2016/04/04 - 2016/04/04
277位(同エリア805件中)
HANAさん
満開情報があったので雨上がりの京都八幡市に桜を見に行ってきました。ここ数日の暖かさと朝の雨で桜は満開のピークを過ぎてちょっと散りはじめてましたがまだ十分楽しめました。八幡市男山山上にある岩清水八幡宮はこの2月に国宝に指定されたばかり。本殿をはじめ立派な厳かな神社に満開の桜が美しかったです。
八幡信仰については先日行った九州国立博物館で「祈りのかたち 八幡」という展示を見て、九州の宇佐の地方神であった八幡神が各時代の為政者や仏教と結びついて護国神や武神として大きく発展してきたということを知りました。宇佐にも八幡市にも行ったことがあったのにちっとも神社には注意を払ってなかったので今回是非とも行ってみたいと思っていたので背割桜より先に行くことにしました。いつもはこの神社の桜は背割桜より開花が遅いのですが今回はどちらも満開でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
PR
-
京阪電車で八幡市までやってきて男山ケーブルで山上駅に登りました。八幡市駅からケーブル乗り場まではすぐで昼間は15分おきに出ています。乗車時間はたったの3分で山の上に行けます。実は石清水八幡宮の表参道は反対側で徒歩で登ることが出来ます。しかし体力ない私は往復400円払ってケーブルで来ました。
するっと関西カードは使えますがICOCAなどのICカードには対応していません。
山上駅の周辺にも桜が見えました。なお、ケーブルカーからは神社はみえませんし、ちょうど裏側についた感じです。すぐ正面に展望台への急な階段がありました。男山山上駅 駅
-
山上駅から素直に神社に向かう道を歩き出しますが、すぐにこんな看板が。山には自然がたくさん。
-
山にある八幡様なので登っていくかと思いきや駅からの道は下ってしまいます。午前中に雨だったので落ち葉が滑りやすい。
-
少し下ったらまたすぐに上りです。でもそれほど距離はなく傾斜も緩やか。
-
広場にたどり着きました。この奥がエジソン記念碑があるそうですが、先を急いでいたので行ってみませんでした。何故石清水八幡宮とエジソンに関係あるのかと思ってましたが、帰りのケーブルカーの説明を聞いて納得。発明王エジソンは電球を発明しましたが、フィラメントに日本の竹を使ったと小学生の時に習った気がします。実はその時使った竹はここ八幡の男山の竹だったということなのです。
-
ここには石清水八幡宮名物走井餅が売っていて多くの人がお土産に買い込んでました。
-
この餅小屋の前からさらに参道への階段をのぼります。
-
やっと参道到着。でも山上駅からは10分もかからずアップダウンもそんなに急じゃなかった。反対側には表参道の三の鳥居があって下から徒歩で上がってくるとたどり着くようです。
-
参道には手前に手水舎がありました。ここで身を清めて参拝です。
-
南の総門。手前のテントは臨時の桜餅や走井餅の販売所。桜茶とセットでその場で食べることも出来ます。
-
総門をくぐっていくと手前に舞台が作られていて、来週奉納があるようです。奥に進むと立派な本殿が見えます。
石清水八幡宮は860年創建、社殿は度々消失しているようですが、織田信長や
豊臣秀頼の修復や復興など行われ、現在の建物は1634年に江戸幕府が造営したもの。
本殿は八幡造本殿つくりでおなじ形式の本殿の中では現存最古最大規模だそうです。 -
国宝と書かれた看板がまだ新しくて光って見えます。国宝にふさわしい建物ですが中にも多くの文化財があるようです。
今回国宝に指定されたのは本殿・摂社武内社本殿・瑞籬・幣殿及び舞殿・楼門・東門・西門・廻廊3棟の本社10棟と附(つけたり)・棟札3枚だそうです。
昇殿参拝も受け付けていて、この日は4回ありましたが、あいにく午後2時の回がでたばかりでした。3時半の昇殿参拝に参加すると40分ぐらいかかるそうなので背割桜は行けないので今回はあきらめました。雨が降っていなければ朝から来てゆっくり参拝できたのに残念。
昇殿参拝は高校生以上1000円で参拝のあと神職による由緒説明や見所案内があるようです。 -
本殿正面の楼門の上には鳩が向かい合っていますが、鳩はこの神の使いと考えられていて、狛犬のように阿吽の呼吸で向かい合っているようで右の方が少し口が開いているのだとか。その上には極彩色の彫刻が素晴らしいです。社殿には素晴らしいこのような極彩色の彫刻が150点以上もあるそうですが、一説によると左甚五郎の作なのだとか。昇殿参拝すると織田信長の黄金の雨樋などともにいろいろとみられるようです。
-
本殿を囲む塀は信長塀と言われる織田信長が好んで採用した塀だそうで、瓦と土が重ねられた塀は丈夫で耐火性もあったようです。
-
本殿の裏側に回ると水若宮社、若宮殿社、若宮社など並んでいます。どれも重文です。
-
校倉もありました。
-
本殿から総門を見ると舞台がつくられていて数日後に奉納舞があるようでした。
-
総門横の桜は満開。元はもっと大木であったようです。
-
この桜の下から本殿の方を見てみます。おみくじを引くところがあったので200円だしてひいてみました。ここのおみくじには平があるということだったのですが結果は中吉でした。
-
総門を出たところで一休み。桜湯と走井餅をいただきます。桜餅とのセットもありました。
-
春は入学や入社の季節ですが、初めてのことが多い新入生や新入社員に伝えたい言葉ですね。
-
総門の前には通常の神社に良くある酒蔵からの清酒の酒樽が沢山奉納されている場所がありましたが、総門の脇に小さな樽がありました。良く見るとウイスキーの樽でヤマザキ工場とあります。
すぐ近くにはサントリーの山崎工場がありますので、サントリーからの奉納でしょうか。確認するのを忘れました。 -
この旗はあらゆるところにたてられてました。男山の山頂にある八幡宮と阿吽の神鳩。ちゃんと右の葉とはちょっとだけ口が開いてます。
-
帰り道はたくさんあります。徒歩で表参道を下る方法もあるのですがケーブルカーで帰ります。右に行くと来た道。左に行って展望台を経由して帰る道を選びました。
-
すぐに階段で下っていくのでちょっと心配になりました。
-
でもすぐに平になり、竹や木のある森を歩いている感じ。
-
途中石の鳥居のあるところがあります。貰ったパンフレットには伊勢神宮蓮拝所とありますが説明見落としました。
-
この石の鳥居の反対側は階段になっていて東総門となっています。この階段は現在登れません。
-
さらに少し進むと下に降りる階段と展望台の方に行く道に分かれます。この階段はかなり急です、との注意書きがありました。ここを下りていくと石清水社や石清水井があって水がわいているようです。
-
展望台にやってきました。
-
展望台は広場のようになっていてお弁当を食べている人や眺めを楽しむ人など。ここからはパノラマのように景色が広がります。
-
ここから見えるのは京都市街から比叡山までひろいです。京都タワーなども見えました。ただ背割桜はほとんど見えません。
-
竹を利用してつくられたオブジェが展示されてました。カマキリのようですがトンボもありました。八幡の竹細工を展示する小さな建物もありましたが既に閉まってました。
-
展望台から駅方向という緩やかな階段を下っていきます。展望台からは急な階段を下りる道もあります。
-
山頂駅の手前の広場の桜も満開でした。
-
山頂駅からケーブルカーに乗り込んで運転手の後ろに立ちました。駅からはトンネルを抜けていきます。
-
トンネルを抜けたところ。景色が綺麗に見えました。
-
登ってくるケーブルカーとすれ違います。
-
駅にはあっという間に到着。手前でやっとちょっとだけ背割桜が見えました。
-
駅の下には記念撮影用のパネルもありました。
-
京阪八幡市駅前の広場。駅の近くには観光案内所もあって八幡市が観光に力を入れていることがわかります。レンタサイクルもありました。この広場からは八幡宮は見えませんが、徒歩で参拝する道はこの奥の方に行けばあります。
-
歩いて背割桜に行く道は案内板が出ていてわかりやすい。京阪電車の踏切を渡って5分ぐらいで川に出られます。
川と踏切の間に市営の駐車場があって平日で午前中が雨だったからか空きが十分ありました。ここは1時間100円という格安なのでいつも車で来たらここに停めようと思うのですが、電車で来るのも便利なので車で来ることがありません。
背割桜の臨時駐車場は川の向こうにあります。 -
橋の上から背割桜が見えます。昨年は満開で天気も良かったけど今日は雨上がりで曇りのうえに満開はちょっと過ぎていてここからも見頃を過ぎたのがわかりました。背割桜のところには桜じゃない木もいくつもありますがそれらが既に芽をだしてきているようで、ピンク一色というより緑が間にあってピンクも緑かかってきてました。
-
川を渡り切ったところから背割桜を見ます。背割桜は中州に植えられている桜ですが中州の真ん中が小高くなっていてその真ん中に背骨のように遊歩道がありその両側に桜があります。この堤の両側には自転車のためと歩行者のための道が整備されていてその間の芝生のようになったところでみんなお花見しています。
桜はどちら側からも見ることが出来ますが、八幡市側の方が枝がなだらかに伸びていて人気。 -
背割桜の入り口。
-
ずーっと1.4キロに渡ってトンネルが続いています。ここは車いすでも通れる道です。
-
緩やかに降りて行ける道を降りていきました。遠くから見ると桜の幹が見えないほど桜が圧倒的な量で続いているのがわかります。ずーっと続いているのでまた階段を使って桜のトンネルの部分に戻りました。
-
桜の幹はどれも太くかなりの年数がたっていることがわかります。途中でたくさんの人が桜を見上げているところがありました。
-
皆が見上げているところをみると枝の先に何かいます。
-
良く見ると猫が枝の先の方にいました。この猫、登ったはよいけどだんだん枝が細くなって身動きが取れなくなってしまったようです。方向転換も難しいし、かなり高い位置で周りで見ている人からも落ちたら命が危ないと心配する声が上がってました。
見ているとさらに前に向かうと桜の枝が揺れてかなり危ない。ただ何とか方向転換出来たようでした。 -
この遊歩道でところどころに見かけるまむし注意の看板。まだ冬眠から目覚めていないことを祈ります。
-
とうとう一番先まで来ました。一番先にあるのは桜じゃなくてサクランボだそうで花の色が違いました。1か月後ぐらいに実がなるのだとか。
-
一番先はこんな風になっていて階段を下りることが出来ます。階段でお弁当食べてる人もいました。
-
階段を下りて歩いて戻ります。
-
朝の雨で散りつつありましたがまだまだ見れました。
-
毎年見かける結婚式の写真を撮影しているカップル?今回も3組ぐらい見かけました。和装の人たちはそれほどでもないけどドレスの人は寒そうです。
風も少しあったので既に散り始めていた桜が吹雪のように見えたところもありました。
川の両側にある桜は沢山観に行ってますが、ここは川の両側に桜があるのではなく桜の両側に川があってそれが続いているので見ごたえがあります。屋台も入り口のところに少しあるだけですし、この公園自体が夕方には閉まるので昼間の花見だけです。人は多いけど広いのでゆっくり散策して桜を観ることができる点が私は気に入ってます。
石清水八幡宮も次回は歩いてゆっくりと参拝したいと思ってます。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
56