2015/07/04 - 2015/07/04
55位(同エリア151件中)
まみさん
2015/07/04土 カザン観光2日目
・現地ツアー参加(10:00-17:30)
ライフスキー修道院(10:05頃-12:00 約20分自由時間)
ヴォルガ川中洲島のスビャージスク(Sviyazhsk)(13:10-14:45 約30分自由時間)
聖母被昇天修道院(外観のみ)
洗礼者ヨハネ修道院
木造の聖三位一体教会(見学)
嘆きの聖母イコン大聖堂(外観のみ)
・市内観光バスツアー乗り降り自由タイプ(19:00-20:00)
・ソビエト時代ライフスタイル博物館
・ウニベルシチエツカヤ(大学)通りに面したレストランで夕食
【カザン泊:ボン・アミ・ホテル】
カザン2日目の本日は、旧タタール人居住地区や市内にいくつもある教会めぐりをするつもりでした。
ところが1日目にホテルに戻ったあと、ネットでカザン観光案内所のサイトを調べていたら、ライフスキー修道院に行くツアーを見つけました。
そのツアーは、ライフスキー修道院だけではなく、スビャージスク(Sviyazhsk)という、知らない町訪問と組み合わせた1日プラン(所要時間約7時間)でした。
ただ、写真を見て、スビャージスクなるところに行くのも悪くないと思いました。なによりも、わざわざツアーが組まれている町なのです。
このツアーに参加できたら、カザンの街中散策をしようという当初の予定はできなくなりますが、それよりも郊外に行ける楽しみの方が上回りました。
あるいはそのツアーに空きがなかったら、高層ビルからカザン市内を見下ろす夕食付きの3時間ほどのツアーでも良さそうだと思いました。
それであれば、当初予定していた街中散策は可能です。
いざ、朝1番で、タタールスタン・ホテルのレセプション脇にあったカザン観光案内所に行ってみたら、私が1人ということもあったと思いますが、ライフスキー修道院とスビュージスクを訪れるツアーに当日申込みでも参加することができました。
ツアー出発は10時。朝1番に向かったおかげで、時間的にも間に合ったわけです。
英語ガイドはなく、ロシア語だけであることも、承諾しました。私はこれまでも2回ほど、ロシア語ちんぷんかんぷんでも現地ツアーに参加したことがあります。
自力で公共交通機関でアクセスするのは困難そうなライフスキー修道院に、連れていってもらえるだけで十分です。
自力でアクセスできたとしても、ガイドブックの少ない説明以上に詳しいことは分からず、ふうんふうん、と思いながら、写真を撮りまくるだけになるはずです。
実際、ライフスキー修道院では、、ツアーグループに置いて行かれないよう、付かず離れずついて行きながら、ちんぷんかんぷんなロシア語のガイドさんの説明は聞かずに写真を撮りまくっていました。
どうせ全然ロシア語が聞き取れないので、無理して聞いているふりをする必要はない、と開き直ったのです。
もっとも、グループの中には、ガイドさんの話を聞かずに、あるいは一応聞きながらも、好きに写真撮影をする人がたいていいるものです。
そういうツアーメンバーの様子を見ながら、ヒンシュクを買わない程度に好きに行動させてもらいました@
修道院内は、思ったとおり、絵になるシーンがたくさんでした。
ロシアを含む夏のヨーロッパは日本の春のように花にあふれてカラフルですが、修道院内はあちこちに花壇があったので、さらに華やかでした。
ただ、曇天だったのが残念でした。
それから、私は湖畔に建つライフスキー修道院の姿を夢見ていたのですが、湖は鐘楼門に入る前にちょっと見えただけで、修道院内を散策している分には、湖畔に建つ修道院というかんじは全くしませんでした。
また、現役のロシア正教会はたいていそうですが、教会内部は撮影不可でした。
修道院内のマップのようなものはなく、現地でもあとからネットでも見つからなかったので、写真に撮った建物が何の建物か、旅行記を作成するにあたり、コメントがほとんどできないのも残念でした。
それでも、ライフスキー修道院に行けてほんとによかったです。
それに、夕方まで天気がぐずついた1日でしたが、一番雨足が強かった昼頃は移動中で、ツアーバスの中で雨をやり過ごすことができました。
<2015年ロシア再訪旅行の簡易旅程>
06/30火 職場から成田のホテルに前泊
07/01水 成田第2空港からJALでモスクワへ&モスクワちょっと観光
07/02木 モスクワ半日観光&S7航空でカザンへ
07/03金 カザン観光1日目(クレムリンと国立博物館)
07/04土 カザン観光2日目(現地ツアーに参加)★
07/05日 S7航空でモスクワへ&モスクワ半日観光
07/06月 モスクワ観光4日目&ニクーリン・サーカス
07/07火 モスクワ観光5日目&ククラチョフの猫劇場
07/08水 モスクワ観光6日目&ボリショイ・サーカス
07/09木 モスクワ観光7日目(赤の広場とモスクワ動物園)
07/10金 モスクワ観光8日目(モスクワ動物園とプーシキン美術館)
07/11土 モスクワ観光9日目(アルバート街と東洋博物館)
07/12日 モスクワ半日観光&出国
07/13月 成田第2空港着(猛暑のピークの帰宅)
※この旅行記の対象の日に★印をつけました。
詳細旅程はもう1つのブログ「まみ’s Travel Diarty」
(http://mami1.cocolog-nifty.com/)
の記事に、ハイライト写真と共に前後編に分けて掲載しました。
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2015/07/2015-fd3f.html
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2015/07/2015-7006.html
「のどかな景色もミリ力 ライフスキー修道院
カザンから北西に約30kmの郊外にある修道院。創建は17世紀に遡る。18世紀から20世紀初頭にかけて教会などが建てられたが、ソ連時代に修道院は閉鎖され、政治犯の監獄などに使用されていたという。
敷地内には水汲み場があり、その水を汲む人でにぎわっている。名水と名高いこの水は、カザン市内でもペットボトルで売られている。
修道院自体は1時間もあれば回れてしまう大きさだが、周囲は森で囲まれ、湖があり、のどかなロシアの風景が楽しめる。1日かけてのんびりと散策したいところだ。」
(「地球の歩き方 ロシア 2014〜15年版」より)
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- JAL S7航空
- 旅行の手配内容
- その他
-
朝一番、予定の街中散策をする前に、タタールスタン・ホテル内にあるカザン観光案内所に寄ることにする
「地球の歩き方」でもLonely Planetでも紹介されているツーリスト・インフォメーションです。
http://www.gokazan.com/
前の晩、ホテルでサイト内を検索していたら、ライフスキー修道院に行くツアーを見つけました。
ヴォルガ川中洲島のスビャージスク(Sviyazhsk)という島の訪問と組み合わせたツアーなので、所要時間7時間で、毎日催行されるツアーではありませんでしたが、幸い本日土曜日は催行される日です。
カザン2日滞在を、1日目は自力で市内を、2日目は自力で行くのは大変な郊外へ、首都カザン以外のタタールスタン州を見ることにできたら、カザン観光にめりはりがつきます。
なので、当日申込みが可能か、ダメもとで行くことにしたのです。 -
タタールスタン・ホテル内にあるツーリスト・インフォメーション・センター
住所は「地球の歩き方」やLonely Planetにあったとおり、クレムリョーフスカヤ通り15/25番でした。 -
エクスカーション・センターという申込窓口へ
ツーリスト・インフォメーション・センターにしては、あたかも銀行や両替商のような、金を扱うので来訪者に対して警戒しているような、開けていない窓口ですが、臆することなく進みます。
私が1人だからか、本日の10時からのツアーに参加することができました。
代金はランチ込みで1,550ルーブル。
(2015年7月現在、1ルーブル=約3円で換算)
ロシア語ちんぷんかんぷんなので、代金に含まれているガイドの説明料はむだにするしかないにしても、安いです。 -
ツアー開始まで30分程度なので、そのままホテルのレセプション前のロビーで待つ
-
きれいな大型のツアーバス
ツアーの目的地のライフスキー修道院もスビャージスク(Sviyazhsk)も人気の観光地で、駐車場には現地ロシア人ツアーの大型バスがたくさん停車していました。
最初の目的地のライフスキー修道院では、バスをちゃんと覚えていなかったので、短い自由時間のあと、駐車場に戻ったときに、自分のバスがどれか分からなくなってしまってあせりました。
幸い、私がバスの前をうろうろしていたので、見かねたガイドさんが下りて来て呼んでくれました。 -
ツアーバスをヨコから見たところ
ランチでバスを降りたときに撮りました。
ライフスキー修道院の駐車場で自分のツアーバスが分からなくなるという失敗をしたので、次にランチやスヴィヤージスクでバスを降りたときは、車体をじっくり見て、この文字が書かれてあることを覚えました。
ツアーのランチとランチをとったレストランの写真はハイライト旅行記にまとめました。
「ゆったり楽しもうロシア再訪2015年─モスクワとカザン─ハイライトその3【カザンの朝食以外の食事とレストランやカフェ】」
http://4travel.jp/travelogue/11045999 -
ツアーバスの車内の様子
私は最後に申し込んだので、一番後ろに座りました。
ツアー参加者は40人くらいでした。
出発するとまもなく、ツアーメンバー表が回って来て、そこに名前と国籍と出身地を記入しました。
そのあとガイドさんがやってきて、メンバー表と照らしながら、メンバーを1人1人確認しました。
現地ツアーで一番おそろしいのは、グループに置いていかれることです。
めったにないと思いますが、ゼロではないです。
実際、ロシアではないですが、以前、私が参加した現地ツアーで、いつまでたっても集合場所に来なかったメンバーがいて、きっとツアーを抜けたのだろうと、先に行ったことがありました。
そのため、最初のライフスキー修道院での自由時間の前に、ガイドさんに、もう1度集合時間を英語で確認したり、トイレの位置を聞いたりなど、すでに分かっていた情報を敢えてもう一度確認することで、ガイドさんに自分のことを印象付けるようにしました(そうでなくてもロシア語オンリーでロシア人ばかりのツアーの中で、ロシア語が分からない日本人の私は目立っていたとは思いますが)。
ロシア語オンリーのツアーでも、ツアーガイドさんは日常の英会話はできることが多いです。あるいはカタコトでも。
もちろん、ガイドさんは移動のときに人数確認をしていました。 -
ライフスキー修道院駐車場前にあった、木造の建物の可愛いおみやげ屋さん
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おみやげ屋さんの前のクマの像
真ん中のクマさんは樽に入ったハチミツでもなめているのでしょうか。 -
修道院前にあった、青いとんがり屋根が巣的な白い建物と看板
ホテルかなぁと思ったのですが。 -
入口に「巡礼者の家」と書かれてあり
巡礼者向けに安く提供している宿泊所で、いわばユースホステルみたいなかんじかしら。 -
すぐに見えてきた鐘楼門と修道院を囲む白い壁
こういう高い建物の写真を撮りたいとき、曇天で白飛びしてしまう空なのが実に残念でした。 -
黒い玉ネギ屋根の鐘楼門
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おそらく修道院の見張り塔
修道院はたいてい城塞の役割を兼ねていたと思うので。 -
修道院に入る前に少しだけ湖が見えたけど
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湖畔の休憩所と共に
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修道院が面している湖の一角
ツアーでは修道院内の見学が目的ですから、湖畔にたたずむ修道院の姿を眺める機会はありませんでした。 -
白壁の向こうに見える黄金ドームの教会を、修道院にゆかりのある聖職者の像と共に
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修道院のすぐ手前には、小さな絵本市
-
ツアーメンバーに続いて鐘楼門から修道院内へ
手前の灰色いセーターに白いショルダーバッグの女性が、ツアーガイドさんです。
移動のときは、なるべくガイドさんのそばにくっっいて歩くようにしました。 -
鐘楼門をくぐっているときに最初に見えた教会
ググッてみて名前が分かりました。
グルジアの聖神女イコン教会でした。 -
鐘楼門を入ってすぐ目の前の景色
可愛らしい庭がすぐに目に入りました。
夏のヨーロッパは花に溢れていて、修道院もその例に漏れず。 -
庭の一角には小さな人口の池もあり
-
鐘楼門を背に、左手にあった教会
この教会は特に見学しませんでした。
修道院内で中を見学した教会は3つです。
個人で回るのと違ってツアーなので、観光客が入ってよさそうな場所を、くまなく見学するわけではないのです。 -
ライフスキー修道院のメインとなる三位一体教会
創建1910年とプレートに書かれてありました。 -
三位一体教会の入口
この教会は、中を見学しましたが、現役の教会なので撮影は禁止でした。
ここの教会のイコノスタシス(礼拝所と信者の空間を分けるイコンの壁)はメッキの金が薄れかけていたせいか、シルバーなイコノスタシスでしたが、かえってしぶくてかっこよかったです。 -
入口の美しい鉄細工
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ところどころにエメラルド色のアクセントがあるステキな三位一体教会
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鐘楼門の方を見渡す
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つぎに、中央の広場に面したグルジアの聖神女教会
グルジアの生神女のイコン教会ではなく、グルジアの聖神女教会。創建1842年。
生神女という言い方はあまりなじみがなかったのですが、イエスの母マリアのことには変わりないのです。ただ、日本の正教会では、聖母という表現は使われないようです。
でも、これまでの私の正教会がらみのコメントで、それを使い分けたことはなかったです。
この教会は見学しましたが、先に別のグループが入っていったので、いったん他を周りながら待つことになったようです。 -
別の教会の入口も、ペチュニアで可愛らしく飾られ
ここは確か見学しました。
ただし、ガイドの説明が聞き取れないので、三位一体教会ほど中の印象は残ってなく。 -
惚れ惚れする三位一体教会をいろんなアングルで撮る・その1
背景が青空だったらもっと良かったのですが、黄金のドームは寒空でも輝き、緑に縁取られているので、白亜の壁が空の白さの中でくっきり浮き立ちます。 -
惚れ惚れする三位一体教会をいろんなアングルで撮る・その2
白飛びする空があまり入らず、画面いっぱい教会で埋めるような構図をねらいながら。
壁の模様も凝っています。 -
グルジアの聖神女イコン教会と聖職者たち
このあたりでネコちゃんたちに出会ったのですが、動物園以外の動物写真はハイライト旅行記にまとめる予定です。
それにしても、ロシアの修道院にネコちゃんはつきものかもしれません。
というか、ロシア人はとてもネコ好きです。
ネコ派とイヌ派では、圧倒的にネコ派が多いのではないかしら、とネコをかわいがる何人かのロシア人との出会いから推測。 -
グルジアの聖神女イコン教会も、丸屋根が見えないアングルは、イメージが違って見える
この教会の配色もデザインもとてもステキです。 -
グルジアの聖神女教会を見学する
ツアーメンバーに続いて中に入ります。 -
入口の屋根の美しい鉄細工
-
教会を出るときに、入口の屋根の鉄細工のシルエットごしに外を見る
-
花にあふれた花壇と鐘楼門
このあと短い自由時間がありましたが、少々ネコちゃん撮影に費やしてしまいました。 -
奥の城壁の角の見張り塔
見張り塔というよりは、ほとんど教会のようです。
緑の屋根にブルーの配色がなんともいえません。 -
惚れ惚れする三位一体教会をいろんなアングルで撮る・その3
教会の裏手から攻めました。 -
惚れ惚れする三位一体教会をいろんなアングルで撮る・その4
お城みたいです@ -
惚れ惚れする三位一体教会をいろんなアングルで撮る・その5
一番自然なアングルで撮ったものですが、建物の前に十分な空間がないので、全体像は撮れず。
うっすら青空が見えていましたが、壁の城さをキープするため、露出を空色にあわせて調整できませんでした。 -
壁の聖母子の浮彫
三位一体教会の壁ではないです。
やさしいふくらみが分かるように撮ってみました。 -
入口の近くの教会
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鐘楼門を近くで見上げる
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鐘楼門の真ん中にイエスの浮彫
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外から見た鐘楼門の全体とそのうしろに見えるグルジアの聖神女イコン教会
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巡礼者の家の前の聖母子像
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おみやげ屋さんの前庭の看板彫刻
買い物はしなかったけれど、おみやげ屋さんは覗いてみました。 -
駐車場で見かけた、本売り
車を陳列台替わりにしちゃうなんて@
ただ、車でやってきて道端で商品を陳列して商売する光景は、東欧の地方や田舎ではよくありました。 -
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真っ平な緑の草原と
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中洲のある景色
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ロシア絵画でデジャブな風景にじわじわと感動
こういう風景が見られたこともツアーに参加した収穫でした。 -
静かに横たわる母なるヴォルガ川
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この旅行記へのコメント (2)
-
- eahawkさん 2016/03/19 03:12:58
- こんにちは!
- まみさん
こんにちは!
しっかし、センス抜群ですねロシアの建築とその色合い!!
たまらないです(笑)
途中の川の風景も最高です!!
ロシア行きたいな〜!
でも確かロシアビザって、国籍の国の大使館じゃなきゃダメなんでしたっけ。
まみさんの投稿で我慢します・・・
eahawk
- まみさん からの返信 2016/03/22 02:12:51
- RE: こんにちは!
- eahawkさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
レスおそくなって失礼しました。
ほんとすばらしいセンスですよね、ロシアの建築とその色合い!
毎回感動します。見飽きることはないです。
というわけで、今年もロシアに行きます。
国籍の国の大使館でなければならないって、そうなんですか?
一時的に帰国されるときにとるとか。
ゆっくりペースですが、なんとか去年の分を終わらせてから今年の旅行に行きたいものです。
> まみさん
>
> こんにちは!
> しっかし、センス抜群ですねロシアの建築とその色合い!!
> たまらないです(笑)
>
> 途中の川の風景も最高です!!
>
> ロシア行きたいな〜!
> でも確かロシアビザって、国籍の国の大使館じゃなきゃダメなんでしたっけ。
> まみさんの投稿で我慢します・・・
>
> eahawk
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