遥かなるインディア⑦アウランガバード

2014/03/21 - 2014/03/30

ヴァラナシからギリギリの乗り継ぎを経て、ようやくアウランガバードに到着した。
きっと見ごたえのある遺跡なので、今日と明日はたっぷりと時間を取って観光したい。

エリア アウランガバード(インド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 2.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます。7日目の朝です。
07：30、まずはホテル近くでチャイを。

近くを散策したが特に変わったことは無い。
観光客は見当たらない。

何か朝飯になりそうなものは無いか探していると、男衆が集まっている屋台を発見。

パコラみたいなものかな。

水気が無いパサパサしたパンと、申し出れば唐辛子も一緒にくれるので一緒に頂く。ベジタブルパコラ。

飲み物を持参すれば良かった。安いし、味は悪くない。

迎えに来ていたスダーカルさんの車で10分くらいで最初の目的地、ビービー・カ・マクバラーに着いた。

一応、テロを警戒して金属探知機が設置してある。

見えてきた。

うん、アグラのタージマハルより小ぶりだけど、十分綺麗。
人も少ないしゆっくり出来そう。

内部は大理石で作られている

ムガル帝国6代皇帝アウラングセーブの妃の為に17世紀に彼女の息子によって建てられたようだ。
人はここをミニタージとか、貧乏人のタージとか呼んでいるようだが、身の丈をわきまえた、母親想いの建築であると自分は思う。

国財を湯水のように使い、国民に負担を強いるようなタージ・マハルの建設のような行為は愚かであると思うのです。
結果的に、シャージャハーンの造ったタージマハルは現在、インド観光の最大の目玉であり、世界遺産として巨額の富を生んでいることは間違いないのですが。

ビービーカマクバラーを後にした車はデカン高原を2時間くらい走る。何にも無い。
スダーカルさんは無口。
娘が病気らしく、奥さんは小さな下の子の面倒を見なければいけない。
1週間に一回の医者代が大変らしい。それでも学校に通わせたいので自分は頑張らなくてはいけないのだとか。

11：30、アジャンタに着いた。
環境保護のため、車を麓の駐車場に置いて、バスに乗り換えて上まで上がる。

10 Rsくらい払った。バス代？

石窟の中に入れば涼しいので問題ないが、外は非常に暑い。

よし、しっかり見ていこう。

象の入り口

上るのが大変ならお金を払えば籠屋が居る。

壁画。フラッシュ撮影禁止。
入り口で見張っている人が居る。

これを岩肌をくり抜いて造ったなんて信じられない。

似たような感じだが、それぞれ違う。

僧坊として使っていた石窟、瞑想のための石窟、など役割によって別れている。

雨季は小さな滝も見られるそうだ。

馬蹄型の岩肌に多くの石窟があり、たっぷり時間をかけて鑑賞したい。

彫刻も素晴らしいが、アジャンタといえば壁画が有名である。一部欠損しているが、天井にも残っている。

石柱にも。

コウモリの糞害などで保存状態が極めて悪い石窟もあった。
ぜひ後世に残してもらいたい素晴らしい遺産であると感じた。

結局3時間超アジャンタを見学した。
また2時間かけてアウランガバードの町まで帰る。

スダーカルさんはエアコンはつけない。別料金だという。
めっちゃ暑いけどがまん。外はホコリっぽいけど窓を開けるしかない。

町に戻ってきたら、シャワーを浴びてさっぱりしてから、昨日のショッピングセンターへ行った。
案外、インド料理屋というものは無いようで、晩飯はドミノピザになってしまった。
こんなところまで来てドミノピザとは。。。

今思うと、インド人に聞けば良かったのだ。後悔。

帰りにインド人の集会か何かに遭遇、結構やかましく踊り狂っていた。
その様子を眺めながらホテルへ帰った。
ベジタリアンが殆どだし、酒類の販売所も分からない。

アウランガバードの夜は大人しくエアーサロンパスをして休んで明日に備える。