2015/09/15 - 2015/10/03
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marcopanさん
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今日からモンゴルを本格的に走ります。
国境からウランバートルまでは600キロ強。
本当は1日100キロぐらいずつのんびりいきたいところですが、途中にホテルがある街が少ないので、まず初日は、サインシャンドまで200キロ程走ります。
サインシャンドにはグーグルマップで検索しても6つ程ホテルは見つかるので、宿泊先が無いということは無いはずなので。
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-9/24木-
6時頃には出発しようかと思って早めに起きたんだけど、まだ外は真っ暗だったので、明るくなるのをまって7時過ぎにホテルを出る。
朝食は外で食べると時間がもったいないこともあり、昨日スーパーで買っておいたビスケットやヨーグルトなどで済ました。 -
朝焼けが残る中、街の北へ。
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5分ほどで街の外れに。
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その先でいきなり未舗装路になる。
サインシャンドまできっちり舗装されていると思ったんだけど。 -
未舗装でも踏み固められたダート道だったらなんとかなるんだけど、かなり荒れていて砂地がゆるいところもあって、細いタイヤのロードバイクではかろうじて走れる感じ。
でこぼことして大きな石もあったりするのでパンクも心配になる。 -
道がなくなった。
道を間違えたんだろうか?地図を見てもこっちであってるみたいなんだけど。
左手の方向に自動車が走ってるのが見えた。
あっちに舗装路があるのかもしれないので、そっちに向かって走る。 -
未舗装路と格闘すること15分。
さすがにロードバイクで荒れた未舗装路を200キロは無理だから、これ以上未舗装が続くようだったら一旦街に引き返して作戦を練り直そうかと思い始めたら、 -
やっと舗装路に到達できた。
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綺麗な舗装路がまっすぐと続いている。
これでもう道は大丈夫だろう。
看板に書いてるモンゴル語はローマ字読みとは全然違う感じなので想像もつかない。
距離から察するに、
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サインシャンド 203Km
チョイル 426Km
ウランバートル 651Km
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と書かれているみたい。 -
ひんやりとした爽やかな空気。
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8時前に前輪がパンク。
スローパンクだったけど、どうやらさっきの未舗装路を走ってる時にやったみたい。
チューブを交換して再出発。 -
少し先にあったゲート。
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遠くにゲルが見える。
中国でも何度か見てあっちのは観光向けという感じのがほとんどだったけど、これは紛れもなく現地の遊牧民が住んでいるもの。 -
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やっぱりモンゴルまで来て良かった。
中国の内蒙古とはなんとなく開放感が違う。 -
時間的にあんまり余裕は無いんだけどセルフタイマーでちょっと自撮り。
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9時過ぎに今度は後輪がパンク。
だいぶ前から少し空気圧が低い気がしていたから、これもさっきの未舗装区間で小さな穴があいてたのかもしれない。
2本目のスペアチューブに交換する。
スペアチューブは2本しかないから、今日またパンクしたら次はパッチ貼りからやらなきゃいけない。 -
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遠くに見えるゲルの周りには羊だかヤギだかが沢山いる。
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この日走る地域はドルノゴビ県になります。
ゴビ砂漠はもうちょっと西の地域になるのですが、このあたりも乾燥した砂地の目立つ景色で、印象としては草原と砂漠の中間みたいな感じです。 -
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ヤギの群れを遊牧民のおじさんが馬に乗って追い立てている。
いかにもモンゴルらしい景色なので止まって写真を取る。
ついでに、道端に座ってお菓子を食べながら休憩。 -
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あ、おじさんが気づいてこっちを見ている、と思ったら、
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馬を走らせてこっちに来た。
少し手前で止まって何か言ってきたけど、モンゴル語だから何言ってるかわからない。
適当に日本語で返事をして、お菓子を見せて、ただ休憩してるだけですと、アピールしてみたら伝わったのかわからないけど小さく頷いた。
それでもまだ立ち去らないでこっちを見ているので、カメラを見せて撮ってもいいか聞いてみたら、伝わったのかわからないけどまた小さく頷いたので一枚いただいた。
すこしするとまたヤギを追いに馬を駆けていった。 -
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馬
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この日は朝のうちは風も穏やかだったんだけど、日が昇るに連れて強くなってきた。
やはり懸念していたとおりに西風で、今日は北西に走っているので斜めの向かい風。 -
車はたまーに通る程度。
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馬
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ほとんど平坦なのかと思っていたけど、地面がうねるような感じで意外と坂もあったりする。
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道端に赤やピンクの植物が綺麗。
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丘の上に見えるゲルとヤギの群れ。
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昼前ぐらいだったと思うけど、途中で白人のバックパックを背負った男の人が向こうから道を歩いているのを見た。
その時は歩いて旅してるのかと思ってびっくりしたけど、後で冷静に考えたらヒッチハイクでもしながら旅していたのかもしれない。
この日は一人だけ自転車の旅人ともすれ違った。
マウンテンバイクベースで、パニアバックなども積んだしっかりとした装備のアジア人ぽい人だった。 -
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ゲルと牛。
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風はどんどん強くなっていく。
日本だと風が強くても時々止んだりするけど、ここだと、強い風が一方向から絶え間なく吹き続けている。
春などには砂嵐も起こると聞いていて心配だったけど、幸いに砂は全くと言っていいほど飛んで来ない。 -
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休憩中に撮った植物。
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まるで南国の海のサンゴや海藻のようにも見えるようで意外な鮮やかさ。
おそらく秋のこの時期だけの色合いだろうから、一面の緑の草原こそ見れなかったけど、この時期に来たのも悪くなかったかも。 -
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これは「オボー」と呼ばれている土地の神様を祀ったもので、日本で言うと道祖神みたいなものでしょうか。
これは比較的規模の大きなもの。 -
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午後2時。
ここからサインシャンドへは一旦道が二つに分かれる。
右側の道は途中鉄道駅と交差してそこには小さな街もありそう。
左側は何もなさそうだけど少しだけ距離は短い。
当初は右側から行くつもりでいたけど、交差点の感じからして左側の道が主要なサインシャンドへ向かう道のようなので左のルートにした。 -
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3時半。
休憩でエナジードリンクを補給。
モンゴルだけあって、「ジンギスカーン」という名前。
味はよくあるエナジードリンク味で、効果は気休め程度にはあったかと。
この日は結局この後もサインシャンドまで一件もレストランも商店も無かった。
ちゃんと一日分の食料をあらかじめ買っておいて良かった。 -
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4時半頃休憩中。
自転車はスタンドが無いし、立てかける物も無いので寝かせている。
多分スタンドがあっても強烈な風が吹き続けているのですぐに倒れると思う。 -
風は相変わらず斜め前から強く吹いている。
長い距離を走るけど、暗くなる前に街に着きたいという思いもあって、それなりに頑張って漕いでいるんだけど、平地でも15キロくらいしか出せない。 -
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徐々に日が傾いてきた。
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7時半頃に日が沈んだ。
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緯度が高いからか、日が沈んでからも暗くなるまでけっこう時間がかかる。
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8時半頃には真っ暗になった。
ライトを着けて走る。
前方に街の灯りが見えてきた。
灯りが見えてきてからもなかなか街には近づかなく感じる。 -
10時すぎにやっとサインシャンドの街のそばに来たけど、街に入る道が見つからない。
地図とGPSで確認してるんだけど、地図上では道になっているところが未舗装の荒れた道しかない。
もうちょと先に行ってみたんだけど、このままいったら街を通り過ぎてしまいそう。
自動車が未舗装の部分を走って街の方向へ走っているのが見えたから、街に行くには未舗装区間を突っ切って行くしかなさそう。
意を決して未舗装に突入する。
一応、轍は出来ているんだけど、道とは言えないような荒地で、真っ暗な中フロントライトの明かりを頼りに慎重に進む。
少し走ると、ライトに照らされた前輪のタイヤに何かくっついているのが見えた。
止まってよく見てみたら植物のトゲトゲが刺さっていた。
パンクするとまずいと思ってすぐに抜き取ったら、「シュー」と音を立てて空気が抜けてしまった。
棘はいくつか刺さっていて、後輪もやはりパンクしてた。
スペアチューブは2本とも朝のうちに使ってしまったし、真っ暗な中で修理するのも無理があるし、街はもうすぐそこのはずだから押して歩くことにする。
街のあると思われる方向に自転車を押して歩き出すんだけど、犬に激しく吠えられる。
飼い主が家から出てきて、サーチライトのような強烈なライトで照らされてしまう。
不審者では無いと思ったのか、家の中に戻っていったけど、引き続き犬は激しく吠えている。
犬から逃げるように自転車を押しながらさらに進んでいくと、道がさらにひどくなる。
というか、道がなくなってしまって、ただの荒地を自転車を押しながら歩く。
貨物列車が左後方からやってきたので左前方の土手の上に線路があるのがわかった。
線路があるということは、その先に駅があるはずで、駅の前には街があるだろうから駅を目指すことにする。
土手にあがるスロープを見つけて土手の上の線路の脇を自転車を押して歩いていたら、やっと駅が見えてきた。
駅は時間も遅いので閑散としていて、駅前も暗くてホテルがあるのか不安になる。
駅から正面に進む道を5分ほど歩くとやっとホテルが見つかった。 -
小さいけど上品な感じの高そうなホテルだったけど、もう歩いていても疲れて眠くなって来ていたので選り好みしている余裕はない。
やはりここも英語は通じなかったので、会話帳を指差してなんとか泊まれた。
Crystal House Hotel
54000トゥグリク(3270円)
なんだかんだでもう11時近くになってしまった。 -
シャワーを浴びようと思ったけど水しか出ない。
時間が遅いからお湯は終わったってこと?
聞きに行くのも面倒だし、かと言って一日中自転車で走ってシャワーを浴びないのも気持ち悪いので気合で水シャワーを浴びた。
1階にコンビニのような所があったので、なにか夕食になるものでも買おうかと思って行ってみたけどもう閉まっていた。
レストランもあったけど、まだやってるかわからないしなんだか面倒になって、部屋に戻って少し残っていたお菓子を食べて寝た。 -
走行距離 211.82km
走行時間 13時間03分
平均時速 16.2km
積算距離 1058.18km
今日は距離も長かったし、向かい風で速度も遅かったから疲れた。
最後2キロほど自転車を押して歩いたのもあるけど、平均時速も極端に遅くなってしまった。
ちなみに走行時間はオートモードの数字なので自転車で走っていた時間になります。
朝7:20から夜10:40までかかったので所要時間は15時間20分くらいでした。 -
この日はスタート地点とゴール地点の標高は同じなんだけど、なんども丘を登ったり下ったりしながら走ってる感じだった。
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