2016/03/26 - 2016/04/03
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mikoyan358さん
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「谷一面を埋め尽くす杏やアーモンドの花」
「こここそがリアルな桃源郷」
そんな情報を耳にして10年以上来たいと思い続けていたものの、一方で「本当にそんなに凄いのか?」という気持ちも沸いていた、パキスタン北部の秘境「フンザ」。
仕事を無理やり休みにし、念願の花が見ごろの時期のツアーに参加してきましたが...
現地の色彩や澄んだ空気、人々の素朴な姿など、予想を遙かに上回る「こんな場所が地球上にあってよいのか」という旅になりました。
フンザへの旅を検討されている方、行ってみたいけど「パキスタンって大丈夫なの?」と考えている方に、現地の情報なども含めて魅力をたっぷりとお伝えしていきます。
写真多めで、各日程を2~3回に分けつつ投稿予定。
1日目 3月26日(土) 成田⇒バンコク⇒イスラマバード
2日目 3月27日(日) イスラマバード⇒タキシラ⇒アボッターバード⇒ベシャム
3日目 3月28日(月) ベシャム⇒チラス⇒フンザ(カリマバード)
4日目 3月29日(火) カリマバード⇔上部フンザ(グルミット・パスー氷河)
5日目 3月30日(水) カリマバード周辺(ナガール、アルチット村)
6日目 3月31日(木) カリマバード⇒ギルギット
7日目 4月1日(金) ギルギット⇒チラス⇒ベシャム
8日目 4月2日(土) ベシャム⇒イスラマバード⇒(機中泊)
9日目 4月3日(日) ⇒バンコク⇒成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
いよいよ最終日。
相変わらずダニだらけで手足がかゆい状態ですが、この宿で7時間近くも寝られたのだからよしとせねばなりません。
一見すると何の変哲もない宿ですが、パキスタンのある意味名物宿として忘れることはないでしょう(笑)。PTDC モーテル ベシャム ホテル
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7時、ツアーで宿でとる最後の朝食。
添乗員Kさんが持ってきてくれていたふりかけや塩こんぶなどが相変わらず大活躍していました。
帰りの手荷物にするのも...ということで強いおすすめを受けましたが(笑)、まあ食べられる量にも限界ありますからね。PTDC モーテル ベシャム ホテル
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温かいシャワーの生命線であるボイラー。
なんかこの造りを見ていたら、昨日ちゃんとお湯が出たのが奇跡のような気がしてきます。
(まあ、出なかったら出なかったでバケツにお湯をもらって体を洗えたのですが)PTDC モーテル ベシャム ホテル
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昨日からの雨がしとしとと続き、あまり外を出歩くこともできません。
PTDC モーテル ベシャム ホテル
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バルコニーから、インダス川をじっくりと眺めます。
今日はここから1時間も走ると、長らく支流含めて常に視界の中にあったインダス川とお別れになります。
たぶん、車の中から慌ただしく別れることになるでしょうから、ここでじっくりと惜別の時を過ごしました。PTDC モーテル ベシャム ホテル
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荷物を出し、部屋を明け渡してロビーで日本に連絡。
こちらは、ロビーにあったカラコルムハイウェイの全図。
画面の右上ぎりぎりのところがフンザのカリマバード、ベシャムは左の真ん中、そして一番下がイスラマバード。
思えばよくこの道のりを走ってきたものです。
これを見ているとモモさんがやってきて、どうやら我々が昨日通ってきたKKHで崖崩れが発生したと聞かされました。
まさかこの時は、あんなすごい災害になっているとはつゆ知らず...
いまにして思えば、ただただラッキーでした。PTDC モーテル ベシャム ホテル
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この日は観光地もほとんど巡らないので、出発は8時半とゆったり気味。
でも、この宿でゆったりしたいとはこれっぽっちも思わないんですけどね(笑)。
今日も、ポリスの到着を待ってからスタートします。
さらば、リバーサイドホテル。
これから訪れる予定の方は、相応のハプニングをある意味楽しむつもりで来てみてくださいwPTDC モーテル ベシャム ホテル
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バスに乗り、ベシャムから南下。
ターコット橋を渡り、途中の街マンセラまでの間の山間部を抜けるべく、ぐんぐんと標高を上げていきます。
雨は出発時からさらに激しさを増し、外の景色はほとんど撮れなくなってしまいました。
こちらは、ターコット橋を渡った先の小さな集落。
ちなみにこちらの人は、比較的雨が多いのにも関わらず傘はほとんど持たないそうです。
現に、観光客以外で傘をさしているのを見たのは、ほんの数回でした。
基本的に気温が高い中、雨は涼しくしてくれるものなので、濡れることを厭わないのがその理由だそうですが。 -
相変わらず一定距離で検問がありますが、この辺からはポリスがバスに直接乗り込むのではなく、前をポリスを乗せた軽トラが先導する、という形に変わりました。
一緒に乗っていれば多少ケータイで暇つぶしもできるんでしょうが、このスタイルだと寒いし濡れるし、油売っていたら後ろの観光客にモロバレだし、ポリスたちにとってはいいことがない気が... -
もうすでにベシャムを出て1時間以上経っていますが、雨でガラスが曇って濡れて、ようやくこれが3枚目くらいに撮れた写真。
この窓の外には、漂う雲の合間から見える、何層にも折り重なる棚田の素晴らしい風景が見えています。
ここで降りてしっかり撮らせてもらえるのならば、最終日の表紙を飾るような一枚が撮れたはずなのですが...
残念ながらこれが精一杯です。 -
往路に寄った際に結婚式の一団に囲まれた、高原のカフェでトイレ休憩。
屋根に積んだ荷物が、この大雨でどうなっているか...
昨日の雨はそれほど影響はありませんでしたが、今回はそのまま飛行機の預け入れ荷物になるので、重くなるといろいろ不都合が出そう。 -
ポリスが先導してくれることは先ほど書きましたが、その交代はわざわざ停まることなく、先に付いていた車がすっと脇道にそれ、その代わりに新しい車が先導に入るというもの。
なんかカーレースのセーフティーカー的な感じですね(笑)。
こんどはポリスが2人になりました。
兄弟かと思うくらいによく似てるww -
途中うとうとしているうちに、あっという間に1000メートルの峠を越え、途中の大都市マンセラを通過。
12時を過ぎたころに、こちらのレストランで昼食になりました。
ここも、往路にトイレ休憩して、デコトラの行き交うのを眺めながらコーラを飲んだ場所。
さすがに、外国人が寄るのにふさわしい施設は限られてるんですかね。
モモさんによれば、日本人ツアーでの店選びの基準は「いかにトイレが綺麗か」だそうです(笑)。 -
ここも、かなりお食事のクオリティが高かった!
この巨大なピラフはあまりに大きすぎて少ししか食べられませんでしたが、 -
こちらのチキンのガーリック煮込みが、ピラフやチャパティと合わせると止まらくなる美味しさ。
白いご飯とこれだけでひたすら食べてみたいところです。 -
こちらのケーキも、甘すぎず優しい味で、しっとりとして飽きが来ません。
パキスタンで一番驚いたのは、もっとスイーツが激甘だと思っていたのが、かなり洗練されているという事でした。
まあ、食べる店によって大きく異なるのかもしれないですが。。 -
同じカラコルムハイウェイとは呼べないほどに、普通の街の中を通っていきます。
さすがにもうここまで来れば、日本に帰れないことはないはず。
そんな都会に戻ってきたというちょっとした安堵感と、あの岩肌ばかりの景色がもう見られないという寂寥感が、バスの中に同居しています。
ちょうどこの時は13時前くらいでしたが、パキスタンではこの時間と17時前後はかなり渋滞するそうで、ここでも流れが悪くなっていました。
この時間は、午前中の学校から戻る子供の送り迎えとかがその理由なんだそうです。 -
ビンラディン終焉の地でおなじみの大都市、アボッターバードの街も一気に通過。
この辺はすべて行きに紹介し尽くしたとあって、全部すっ飛ばしていきます。
こちらは、この街にたくさんあるという大学のひとつ。
中心都市の近郊にあり、学園都市で、かつ近くに基地とかもあるという意味では、立川みたいな街でしょうか。 -
マンセラの近郊あたりから、ようやく持ってきたポータブルWi-Fiの電波が復活。
結局9日間のうち使えたのは合計して1日半くらいでしょうか。
今まではローカルな場所でも当たり前に使えていましたが、国によっては厳しい個所も多いですね。
まあ、あの山の中で電波が来てたら、それはそれですごい事ですが。
これからパキスタン、特に北部を旅行される方はご注意ください。
電波が戻ってきたので、地図を見ながら少しずつ自分たちが移動していくのを楽しみます。 -
都会に戻ってきたことで、日本語が残ったままの車の目撃率も飛躍的にアップしました。
地方のちょっとした団体の送迎車だったり、運輸会社のトラックだったり。
あと、よく見るのが「葬祭場」の車ですね。
やはり、なかなか用途変更するにあたって国内では難しい部分があるんでしょうか。 -
イスラマバードまではあと2時間ほど。
途中、この大きな川を渡ると、「カイバル・パクトゥンクワ州」が終わり「パンジャーブ州」になります。
ついに、パキスタン北部も脱出した格好。 -
かつてのグランド・トランク・ロードに入り、途中のガソリンスタンドで最後の給油を兼ねてトイレ休憩。
ガソリンスタンドにもプレイエリア(PLAYじゃなくてPRAYのほう)があるんですね。
さすがイスラムの国。 -
トイレ掃除をしてくれていたこのおじさん、全く言葉は通じないのですがなんかいきなり握手求められました。
本当に「ちょっと何言ってんのかわかんない」状態でしたが(サンドウィッチマンか!)、しばらくおじさんがウルドゥー語(たぶん)、私が日本語という奇妙な会話で何となく意志疎通が出来てしまっていました。
この日は、なんか私に話しかけてくる人が妙に多くて、ちょっとした人気者になった気分(笑)。
まあ、女性が多い集団の中で比較的話しかけやすそうな男性がいたからですかね。
握手しながら、おじさんがさっきまでトイレ掃除していたことが頭をよぎりましたが、その明るい表情の前にその記憶は押し殺して握手を続け、あとでそっとウェットティッシュを使いましたとさw -
現地ではやっていたのが、こちらの「頑張ってしがみつく猿」のぬいぐるみ。
道中、何十台かは目にしました。 -
大量の野菜をぎゅうぎゅうに詰め込んで、街へと輸送していくトラック。
こんなに押し込んで大丈夫なんかな(笑)。 -
一見すると「あ、日本語」と思えますが、よく見ると細部で日本語がおかしかったり、そもそもフォントが日本人が使うスタイルでなかったり。
あと、「中国語ではなく日本語っぽい漢字なんだけど何ら意味をなしてない文字列」というのもたまにありました。 -
往路にも通ったタキシラの街の入口を通過し、いよいよ道も広くなって大都会の雰囲気が出てきました。
何より、先を争うように走行ラインが入り乱れる様子は、北部ではあまり見られなったことです。 -
道路標識にも「イスラマバード」「ラワールピンディ」の文字が目立つように。
やがて、かつてのGTロードから左に折れ、イスラマバードの市街地に至る道へと入ります。 -
バスは高い建物のほとんどない緑の洪水であるイスラマバードの街を通り抜け、一番奥にあるこちらの建物の前で停まりました。
これは「シャー・ファイサル・モスク」。
1966年に作られた、近代的なモスクです。
本来は観光の予定はありませんでしたが、道中が思いのほか順調だったこともあり、時間調整?のために訪れる機会に恵まれました。 -
かなり広大な敷地ですが、内部はすべて土足厳禁なので、入口のブースで靴をまとめて預けます。
また、ツアーの女性の参加者は、ここでスカーフなどで髪を隠すため準備していました。
男性はそういう意味で何もしなくてよいです(笑)。
靴置き場には、20個近くのブースがありました。
他宗教の人も入れる寛容さがあり(中の図書館を使える)、そしてイスラマバード以外からも人を集めるだけあり、すべての規模が段違いです。 -
こちらのモスクは、サウジアラビア国王だったシャー・ファイサルが寄進して建設されました。
一度に、敷地内に7万人を収容することが出来る、ということです。
7万人...東京ドームなんかを軽く超え、たしか日産スタジアムの収容人数と同じくらいですね。
そんなに階層構造になっているわけではないので、7万人がこの平面に入るという光景がなかなか想像がつきません。 -
中に入ると、巨大な噴水状の構造が。
これはおそらく沐浴のための場所でしょうかね。
この建物は、アジアで最大のモスクと言われています。
まあ、実際のところはアブダビにとてつもないやつが出来ていたりして、今後世界一の高層タワーと同じく次から次へと新記録が更新されていくとは思いますが、1960年代に完成したものとしては無類の大きさであることがわかります。
そう言われてみれば、構造の端々に'60年代っぽいレトロモダンな雰囲気があるような。 -
こちらは、礼拝にあたり手や足を洗うための場所。
ここは男性用で、別のところに女性用があります。
入口で全員靴を預けさせられるので、この辺は裸足・靴下あるいはスリッパ履きでの移動になります。
一見すると寒暖の差にかなり影響されそうですが、床には一面に大理石が敷き詰められており、保温効果もあって非常に歩きやすい適温になっています。
この辺も、最初から意図して設計されているらしいですね。 -
モスクの概念を打ち破る鋭角で前衛的なデザイン。
この特徴的な形状は、寄進者シャー・ファイサルの故郷サウジアラビアでよく見られる、ベドウィンのテントをモチーフにしているそうです。
ちなみにこのモスク、かつては1階に大学が入っていたそうなのですが、より規模を大きくするために別のところに大学が移転したそうな。
この大きさで「手狭になった」と言われてもなんかピンときませんね(笑)。 -
異教徒は中には入れませんが、正面のガラス張りになったところから中の様子をうかがうことができました。
一見すると特徴がなく、何をする場所なんだろう?と疑問に思えてきますが、よく見ると正面奥の方にミフラーブ(メッカの方角を示す印)やミンバル(説教台)を見出すことができます。
手前の左側にあるガラスケースの中には、巨大なコーランが。
目の悪い人でもちゃんと見えるように配慮しているようです。 -
こちらは1日5回の礼拝の時間を示すもの。
北部のイスマイル派は3回でしたが、スンニー派はちゃんと5回です。
あと1時間くらいするとマグレブ(「西」という意味ですね。マグレブ3国とかいうときのマグレブと同じ)の礼拝の時間。 -
見ていて驚いたのは、家族連れがピクニック的なくつろぎ方をしていたこと。
巨大なモスクの壁面の一部は、子どもたちの楽しいすべり台になっていました。 -
都会なのでもうあまり人と触れ合うこともないかな、と勝手に決めていましたが、日本人が珍しいのか抵抗なく人々が近づいてきます。
この女性たちもすすんで我々のグループに寄ってきて、逆に我々をスマホで撮影していました(笑)。 -
それでも、年配の女性はあまり写りたがらないですね、やはり。
こちらの親子連れも、やや照れながらおさまってくれました。 -
こうした家族連れも、自分たちから近づいてきて「写真撮っていい?」という感じで聞いてきます。
私はこのモスクでも何人もの人に話しかけられ、写真を撮られるなど相変わらず謎の人気ぶりを発揮していました(笑)。
私が写った写真、どこかのSNSにあがっていたりするのかなw -
頃合いはもう18時近く。
飛行機のファイサルモスクをあとに、最後の晩餐の会場へと向かいます。
こちらは、イスラマバードで最も高い建物と言ってよいであろう、トルコ人が建てたという3連ビル。
本当に、これ以外には遠くからでも見える建物は全くと言っていいほどありませんでした。
「住む」という需要ではなく「首都としての機能を果たす」ことだけを目途に作られた都市ということを、この光景から改めて感じました。 -
碁盤の目のような市街を抜け、走っているだけで人工的にデザインされたことがわかるロータリーのような場所でバスが停まります。
最後の夕食は、西遊の現地法人が持っているこちらのレストラン。 -
同じツアーのOさんが前回パキスタン周遊で訪れた時には日本料理店だったそうですが、さすがにこの地で日本料理を続けていくのには限界があったらしく、今回訪問時には「ペシャワールの伝統料理」の店に変貌していました。
まあ、今から帰ろうというのに日本料理は必要ないかもしれませんが。
でも、「世界中のやや偏見や勘違いの入った日本料理」を食べるのが大好きな私としては、一度でいいから現地の怪しい日本料理を食べてみたかったなあという心残りはあります(笑)。 -
西遊のお抱えシェフがいるお店だけあり、味はお墨付き。
こちらのナンもふかふかです。 -
ジューシーなビーフとチキンの盛り合わせ。
このあと2〜3食は機内食でしょうから、疲れた胃にはあまりうけつけないかもしれないよな...と考えて多めに食べておきましたw
すっかり食べきれないほどの量で、もう思い残すことは一切なし。 -
みんなで最後の記念撮影。
お隣のWさんと一緒になぜかふりかけを持っていますが(笑)、道中大活躍してくれた日本人の心の友?に対するせめてものねぎらいの気持ちです。
今回は(いや「今回も」か)、本当に楽しいメンバーに恵まれました。
今後、あの奇跡のような光景を思い浮かべる時に、一緒に旅したメンバーのこともあわせて思い出すでしょう。
ここをご覧になっている方もそうでない方も、本当にお世話になりました! -
そして、本当にいろいろと教えてくれて、旅を楽しいものにしてくれたモモさんと記念撮影。
しばらく英語を使った仕事についていたそうで、日本語でのガイドが久々だったというモモさん。
確かに、日本語のかわりに英語が出てくることが多かったですが(笑)、それでも非常に豊富な知識で道中ことあるごとに「へぇ〜」と思わせてくれ、この旅の厚みが彼のおかげで何倍にもなった気がします。
ジューゴール!
(↑彼のネイティブ言語であるブルシャスキー語で「ありがとう」の意味)
今日の旅行記を書き終わったら、彼にメールを送って旅行記を紹介してみようかな。 -
楽しい最後の食事を終え、後は空港へ向かうだけ。
街並みも心なしか寂しく見えてきますね。。 -
バスの中で最後の挨拶をするモモさん。
万雷の拍手に送られていました。
空港まではあと数分。 -
そして、着いてしまいました。。
ふたたびのベナジル・ブット国際空港。
撮影禁止なので、遠目から撮ります。(なんか矛盾しているw)ベナジル・ブット国際空港 (ISB) 空港
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ここまで7日間ずっと8時間以上運転していたバーバルさんが、窓枠を足がかかりにして軽快に屋根に登り、荷物を丁寧に降ろしてくれます。
みんなお土産とかを買って重くなっているだろうから、大変だろうに...
この時ももちろん感謝していましたが、その後のいろいろな災害の報道を見るたびに、この人がドライバーで本当によかったなと思いました。
ありがとう、バーバルさん!ベナジル・ブット国際空港 (ISB) 空港
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バーバルさんとお別れし、重くてなかなか動かない荷物を引きずりながら中へ。
入口にはいきなりX線検査機があり、厳重に警戒されています。
スマホを見るふりをして撮影w
モモさんとは、ここでハグと固い握手を交わしてお別れしました。
今後も、日本からの観光客にパキスタンそしてフンザの素晴らしさを余すところなく伝えてくださいね!ベナジル・ブット国際空港 (ISB) 空港
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スマホで電話をかけるふりして撮影(笑)。
角度から察してくださいw
到着ロビーは閑散としていましたが、この混雑ぶりを見ると国際空港の雰囲気は十分にあります。
見るからに多い自動小銃持った警備のスタッフくらいですかね、違和感は。
道中どっぷりと汗をかいてしまったので、ここで荷物を預ける前に急いで着替え、カウンターの前で荷物広げて入れ替え。
歳を重ねると徐々に恥じらいというものがなくなってきた気がします。。
荷物を預ける時に自分のスタアラゴールドが効いたらしく、成田行きのメンバーの荷物すべてにプライオリティタグがつけられていました。
何かよくわからんがラッキーwwベナジル・ブット国際空港 (ISB) 空港
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無事に出国審査も通過し、ゲートの近くでそれぞれに出発を待ちます。
私は、ツインズのMさんとの詳しすぎる映画話が面白すぎて、気が付いたら間もなく搭乗という時間帯でした(笑)。
自分もたいがい映画に詳しい方だと思っていましたが、久々に対等いや押され気味に話しましたわw
待合エリアは国際空港とは思えないほどお店も少なく、きらびやかな印象のないローカルな雰囲気でした。
特に買いたいものもないよな〜、と思いながら店を冷やかしていたら...
あった。小さいデコトラ(笑)。
カリマバードで見た時には大きすぎて諦めていましたが、この大きさなら持って帰れる!
きっちりパキスタンルピーは使い果たしていたので(最後に帳尻が合うように小銭をくれたWさん、ありがとう!)どうしようか迷いましたが、結局ドル札支払いで購入。
空港あたりでは何の疑問もなく米ドルが使用できてしまいます。
我が家のお土産小物のコレクションに、期待の大物新人追加w -
定刻からやや遅れて搭乗が始まります。
今回は、バンコクでの乗り換え時間が1時間15分しかないから、このちょっとの遅れが影響しないとよいのですが...
疲れもあってボーっと映画を観ているうちに、機体はあっという間にイスラマバードの大地を蹴って空へと飛び出しました。
さらば、パキスタン。
パキスタン時間では真夜中だったのですが、何だか気持ちが高ぶってほとんど寝られず。
ずっと数独やって時間をつぶしてました。 -
若干出発が遅れたものの、5時間ほどのフライトでほぼ定刻にバンコクに到着。
再度の手荷物検査のところで、大阪へ戻るKzさんご夫妻と添乗員のKさん、ぎりぎりツアー変更した関係で成田便が取れず別経路での帰国になるWさんとお別れ。
お気をつけて〜。
ずっと一緒に旅していたメンバーが減っていくのは、覚悟はしていましたがやっぱり堪えますね。。
乗り換え時間があまりに短いので、また端から端までゲート間を移動するようだとやっかいだな...と思って、あまり寂しがってもいられないままに急いでいましたが、その結果勢い余って10分ほどで着いてしまいました。
※時間余ってたとはいえわざわざもう1回ゲート近くまで見送りに来てくれた添乗員Kさんの心遣いが嬉しかったです
ちゃんと日本に帰れるんだろうか?といろいろ心配してましたが、完全に杞憂に。
ゲート前でWi-Fiにつないで海外からツムツムやるくらいの余裕ありましたぜ(笑)。スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港
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帰りのもうひとつの秘かな楽しみは、バンコク−成田便で使われているエアバスA380。
モロッコ渡航時に成田−ドバイで乗ったことはありましたが、やはりあの巨大さは何度でも体験したいところです。
(まあ、A380の凄さはビジネス以上に乗った時なんでしょうが、そんな資金力は残念ながらありませぬw)スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港
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A380の機内の様子。
まあ、でかい以外にこれと言って凄いところはないんですけどね、実は。
この後成田に着いて、最終的に家に到着するのが19時前くらい。
そのまま次の日から怒涛の仕事が待っているので、この中で少しでも寝ておきたいと思っていましたが、こちらでもせいぜい寝られたのは1時間程度。
大丈夫かなあ、明日。。 -
機内食にも若干飽きて来ていて、久々のシンハーが嬉しいのなんの(笑)。
そんなに酒好きではないですが、この時ばかりは一気に飲み干しました。
でも、酒の力を借りても、やっぱり1時間程度しか寝られず。
しかたないので、ずっとデジカメを立ち上げては撮った名残り惜しすぎる写真たちを眺めていました。 -
日曜日15時過ぎ。無事に成田へと到着。
新年度の始まりと春休みが重なって、成田の入国審査の前には長蛇の列が出来ていました。
(大半が外国人の並びだったので、日本人は流れ出してからはすいすいいけたんですが)
そんなこんなで、ターンテーブルにメンバーが到着するタイミングがバラバラに。
飛行機が着いた瞬間にスマホで成田エクスプレスを予約してしまっていたので残り時間が少なく、一部の方に挨拶できないまま空港を後にせざるを得ませんでした。
(帰国後に様々な形でご挨拶できたのでよかったですけどね)
思いのほか肌寒かった空港から列車に乗り、家にたどり着いたのは19時ごろ。
はあ、あと十何時間後かには会社か...と思いながら、まだパキスタンの香りが残るスーツケースを開け、旅を終わらせました。
一番うれしかったのは、久々にのんびり入れる風呂でしたね。
前回のシャワーがリバーサイドホテルだったので、本当に喜びひとしおです(笑)。成田空港第1ターミナル 空港
-
ということで、これにてフンザ旅行記を完結といたします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
この旅行記を機に、春のフンザの素晴らしさを感じ取り、一人でも多くあの桃源郷を訪れる人が増えることを願っています。
(了)
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