2016/01/26 - 2016/01/26
46位(同エリア586件中)
ホーミンさん
それは何者をも近寄らせないような威厳を持って、深い緑色のジャングルの中にそびえ立っていた。
高さ195メートルのシーギリアロック。
今からおよそ1500年前、その岩山の上に王宮を築いた王がいた。
天空宮殿を造ったのはカーシャパ王。
ダートゥセーナ王の息子で、母親は平民出身の側室。
カーシャパの異母弟モッガラーナの母は、王族出身の正妻。
カーシャパは異母弟に王位継承権を奪われるのを恐れて、父王を幽閉し王位を奪った。
異母弟はインドに亡命。
その後カーシャパは、父親ダートゥセーナを殺害する。
異母弟モッガラーナの復讐を恐れたカーシャパは、シーギリヤロックの上に王宮を築き、アヌラダープラから遷都をする。
しかしその11年後、インドから戻り攻めてきた異母弟によって、シーギリアは陥落。
都は異母弟により再びアヌラダープラに戻され、カーシャパは自害しその生涯を閉じる。
その後シーギリアロックは仏教僧の修験場となり、表舞台から消え人々から忘れ去られることに。
再び脚光を浴びるのは、イギリスの植民地となった19世紀の後半のこととなる。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- マレーシア航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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暑くなると登るのがしんどくなるので、朝一番にシーギリアロックへ。
誰もが同じことを考えるようで、観光客がいっぱい。シーギリヤ ロック 自然・景勝地
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チケットオフィスのそばに、体長が1メートルもあると思われるトカゲがいた。
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城壁の手前には城濠。
それほど深くはない。蓮の水路 滝・河川・湖
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かつてここには、ワニが放たれていた。
蓮の季節になると、蓮の花で埋め尽くされるらしい。 -
城壁を登る。
上部の両脇にいるのは、お助けマン。
荷物を持ったり手をひいたり後ろから押したりして、高額なチップを要求するらしい。
おんぶをしてくれるわけではない。
はっきり「NO」と言って、手を振り払おう。 -
城壁内に入ると、整備された庭園が広がっていた。
古代都市シギリヤ 史跡・遺跡
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王の沐浴場。
王の沐浴場 史跡・遺跡
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城壁からロックまでは800メートルくらいだろうか。
結構離れている。 -
緑と茶色のコントラストが、朝日に照らされて美しい。
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これは噴水。
高低差を利用して、水を吹き出させる。 -
もろ逆光で、白いシーギリアロック。
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まっすぐのびる黒檀の木。
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象の形をした岩。
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あの上に宮殿を造るなんて、王はよほど異母弟の攻撃を恐れていたのだろうな。
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シーギリアロックに近付くと、漆喰の上に描かれた絵を見ることが出来る。
かなり破壊されているが、なんとかその面影を辿ることが出来た。
ここは写真撮影をしてもよい。 -
シーギリアレディの胸の一部が残っている。
裸の美人画を見た僧侶は修行に集中できないので、絵は次々と壊されたそうである。
美人画に惑わされないくらい、悟ったらいいと思うのだが・・・。^m^
(スリランカの仏教は戒律が厳しく、僧侶は今も結婚してはいけない)
もちろん風雨による浸食も。 -
ロックに登る入口。
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さてさて、ここから長い階段が続く。
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所々に石の椅子。
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石段は狭く観光客が多いので、ゆっくりとしか進めない。
かなりのスローペースになるため、息が切れることもなかった。
しばらく登ると、上に水平の通路が見えた。
あそこで半分くらい登ったことになると思う。 -
水平な通路の手前で一休み。
岩の窪みに貼り付くように、シーギリアレディのいる場所が見える。
写真上部の、建物で覆われた場所。
あそこへは、螺旋階段で上り下りする。
レディを描いた画家たちは、どうやってあそこまで登ったのだろう?
修行僧も険しくてあそこまでは行けず、そのおかげで美人画は残された。
シーギリアレディを観た後は螺旋階段を下り、赤いミラーウォールに沿って進む。 -
見上げてみた。
これは難攻不落だわ。
でも異母弟は、ここを陥落させた。 -
城門からシーギリアロックに続く道が見える。
あそこを歩いてきた。 -
小休止のあと、この旅一番のお目当てである、シーギリアレディとの対面へ。
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犬もロックに登っていた。
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この螺旋階段の上にシーギリアレディ。
いよいよ御対面だ!
ワクワクする。 -
もう一ヶ月早く来れば、レディの写真を撮影するとこが出来た。
残念ながら、2016年からノーフォト。
シーギリアレディは、予想したのより低い所にあった。
立入禁止のロープがなければ、手が届きそうな距離。
表情も姿もしぐさも妖艶。
神秘的な美しさ。
彼女らが誰であるかがわかっていないのも、魅力のひとつ。
想像を掻き立てられる。 -
上りの螺旋階段から見た、下りの階段。
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螺旋階段から見た、城門からの小路。
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螺旋階段から見た、ミラーウォールの通路。
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シーギリアレディとお別れをした後は、ミラーウォールへ。
煉瓦の上に漆喰が塗られ、卵白と蜂蜜と石灰を混ぜたものを上塗りしてある。
この壁の反対側にはかつて美人画が描かれており、それがミラーウォールに映って、ここを通る人は美人たちに両側からお出迎えを受ける形になっていたそうだ。ミラーウォール (鏡の回廊) 史跡・遺跡
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ミラーウォールには、物語や詩が彫られている。
7〜11世紀に彫られたものだそうだ。
16世紀ごろの文字もあって、ガイドのヘイちゃんはそれを「新しい落書き」と言っていた。
たとえ落書きでも、16世紀の物なら大いに価値があると思うのだが・・・。
より古い歴史のある国の人と日本人とでは、感覚が違うなと感じた。 -
ミラーウォールが終わる頃には、城門からの小路も後方に見えるようになった。
写真の中央に、エレファントロック。 -
ミラーウォールを過ぎると、眼下にこのような景色が広がる。
建物跡の向こうに、大きな岩が見える。 -
これは投石機。
敵が攻めてきたときに、下にある石の支えを取り払って大岩を落とす。
カーシャパ王が造ったものらしいので、1500年もあそこに留まっているわけだ。
よく落ちないものだ。
・・・とういか、支えを取ったら、本当に滑り落ちるのだろうか。 -
ライオンテラスまで来た。
頂上の宮殿へは、ライオンの両足の間にある階段から上がる。ライオンテラス 史跡・遺跡
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岩肌には縦に、何やら彫った跡が見える。
(写真中央)
ははぁ、昔の人はここから頂上に登ったのか…と思ったら違った。
今はないがここにはライオンの頭部があって、それを造るための足場跡だそうだ。 -
ライオンの頭部があったあたりには、今は階段が設置されている。
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城門からの小路も、この方向に見えるようになった。
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大勢の人が一度に上がるには、ちょっと心許ない階段。
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では、最後の登りへ。
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階段からは、ライオンテラスがよく見えた。
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このあたりにも、たくさんの足場跡が見られた。
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宮殿を造るのも命がけだ。
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シーギリアロックの頂上に到着。
心地よい風が吹き抜ける。 -
この犬も、あの階段を登ってきたのか・・・。
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この石が、シーギリアロックで一番高い所。
三角点みたいなものかな。
この上に乗って写真を撮ってもよい。 -
宮殿というには、寂しい場所だった。
カーシャパ王はこの景色を眺めて、幸せを感じたとは到底思えない。
孤独と不安で、いっぱいだったのではなかろうか。 -
王の沐浴場。
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城門からの小路。
蓮の水路や城門、沐浴場に黒檀の木や噴水まで見える。 -
宮殿の面積は、1.6ヘクタール。
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カーシャパ王の玉座。
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王座に雨水が流れ落ちないよう、背面には雨水を逃がす水路が設けられている。
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ライオンテラスまで下りて、ツアーの人たちと一緒に記念撮影。
旅に出るならビジネスクラスで・・・というリッチマンたちに囲まれて、ボンビーなホーミン夫婦。 -
ライオンテラスからは、下り用の通路を歩く。
投石機のそばを通り、 -
ミラーウォールと螺旋階段を見上げ、
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会議堂のそばを通り、
会議堂 史跡・遺跡
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説明は聞いたけど何だったか忘れた場所も見た。
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天井にあるこれも何だったか忘れた。
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あの大きな岩の上では、
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大きなトカゲが、気持ちよさそうに身体を干していた。
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右側の岩の下に、生まれて一月くらいの子犬たちがいた。
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コブラの岩。
ここまで来ると、駐車場はもうすぐ。
スリランカ一の観光地シーギリアロック登頂は、カーシャパ王の孤独に触れる旅でもあった。
なんだか、しんみりしてしまった・・・。コブラの岩 史跡・遺跡
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この旅行記へのコメント (6)
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- ムロろ~んさん 2016/03/01 21:52:04
- ボンビーな旅人より一言(爆)
- ホ〜ミンさ〜ん\(^o^)/
こんばんは、ムロろ〜んです。
スリランカに行かれた旅行記を拝見しました。
私もシギリアロックに登ったことがあります。
旅行記拝見した限りだと結構混んでいるんですね、ビックリです\(◎o◎)/!
私が行ったときは空いていました。
そうそう、手を引っ張ってくれる人もいなかったな(爆)。
2002年の12月の話でした(´艸`*)←年齢聞いちゃダメよ(爆)。
登るところに屋台があって、途中でコーラ買って飲んでから上った思い出があります。
あの頃はのほほ〜んとしていたんだと思います。
今見たらすっかり変わって整備されていますね。
でも、高いところから眺める風景は変わらずでよかったです。
心地よい風が流れたのを思い出しましたよ。
ムロろ〜ん(-人-)
- ホーミンさん からの返信 2016/03/02 10:56:04
- RE: ボンビーな旅人より一言(爆) ← も〜〜ウ・ソ・ツ・キ ^m^
- こんにちは。(o^v^o)
も〜も〜も〜、どこがボンビーなのですかぁ。
ん?
でも、お宿だけ見てたら、プチボンビーかも。^m^
フライトはリッチ極まりないですけどね〜〜〜。
お宿とフライトのギャップが、いつも面白いです。
内戦が終結したのが数年前だと聞きましたから、ムロたんの行かれた時は、それほど観光地化されてなかったのでしょうか。
2002年当時は、まだのんびりとしたシーギリアロックだったんですね。
-
- hot chocolateさん 2016/02/29 02:08:38
- シーギリアロックの螺旋階段
- ホーミンさま
はじめまして。
「スリランカの旅行記」にご訪問頂き、いいね!をありがとうございました。
2年前の3月にシーギリア・ロックに登りましたが、その時はレディたちの写真を撮ることが出来ました。
フラッシュをたかなければ、写真は撮ってもよかったのですが、今は写真も禁止になったのですね。
ホーミンさんの写真を拝見すると、螺旋階段やライオンのテラスの階段も、大勢の人たちが登っていて怖そうですね。
私の場合、予習不足で螺旋階段を上るという事を知らなかったのですが、垂直に聳える岩をあのような形で上って行くことに驚きました。
人が少なかったのが救いでした。
他の旅行記も、ゆっくりと拝見させていただきます。
これからもよろしくお願いします。
hot chocolate
- ホーミンさん からの返信 2016/03/01 09:14:53
- RE: シーギリアロックの螺旋階段
- hot chocolateさん
はじめまして、おはようございます。(o^v^o)
こちらこそありがとうございます。
プロフ写真のニャンコちゃん、気品がありますね。
ウチは犬派で、今はパピヨンを飼っています。
でもニャンコもいいな・・・と思う今日この頃です。
レディたちは予想したより至近距離で見ることが出来て感動しました。
後ろからどんどん見物客が押し寄せてくるので、あっという間のご対面。
ツアーじゃなかったら、もう一回らせん階段を上りなおして観に行きたかったくらいです。
写真ですが、フラッシュをたかなければ損傷はないと思うのですが・・・。
残念でした。
うっかりとフラッシュをたいてしまう人がいるからかもしれませんね。
中にはこっそりと撮っている外国人がいました。
らせん階段がなかった時代、あそこまでよじ登って絵を描いてたんでしょうね。
昔は今のように囲いもなかっただろうに、よくあれだけ鮮やかに残っていてくれたものだと感心します。
私は大雑把にしか、旅行前に下調べをしないんです。
面倒で・・・。f(^^;
帰って来てから旅行記を書きつつ調べて、「ああ〜〜そうだったのか。もっとよく見ておくのだった」と後悔することも多いです。
今回もhot chocolateさんはじめ、他のトラベラーさんの旅行記を見て同じセリフを・・・。
こちらこそよろしくお願いいたします。
いろいろと旅のアドバイスもお願いいたしますね。
明日はお休みなので、ゆっくりとお邪魔できそうです。v(^o^)
-
- bettyさん 2016/02/19 09:35:34
- スリランカのことを何も知らない私^_^;
- ホーミンさん、おはようございます♪
きょうは暖かくなる予定ですね(^^♪
でもまだ足元が冷たい(・_・)
シーギリアロックって大きな山かな?って思っていたら、
大きな岩?って感じの断崖絶壁の上に宮殿?
カーシャパ王って結局自分自身を追い詰めてしまった結果となり、
攻めてくるのを恐れながらの孤独な人生だったのか・・・
日本の歴史にもよくあるパターンですが、あんな岩の上に宮殿を
建てた者はいたかな?
大変攻めにくい山のてっぺんにお城があったけどね^_^;
カーシャバ王は母親が平民だったから王になれないかもしれないと
思ったせいなのか、先ずは父親から蟄居させて殺すなんて。。。
しかし、らせん状に続く階段は安全なんだろうかと・・・
ホーミンさんたちもちょっと疑いながら登りました?
たくさんの観光客が登っているし恐いよね!
でもそんなこと思っていたらどこにも行けないね(-_-;)
頂上の上はそんなに広くはない。
狭い世界で家来たちを働かせていたのでしょうけど。。。
結局弱虫だったのね!
そして本当に強い弟にやられて自害だったなんて(−−〆)
スリランカの歴史など何も知らない私。
たまーに誰かの旅行記や写真を見るけど、素敵なホテルステイ
ばかりなのでこんな場所は知らなかった。
いつもいつも誰かの旅行記で勉強です(^^♪
betty
- ホーミンさん からの返信 2016/02/19 14:44:59
- RE: スリランカのことを何も知らない私^_^;
- bettyさん
こんにちは。 (o^v^o)
シーギリアロックの旅行記を読んで下さってありがとうございます。
投票と掲示板への書き込みもありがとうございます。
今日は暖かくなりましたね。
昼寝がはかどります。
洗濯物も全部乾きました♪
> 大きな岩?って感じの断崖絶壁の上に宮殿?
一枚岩ですって。
あの岩の存在は子どもの頃から知っていたけど、王宮があったと知ったのは10年くらい前かな?
ロッククライミングしないと登れないよ。
ちなみに王さまは、リフトでつり上げてもらっていたそうです。
宮殿といっても小さい。
岩の周りの森に火をつけたら、岩ごと丸焼きになって陥落できそうだな・・・と考えてみました。
火は届かなくともあぶり出し。
実際はどうやって攻めたのでしょうね。
美人画が残ってるから、あぶり出しでなかったことは事実。
スリランカに大河ドラマがあったら、絶対これは制作されてるよね。
カーシャパ王の話を聞いて、この人も王子に生まれなかったら、もうちょっとは幸せだっただろうに・・・と思いました。
兄弟は他人の始まりと申しますが、王族はその最たるものですね。
おお、こわ。
私もスリランカのことは、殆ど知りませんでした。
洋の東西、どこに旅をしても、その土地のことがわかるので面白いですね。
どこにでも人が住んでて、ず〜〜っと昔から住んでて、その全ての人に歴史があって・・・。
旅って横(地理的な距離)にも縦(昔にさかのぼる)にも見聞が広がって楽しいよね♪
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