2015/11/19 - 2015/11/19
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puttannさん
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表紙の写真をかなり迷いました。
メスキータを代表するのは「円柱の森」
私が ど~してももっと見たかったのが このミフラブ
でも・・・やっぱ(素人には)現地での色がでない・・・(T_T)
11月中旬以降なら 仕事が休めれそうだと思ったら「どっか行きたぁ~い♪」
アジアよりも欧州が良いな・・・寒くない場所で・・・スペインに決まりぃ~♪
しかし、スペインは見所が多すぎる・・・今回はマドリードを拠点に・・
3年前消化不良で終わったメスキータに も一回行こう
http://4travel.jp/travelogue/10685233
コルドバは必須ネ あとは・・・?
で 調べ始めたら セゴビア行きたい♪ トレドも行きたい♪ もっと他も行きたい♪
結局8日間になってしまった・・・
1日目 NGO→NRT→MAD 深夜着 マドリード泊
★2日目 鉄道でコルドバへ日帰観光 マドリード泊
http://4travel.jp/travelogue/11105827
3日目 busで セゴビアへ セゴビア泊
http://4travel.jp/travelogue/11107554
http://4travel.jp/travelogue/11107582
http://4travel.jp/travelogue/11112870
4日目 busで(マド経由)トレドへ トレド泊
http://4travel.jp/travelogue/11120046
http://4travel.jp/travelogue/11120065
5日目 鉄道でマドリードへ マドリード泊
6日目 マドリード観光 マドリード泊
http://4travel.jp/travelogue/11121223
7日目 CDG経由で日本へ
8日目 帰国
ご紹介文は 3年前のを使い回し (^^ゞ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
PR
-
アトーチャ駅から 列車でコルドバへ
駅前ホテルを選んだのに、出入口を誤って遠回りしたり・・・
把握して最短で動けるようになった頃には マドリードを去る・・ -
コルドバ駅構内に 観光インフォが有るので、観光マップを貰い バス停場所を聞き
駅の東側のこのバス停から No3のバスで向かう -
迷わず降りれましたぁ〜
川沿いをメスキータ目指して歩く -
『 ローマ橋 』の向こう岸には 『 カオローラの塔 』が見える
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周辺のお土産屋さんも「ぽくって」いいね
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イチオシ
西側 『 パラシオ門 』
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門の上は交差型のイスラムアーチ、門の両脇が多弁型のイスラム・アーチ
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外壁には、785年の建設当時からの門やその後に増設された門がいくつ有るが
メスキータでも最古の門と云われる『 サン・エステバン門 』 -
イスラムとキリストの攻防を見守ってきた門・・・
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これは なんの門だったかな?
アラベスク模様に見える門の装飾の上にキリスト偶像がハッキリ見れる -
すでにイスラムとキリストの融合
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門扉をアップで撮ってみた
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『 オレンジの中庭 』糸杉がインパクト有る・・
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中に入る前から、アチコチ引っかかりっ放し・・・
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この扉は? イスラム? キリスト?
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青空に映える ミナレット
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来られましたぁ〜 \(^O^) /
円柱の森が 出迎えてくれました -
大理石と楔型赤レンガを交互に組み合わせたアーチ柱は大理石ですが、あちらこちらの教会から持ってきたので、1本1本が長さ・太さ・色・模様やデザインが違います。
-
かつては1012本有った「円柱の森」の柱、現存するのは856本
メスキータの特徴の一つには天井の高さがありますが
大理石の柱だけで高い天井を維持しようとすると建物への負荷が大きすぎるので
セゴビアの水道橋からヒントを得て(明日行きまぁ〜す)
二重アーチ構造が考え出されたそうです。 -
さらに強度と耐久性をだすために軽量化もはかられ、全てが石ではなく、
軽い赤い煉瓦と石を交互に積み上げアーチを組むという
独特な工法が考案された… -
メスキータを 堪能するには その歴史を把握しておくと 感無量!デス
メスキータ(mezquita)とは、
スペイン語でモスクという意味
スペインに現存する唯一の大モスクです
ヨーロッパ大陸の南(イスラム側)に位置するスペインは
絶えずイスラムとキリストの攻防戦の舞台でした -
☆…━…━…━★…━…━…━☆…━…━…━★
イベリア半島は700年に渡ってローマの植民地でした
711年 イスラム教徒がイベリア半島侵入
(しかしキリスト教徒に寛大で信仰は許され共存していた)
750年 シリアのイスラム本家ではお家騒動
アッバース王朝がウマイヤ王朝を虐殺
756年 残党はコルドバに逃れ 後ウマイヤ王朝を開く
(アッバーズ王朝はバクダードで繁栄)
-
おのれ! にっくき アッバースを見返すのじゃ!!
・・・と、バクダートを凌ぐ都設立を目指し
コルドバは大繁栄!
当時「暗黒の中世」ヨーロッパは貧困と停滞にあえいでいた(パリ・ロンドンの人口が2万の頃、コルドバは45万とも)
東ローマ帝国の首都コンスタンチノープルと繁栄を競い、学問を学ぶ人々がヨーロッパ中から集まる・・・
が、その後、内戦で小国弱体化し レコンキスタが進む
※レコンキスタ=(スペイン語:Reconquista)
キリスト教国によるイベリア半島の再征服活動の総称
-
1236年 カスティーリャ王国がコルドバを奪回
1248年 セビージャ奪回
イスラム勢力はどんどん南へ追いやられ
1492年 最終地 グラナダ陥落 レコンキスタ完遂
☆…━…━…━★…━…━…━☆…━…━…━★ -
785年 バクダードを見返す 新首都にふさわしいモスクを造るぞ!!と着工
848年、961年、987年と3回に渡って拡張され外壁を壊し、多柱の空間を水平に拡張していき
ついには 2万5千人の回教徒を収容できるモスク完成
コルドバは、政治・宗教両面で独立を遂げました。 -
ところがレコンキスタ後、キリスト教は他強を弾圧し
この大モスク、メスキータも破壊の危機を迎えます。
しかし「これほど完成度の高い建物は二度と造る事は出来ない!」と、破壊を断念し内部に大聖堂を建設したり、カトリックの祈りの空間を挿入する事になりました。
本来明るかった内部は5カ所の入口以外は全部塞がれ暗くなりました。
それらの改装は240年続いたそうです
240年も続けば「壊せ!」「ダメだ!」の繰り返しですが
度重なる危機を経て、現在の姿が有るのです -
メスキータは
★★イスラムとキリストの融合★★
これほどまでに、モスクの形を残しキリスト教会に生まれ変わった例は有りません。 -
世界で、唯一の貴重で不思議な建物 ★ メスキータ ★
無数の柱が森のように広がる祈りの場「礼拝の間」
モスクは、イスラムの教義「すべての人は神の前で平等である」にもとづき、聖地メッカのカーバ神殿の方向に一人一人が祈りをささげる場所です
礼拝の間はこの教義をそのまま形にしたと言われています。
多数の柱によって支えられた空間は、無限に連続してゆく祈りのための均質な広がりとなっています。 -
天井に使われている用材もシリアなどから献上されたものだそうです
幾何学模様の彫刻が施されています -
■ ミフラーブ(mihrab)■
モスクの中で最も重要な場所
聖地メッカの方向を示す壁がん
2万人の信者の祈りはメスキータ最奥の
ミフラーブに向かう・・ -
イスラム教は偶像禁止です
(これが幾何学模様の発展を促しました)
ミフラーブの上はクローバーやぶどうなどの
草花を描いた細工で覆われています。
乾燥した地のイスラムでは、植物の存在自体が
「潤沢」な憧れだったのでは? -
ミフラーブの装飾は細かく光を反射するモザイクで描かれています・・・
その一つ一つのピースは金や銀をガラスで覆って作った手の込んだものです。
ピース一枚の大きさは、およそ5mm四方、総重量にしておよそ14トンのピースが惜しげもなく使われています。
そして、実はこれらを作ったのはキリスト教徒でした
当時のローマ帝国皇帝に派遣されたビザンチンの職人達によって行われ、また皇帝からミフラブを飾る美しいモザイクタイルが贈られました。
宗教や文化の違いを乗り越え融合させながら最高の美を追求した人々による偉大な創造物!!
★メスキータは、コルドバのイスラム文化の繁栄の極み、精神の結晶でした♪★ -
イスラムでは 死後は緑豊かな楽園成就が願いだとされています。
ミフラーブは「楽園の入口」?
植物模様を含んで「アラベスク」と言いますが
これらの文様は、目に見える物質世界を超えて広がる無限のパターンです。
無限の唯一神アラーの創造のありのままを象徴すると言われています。 -
ミフラーブの天井ドーム
丸い天井にはイスラムらしい幾何学・抽象模様が
豪華に施されています
音響が反響しやすい構造です。
この中に届いた2万5千人の祈りの声は響き合って
メスキータいっぱいに広がったといわれています
これ、大理石の一枚岩でできているそうです
帆立貝のような形をしたドームには
幾何学模様とコーランの文言が刻まれています -
■ サンタテレサ礼拝堂 ■ (参事会会議室)
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うわぁ〜♪ すごい緻密な漆喰装飾
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■ 中央礼拝堂 ■
モスクの中央に位置します
「モスクの中に大聖堂を」という願いは
250年の年月をかけて達成されたそうです。
しかし、このため多くの美しい円柱が取払われました。 -
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ここだけ見たら「ヨーロッパのどこかの大聖堂」
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キリスト教部分 財宝のエリア?
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イタリアの大聖堂のように 側廊に各礼拝堂が有る
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パイプオルガンもかなり立派でシブイ!
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聖楽歌隊の椅子( マホガニー )
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イチオシ
イスラムのアーチに キリストのステンドグラスの明りが差し込む・・・
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何とも幻想的だったんだけれど、現実の色が写らなかった 残念っ(T_T)
Parisテロ事件の後だったので 宗教の共存にひとし考えさせられる・・ -
名残惜しい・・・
いつまでも居られる空間なんだけれど・・・次へ向かおう・・・ -
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これは門の外のポリスですが、今回 中庭にも銃所持のポリスが大勢いた。
「イスラムとキリストの融合ってマズクない?」って思ったのは私だけじゃなさそうだ・・・3年前には居なかったものネ・・・ -
出た時には、日差しが変わって パラシオ門が 光ってきた・・・
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北側の壁には キリストの礼拝ブース?
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メスキータの前(東北角)のお店が賑わってる・・・【 BAR CASA SANTOS 】
巨大なトルティーヤ(じゃがいもオムレツ)のお店のようです -
私も列に加わって買ってみた このピースがクラッカー3本付きで2ユーロ
ビールが飲めたら 最高♪な ランチだろう(←全く飲めないアタシ )
皆さん メスキータの城壁(?)に座って食べてるので 私も〜
美味しかったぁ〜 \(^O^) / -
お腹も満足できたし(2ユーロで?)今回は旧市街をもう少し味わいたいと思います
-
ここは かの有名な 『 花の小道 』
え? こんだけ? って感じなんだけれど、名物(名所)はこなしておかなくちゃネ
小道の向こうには メスキータのミナレットが見える -
花の小道の 奥の広場だヨ
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メスキータ周辺の街歩きは楽しい♪
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花の小道じゃなくても、白壁とお花は どこにでも有るコルドバ
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まだランチにはオンタイムだと思うけれど オフシーズンだから?
どこも空いていたな・・・ -
「 どうぞ!どうぞ!写真 撮ってゆきなヨ♪」って 言ってくれた
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ちょっとしたレストランなら必ずやパティオが有る・・
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青い鉢ポットが コルドバ風のようだ・・
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お土産屋さんの店先で・・・
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アイアン美しぃ〜い♪
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お? アズレージョ?
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『 シナゴガ 』 にやってきました
1315年に建てられた ユダヤ教会です -
アンダルシア地方で唯一現存するシナゴーグです。
このシナゴーグは、ユダヤ人が追放されてから病院として利用され、
16世紀後半に教会に変わり、
19世紀には、幼稚園として利用されていたこともあるそうです -
正直・・・ユダヤだかイスラムだか わけわかんなくなってきた・・
( 真中の 黄金色は金じゃなくて 灯りネ )
この時代のシナゴーグで残っているのは、スペインに3つあり、
他のふたつはトレドにあります。
この後 トレドへ行き ユダヤ教会を見て 段々と慣れてくるのです -
このレリーフが まるでアルハンブラ宮殿の漆喰装飾のようじゃない?
-
漆喰装飾の奥に 十字架が見える・・・
なるほど!? イスラム教じゃないわ! -
そ〜すると この文字はヘブライ語?
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すぐお隣『 カサ・アンダルシ 』12世紀のイスラム様式の邸宅
-
中庭(パティオ)を囲む典型的な様式
ここの受付の老人が(イスラム教徒?)とても穏やかな人でした。
Paris のテロ騒動後で イスラム教徒に過剰反応してしまいがちだったので、この穏やかさがとても印象的だった -
このアラビアンチックな佇まいが心落着いて
しばし椅子に座らせて頂いていたのですが
11月だと言うのに 蠅がぁ〜 (-゛-メ)
この豊かな緑だからでしょうか? -
これ逆さまにアップしたんじゃなくて、天井の灯りです
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綿の木ですネ
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当時の生活用品
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800年前のモザイクでしょうネ?
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お風呂? ハマムと言えるのかな?
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リビングに当たるのでしょうか?
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行きたい所は行けたので(アルカサルは今回もパス) この後しばし街歩き・・
-
駅のインフォで パティオマップが有ったのです。
「パティオ祭りじゃないのに?」って思って 貰ってこなかったのですが、ど〜やら・・?
こんな風に 見事な門扉越しに覗けるパティオの分布マップ?
祭りになると、この門扉が開けられるのかな? -
でも アイアンの門扉越しもなかなか美しいです
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お祭りの時は もっと花で飾るんでしょうネ
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パティオ祭り(5月)に、再訪したいなぁ〜♪
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日差しが傾いてきた・・・そろそろ駅へ戻らなくっちゃ・・
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お祖父ちゃんとお孫さん?の 像が有った
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ふつ〜に暮らしてる姿
パティオ祭りの時には、ここももっとデコるんだろうなぁ〜 -
あら? 住宅街の一角に こんな近代的な面が・・・
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メスキータで有名なコルドバだけれど
それ以外にも見所は満載の充実した街です
バルで軽く食べた後、16:56の AVEでマドリードへ戻ります。
噂通りに 混んでましたので予約必須かと思います
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この旅行記へのコメント (1)
-
- るなさん 2016/02/23 09:19:13
- 私も絶対行きたいメスキータ〜
- puttannさん、こんにちは〜
ホントにスペインってとこは見所が多いですよね。私はバルセロナとその近郊しか行ったことないので、アンダルシアやバスクには絶対行きたいって思ってます。
来年GWに行こうかな?なぁんて考えてはいるのですが、いや〜やっぱりメスキータ、すごいなぁ(゚д゚)!私、ここだけでどれだけの写真を撮ることか?ですわ。
イスラム建築の緻密かつ繊細な装飾にはホント圧巻ですね。
中に入る前から、アチコチ引っかかりっ放し・・・なのがわかる気がします(笑)きっと私も(;^ω^)
パイプオルガンもデカイ!!!
シチリアのパレルモでもかなりのモザイクを目にしてきましたが、スペインに散らばる美はまた違って見えます。さらにイスラム色が濃いですね。
puttannさんもアルコール苦手なんですね?私も全くではないけど、限りなく弱いです。いつも欧州行ってワインた楽しめないなんて1つ損してる気分ですよ。
パティオも素敵だし、あちこち彩る花も綺麗ねぇ〜♪
パティオマップなんて存在するんですね?こりゃいいや(笑)パティオ祭りの時に行きたい気もするんですが、きっと人でごった返しているんだろうなと思うと躊躇しますわ(;'∀')
るな
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