2015/05/25 - 2015/05/26
10位(同エリア117件中)
ベームさん
5/25(月)、7日目。5/26(火)、8日目。
ロマンチック街道の旅は中盤になります。今日はネルトリンゲンで一泊、明日はヴァラーシュタインからドナウヴェルトで一泊です。
フォイヒトヴァンゲンからネルトリンゲンまでSL列車で来ました。
ネルトリンゲン:およそ1500万年前巨大隕石が落ちて出来た直径23キロのリース盆地にある古い町。898年に文献に現われ10世紀ころから発展を始め、1215年には帝国自由都市になっています。中世ここで大市が開かれ交易の拠点として栄えました。今も当時の繁栄を示す華やかな木組みの家が多く残っています。
しかしロマンチック街道のほかの町同様30年戦争により衰退を始めます。1634年のネルトリンゲンの戦いは有名で、皇帝軍がプロテスタント派のスエーデン軍を破っています。
昔の城壁がほぼ完全な状態で残っており、ほかにはローテンブルクとディンケルスビュールがあるのみです。
ドイツ30年戦争という言葉がたびたび出てきます。一口で言うと、1618年カトリックのハプスブルク家が支配していたボヘミアのプラハでプロテスタントの貴族が反乱を起こしたのが始まりで、1648年ミュンスターとオスナブリュックでヴェストファーレン/ウエストファリア条約が締結されるまでの30年間、延々と断続的に続いた戦争です。
初めはカトリックとプロテスタント派の宗教戦争でしたが次第にそれぞれ両派を応援する各国の思惑が入り混じり、ドイツ諸侯、神聖ローマ帝国、ハプスブルク、スペイン、スエーデン、デンマーク、フランスなどほとんど全ヨーロッパ諸国が参戦する戦争になりました。
主戦場となったドイツの被害は甚大で、人口が二分の一とも三分の一になったとも言われています。
この戦争でティリー、ヴァレンシュタイン、スエーデン王グスタフ・アドルフなど英雄が現れますがいずれも戦死しています。30年戦争を舞台に描かれているのがシラーの戯曲「ヴァレンシュタイン」、ブレヒトの戯曲「肝っ玉母さんと子どもたち」、グリンメルスハウゼンの小説「阿呆物語」です。
写真はネルトリンゲンのダイニンガー門。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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丸印が訪問地。
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地図左上。
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上空からの写真で見ると町の形がよく分かります。
丸いリース盆地の中の丸い町。真ん中の塔が聖ゲオルク教会のダニエルの塔。
絵葉書です。 -
城壁に取り囲まれた楕円形の町。
五つの大きな門があります。
時計回りに3時:レプジンガー門、4時:ダイニンガー門、6時:ライムリンガー門、9時:ベルガー門、12時:バルディンガー門。駅から来ると4時のダイニンガー門を潜ります。
真ん中の塔が聖ゲオルク教会のダニエルの塔。右下のMが駅と鉄道博物館。 -
フォイヒトヴァンゲンから乗ったSL列車ムゼウムツーゲ/博物館列車。
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途中ディンケルスビュールで30分停車です。
通常は旅客列車は走っていません。でこんな駅名の写真は珍しいでしょう。 -
13時25分ネルトリンゲンに到着。
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次の列車で折り返しディンケルスビュール、フォイヒトヴァンゲンに戻る人がほとんどです。そうです、旅行者以外は帰らなくてはいけません。
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ネルトリンゲン駅。
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長い連結です。
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ネルトリンゲン駅。
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駅前に建つ両世界大戦戦没者慰霊塔。
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駅前を右に少し歩きヴェムディンガー通りを左に曲がると目の前にダイニンガー門が聳えています。
1517年。 -
門の内側。
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続いてダイニンガー通りを行くとアルテ・シュランネのレンガ色の大きな建物があります。
1429年武器庫、1602年穀物倉庫。現在は屋内市場。 -
アルテ・シュランネの前の市場の像。
それぞれ豚とアヒルを抱えています。昔この広場で物々交換の取引が行われていました。 -
世間話か交換比率の交渉か。
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ユーデンガッセを右に幾つか道を曲がると今日のホテル、NHクレスターレです。
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レストラン側。
このホテルも歴史ある建物で13世紀のフランチスカーナー会修道院教会の一部です。 -
田舎のホテルとしては調度の整った高級ホテルでした。
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バスタブ付。
シャワーを使った方はご存知でしょう。ノズルの位置が高いです。いつも背伸びして取り外します。
西洋の風呂で困るのは洗い場がないことです。西洋人はかかり湯しないでドボンと飛び込むのでしょうか。多分浴槽の中でまずシャワーを浴びて、それからお湯を溜めるのではないか。それだと溜まるまでが寒い。 -
このホテルは「KLOESTERLE/クレスターレ」として市の歴史的建造物でもあります。
13世紀中頃フランチスカーナー会修道院/クロスターがあった跡に1587年穀物倉庫として建築。 -
すぐ街に出ました。
シュナイドッチェスハウス。
1563年。1632年、ドイツ30年戦争の時、街を占拠したプロテスタント側のスエーデン国王グスタフ・アドルフ2世が宿泊した故事があるそうです。現在は市の公舎。 -
マルクト広場の市庁舎。
14世紀の建築で16世紀に増築。 -
裏側。
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ルネッサンス様式の石の階段は1618年。
ドイツのあちこちの市庁舎に見かける外付けの石造りの階段です。 -
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ライハウス/質屋。
元は市の計量所。1522年。
19世紀に質屋、今観光案内所が入っています。 -
タンツハウス。
市庁舎の向かいにあります。 -
タンツハウス。
1444年、交易と祝祭ホールとして建築。
今は市の公舎。 -
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壁に取り付けられている像は1513年皇帝マキシミリアン1世の来駕を記念して。
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聖ゲオルク教会。
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1427年から92年かけて建設。後期ゴシック様式。
塔は愛称ダニエルの塔と呼ばれ、高さ89m、350段の階段を上ります。私は勿論パス。塔からの眺めは素晴らしいそうです。 -
聖ゲオルク教会。
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身廊。
高い天井。 -
側廊のある大きな教会です。
ハレンキルヒェといい、身廊と側廊が同じ高さで、側廊の高い窓から光が入り中は明るいです。 -
側廊。
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パイプオルガン。
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説教壇。
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内陣の聖歌隊席の椅子には人の顔が彫られています。フォイヒトヴァンゲンのシュティフト教会もそうでした。
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キリスト復活の彫刻。
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教会の裏の戦士の泉。
1870~1871年の普仏戦争出兵と1871年のドイツ帝国成立記念。 -
聖ゲオルク教会から南西に歩くと聖サルヴァトール教会。
1422年、カルメル派修道院教会として創建。1829年改築。 -
この頃かなりの雨になりました。
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タンパン。
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主祭壇はファイト・シュトス作といいます。1518年。
ニュルンベルクの聖ローレンツ教会にシュトス作の有名な受胎告知のレリーフがあります。 -
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第1次世界大戦の死者への追悼。
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キリストの埋葬図。
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聖顔布を持つ聖女ヴェロニカ。
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聖アントニウス。
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ピエタ。
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教会の外壁のマリア像。
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岩窟の聖母。
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保育園みたいなもの。
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その龕に建つ聖母マリアと幼子。
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お医者さんです。
今日はこれでホテルに戻りました。 -
夕食はホテルのレストランでゆっくり過ごしました。
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5/26日。小雨模様。
まだ7時前です。今日は午前中にヴァラーシュタイン、午後にはドナウヴェルトに向かうので早くからの出動です。
ワインステューベ/ワイン酒場。 -
市街地の東北にある赤い丸屋根のレプジンガー門。
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レプジンガー門からアン・デア・レプジンガー・マウアー通り/レプジンガー城壁通りを城壁沿いに北の方に。
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ウンターヴァッサー塔。
1449年。 -
この辺りエーガー川が流れています。
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旧市街地の北辺にはエーガー川の水路が家々の間を流れています。
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フォアデレ・ゲルバーガッセ。
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レーデラーガッセ/なめし皮横丁、ミッテルゲルバーガッセ、フォルデレゲルバーガッセには昔なめし皮を営んでいた家が並んでいます。
レーデラー、ゲルバー共に皮なめし工のこと。 -
エーガー川の水で皮をすすいだそうです。
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家の上階で皮を干していました。
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階上は風通しを良くしています。
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ここら辺一帯が一番中世を感じました。
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市博物館。
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リースクレーター博物館。
ネルトリンゲンのあるリース盆地は約1500万年前に大隕石が落下した跡にできた直径25キロの盆地。それに関するいろいろな地質学上の資料を展示しています。
アポロ16号が持ち帰った月の石も展示されています。 -
開館25周年だそうです。
私は入館していないので何も見ていません。 -
時計の12時の方向、バルディンガー通りに出てバルディンガー門へ。
1376年。
大きく破壊された後1705年今の形になりました。この門を出るとヴァラーシュタイン、ディンケルスビュールの方面です。 -
門の外側。
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城壁。
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ちょっと城壁に上ってみました。
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町を囲む城壁は1327年頃造られたもので周囲2.6キロ、5つの門と11の塔があります。
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武者走り。
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バルディンガー通りをマルクト広場の方へ。
整形外科医みたい。 -
左から2件目の家は肉屋。
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シュピタール教会。
13世紀。 -
バルディンガー通りにあった目立って横に長い建物。
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長い奥行。
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ダンス教室、男児礼拝堂、市礼拝堂、市民大学などが入っているようです。
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昔の消防のはしご車?。
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背の高い多分馬や馬車の出入り口。
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マルクト広場に続くバルディンガー通りは大きな建物が多いです。
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ガストハウス。
ディンケルスビュールからバルディンガー門、マルクト広場、ライムリンガー門を経てアウクスブルクに向かう昔の主要な通商路だったのでしょう。 -
ヴァインマルクトのハルゲボイデ。
1541~1543年、ワイン、塩倉庫として建築。
現市公文書館。 -
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ヴァインマルクト/ワイン広場。
ここではワイン取引が行われました。 -
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ノイバウガッセの建物。
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中世後期1500年頃の市民の家。
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ブレッターマルクトに建つマイバオム/5月の木。
ここからヴァラーシュタインまでバスで行く予定でしたがバス停が工事中でクローズです。バスの始発は駅なので駅に行けば乗れそうです。どうもバス便は不確かで困りますね。 -
ネルトリンゲンの歴史ある建築物が掲げられています。
市庁舎、タンツハウス、シュランネ、ハルゲボイデ、クレスターレ。 -
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ブレッター広場。
16世紀後半のカステンハウス。 -
ライムリンガー通り。
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駅に急ぎながらもいろいろ写真を撮ります。
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ミュンツハウス/貨幣鋳造所。
1534~1571年、帝国貨幣を鋳造した。 -
今は廃屋?。
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ライムリンガー門。
市の南の門。アウクスブルクまで通じています。 -
ライムリンガー門辺りの城壁。
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この門を出て少し遠回りになりましたが駅に行きました。
ダニエルの塔が見えます。 -
駅のZOB/バスセンターに着きましたがバスの姿はありません。
しばらく待っているとバンが滑り込んできました。なんとこれがバスでした。これに乗ってヴァラーシュタインへ行きます。
10時40分。
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