2015/09/02 - 2015/09/17
53位(同エリア128件中)
マリリンさん
9/5,6 Torlaトルラ→オルデサ国立公園(ピレネー山脈、スペイン側)
スペインとフランス国境付近に跨った最も高峰が集まる中心地、世界複合遺産、総称”ピレネー山脈のモン・ペルデュMont Perdu“(モンテ・ペルディードMonte Perdidoスペイン語)。
ペルデュ山を含めた、スペイン側のオルデサ国立公園や、フランス側のガヴァルニー圏谷等を一部とする渓谷や湖、滝そして動物や植物たちの保護区一帯を現します。
またペルデュ山とはフランス側からは見えないと言われる”迷子の山、失われた山”或いは石灰質で”崩れやすい山”を意味し、また氷河の侵食によって造形されたヨーロッパ最大・最深で多数の渓谷です。本格的な登山から初心者まで人々を魅了してやまない歴史と多くのロマン溢れる憧れの山岳地です♪
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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ハイキング初心者の私はまずオルデサの全景、概要を掴むためにもスペイン側オルデサ渓谷を展望を望むお気楽4WD TAXI ORDESAの4時間を当日お願いしました。
トルラ出発でGO!突然の申込みだったのでこの日はスペイン語のみ。ドライバーのアルベルトさんが時々英語で私たちだけにお話ししてくれました♪
http://www.miradoresdeordesa.es/en/main.aspx -
16時ホテル前にピックアップ。
”オラ♪” スペイン人3名、アフリカから来たという英国人のご姉妹2名が既に車内に。
Ara Riverアラ川のローマ橋を渡り山道をぐんぐんと登って行きます、あっという間にトルラの街が眼下に。 -
第一のポイント
黒松の林を抜け、アラ谷、ヴィニョマール山を望む。 -
ピレネー山岳の反対側をみるとこんな景色
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アキノス シソ科♪ 秋だから( ..)φメモメモ
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この辺り一帯になる黒松の松ぼっくりと天然マッシュルーム♪
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イチオシ
第2のスポット miradores del molar
なんと圧倒される景色でしょうか!(゜o゜)
約2万年前の氷河融解により大地が何層にも連なる高峰の大絶景が目の前に広がります。
オルデサ渓谷が深いVの字になり眼下にアラザス川や公園内の青いシャトルバスも見えています♪(後日歩きます) -
第3のスポット
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この辺りは落雷が頻繁に起きやすく、結構木がやられてます♪
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〜最高じゃないですかぁ〜♪
午後の陽と雲を心配していましたが、9月の上旬で充分です。
モンテ・ペルディート(モン・ペルデュ)も見えてます〜♪最高ー♪ばんざ〜い♪ヽ(^o^)丿 -
ホタルブクロ
カンパニュラCampanula
キキョウ科 -
ピレネーの爽やかな風に揺れてまばゆいです♪
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そろそろ岩場が目立つような標高になってきました。
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岩場の陰にエーデルワイスです。
”今年は初夏に熱波が訪れ、8月上旬には高山植物は既にドライフラワーです”と現地の情報がありました。(+o+)
目的であった高山植物観賞は次の機会になってしまっただけに、残って咲いていてくれる花たちには嬉しかったです♪!(^^)! -
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第4のスポット
オルデサ渓谷は大西洋からの風と地中海からの風が交差し、標高により植生が異なる400種の植物が生育し、ブナ、モミ、マツ、オーク等からできた森林が奥深くまで存在します♪ -
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ピレネーと反対側の景色、昨日まで私たちが居た方向。
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第5ラストのスポット、展望台へ
ここからは40分位の往復時間で展望台のある丘の上まで歩いていきます。
標高が高い為、体調の優れない方はこれより先に登るのは余りお勧めできません♪ -
結構キツイんです!
既に300OM近くまで標高が高く歩くと息づかいが荒くなり心臓バクバク。
普段の運動不足もあるけどね♪(-"-) -
外国人の方は強い!っていうか私が弱いのか(゜o゜)
あれよあれよとずっと先に♪ -
イチオシ
ゲンティアナGentiana リンドウ科
嬉しいです。ヽ(^o^)丿
ヨーロッパ中南部に生息するリンドウ。
イタリア・ドロミテ地方等でゲンティアナを見てから虜になった高山植物。
種類も細かく分かれ判別がしにくいですが綺麗に残っていてくれましたね♪ -
イチオシ
ピレネー原産種”王冠”Corona de Reyという名のユキノシタ科のサキシフラガ・ロンギフォリアです!
この子は開花するまで5年から30年位の時間を費やし
花が咲いて実がなると、花は株ごと枯れていきます。
険しい環境で逞しくも健気に生きる物たちに、再び感動を覚えます♪
石灰質が葉表面に出て銀葉が美しい種類。 -
お借りした画像ですが、これが開花した様子
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来ました!第5の展望台
登り続けて三千里←ウッソー♪ )^o^(
渓谷を山の上から見下ろせる突き当りまで中腹?から参りました♪ -
そしてここからはカメラをズームアップ〜♪(^'^)
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ローランの割れ目
フランス中世の叙事詩(実際の出来事や神話等を物語として後世に伝えてきた)の武勲詩”ローランの歌 La Chanson de Roland”のお話から始まる。
シャルルマーニュ(カール大帝)の臣下12騎士の1人に英雄ローランがいた。イベリア半島でイスラム教(実際はバスク&ガスコーニュ人)と遠征戦の帰路、味方の裏切りによりピレネーで大群の敵の攻撃を受けてしまう。死ぬ間際、王から授かっていた聖剣が敵方に渡るのを恐れ、岩で粉砕しようとしたが、剣は折れずに岩が真っ二つに裂けてしまった。という歴史的ものがたり♪ -
人が居ますね。いつかここを渡って国境越えしてみたいな〜♪なぁんて♪
無理。ムリ。)^o^( -
中腹2200mにあるゴリッツ小屋(Refugio de Goriz)国境越えをする登山者はここで一旦宿泊する方が多い。狭い段ベットで簡素な宿泊・食事が可能。人気の時期等には小屋の周りにテントを張っている方が大勢います♪(ブルーのテントがみえますか?)
http://www.goriz.es/index.php/en -
見にくいですが、ピレネー固有のシャモアPyrenean chamoisが数頭います♪
ピレネーでは他にも代表的なマーモット、イノシシ、ピレネーデスマン、イヌワシ等1200種類の動物が観測されています。
また固有種のピレネーヒグマは乱獲で絶滅の危機に直面した為スロベニアから輸入され、現在は約40頭のヒグマが山で生息しています。
最近では2016今年”ピレネーの熊が暖冬の為冬眠をせず”というニュースが流れ、生態圏も変わっていくかもしれませんね♪ -
今回泊まったホテル
Hotel Ordesa
街からやや離れているからでしょう。
出発2週間前に決めた旅行でしたので、もう既にかなりのホテルが満室で残っていたのがこちらだけでした。 -
お部屋は綺麗にリノベートされていてよかったです♪
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朝です♪今日はオルデサ国立公園へ軽く初心者トレッキングです。トルラのインフォメーションセンター&シャトルバスが出ている街の駐車場に車を停めて参りますよ〜♪
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国立公園なので、自家用車は入れません。
なのでここからはシャトル・バスに乗って入山。
ラ・プラデラ駐車場往復@4.5ユーロ、片道@3ユーロ。
7/1〜9/11まで6:00〜19:00までの間15〜30分おきに出ています♪
http://www.ordesa.net/parque-nacional/autobuses -
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路
Camino de Santiagoの看板 -
このバスです♪
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オルデサ公園に到着しました。ラ・プラデラ駐車場。バスを降りた景色です。目の前にバル・レストランがあります
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この駐車場を通って公園内に歩いていきます
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駐車場脇の野原に初秋に残るお花畑
この時点でも1300〜1400mの標高ですから。 -
Lotus alpinus
ロータス・アルピヌス
マメ科
ミヤコグサ属 -
ココから渓谷の中をアラザス川に沿って歩き始めますよ♪
ルートが分かれます。 -
私たちはブナ林を通る比較的平坦な道をチョイス♪
途中の橋までは道は舗装され車椅子の方でも可能のようです。
車椅子マークがありました♪ -
Caerophyllum hirsutum
カエロフィルム・ヒルスツム
セリ科
カエロフィルム属 -
最高です♪ 秋は比較的お天気が安定している事もあり、雲ひとつない快晴です♪
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樹木が育成できる標高と岩肌の峰とはっきりとここまで解りますね♪
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9月上旬の正午、日差しは強くても、森林の中はひんやりと、長袖シャツ&ウィンドブレーカーを着ています。
本当に木漏れ日が綺麗なんです。写真だと小さすぎて伝わらないな〜(';')♪ -
しかし気持ち良すぎ、空気綺麗すぎ!!(^^)!
植物が呼吸してくれていた空気と傍を流れる水たちで、私の全てが浄化されていくんです♪ -
白樺は足元に苔のブーツを履いているようでしょ。(^'^)
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小ぶりで可憐なフクロソウ科の花が咲いています。
Geranium robertianumだと思います♪ -
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水の流れが結構激しいのです♪
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滝の下に降りて、お水飲んじゃった♪ ああ、美味し♪
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眩しい位の日差しですが、木漏れ日から光が射して、緑や花が生き生きしています。
アンティリヌム・マジャス
ゴマノハグサ科
キンギョソウ属 -
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所どころに名所とカメラスポットの標識が、全く迷う事は心配いりませんね。
それに流石オルデサ国立公園。警備隊の様な管理者の方が落ちているごみも拾いながら公園を巡回されていました♪ -
アリパス滝。今思えば下に降りれたのかな?行けばよかったよ〜(-"-)
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もっともっと先まで行きたいけど、それはまた次回に♪今回は足慣らしと言う事で名残惜しくもUーターンします。復路はアラサス川を渡って、反対側の道から帰ります♪
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公園の入り口にはマリア様のモニュメント
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ユネスコの看板
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オルデサ国立公園のほんの少しのトレッキングでしたが、何となく概要は掴め、次回の下見としては十分良さを知ることが出来ました。次回はもう少し早めの時期を狙います。でもホント良い所ですよ♪
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では、そろそろ時間ですので、次の目的地、フランスへ。ポルタレット峠経由で国境を超えます♪
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右手に、あと数キロで国境の街。フォルミガル。ピレネー一帯の山はイタリア・スイス・オーストリア方面の夏の避暑地の様にはならず宿泊はスキーの時期がメインなので殆どがクローズ♪残念。
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