会

お昼前にフュッセンに向けて移動の予定で、それまでになんとかダニエルの塔に登れないか、様子を見てみますが、やはりきょうは無理みたいでした…(T _ T)

樹の幹のかわいい飾り付けに慰められます…

きょうも街はひっそりとしていましたが、パン屋さん一軒だけが開いていて、そこには人が集まっていました。きょうも休日、あしたも日曜日ということで、念のためにパンを買っておきました(^ ^)

そんなわけで楽しみにしていたダニエルの塔に登ることができず、高い位置から丸い町を見下ろすことができなかったのは残念ですが、クリスマスで静まりかえった街の散歩も楽しかったです(^ ^)
ネルトリンゲン駅に戻り、きょうはノイシュバンシュタイン城のそば、フュッセンを目指します。
ネルトリンゲン駅の裏側は鉄道博物館になっていて、写真のような古い電車がたくさん置いてあるのが見えました。こちらもお休みで近くで見ることができなかったため、ネルトリンゲン再訪は宿題となりました(^ ^)

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました(^ ^)
このあとは「ネルトリンゲンからフュッセンまでの移動編」に続きます。

バイエルン鉄道博物館 博物館・美術館・ギャラリー