2016/03/26 - 2016/04/03
62位(同エリア172件中)
mikoyan358さん
- mikoyan358さんTOP
- 旅行記38冊
- クチコミ16件
- Q&A回答0件
- 111,007アクセス
- フォロワー7人
「谷一面を埋め尽くす杏やアーモンドの花」
「こここそがリアルな桃源郷」
そんな情報を耳にして10年以上来たいと思い続けていたものの、一方で「本当にそんなに凄いのか?」という気持ちも沸いていた、パキスタン北部の秘境「フンザ」。
仕事を無理やり休みにし、念願の花が見ごろの時期のツアーに参加してきましたが...
現地の色彩や澄んだ空気、人々の素朴な姿など、予想を遙かに上回る「こんな場所が地球上にあってよいのか」という旅になりました。
フンザへの旅を検討されている方、行ってみたいけど「パキスタンって大丈夫なの?」と考えている方に、現地の情報なども含めて魅力をたっぷりとお伝えしていきます。
写真多めで、各日程を2~3回に分けつつ投稿予定。
1日目 3月26日(土) 成田⇒バンコク⇒イスラマバード
2日目 3月27日(日) イスラマバード⇒タキシラ⇒アボッターバード⇒ベシャム
3日目 3月28日(月) ベシャム⇒チラス⇒フンザ(カリマバード)
4日目 3月29日(火) カリマバード⇔上部フンザ(グルミット・パスー氷河)
5日目 3月30日(水) カリマバード周辺(ナガール、アルチット村)
6日目 3月31日(木) カリマバード⇒ギルギット
7日目 4月1日(金) ギルギット⇒チラス⇒ベシャム
8日目 4月2日(土) ベシャム⇒イスラマバード⇒(機中泊)
9日目 4月3日(日) ⇒バンコク⇒成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
今日は一気にフンザまで向かう日。
朝5時にモーニングコールが入る予定でしたが、カメラやスマホの充電がちゃんと出来ているかなど心配だったので少し早めに目を覚まし、ライトのスイッチに手を伸ばします。
...つかない(笑)。
想定はしていましたが、案の定夜中停電していてまだそれが継続しており、充電も不十分でした。
聞いたところ、これは計画的なものではなくたまたま夜半過ぎから停電が続いていたようですが、それにしてもまだまだこの辺の電気事情は不安定ですね。
写真は、部屋の窓からのぞいたインダス川。
ちなみに画面の右端に明るく輝いているのは発電所の施設です。電気くれ〜PTDC モーテル ベシャム ホテル
-
普段の旅行中のルーティンに沿うならば朝シャワーなのですが、この宿で想定外の時間にシャワーを浴びるなんて考えてはいけません(笑)。
寝る前に停電を想定してあらかたパッキングを終えておいてよかった。
部屋でくつろぐ必要もそれほどないので、歯を磨いて荷物を閉めて時間通りに出し、唯一Wi-Fiが使えるロビーでしばらく日本に連絡していました。
出発は6時。朝ご飯を食べている時間はないので、途中でランチボックスになるとのことでした。
ちょうど、昨日昼飯を食べたレストランで美味しかったバナナとオレンジを持って帰ってきていたので、とりあえずのつなぎに食べておきます。
6時には全員揃っていたのですが、同乗するポリスの到着が若干遅れて6時をまわってからスタート。
到着予想は20時! さあ晩御飯はちゃんと食べられるのだろうか?!PTDC モーテル ベシャム ホテル
-
リバーサイドホテルを後にし、ベシャムの街を通り過ぎます。
まだかなり暗かったのでちゃんと撮ることが出来なかったのですが、街の中にある交差点に掲げられた交通標識がこちら。
ブレブレで何のことかわかりにくいですが(笑)、下段は右折方向で、途中で朝ご飯を食べる予定になっているダスーへ。
そして上段には左折方向で「Mingora」と書いてあります。
ミンゴラとは、ここから西に100キロほど行った場所にある「スワート渓谷」の中心都市。
ガンダーラ文化の最初期の芽がここで育まれ、長らく仏教の中心地となり、イスラム化してからも先進的な教育が特徴だった場所。
非常に美しい自然を持つことでも知られています。
そしてもうひとつ有名なのが、あのノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんの生まれ育った街であるということ。
彼女の故郷であるということは、現在はパキスタンタリバンに支配されている場所、という事も併せて示しています。
何も触れられることなくこの看板は行き過ぎましたが、出発前に「わたしはマララ」も観てきた私はひとり感慨にひたりました。
近くて遠いミンゴラの街に想いをはせながら。 -
そういった地域のため、またタリバンとまではいかなくても山賊が出てしまうような地域のため、ここからギルギットの手前あたりまでの数百キロは常にパキスタン警察が我々外国人旅行者に同行してくれます。
(以前、同行のない時代に襲撃された外国人旅行者がいたため、最近は特に強化されています)
自動小銃を持ったまま乗ってきているのがわかりますね。
ちなみにこの警護は、旅行会社から頼んだりしているわけではなくて、観光業により力を入れたいパキスタン政府が命じて行なう無償のサービスです。
とはいっても、まずは観光客を安心させることを目的としたポリスなので、それほど高圧的に迫ってきたりはしません。
むしろ、向こうからハローと言いながら握手してきたり、フレンドリーな人が多いのが驚きでした。 -
ポリスの警護のもと、バスを先へ進めていきます。
カラコルムハイウェイといえば、インダス川に面した断崖絶壁に沿って作られた道であるため「崖崩れ」という言葉は大小問わないのであれば日常的に起きていることです。
さっそく、こんな石が片方の車線をふさいでいるのを発見。
まあでもこんなのは序の口でした(笑)。
この後も、石やら何やらいろいろなものが道に飛び出してくる「リアル超長距離マリオカート」状態でしたが、ドライバーさんも状況は頭に入っており無理せず譲り合いながら進んでいきます。
ここでバナナの皮とか出てきたら面白いんだが(笑)。 -
カラコルムハイウェイ(以降KKHと略します)自体はけっこう高いところを切り通して走っています。
なので、見下ろすとびっくりするような斜面に家が並ぶことも珍しくありません。
あと、いちおう上下1車線ずつはありますが、ところどころ落石している箇所は1車線になっていたり、また1つの車線の幅も十分に確保されているとは言えません。
今だからこそこうして平然と振り返ることができますが、この日は本格的なKKH初日だったため、窓の外からつい下を見てはその「窓の外にほんの数十センチ程度しか余裕がない」ぎりぎり走行を肝を冷やしながら見ていました。 -
そして、KKHの最大の特徴が、その路面の悪さ。
そもそも無理やり作られた道路である上に、ひっきりなしに大型トラックが行き来するルートでもあるので、路面がきれいなはずがありません。
私は普段から万歩計を持っていて、出発前に(以前の旅で同じ経験をされた)Oさんに「揺れるから多分万歩計のカウントも凄いことになると思うよ」とのアドバイスを受け、張り切って一番バウンドが反映されやすい(泣)最後部座席を立候補して確保していました。
果たして、その揺れは尋常ではなく、常に細かく自分が座席から飛んでいる感じです。
たまに大きなギャップを拾った際には、明らかに体が完全にシートから離れた事すら実感できます(笑)。
この状況で寝るのは無理で(←少なくともこの時点では)、早起きのつけを払う余裕も与えられません。
楽しくはあるのですが、その揺れを感じながら猛烈な後悔の念もあわせて覚えました。
フンザへの道は、かくも厳しく険しいものなのか... -
水が流れている箇所も多数あります。
ただ、常に流れているというわけでもないので、雨が降った後や上の山から雪解け水が下りてくるときには、こうして仮設の水濠障害?が発生。
スプラッシュマウンテンばりにかき分けて進みます。 -
ほとんど家なんかもないような場所なんですが、けっこう人がいるのに驚きます。
彼らはどこから来たのか、彼らは何者か、彼らはどこへ行くのか... (←ゴーギャンのパクリ) -
見渡せる部分でアングルに収めましたが、この大自然の中でKKHがどんな位置づけなのかお分かりいただけると思います。
私が参加したツアーは、この日3/28(月)から31(木)までは快晴、そしてこの辺を復路で4/1(金)に通過して予定通り日本に戻ってきたのですが、その1日から雨が強くなってきていました。
(後のほうの日記でも紹介しますが、始終雨で視界も悪い中の走行が続きました)
そして、翌4/2(土)にはその雨がさらに豪雨に変わった結果、KKHの各所で大規模な土砂崩れが発生。
同じ西遊のツアーでフンザを訪れていた方々を含め、大勢の日本人観光客が足止めを食らった、というのをニュースでご覧になった方も多いと思います。
いま走っているベシャム〜ダスーの区間はKKHの中でも最も崖崩れの危険が高いところであり、実際に今回の豪雨で一番寸断箇所が多いのもこの辺です。
実際に乗っている時も「無事に通ってくれよ」と始終祈りながらの走行でしたが、本当に1日違うとまだ日本に帰れていないところでしたからね...
現地に取り残されている方々の一日も早い帰国を祈ります。 -
基本的にインダス川に沿って走りますが、当然ながら途中で様々な川が合流してきて、そのたびに谷が出現します。
谷の幅が極めて狭ければう回する距離も少なくて済みますが、途中のこの谷は一番えぐれが大きい箇所でもあり、「スピード」のあのバス並に豪快に飛べば30秒くらいで着けそうなところを、ぐるっと谷沿いに15分ほどかけて回ってきます。
この橋は、そのどんづまりの一番狭くなったか所にある橋。
帰国後の土砂崩れのニュースでは、この橋が使えなくなったと書いてありました。
当局は相当復旧を頑張って急いでいるようですが、この橋はどう対応するのかな。。 -
で、その谷を豪快にう回しなくて済むように、新しい橋が建設されていました。
中国がお金を出しているそうです。
中国は何としてもアラビア海側に出る陸路のルートを確保したくて仕方ないのですが、戦乱が絶えないアフガニスタン、仲が悪い(笑)インドなどは通るわけにはいかず、このパキスタンを通るKKHをことさら重要なものと見ています。
なので、ここだけではなく、バンバン資金を出してより走りやすい道を作ろうという計画。
立派になるのは結構ですが、魂胆が露骨に見えていてやや辟易。 -
日の出は6時前のはずでしたが、周囲を6000〜7000メートル級の山に囲まれているこのエリアでは、日の出までさらに1時間以上待つ必要があります。
これでようやく写真が撮りやすくなる(笑)。 -
いろいろ酷い道ですが(笑)、まあこんな光景もあって癒されます。
道路くらいしか平面の箇所がないのに、よくこんなに飼育できるなあ。 -
そういえば説明するのを忘れてましたが、途中にはこうした検問がちょいちょい存在します。
あとで訪れる1か所を除いては我々は降りる必要がなく、ガイドのモモさんが降りてポリスと握手し、名簿見せて相違なければOK、という感じで問題なく進んでいきます。
そして、ポストごとに乗り込むポリスが交代していきます。
外国人観光客はそれなりにいると思うので、いったい何人体制で回しているのか聞きたいところでした。
チラスまでに5〜6か所くらいはこういうのがありましたかね。 -
先ほど途中に「川」がありましたが、まさか「滝」まであるとは思いませんでした(笑)。
運転手のバーバルさんは慎重に水をよけながら進みましたが、荷物を屋上に載せている我々は正直気が気ではありません。 -
何というかもうスプラッシュマウンテン、いや滝のわきをくぐるという意味ではジャングルクルーズにも近いものがあります。
日本では絶対にお目にかかれない光景。 -
滝のところで停車してくれて撮影タイムが出来たので、ようやくじっくりとインダスの流れも観察することが出来ました。
周囲の川や滝が荒れ狂っているのに比べて、水の流れは非常に穏やかでしとやかです。 -
こうして、6時に出発して走り続けること2時間ほど。
チラスまでの道中の中では最も大きい街、ダスーにたどり着きました。
「最も大きい」と言っても、走り続ければ3分ほどで終わってしまうくらいのごく小さな集落です。
こちらは学校の朝礼の風景。
斜面の狭いすきまに街がある場所ですから、校庭なんてものはないんでしょうね。屋根の上でやってます(笑)。 -
ダスーの街の一番奥にあるレストランに横付けし、ここで待望の朝食休憩。
店頭からいろいろ美味しそうな煙が上がってますが、我々が食べるのはこれではありません。
あとで調べたら、帰国後の土砂崩れの規模では、このダスーのこのお店のすぐ近くで起こったものが最大規模だったらしいです。
幅が90メートル、積もった土砂の高さが40メートル...
幅はともかく高さの方が全く想像がつきません。
少し離れてはいるものの、この時会った皆さん(とあとで出てくる猫)が無事であることを願います。 -
お店のあんちゃんにお願いして写真を撮らせてもらったのですが、なぜかこちらが撮影する間ずっと直立不動w
むしろ動いているところの画が欲しかったんですが、それは残念ながら伝わりませんでした。 -
食事は、PTSDモーテル(あれ?違うけどまあいいやw)から持ってきたランチボックス。
何かいろいろ調理忘れてるような見た目ですが(笑)、たまにはこういうのもいいもんです。
とりあえずイモと卵が美味しかったので満足。 -
食事とトイレを済ませ、屋上に登りました。
遠くに見えるは6000メートル級の山々、そして雄大に流れるインダス。
まだまだ序章でこれだけの豪快さを見せつけてくるんだから、本編に入ったらいったいどうなってしまうのやら...
インダス川の雰囲気ははこちらで。
https://youtu.be/_Q-R8sXdCnw -
猫さん可愛いです。
今回の旅では犬や猫に遭遇する機会が非常に少なかったので、この猫が唯一触れた相手でした。 -
表の椅子に座ってくつろいでいた地元の人たちと記念撮影。
この辺はお店の人たちですかね。他と違って日本人にさして驚きませんw -
お店の前の路面です。
ある程度節目になる途中の「ちょっと大きめの街」の中心街でこれですから、それ以降の道路の状況についてはお察しください(笑)。
後ろであがっているうまそうな匂い含め、雰囲気はこちらから。
https://youtu.be/IaVyjmOFI7g -
とりあえず良い空気も吸えてリフレッシュできたので、過酷な旅を再開。
西遊さんのバス、最後尾はちょっと茶色のスモークがかかった窓ガラスになっていて、私が席から撮ろうとするとどうしてもそれがフィルターになってしまいます。
ということで、しばらくは昔のネガを現像したようなセピア調の色合いでお楽しみください(泣)。
これはダスーを出た直後、ちょうど土砂崩れ起こしたあたりかな... -
土砂崩れが起きる前から、切り倒して保管してあった木が落っこちてきたようで大変なことになっていました。
地球上において、平らな場所というのはことのほか貴重だという事を思い知りました。
ちなみに、向こうの林業に従事する人はこの木を一本切って売れば3か月くらいは食べていけるそうです。
ある意味、その生活は羨ましい。 -
一見すると何の変哲もない谷に見えますが、よく見ると画面中央にゴンドラがいるのですが、見えますか?
-
わかりやすく拡大。
インダス川に橋をかけるスペースが限られてそれほど数も多くない中、対岸に渡りたい人の需要を満たすために設けられたロープウェイ?です。
このダスー近郊からギルギットの手前あたりまで、途中で10か所くらいは観た気がします。
生活に必要であれば仕方なく乗りますが、本当に必要に迫られなければ回避したいですねw -
こうした橋もたまに見かけることができますが、やはりここまで回り道しなければならないというのは地元の人々にとっては大きな負担なんでしょうね。
ちなみに、ベシャムからギルギットの手前あたりまでの険しい区間で、KKHがインダス川をまたぐのは2回だけ。
その2つの橋は2車線あって十分な強度がありますが、この辺の橋はほぼ歩行者専用と言ってもよいような見た目です。 -
どこまで走っても、インダス川とKKHとのつかず離れずの戦いが続きます。
ようやく最後尾のあしらい方にも慣れ、ヘッドレストの間のくぼみにうまく首を預けて、激しい揺れの中でも寝られるようになりました(笑)。 -
ダスー出発から2時間。
こんな見晴らしの良い場所でトイレ休憩となりました。
豪快にインダス川を見ながら用を足した(笑)あと、周辺の景色を楽しみます。
川べりに砂浜っぽいのが見えるのが意外ですね。
煙草をうまそうに吸うバーバルさんが絵になります。 -
振り返ったアングル。
こんな場所に停めていいの?と思うかもしれませんが、事前・事後を比べてもここがベストの停車場所と思うような、一瞬のワインディングロードの切れ目でした。 -
景色を楽しむ横を、こんな過積載のトラックがうなりを上げて進んでいきます。
まあ、こんな道ちょっとずつ積んで何度も往復するより、多少重くてもいっぺんに行った方が絶対によいでしょうからねw
ちなみに、KKHに限らず世界の一本道ではよくあることですが、このトラックも道中で何回もすれ違い、追い抜き、休憩中に追い越され、というのを繰り返していました。
おかげで、道中の「なじみの車」が何台かでき、それとの差を計るのも楽しくなってきます。 -
その典型例がこのバス。
我々のバスとほとんど走行速度が同じだったこともあり、途中から激しいデッドヒートが繰り広げられ、熱くなったバーバルさんのハンドルさばきがさらにキレを増していく展開に。
結局、3回ほどバトルが発生しました。
後ろに座って見ている方はたまったもんではないですが(笑)。 -
再びバスに乗り、先ほどの青いバスを追いかけますw
こんな揺れの中でもいろいろ面白い話をしてくれるモモさん、仕事熱心です。
※ここで聞いた話は、該当するものが入った写真のところで小分けに説明に加えています -
相変わらず検問と、ポリスの交代は続きます。
ポリスは、愛想のいい人から、お前仕事する気ないだろ的にずっとケータイいじっている奴までさまざま。
まあ、常に銃を構えている必要はなく、いざというときに活躍してくれればいくらケータイいじってても構いませんわ(笑)。
さっきの青バスとは、検問で先に行かれ、後からこちらが追い付いてテイルトゥノーズ、という感じでバトルになっていましたw -
こうして、先ほどのトイレ休憩ポイントから進むことさらに2時間...
-
大きな検問所が見えてきました。
まずモモさんが挨拶に行ったあと、添乗員Kさんより「パスポートを持って全員降りてください」とのアナウンスが入ります。 -
ここは、これまでアボッターバードあたりから続いていた「カイバル・パクトゥンクワ州」と、これから我々が目指すフンザやギルギットがある「ギルギット・バルティスタン州」の州境にあたります。
かつての事件などもあり、ここから入境する外国人は事前登録して、出入りの人数などに問題がないかを確認するため、ここでパスポートチェックが行なわれます。 -
パスポートを手に警察の詰所みたいな狭い部屋に入り、古めかしいPCの前のWEBカメラで写真を撮られ、パスポート名などを入力されて登録は終了。
トイレ待ちに撮ったこの写真くらいしかお見せできるものがないことをご容赦ください。
だって撮影禁止でしたから(笑)。
ちなみに、ここで写真には撮れませんでしたが非常に面白い出来事が。
(私はすぐ近くにいましたがその場面は見てないので、伝聞です)
この詰所の入口の脇に牢屋があったのですが、何とそこに1人の男が収監されていました。
英語が堪能な添乗員Kさんが勇敢にもそこに近寄り「なぜ捕まったの?」的なことを聞いたところ、その男はぼそっと「ATTACK THE WOMAN(つまり婦女暴行?)」と答えたそうです。
観光客にちゃんと受け答えしてくれる囚人も偉いのですが(笑)、何よりも「牢屋の中の人と話す」というドラゴンクエストでしか見たことがなかった世界が現実のものになったというのが、私のツボにはまりました。
中の人がしかばねでなくてよかったですww -
無事に登録も終わり、今回の目的地を含む広大な「ギルギット・バルティスタン州」へと入りました。
ちょっとピントが合わず(揺れが激しいので仕方ない)見にくいのですが、チラスまで2キロ、ギルギットまで122キロ、そしてKKHの最高地点である中パ国境のクンジュラブ峠までは390キロ。
このまま寝ずに朝まで走れば中国ですねw
(実際にはクンジュラブ峠の開放は5月からなので、今行っても駄目なのですが) -
ようやく、チラスの街に入りました。
こんな無茶な過積載(笑)、しかもつかまりながら後ろの我々をガン見という状況の中を進みます。 -
そして、昼食をとるべくこちらの「シャングリラホテル」へと入りました。
この辺では一番立派なホテルのようです。シャングリラ インダス ビュー ホテル ホテル
-
インダスビュー、と看板にある通り、川側にせり出したテラスで川のざわめきを聴きながらお食事。
ここは食事もよくトイレも綺麗で、ツアーで小休止するには最高の場所ですね。
(西遊の別のツアーでは宿泊もしているそうですが)シャングリラ インダス ビュー ホテル ホテル
-
だいたい定番になってきたメニュー。
今回は野菜のカレーとポテトが美味かった!シャングリラ インダス ビュー ホテル ホテル
-
そして侮れなかったのが、食後のこちらのカスタードプリン的なおやつ。
やはり疲れた時には甘いものの補給が一番効きますね。
午後は、またチラスからインダス上流を目指して走ります。
3日目後半に続く↓
https://4travel.jp/travelogue/11121240シャングリラ インダス ビュー ホテル ホテル
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
mikoyan358さんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
-
PTDC モーテル ベシャム
2.95 -
シャングリラ インダス ビュー ホテル
2.77
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
パキスタンで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
パキスタン最安
504円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
48