2016/03/05 - 2016/03/05
115位(同エリア1282件中)
かっちんさん
新潟の町を特徴づける坂道と砂丘でつくられた高台を歩き、旧制新潟師範学校の児童博物館・旧新潟県副知事公舎などの洋館、広々とした日本海を見に行きます。
技術の発展の礎になった大学の実験機器、パスタが味わえる副知事公舎を改築した「ネルソンの庭」、及第点に届かない59段の「どっぺり坂」、雛人形など、新潟の町を楽しみます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
町めぐり
白山公園から坂道を上がり、砂丘によってつくられた高台の新潟大学病院、旭町学術資料展示館へ向かいます。 -
銀バス
白山公園前の通りにバスが走っています。
新潟市内を走る新潟交通の路線バスは、通称「銀バス」と呼ばれています。
赤い屋根は日本海に沈む夕陽をイメージしているそうです。 -
珍しい連節バス
新潟交通では2015年から萬代橋ラインに連節バス「ツインくる」を4台運行しています。
新潟市では、都心部でマイカーを使わなくても移動しやすいサービスレベルの高い交通システムの導入を進めています。
利用の仕方は中扉・後扉から乗車し、前扉より降車します。 -
新潟大学医学部
一番堀通りの新潟市役所から北側の坂道を上がると、新潟大学病院が見えてきます。 -
町名は医学町通
明治5年に新潟県令 楠本正隆の開化政策により、医学校(新潟病院)をつくり、町名も医学町通と名付けられました。 -
新津記念館
新潟病院の向かいに昭和13年に建てられた洋館の外国人迎賓館があります。
4月上旬まで冬期休館中なので、今日は見学ができません。
新津という名前は、新潟の石油王「新津恒吉」が由来しています。 -
新潟大学煉瓦塀
明治44年に新潟医学専門学校の塀としてつくられました。 -
新潟大学旭町学術資料展示館
通称「あさひまち展示館」と呼ばれています。
ここは、昭和4年に旧制新潟師範学校の児童博物館等として利用されてきた鉄筋コンクリート造の建物で、国の登録有形文化財に認定されています。
建物内には新潟大学に蓄積されてきた貴重な学術資料が公開され、今の時期は雛人形が飾られています。
入館料は無料、閉館日は月・火曜日です。 -
来館者4,000人目の記念品
入館するとスタッフの方から、「おめでとうございます。あなたが今年度4,000人目の来館者です」と言われてビックリ!
思い出に残る記念品をいただきました。
詳細は資料展示館ホームページのトピックスに掲載されています。
http://www.lib.niigata-u.ac.jp/tenjikan/topics_news.html#160305
この雪だるま人形は、埼玉県の年配夫婦が硬い紙を組合せて作られたものです。
では、館内の展示を見学します。 -
トキの剥製
1階は理学部・歯学部・工学部の「自然・技術の歩み」が展示されています。 -
蝶が映るクルックス管
明治8年頃ウィリアム・クルックスが陰極線の研究として、より真空度を高めてグルー放電の実験を行うために作成した真空放電管です。
放電が始まると陰極周辺が光り、蝶の影が映るそうです。 -
はく検電器
中学校の理科の実験でやったことがあります。
下敷きを髪の毛でゴシゴシ擦り、はく検電器の上部に近づけると静電誘導で内部の「金属はく」が開いたことを思い出します。 -
水銀蒸溜整流器
交流電源を直流に変換する装置です。
現在は半導体を使い小型化されています。 -
キログラム原器
質量の単位「キログラム」の定義として使われる「キログラム原器」です。
白金イリジウム合金製の分銅1kgを気圧や温度に左右されないように、何重もの容器で保管されています。 -
ラチェット
時計の部品で見かけますね。 -
ウォーム歯車
ウォーム(ねじ歯車)とウォームホイール(歯が斜めのはすば歯車)が直角に接し、回転速度の減速に使われます。 -
逆転防止装置
ラチェットと歯によって逆転できないように回転方向を制限します。
そう言えば、バレーボールコートのネットを張るとき、巻き上げたワイヤーが戻らないように逆転防止が使われていましたね。 -
水上輪(すいじょうりん)
アルキメデスポンプとも言います。
ハンドルを回すと内部のらせん板のスクリューが回り、水を汲み上げることができます。
かつて、佐渡金山で地下水の汲み出しに使われていました。 -
色彩混合装置
円盤上の色紙を回転させることによって混色を生み出す装置です。
心理学の授業に使われていました。
技術系の仕事をしていた”かっちん”には興味のある展示コーナーでした。 -
イチオシ
窓ガラスにトキが来ている・・・
何と絵がうまい! 本物かと思いました。 -
古今雛
2階には「新潟の雛人形・町めぐり」スポットがあり、古今雛が展示されています。 -
古今雛
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町めぐり
あさひまち展示館を後にし、これから寄居坂、しょうこん坂、どっぺり坂をまわり、砂丘を越えて日本海の景色を見に行きます。 -
寄居坂(よりいざか)
高台から寄居坂を下ります。
この道は営所通(えいしょどおり)です。
営所通の由来は、明治5年に政府直轄軍兵士が居住する営所が設けられていたことによります。 -
しょうこん坂
新潟大学医学部の高台に上がる別の坂を見に行きました。
坂の上にはかつて戦死者を弔う招魂社があったため、「しょうこん坂」と呼ばれるようになりました。
登降の足運びのリズムからワルツ坂とも呼ばれています。 -
隠れ家のようなレストラン
寄居坂の下に戻ると、和風レストラン「海風亭」と洋風レストラン「フェアリーテイル」があります。 -
新潟小学校の校章
町なかを歩き、東大畑通に来ました。
新潟市の市章を使った校章は、港のしるし錨と中央の五をもって、安政五年通商条約により指定された五港を意味し、これに雪環を頂かせて五港の一つ新潟をあらわしています。
ここで左に曲がり、「どっぺり坂」へ向かいます。 -
レトロな玄関のお店
オーボランジェ・ワコーというクリーニング店です。
特殊な染み抜き、補修等もやってくれます。 -
海の洋館「ネルソンの庭」
旧新潟県副知事公舎だったところです。 -
イチオシ
落ち着いた雰囲気の洋館
大正10年に建てられた建物です。 -
都会的なイタリアンレストラン
歴史的価値のある建物をリノベーションし、現在はイタリアンレストランになっています。 -
出窓のある洋館
昼は待合ロビー、夜はダイニングバーになります。 -
ダイニングフロア
副知事公舎当時の柱や梁をいかした広い空間では食事ができます。 -
和室にお雛様
明治の豪商「田代家」の段飾りです。
洋館とはいえ、公舎には和室もありました。 -
パスタランチ
ここで昼食にします。(11:30オープンだったので、先に町めぐりをして戻って来ています)
前菜のミックスグリーンサラダと自家製フォカッチャです。 -
メインのパスタ
鰆・かぶ・青のりのオイルソースのスパゲッティ 柚子風味を美味しくいただきました。
では、町めぐりを続けます。 -
新潟カトリック教会
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歩道の四角い蓋
新潟県の花「チューリップ」がデザインされています。 -
イチオシ
どっぺり坂
坂の上には、かつて旧制新潟高等学校があり、学生寮「六花寮」の学生達が古町などの繁華街に通う近道としてこの坂道を盛んに利用していました。
頻繁に坂道を往来し、遊びの度が過ぎると落第するぞという戒めの意から、ドイツ語のドッペルン(二重にするという意味)と洒落て「どっぺり坂」と名付けられました。
階段は、及第点の60点に1つ足りない59段でつくられています。 -
風情のあるどっぺり坂
学生時代は過去のことなので、及第点を気にせず安心して上がれます(笑) -
イチオシ
坂を上がると素晴らしい眺め
古町エリアにある高層ビル「NEXT21」と「グランメゾン西堀通タワー」が見えます。 -
日本海まで450m
この案内板を見ると、日本海を見に行きたくなります。 -
あいづ通り
この先に旧会津八一記念館(現在メディアシップに移転)があったので、「あいづ通り」の名がついています。
そして、砂丘と日本海があります。 -
横道には趣のある階段
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海の手前には砂丘
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飛砂を防ぐ松林
飛砂対策の砂防林は1617年に長岡藩主による植林が始まりとされ、本格的造成は1751年以降です。
この植林事業のおかげで、新潟の町が発展しました。 -
イチオシ
広々とした日本海
釣り人と新潟港に入る佐渡汽船のカーフェリーが見えます。
今日は気持ちのいい春の天気です。 -
浜にある日時計
現在の時刻は11:29。
日時計の針(影)も、その時刻をピッタリ指しています。
この後、砂丘館、旧斎藤家別邸など、町めぐりが続きます。
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