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最近、伊豆半島ジオパーク推進協議会による活動の一環で案内板が各所に設置されています。<br />大室山の麓にあるさくらの里にもいくつかの大室山が火山であったことを示す案内板が設置されてあります。<br />又、この溶岩トンネルは昔から大蛇が住んでいた「大蛇伝説」の地でもあります。<br />さくらの里なのですが、桜の木、花の写真は一枚もありません。<br /><br /><br />

大室山の噴火を物語る溶岩トンネル

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2016/03/10 - 2016/03/10

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旅行記グループ 大室山

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アルプ・グリュム

アルプ・グリュムさん

最近、伊豆半島ジオパーク推進協議会による活動の一環で案内板が各所に設置されています。
大室山の麓にあるさくらの里にもいくつかの大室山が火山であったことを示す案内板が設置されてあります。
又、この溶岩トンネルは昔から大蛇が住んでいた「大蛇伝説」の地でもあります。
さくらの里なのですが、桜の木、花の写真は一枚もありません。


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  • 「さくらの里 : 大室山のふもとを彩る桜の饗宴」と題する伊豆半島ジオパークによる案内板<br /><br />40種 1000本の桜が開花時期と共に説明されていますが私が注目したのは案内板の左下部分です。

    「さくらの里 : 大室山のふもとを彩る桜の饗宴」と題する伊豆半島ジオパークによる案内板

    40種 1000本の桜が開花時期と共に説明されていますが私が注目したのは案内板の左下部分です。

    さくらの里 花見

  • 案内板の下には大室山の噴火に関するスコリアラフトが説明されています。

    案内板の下には大室山の噴火に関するスコリアラフトが説明されています。

  • その右側には大室山の噴火に関する溶岩トンネル(穴ノ原溶岩洞穴)が説明されています。

    その右側には大室山の噴火に関する溶岩トンネル(穴ノ原溶岩洞穴)が説明されています。

  • 大室山とさくらの里<br />今年の山焼きは予定の期日に行われたため大室山が黒くなっています。

    大室山とさくらの里
    今年の山焼きは予定の期日に行われたため大室山が黒くなっています。

  • スコリアラフトの案内板中途半端な場所に設置されています。

    スコリアラフトの案内板中途半端な場所に設置されています。

  • 右に見えるのがスコリアラフトです。

    右に見えるのがスコリアラフトです。

  • 案内板の後ろには柵が設置されています。

    案内板の後ろには柵が設置されています。

  • ラフトの内側にはガサガサした赤黒い軽石(スコリア)が観察できます。

    ラフトの内側にはガサガサした赤黒い軽石(スコリア)が観察できます。

  • スコリアラフトは、大室山の溶岩が西のふもとから流れ始めたとき、スコリア丘の一部を崩して運んできたものです。<br /> ラフトは英語で「筏(raft)」の意味。スコリアは気泡が多くて軽いので、筏のように溶岩流上に浮き、溶岩流の表面をころがるうちにその周囲に溶岩がまとわりつきました。

    スコリアラフトは、大室山の溶岩が西のふもとから流れ始めたとき、スコリア丘の一部を崩して運んできたものです。
    ラフトは英語で「筏(raft)」の意味。スコリアは気泡が多くて軽いので、筏のように溶岩流上に浮き、溶岩流の表面をころがるうちにその周囲に溶岩がまとわりつきました。

  • 桜の木がなければオーストラリアのエアーズロックのように引き立つのですが!

    桜の木がなければオーストラリアのエアーズロックのように引き立つのですが!

  • さくらの里の一角には桜の木ではない森があります。<br />溶岩トンネル(穴ノ原溶岩洞穴)があるのです。

    さくらの里の一角には桜の木ではない森があります。
    溶岩トンネル(穴ノ原溶岩洞穴)があるのです。

  • 案内版と柵があります。

    案内版と柵があります。

  • 穴の原溶岩洞窟<br />今から三千七百年前に大室山が噴火したとき、地下に空洞を残したまま地表の溶岩が固結し、のちに地表部分が陥没して、この溶岩洞穴ができたと推測されます。<br /><br />この洞穴はタテ穴状で、最大直径24m・最深で15mです。横方向への広がりは落盤などにより不明ですが、富士山方向に横穴があいていて、かなりの奥まで入れたといいます。<br />

    穴の原溶岩洞窟
    今から三千七百年前に大室山が噴火したとき、地下に空洞を残したまま地表の溶岩が固結し、のちに地表部分が陥没して、この溶岩洞穴ができたと推測されます。

    この洞穴はタテ穴状で、最大直径24m・最深で15mです。横方向への広がりは落盤などにより不明ですが、富士山方向に横穴があいていて、かなりの奥まで入れたといいます。

  • 大室山」の麓にある大きな穴に大蛇が住んでいて、村人たちを苦しめていました。<br />村人は困って、「源頼家」が近くに来た時に、大蛇の退治をお願いしました。<br />という話です。<br />それがこの大穴です。<br />

    大室山」の麓にある大きな穴に大蛇が住んでいて、村人たちを苦しめていました。
    村人は困って、「源頼家」が近くに来た時に、大蛇の退治をお願いしました。
    という話です。
    それがこの大穴です。

  • 柵が見えているのでおおよその穴の大きさが判ると思います。

    柵が見えているのでおおよその穴の大きさが判ると思います。

  • 火山ではどこにでもある溶岩洞窟ですが場所がさくらの里のため観光客は素通りしています。

    火山ではどこにでもある溶岩洞窟ですが場所がさくらの里のため観光客は素通りしています。

  • 柵が設置してあり中には入れそうにありません。

    柵が設置してあり中には入れそうにありません。

  • さくらの里には全く同じ内容の案内板が別の場所に設置されてあります。

    さくらの里には全く同じ内容の案内板が別の場所に設置されてあります。

  • 場所を変えて大室山のリフト乗り場に移動します。<br />さくらの里もリフト乗り場も駐車料金は無料で十分の広さがあります。

    場所を変えて大室山のリフト乗り場に移動します。
    さくらの里もリフト乗り場も駐車料金は無料で十分の広さがあります。

    大室山登山リフト 乗り物

  • リフト乗り場にも伊豆半島ジオパークによる案内板が設置されてあります。<br />「大室山でわかる伊豆の大地のひみつ」と題する説明ではさくらの里とは違い専門的な内容となっています。

    リフト乗り場にも伊豆半島ジオパークによる案内板が設置されてあります。
    「大室山でわかる伊豆の大地のひみつ」と題する説明ではさくらの里とは違い専門的な内容となっています。

  • リフト乗り場の駐車場からグランパル公園側に向かう道路の地層<br />伊豆半島ジオパークによる案内板には具体的な説明はありませんでしたがHPだけが説明しているのです。

    リフト乗り場の駐車場からグランパル公園側に向かう道路の地層
    伊豆半島ジオパークによる案内板には具体的な説明はありませんでしたがHPだけが説明しているのです。

  • リフト乗り場の伊豆半島ジオパークによる案内板には何も説明されていませんでしたが地層に見える白いスジに注目

    リフト乗り場の伊豆半島ジオパークによる案内板には何も説明されていませんでしたが地層に見える白いスジに注目

  • 伊豆諸島・神津島天上山で西暦838年に起きた噴火による火山灰が大室山をおおってたまっています。<br /><br />道路わきの小さな崖の黒い地層のなかに、水平に入っている白い筋が神津島からきた火山灰です。平安時代に起こったこの噴火は規模が大きく、約80kmも離れたこの場所に火山灰を降り積もらせました。<br /><br />上下の黒い地層は「黒ボク土」と呼ばれる、有機物を多く含む土壌です。<br />

    伊豆諸島・神津島天上山で西暦838年に起きた噴火による火山灰が大室山をおおってたまっています。

    道路わきの小さな崖の黒い地層のなかに、水平に入っている白い筋が神津島からきた火山灰です。平安時代に起こったこの噴火は規模が大きく、約80kmも離れたこの場所に火山灰を降り積もらせました。

    上下の黒い地層は「黒ボク土」と呼ばれる、有機物を多く含む土壌です。

  • この場所が切り道しになっているため発見できたのです。

    この場所が切り道しになっているため発見できたのです。

  • 大室山と道路から規模が察しできます。<br />5cm位の厚さです。

    大室山と道路から規模が察しできます。
    5cm位の厚さです。

  • 切り道しとなっているためここが一番高い場所となります。

    切り道しとなっているためここが一番高い場所となります。

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