2016/02/07 - 2016/02/07
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nomadic dreamさん
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「地形は変えられない。変えても土地が覚えてる。土地の記憶を読み解く」とは、ぶらタモリのフレーズ。
実は私も崖を見ると多分に漏れずじっとしていられない人種です。丁度タモリさんが崖を見上げて恍惚とするように。
この性はどこから来るのでしょうか。
ものごころがついてからというもの、どちらかというと崖には目がない方の人生を選択してきました。
今日は、最近遭遇した新しい「崖」をご紹介したいと思います。
尚、一緒に出掛けたかみさんが全く興味を示さなかったことご想像の通りです。
- 交通手段
- 自家用車
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黒江のまち。
始まりはこの「のこぎりの歯状の家並み」。
ノコギリとは、一体何のこっちゃ?
屋根がのこぎり型?などと想像は無限大に拡大します。
そもそもこのパンフレットだけでは全容が明らかにないのです。黒江ぬりもの館 美術館・博物館
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海南市は和歌山市内から国道42号線を南へ向かったところにあります。
江戸から明治時代にかけて、漆器の産地及び輸出地として栄えた"インターナショナル"だった街です。海南駅 駅
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我が探検のベースキャンプ地に到着。「黒江散策マップ」の中心地となっている黒牛(くろうし)茶屋を活動拠点とするには、全く議論の余地なし。即座に決定しました。
海南駅からは15分くらいでしょうか、今回は車で来ました。黒牛茶屋 グルメ・レストラン
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いわゆる焼き板が、建物に使われています。
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高台から俯瞰。かつてここから見える黒江はかつては遠浅の湾だったと萬葉集に詠まれています。湾は埋め立てられて、やがて人々が住むようになりました。
この街は山の窪地というのでしょうか。 -
ということは、崖がありそこはかつての海との境い目があるはず。
探検に入ります。さっそく見つけた石が積み上げられた塀。 -
うーん、ここにも明らかに高低差発見。
ここらへんが海との境い目だったのでしょうか。 -
続けて高低差発見。
波打ち際だったのでしょう。 -
普通の景色ですが、なんとなく。
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ここにもわずかながら高低差。のこぎり状の家並みとは、敷地に斜めの家が建って、のこぎり状に見えることから名付けられています。
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のこぎり状の家とはこういうことかと更に実感。必ず家には三角形の空地があります。
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このように敷地がギザギザになっています。
かつて、この写真の左手は海で、右手の石がその境界線だったようです。 -
多少、左手が高いのです。
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少し複雑怪奇な迷路にも出遭うのです。庶民的な路地をさまよいました。
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次には、勾配が気になってくるのです。
勾配を探して、登ってみたくなるのです。 -
階段の先には中言(なかごと)神社がありました。境内には黒牛が鎮座しています。
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これが黒牛。かつてここから見える潟に黒い牛に似た岩があったことに由来しています。
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ここから黒牛の水が汲み出されます。美味しい日本酒になります。
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黒江は漆の街なのです。ここから先は漆をテーマにします。
漆器は輸出産業として栄えた街。
うるわし館では黒江の街の歴史を知ることができて、かつての街の繁栄にビックリ。うるわし館(紀州漆器伝統産業会館) 専門店
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くろめ桶。これで漆を練るのです。
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説明の通り。
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漆の木。"山に入ったらハゼの木には近づくな"と言われましたが、これが実物です。漆でかぶれると痛い目に遭います。
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街には各家に桶が置かれています。
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スクーターにも漆が塗られています。
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きいちゃん
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あとは街並みを見て歩きました。
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最後にベースキャンプに戻りました。
黒牛茶屋では純米酒を購入しました。 -
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