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2015年GWのドイツ・アイルランド旅行7日目後半。<br /><br />アイルランドの旅の実質最終日は、午前中に念願のギネス・ストアハウスを見学した後、午後はアイルランド名物の雨模様となったので、ダブリン市内の美術館・博物館を巡ります。<br /><br />現代美術館に始まり、チェスター・ビーティー・ライブラリー、国立考古学博物館、国立自然史博物館とすべて無料で入館することができ、芸術・文化に理解のある国の様々なコレクションを楽しむことができました。<br /><br /><旅程表><br /> 2015年<br /> 5月 2日(土) 羽田→ミュンヘン<br /> 5月 3日(日) ミュンヘン→ダブリン<br /> 5月 4日(月) ダブリン→ゴールウェイ<br /> 5月 5日(火) ゴールウェイ→アラン諸島(イニシュモア島)→ゴールウェイ<br /> 5月 6日(水) ゴールウェイ→アーウィーの洞窟→モハーの断崖→ドゥーラン<br />           →ダンゴーラ城→ゴールウェイ→ダブリン<br /> 5月 7日(木) ダブリン→キルケニー→ウィックロウ峠→グレンダーロッホ<br />           →ダブリン<br />○5月 8日(金) ダブリン<br />○5月 9日(土) ダブリン→フランクフルト・アム・マイン→<br /> 5月10日(日) →成田

ギネスと雨の国アイルランド(11) 精巧なケルト美術の数々と先史時代の湿地遺体~ダブリンの国立考古学博物館

87いいね!

2015/05/08 - 2015/05/08

8位(同エリア663件中)

10

46

エンリケ

エンリケさん

2015年GWのドイツ・アイルランド旅行7日目後半。

アイルランドの旅の実質最終日は、午前中に念願のギネス・ストアハウスを見学した後、午後はアイルランド名物の雨模様となったので、ダブリン市内の美術館・博物館を巡ります。

現代美術館に始まり、チェスター・ビーティー・ライブラリー、国立考古学博物館、国立自然史博物館とすべて無料で入館することができ、芸術・文化に理解のある国の様々なコレクションを楽しむことができました。

<旅程表>
 2015年
 5月 2日(土) 羽田→ミュンヘン
 5月 3日(日) ミュンヘン→ダブリン
 5月 4日(月) ダブリン→ゴールウェイ
 5月 5日(火) ゴールウェイ→アラン諸島(イニシュモア島)→ゴールウェイ
 5月 6日(水) ゴールウェイ→アーウィーの洞窟→モハーの断崖→ドゥーラン
           →ダンゴーラ城→ゴールウェイ→ダブリン
 5月 7日(木) ダブリン→キルケニー→ウィックロウ峠→グレンダーロッホ
           →ダブリン
○5月 8日(金) ダブリン
○5月 9日(土) ダブリン→フランクフルト・アム・マイン→
 5月10日(日) →成田

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
ホテル
1.0
グルメ
3.0
ショッピング
3.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
20万円 - 25万円
交通手段
高速・路線バス 徒歩
航空会社
ルフトハンザドイツ航空 ANA
旅行の手配内容
個別手配
  • 5月8日(金)<br />11時40分、たっぷり2時間を過ごしたダブリンのギネスビールの聖地、ギネス・ストアハウスを出てみると、外はいつの間にやら雨がぽつぽつ。<br /><br />始めはすぐ止むかと思って傘を差さずに歩いていたのですが、一向に止む気配はなく、むしろ雨脚が強まっていくような気配だったので、カバンの中にしまっておいた折り畳み傘を開いて歩くことに。<br /><br />・・・今回のアイルランドの旅は、結局、毎日どこかの時間帯で必ず雨に降られ、まさに噂にたがわぬ“雨の国”っぷりを思い知らされることになりました。<br /><br />アイルランドの旅では雨具、もしくは撥水性の衣類は必携ですね。

    5月8日(金)
    11時40分、たっぷり2時間を過ごしたダブリンのギネスビールの聖地、ギネス・ストアハウスを出てみると、外はいつの間にやら雨がぽつぽつ。

    始めはすぐ止むかと思って傘を差さずに歩いていたのですが、一向に止む気配はなく、むしろ雨脚が強まっていくような気配だったので、カバンの中にしまっておいた折り畳み傘を開いて歩くことに。

    ・・・今回のアイルランドの旅は、結局、毎日どこかの時間帯で必ず雨に降られ、まさに噂にたがわぬ“雨の国”っぷりを思い知らされることになりました。

    アイルランドの旅では雨具、もしくは撥水性の衣類は必携ですね。

    ギネス ストアハウス 博物館・美術館・ギャラリー

  • さて、次なる目的地はヒューストン駅の南の閑静な住宅街にある“アイルランド現代美術館”(Irish Museum of Modern Art)。<br /><br />ダブリンの観光スポットの中ではギネス・ストアハウスに比較的近く、歩いて10分ほど、ちょうど12時に到着です。

    さて、次なる目的地はヒューストン駅の南の閑静な住宅街にある“アイルランド現代美術館”(Irish Museum of Modern Art)。

    ダブリンの観光スポットの中ではギネス・ストアハウスに比較的近く、歩いて10分ほど、ちょうど12時に到着です。

    現代美術館 博物館・美術館・ギャラリー

  • 門を抜けて長い通路を進んで行くと、だだっ広い中庭を囲むように、こんな歴史ありげな建物が。<br /><br />風格ある建物の姿からは、ちょっとしたお城のようにも見えます。<br /><br />実はこの現代美術館、1680年に建てられた王立キルメイナム病院(Royal Hospital Kilmainham)の建物がもとになっていて、現在ある美術館はそれを改築して1990年にオープンしたもの。<br /><br />“王立”ということで、道理で建物に威厳が備わっているわけですが、“現代美術館”にしては建物が古風すぎる感じがしたりして。

    門を抜けて長い通路を進んで行くと、だだっ広い中庭を囲むように、こんな歴史ありげな建物が。

    風格ある建物の姿からは、ちょっとしたお城のようにも見えます。

    実はこの現代美術館、1680年に建てられた王立キルメイナム病院(Royal Hospital Kilmainham)の建物がもとになっていて、現在ある美術館はそれを改築して1990年にオープンしたもの。

    “王立”ということで、道理で建物に威厳が備わっているわけですが、“現代美術館”にしては建物が古風すぎる感じがしたりして。

  • この現代美術館は、前日訪れた国立美術館と同様、入場無料。<br /><br />ダブリンの美術館・博物館類はたいていのところが入場無料になっているのが嬉しいところです。<br /><br />まずは回廊部分の展示品から。<br /><br />白を基調とした広いスペースに、人や意味不明な記号などの姿をかたどった小さな作品が展示されていて、どちらかと言えば素人の展覧会のよう。<br /><br />わたしも現代美術についてはそれほど造詣を持っているわけではないので、なんだかよく分からない世界に来てしまった感が・・・。<br /><br />【Irish Museum of Modern Art】<br />http://www.imma.ie/en/index.htm

    この現代美術館は、前日訪れた国立美術館と同様、入場無料。

    ダブリンの美術館・博物館類はたいていのところが入場無料になっているのが嬉しいところです。

    まずは回廊部分の展示品から。

    白を基調とした広いスペースに、人や意味不明な記号などの姿をかたどった小さな作品が展示されていて、どちらかと言えば素人の展覧会のよう。

    わたしも現代美術についてはそれほど造詣を持っているわけではないので、なんだかよく分からない世界に来てしまった感が・・・。

    【Irish Museum of Modern Art】
    http://www.imma.ie/en/index.htm

  • 回廊から一歩、展示室に入ってみると、こんな作品が。<br /><br />やっぱりわけが分からないよなあ・・・。

    回廊から一歩、展示室に入ってみると、こんな作品が。

    やっぱりわけが分からないよなあ・・・。

  • こちらはクシャクシャしたビニールを横一線につなげた(だけのように見える)作品。<br /><br />これにいったい何を感じればよいのか・・・。<br /><br />日本でもたまに現代美術の展覧会に行きますが、理解できなくて後悔ばかりしている気が。<br /><br />海外で見てもやっぱり変わらないよなあ・・・。

    こちらはクシャクシャしたビニールを横一線につなげた(だけのように見える)作品。

    これにいったい何を感じればよいのか・・・。

    日本でもたまに現代美術の展覧会に行きますが、理解できなくて後悔ばかりしている気が。

    海外で見てもやっぱり変わらないよなあ・・・。

  • ・・・と、難解な作品の数々に何だか頭が痛くなってきて、13時、早々に(といっても1時間くらいいたのか・・・。)現代美術館の見学を切り上げます。<br /><br />外に出ると、雨は激しさを増している模様・・・。<br /><br />次は理解しやすい国立考古学博物館に行こうと思い、朝辿ってきた大通りを東へと向かいます。

    ・・・と、難解な作品の数々に何だか頭が痛くなってきて、13時、早々に(といっても1時間くらいいたのか・・・。)現代美術館の見学を切り上げます。

    外に出ると、雨は激しさを増している模様・・・。

    次は理解しやすい国立考古学博物館に行こうと思い、朝辿ってきた大通りを東へと向かいます。

  • 10分ほど歩いたところで、大通りの左側に大きな教会を発見。<br /><br />雨宿りも兼ねてちょっと中に入ってみると、内部には壮麗な空間が広がっており、信者たちが多数集まって、ちょうど祈りの儀式が行われているところでした。<br /><br />調べてみると、ここは“ジョンズ・レイン教会”(John&#39;s Lane Church)と呼ばれている教会で、正式名称は“聖アウグスティヌスと聖ヨハネのカトリック教会”(St. Augustine and St. John Catholic Church)。<br /><br />その名のとおりカトリックの教会で、英国統治下におけるカトリック教徒解放法の成立(1829年)によりカトリック教徒の地位が高まる中、聖ジョン(聖ヨハネ)病院の跡地に1862年から建設が始められ、1874年にオープンした、ダブリンで最も高い61mの尖塔を持つ教会です。<br /><br />【John&#39;s Lane Church, Dublin】<br />http://www.johnslane.ie/<br /><br />・・・そういえばこれまでダブリンで見てきたのは聖パトリック大聖堂やクライスト・チャーチ大聖堂など国教会の建物ばかりで、カトリックのものは初めてかも。<br /><br />なんとなく国教会が観光客相手の商売に走っているのに対し、カトリックの方は庶民の信仰に忠実に応える存在であり続けているような感じがしますね。<br /><br />他国のカトリック教会と同様、一部の聖職者による児童への様々な虐待事件が明るみに出るなど不祥事は多いようですが・・・。<br /><br />【アイルランドのカトリック系施設、子どもでワクチン実験か(2014年6月10日AFPBB)】<br />http://www.afpbb.com/articles/-/3017270

    10分ほど歩いたところで、大通りの左側に大きな教会を発見。

    雨宿りも兼ねてちょっと中に入ってみると、内部には壮麗な空間が広がっており、信者たちが多数集まって、ちょうど祈りの儀式が行われているところでした。

    調べてみると、ここは“ジョンズ・レイン教会”(John's Lane Church)と呼ばれている教会で、正式名称は“聖アウグスティヌスと聖ヨハネのカトリック教会”(St. Augustine and St. John Catholic Church)。

    その名のとおりカトリックの教会で、英国統治下におけるカトリック教徒解放法の成立(1829年)によりカトリック教徒の地位が高まる中、聖ジョン(聖ヨハネ)病院の跡地に1862年から建設が始められ、1874年にオープンした、ダブリンで最も高い61mの尖塔を持つ教会です。

    【John's Lane Church, Dublin】
    http://www.johnslane.ie/

    ・・・そういえばこれまでダブリンで見てきたのは聖パトリック大聖堂やクライスト・チャーチ大聖堂など国教会の建物ばかりで、カトリックのものは初めてかも。

    なんとなく国教会が観光客相手の商売に走っているのに対し、カトリックの方は庶民の信仰に忠実に応える存在であり続けているような感じがしますね。

    他国のカトリック教会と同様、一部の聖職者による児童への様々な虐待事件が明るみに出るなど不祥事は多いようですが・・・。

    【アイルランドのカトリック系施設、子どもでワクチン実験か(2014年6月10日AFPBB)】
    http://www.afpbb.com/articles/-/3017270

  • 続いて13時30分、ジョンズ・レイン教会のすぐ近くに、石造りの何やら観光スポットらしき入口を見つけ、優しそうな女性係員の案内に従って入ってみると、そこは“聖オドゥンズ教会”(St. Audoen&#39;s Church)という名の歴史ある教会。<br /><br />1190年に“聖オウエン”(St. Ouen=Audoen、7世紀のフランク王国ルーアン司教)を記念して建てられた、ダブリンで最も古い教区教会のひとつで、1534年のヘンリー8世による英国国教会創設後は、ご多分にもれず国教会の教会に。<br /><br />ただ、教区の住民の大多数はカトリックの信仰を守り、宗旨替えしたこの教会についてこなかったので、教会の建物は荒れ放題になります。<br /><br />現在はそれなりに修復されたようですが、それでも、信者が少ないせいか、先ほどのジョンズ・レイン教会と比べると建物の規模は小さいままで、かつての教会の姿を表した模型や歴史的遺品などを展示する郷土資料館のようになっています。

    続いて13時30分、ジョンズ・レイン教会のすぐ近くに、石造りの何やら観光スポットらしき入口を見つけ、優しそうな女性係員の案内に従って入ってみると、そこは“聖オドゥンズ教会”(St. Audoen's Church)という名の歴史ある教会。

    1190年に“聖オウエン”(St. Ouen=Audoen、7世紀のフランク王国ルーアン司教)を記念して建てられた、ダブリンで最も古い教区教会のひとつで、1534年のヘンリー8世による英国国教会創設後は、ご多分にもれず国教会の教会に。

    ただ、教区の住民の大多数はカトリックの信仰を守り、宗旨替えしたこの教会についてこなかったので、教会の建物は荒れ放題になります。

    現在はそれなりに修復されたようですが、それでも、信者が少ないせいか、先ほどのジョンズ・レイン教会と比べると建物の規模は小さいままで、かつての教会の姿を表した模型や歴史的遺品などを展示する郷土資料館のようになっています。

    聖オドゥンズ教会/シティウォール/オドゥンズアーチ 寺院・教会

  • 現在の建物の外には、かつての姿を伝える屋根が崩れ落ちたアーチが。<br /><br />ちなみに、アーチの向こうにそびえ立つ大きな建物は、同じ名前の“聖オドゥンズカトリック教会”(St Audoen&#39;s Roman Catholic Church)。<br /><br />16世紀のヘンリー8世の時代に国教会に建物を没収された後、しばらくその一部を間借りしていたそうで、カトリック教徒の解放が進んだ19世紀になってようやく自前の教会の建築が始められ、完成したのは1847年。<br /><br />・・・こういう話を聞くと、アイルランドのカトリック教徒のみなさんは、何百年もの間、本当に抑圧された苦難の歴史を歩いてきたんだなということが伝わってきますね。<br /><br />フランス革命前までのヨーロッパの歴史は、現代のような人権意識なんてこれっぽっちもない、まさに弱肉強食の歴史なんですね。

    現在の建物の外には、かつての姿を伝える屋根が崩れ落ちたアーチが。

    ちなみに、アーチの向こうにそびえ立つ大きな建物は、同じ名前の“聖オドゥンズカトリック教会”(St Audoen's Roman Catholic Church)。

    16世紀のヘンリー8世の時代に国教会に建物を没収された後、しばらくその一部を間借りしていたそうで、カトリック教徒の解放が進んだ19世紀になってようやく自前の教会の建築が始められ、完成したのは1847年。

    ・・・こういう話を聞くと、アイルランドのカトリック教徒のみなさんは、何百年もの間、本当に抑圧された苦難の歴史を歩いてきたんだなということが伝わってきますね。

    フランス革命前までのヨーロッパの歴史は、現代のような人権意識なんてこれっぽっちもない、まさに弱肉強食の歴史なんですね。

  • 博物館のような国教会の方の聖オドゥンズ教会の内部を巡っていると、石壁で囲まれた小さな部屋の片隅に、こんな棺のようなものが。<br /><br />説明書きを読んでみると、1455年にこの教会に礼拝堂を寄進した貴族ローランド・フィッツユースタス(Roland FitzEustace)と、その妻マーガレット(Margaret)を記念して造られたものとのこと。<br /><br />実は棺はかたちだけで、彼らの遺体は別の墓所に埋葬してあるのだとか・・・。

    博物館のような国教会の方の聖オドゥンズ教会の内部を巡っていると、石壁で囲まれた小さな部屋の片隅に、こんな棺のようなものが。

    説明書きを読んでみると、1455年にこの教会に礼拝堂を寄進した貴族ローランド・フィッツユースタス(Roland FitzEustace)と、その妻マーガレット(Margaret)を記念して造られたものとのこと。

    実は棺はかたちだけで、彼らの遺体は別の墓所に埋葬してあるのだとか・・・。

  • こちらが上のローランド・フィッツユースタスが寄進したという礼拝堂。<br /><br />やはり信徒の少なかった国教会の管理時代に荒廃してしまい、大部分は最近になって再建されたものなのでしょうね。

    こちらが上のローランド・フィッツユースタスが寄進したという礼拝堂。

    やはり信徒の少なかった国教会の管理時代に荒廃してしまい、大部分は最近になって再建されたものなのでしょうね。

  • 続いて14時、ダブリン城のすぐ近くにある“チェスター・ビーティー・ライブラリー”(Chester Beatty Library)へ。<br /><br />ここはアイルランドの“鉱山王”、アルフレッド・チェスター・ビーティー氏が1956年に寄贈した図書館兼美術館で、彼が世界中から収集した2万点以上もの貴重な美術品が収められています。<br /><br />【Chester Beatty Library】<br />http://www.cbl.ie/

    続いて14時、ダブリン城のすぐ近くにある“チェスター・ビーティー・ライブラリー”(Chester Beatty Library)へ。

    ここはアイルランドの“鉱山王”、アルフレッド・チェスター・ビーティー氏が1956年に寄贈した図書館兼美術館で、彼が世界中から収集した2万点以上もの貴重な美術品が収められています。

    【Chester Beatty Library】
    http://www.cbl.ie/

    チェスター ビーティー ライブラリー 博物館・美術館・ギャラリー

  • チェスター・ビーティー・ライブラリーの館内は中心部分がこんなふうに吹き抜けで明るく、1階は地元の人々などが集うカフェになっています。<br /><br />展示の中心は2階の装飾美術ギャラリーと3階の宗教美術ギャラリーで(入場無料)、オスマン帝国やペルシャなどのイスラム絵画、そして中国や日本などの書画や仏教美術が特に充実。<br /><br />撮影禁止なのが非常に惜しまれる美術館で、わたしは次の国立考古学博物館をメインに考えていたためかなり急ぎ足で見学してしまいましたが、そうでなければじっくり数時間かけて見学したい、アイルランドでも指折りの観光スポットだと思いました。<br /><br />【A visitor&#39;s guide to the Chester Beatty Library】<br />https://www.youtube.com/watch?v=D0Yvoi0mmsU#t=55

    チェスター・ビーティー・ライブラリーの館内は中心部分がこんなふうに吹き抜けで明るく、1階は地元の人々などが集うカフェになっています。

    展示の中心は2階の装飾美術ギャラリーと3階の宗教美術ギャラリーで(入場無料)、オスマン帝国やペルシャなどのイスラム絵画、そして中国や日本などの書画や仏教美術が特に充実。

    撮影禁止なのが非常に惜しまれる美術館で、わたしは次の国立考古学博物館をメインに考えていたためかなり急ぎ足で見学してしまいましたが、そうでなければじっくり数時間かけて見学したい、アイルランドでも指折りの観光スポットだと思いました。

    【A visitor's guide to the Chester Beatty Library】
    https://www.youtube.com/watch?v=D0Yvoi0mmsU#t=55

  • 20分ほど急ぎ足で2階と3階のギャラリーを回って外に出ると、目の前にはダブリン城の雄姿が。<br /><br />4日前はダブリン城の中からこちら側を眺めたわけですが、逆にこちら側から眺めてみると、ダブリン城は様々な時代の建物をつぎはぎのようにしてつなげたものである、ということが一目で分かりますね。<br /><br />【ギネスと雨の国アイルランド(3) ダブリン城の南側の風景】<br />http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=41058072

    20分ほど急ぎ足で2階と3階のギャラリーを回って外に出ると、目の前にはダブリン城の雄姿が。

    4日前はダブリン城の中からこちら側を眺めたわけですが、逆にこちら側から眺めてみると、ダブリン城は様々な時代の建物をつぎはぎのようにしてつなげたものである、ということが一目で分かりますね。

    【ギネスと雨の国アイルランド(3) ダブリン城の南側の風景】
    http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=41058072

    ダブリン城 城・宮殿

  • そして14時40分、降り続ける雨の中を歩いて、トリニティ・カレッジ南側の官庁街にある、お目当ての国立考古学博物館へ。<br /><br />こちらもダブリン市内の他の美術館等と同様、無料で見学できるのは嬉しいところですが、ロッカーの類が一切なく、また、雨の多いアイルランドにしては傘を預ける場所さえないのが不便なところ・・・。<br /><br />仕方ないので傘を持ったまま見学を始めることにします。<br /><br />【National Museumu of Ireland Archaeology】<br />http://www.museum.ie/Archaeology

    そして14時40分、降り続ける雨の中を歩いて、トリニティ・カレッジ南側の官庁街にある、お目当ての国立考古学博物館へ。

    こちらもダブリン市内の他の美術館等と同様、無料で見学できるのは嬉しいところですが、ロッカーの類が一切なく、また、雨の多いアイルランドにしては傘を預ける場所さえないのが不便なところ・・・。

    仕方ないので傘を持ったまま見学を始めることにします。

    【National Museumu of Ireland Archaeology】
    http://www.museum.ie/Archaeology

    国立考古学 歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • まずは時代ごとのアイルランド美術の概要の説明。<br /><br />紀元前の黄金の装飾品から、“ケルト美術”と呼ばれる洗練された装飾を生み出した12世紀頃までの工芸品が展示の中心となっています。<br /><br />展示の区切りとなっている12世紀というのは、まさにプランタジネット朝(アンジュー朝)のヘンリー2世によるイングランド(アングロ・ノルマン)のアイルランドへの侵攻が始まった頃。<br /><br />やはりアイルランド人にとって、イングランドの侵攻というのは政治面のみならず、文化的にもとどめを刺されたということなのでしょうか・・・。

    まずは時代ごとのアイルランド美術の概要の説明。

    紀元前の黄金の装飾品から、“ケルト美術”と呼ばれる洗練された装飾を生み出した12世紀頃までの工芸品が展示の中心となっています。

    展示の区切りとなっている12世紀というのは、まさにプランタジネット朝(アンジュー朝)のヘンリー2世によるイングランド(アングロ・ノルマン)のアイルランドへの侵攻が始まった頃。

    やはりアイルランド人にとって、イングランドの侵攻というのは政治面のみならず、文化的にもとどめを刺されたということなのでしょうか・・・。

  • ここでこの国立考古学博物館の代表的な展示品をいくつかご紹介。<br /><br />こちらはリムリック州(Limerick)のアーダ(Ardagh)で発見されたという“アーダの聖杯”(Silver chalice)。<br /><br />8世紀の銀製の杯で、その均整のとれた美しいシルエットから、アイルランドの国宝に指定されています。<br /><br />【National Museumu of Ireland Archaeology〜The Ardagh Chalice】<br />http://www.museum.ie/Archaeology/Exhibitions/Current-Exhibitions/The-Treasury/Gallery-1-Iron-Age-to-12th-Century/The-Ardagh-Chalice-(1)

    ここでこの国立考古学博物館の代表的な展示品をいくつかご紹介。

    こちらはリムリック州(Limerick)のアーダ(Ardagh)で発見されたという“アーダの聖杯”(Silver chalice)。

    8世紀の銀製の杯で、その均整のとれた美しいシルエットから、アイルランドの国宝に指定されています。

    【National Museumu of Ireland Archaeology〜The Ardagh Chalice】
    http://www.museum.ie/Archaeology/Exhibitions/Current-Exhibitions/The-Treasury/Gallery-1-Iron-Age-to-12th-Century/The-Ardagh-Chalice-(1)

  • こちらも国宝の“タラのブローチ”(The Tara Brooch)。<br /><br />8世紀の金銀製のブローチで、アイルランド人の心のふるさと、“タラ”(タラの丘)の名を冠していますが、それは知名度を上げるためのもので、実はミース州(Meath)の海岸近くで見つかったもの。<br /><br />動物を表しているともされる呪術的なモチーフや精巧な金銀細工が素晴らしく、中世アイルランド美術の最高傑作と呼ばれるほどの作品です。<br /><br />この“タラのブローチ”の周囲には、より光沢のある銀のブローチなど、たくさんの類似品が展示されていました。<br /><br />【National Museumu of Ireland Archaeology〜Tara Brooch】<br />http://www.museum.ie/Archaeology/Exhibitions/Current-Exhibitions/The-Treasury/Gallery-1-Iron-Age-to-12th-Century/Tara-Brooch-(1)

    こちらも国宝の“タラのブローチ”(The Tara Brooch)。

    8世紀の金銀製のブローチで、アイルランド人の心のふるさと、“タラ”(タラの丘)の名を冠していますが、それは知名度を上げるためのもので、実はミース州(Meath)の海岸近くで見つかったもの。

    動物を表しているともされる呪術的なモチーフや精巧な金銀細工が素晴らしく、中世アイルランド美術の最高傑作と呼ばれるほどの作品です。

    この“タラのブローチ”の周囲には、より光沢のある銀のブローチなど、たくさんの類似品が展示されていました。

    【National Museumu of Ireland Archaeology〜Tara Brooch】
    http://www.museum.ie/Archaeology/Exhibitions/Current-Exhibitions/The-Treasury/Gallery-1-Iron-Age-to-12th-Century/Tara-Brooch-(1)

  • 続いてはアイルランド中部、オファリー州(Offaly)のクロンマクノイズで発見された“クロンマクノイズの司教杖”(The Clonmacnoise Crozier)。<br /><br />馬の頭部をかたどった動物的な意匠が特徴のこの司教杖が造られたのは11世紀。<br /><br />各地の王の庇護の下、カトリックの司教の力が強くなっていった時代を象徴するものとされます。

    続いてはアイルランド中部、オファリー州(Offaly)のクロンマクノイズで発見された“クロンマクノイズの司教杖”(The Clonmacnoise Crozier)。

    馬の頭部をかたどった動物的な意匠が特徴のこの司教杖が造られたのは11世紀。

    各地の王の庇護の下、カトリックの司教の力が強くなっていった時代を象徴するものとされます。

  • 続いては“聖ラフティンの腕の聖遺物”(Shrine of St. Lachtin&#39;s Arm)。<br /><br />コーク州で見つかったもので、製作年は1120年。<br /><br />イングランドによるアイルランド侵攻前夜の時代で、精巧あるいは呪術的なイメージのあるケルト美術の到達の極致といった作品ですね。

    続いては“聖ラフティンの腕の聖遺物”(Shrine of St. Lachtin's Arm)。

    コーク州で見つかったもので、製作年は1120年。

    イングランドによるアイルランド侵攻前夜の時代で、精巧あるいは呪術的なイメージのあるケルト美術の到達の極致といった作品ですね。

  • こちらはアイルランド西部、メイヨー州(Mayo)のコングで発見された、12世紀初頭の“コングの十字架”(The Cross of Cong)。<br /><br />このあたりになってくると、カトリックの力がかなり強まってきたのか、ケルト美術=キリスト教美術となっていますね。<br /><br />【National Museumu of Ireland Archaeology〜The Cross of Cong】<br />http://www.museum.ie/Archaeology/Exhibitions/Current-Exhibitions/The-Treasury/Gallery-1-Iron-Age-to-12th-Century/The-Cross-of-Cong

    こちらはアイルランド西部、メイヨー州(Mayo)のコングで発見された、12世紀初頭の“コングの十字架”(The Cross of Cong)。

    このあたりになってくると、カトリックの力がかなり強まってきたのか、ケルト美術=キリスト教美術となっていますね。

    【National Museumu of Ireland Archaeology〜The Cross of Cong】
    http://www.museum.ie/Archaeology/Exhibitions/Current-Exhibitions/The-Treasury/Gallery-1-Iron-Age-to-12th-Century/The-Cross-of-Cong

  • こちらは円と細密模様は上のコングの十字架に似ていますが、その周りに腕を合わせたたくさんの人々のレリーフを刻んだ盾のようなもの。<br /><br />これまで人間の全身を描いたものはひとつも出てこなかったのに、ここで初めて人型のものが登場です。<br /><br />この装飾品が造られたのは11〜12世紀頃。<br /><br />ヴァイキングの侵入により大陸の文化が持ち込まれた影響かもしれませんね。<br /><br />【ノルウェー〜デンマーク紀行(10) コペンハーゲンの国立博物館の黄金の祭壇(12〜13世紀)】<br />http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=19823047<br /><br />ちなみに盾の前にある孫の手のようなものは、司教が使っていた杖の破片だそうです。

    こちらは円と細密模様は上のコングの十字架に似ていますが、その周りに腕を合わせたたくさんの人々のレリーフを刻んだ盾のようなもの。

    これまで人間の全身を描いたものはひとつも出てこなかったのに、ここで初めて人型のものが登場です。

    この装飾品が造られたのは11〜12世紀頃。

    ヴァイキングの侵入により大陸の文化が持ち込まれた影響かもしれませんね。

    【ノルウェー〜デンマーク紀行(10) コペンハーゲンの国立博物館の黄金の祭壇(12〜13世紀)】
    http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=19823047

    ちなみに盾の前にある孫の手のようなものは、司教が使っていた杖の破片だそうです。

  • 日本の弥生時代の銅鐸と見まがうようなこちらは、9世紀初め頃に造られたというその名も“銅鐸”(Bronze Bell)。<br /><br />アイルランド中央部のウエストミース州出土で、柄のないシンプルなかたちに見えますが、口の部分にはケルト美術特有の模様が描かれているとのこと。

    日本の弥生時代の銅鐸と見まがうようなこちらは、9世紀初め頃に造られたというその名も“銅鐸”(Bronze Bell)。

    アイルランド中央部のウエストミース州出土で、柄のないシンプルなかたちに見えますが、口の部分にはケルト美術特有の模様が描かれているとのこと。

  • 時代はかなり遡って、こちらはBC1200〜BC1000年頃の金の首飾り(GOLD TORC)と、BC800〜BC700年頃の金のブレスレット(GOLD BRACELETS)。<br /><br />現代のアイルランド人が自らの源流と考えている“ケルト人”がアイルランドにやってきたのは、諸説ありますが紀元前5、6世紀以降と言われていますから、この金製品を造ったのはケルト人以前の先住民族によるもの。<br /><br />想像力をかき立てずにはいられなくなる展示ですね。

    時代はかなり遡って、こちらはBC1200〜BC1000年頃の金の首飾り(GOLD TORC)と、BC800〜BC700年頃の金のブレスレット(GOLD BRACELETS)。

    現代のアイルランド人が自らの源流と考えている“ケルト人”がアイルランドにやってきたのは、諸説ありますが紀元前5、6世紀以降と言われていますから、この金製品を造ったのはケルト人以前の先住民族によるもの。

    想像力をかき立てずにはいられなくなる展示ですね。

  • こちらの黄金の襟(GOLD COLLAR)はBC800〜BC700年頃使われていたもの。<br /><br />ケルト人の金属加工技術は、これらを造った先住民族の影響を受けているのかもしれませんね。

    こちらの黄金の襟(GOLD COLLAR)はBC800〜BC700年頃使われていたもの。

    ケルト人の金属加工技術は、これらを造った先住民族の影響を受けているのかもしれませんね。

  • そしてこちらがケルト人以前の後期青銅器時代の先住民族の想像図。<br /><br />なにやらヨーロッパぽくない、中南米やアフリカの未開の国の酋長のようです。

    そしてこちらがケルト人以前の後期青銅器時代の先住民族の想像図。

    なにやらヨーロッパぽくない、中南米やアフリカの未開の国の酋長のようです。

  • こちらはBC900〜BC500年頃の銅製の武具やホルンなど。<br /><br />先ほどの絵の酋長たちがこれらの武具を手にとって戦っていたのでしょうか。

    こちらはBC900〜BC500年頃の銅製の武具やホルンなど。

    先ほどの絵の酋長たちがこれらの武具を手にとって戦っていたのでしょうか。

  • 奥まったところにある1室にはなぜか古代エジプトの展示が。<br /><br />英国との併合時代に“盗っ人博物館”である大英博物館から分けてもらったものでしょうか。<br /><br />ともかく、この部屋には古代エジプトのミイラや棺桶などがずらり。<br /><br />こちらの写真の棺(Coffin)はアケメネス朝ペルシャに征服される前の第26王朝時代(BC664〜BC525年)のもので、ミイラ(Mummy)はクレオパトラを輩出したプトレマイオス朝時代(BC305〜30年)のもの。<br /><br />棺とミイラが別の時代のものというのは、英国がオリエントで古美術品の略奪に励んでいた、当時の混沌とした状況を表しているのでしょうね。

    奥まったところにある1室にはなぜか古代エジプトの展示が。

    英国との併合時代に“盗っ人博物館”である大英博物館から分けてもらったものでしょうか。

    ともかく、この部屋には古代エジプトのミイラや棺桶などがずらり。

    こちらの写真の棺(Coffin)はアケメネス朝ペルシャに征服される前の第26王朝時代(BC664〜BC525年)のもので、ミイラ(Mummy)はクレオパトラを輩出したプトレマイオス朝時代(BC305〜30年)のもの。

    棺とミイラが別の時代のものというのは、英国がオリエントで古美術品の略奪に励んでいた、当時の混沌とした状況を表しているのでしょうね。

  • こちらの棺は紀元後1〜2世紀頃、プトレマイオス朝滅亡後のローマ帝国(アエギュプトス皇帝属領)時代のもの。<br /><br />ピラミッドで有名なギザの南方のファイユーム(Faiyum)地方で出土したもので、ギリシャ・ローマ文明の影響を受けた“エンカウスティーク”(蜜蝋画法)による故人の写実的な肖像画が描かれています。

    こちらの棺は紀元後1〜2世紀頃、プトレマイオス朝滅亡後のローマ帝国(アエギュプトス皇帝属領)時代のもの。

    ピラミッドで有名なギザの南方のファイユーム(Faiyum)地方で出土したもので、ギリシャ・ローマ文明の影響を受けた“エンカウスティーク”(蜜蝋画法)による故人の写実的な肖像画が描かれています。

  • こちらは時代を遥か遡った、第12王朝時代(BC1900年頃)のナイル川を渡る船の模型。<br /><br />今から4000年も前の時代のものがこんなちゃんとしたかたちで残っているなんて、冷静に考えるとやはり驚きですね。

    こちらは時代を遥か遡った、第12王朝時代(BC1900年頃)のナイル川を渡る船の模型。

    今から4000年も前の時代のものがこんなちゃんとしたかたちで残っているなんて、冷静に考えるとやはり驚きですね。

  • 続いては、“地球の歩き方”には掲載されていない、ケルト美術と並ぶこの国立考古学博物館のもうひとつの見どころ、“湿地遺体”(Bog Bodies)のコーナーへ。<br /><br />“湿地遺体”とは、髪や皮膚が腐敗しにくい泥炭地でミイラ化した遺体のことで、この国立考古学博物館では、アイルランド国内で発見された“クローニーカヴァンマン”(Clonycavan Man)、“オールドクロウハンマン”(Old Croghan Man)、“ギャラフマン”(Gallagh Man)の3体の遺体が展示されています。<br /><br />写真はこのうちの1体、2003年にミース州のクローニーカヴァンで発見されたクローニーカヴァンマンの肖像。<br /><br />彼が生きていたのはBC392〜BC201年頃で、死亡時の年齢は20歳台前半くらい。<br /><br />多少シワになってはいますが、皮膚には弾力性が感じられ、オレンジ色の髪の毛からは生命力さえ伝わってきます。<br /><br />じっと見ていると、古代のイケメン青年だったんだろうなと感じられる風貌なのですが、この若さで亡くなったのは、遺体に付けられた傷跡から察するに、生贄の儀式に使われるためだったとか・・・。<br /><br />実際のところはどうだったかは永遠に解明されないでしょうが、2000年以上も経ってこうしてたくさんの人々に遺体を晒されるなんて、同じ人間としては気の毒な感じもしますね。<br /><br />ちなみにミイラとはいえ人間の遺体の写真を撮るのは気が引けたので、実際の写真を見たい方は以下のWikipediaのURLをクリックしてください(心臓の弱い方は閲覧注意!)。<br /><br />【クローニーカバンマン(Wikipediaより)】<br />https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%B3

    続いては、“地球の歩き方”には掲載されていない、ケルト美術と並ぶこの国立考古学博物館のもうひとつの見どころ、“湿地遺体”(Bog Bodies)のコーナーへ。

    “湿地遺体”とは、髪や皮膚が腐敗しにくい泥炭地でミイラ化した遺体のことで、この国立考古学博物館では、アイルランド国内で発見された“クローニーカヴァンマン”(Clonycavan Man)、“オールドクロウハンマン”(Old Croghan Man)、“ギャラフマン”(Gallagh Man)の3体の遺体が展示されています。

    写真はこのうちの1体、2003年にミース州のクローニーカヴァンで発見されたクローニーカヴァンマンの肖像。

    彼が生きていたのはBC392〜BC201年頃で、死亡時の年齢は20歳台前半くらい。

    多少シワになってはいますが、皮膚には弾力性が感じられ、オレンジ色の髪の毛からは生命力さえ伝わってきます。

    じっと見ていると、古代のイケメン青年だったんだろうなと感じられる風貌なのですが、この若さで亡くなったのは、遺体に付けられた傷跡から察するに、生贄の儀式に使われるためだったとか・・・。

    実際のところはどうだったかは永遠に解明されないでしょうが、2000年以上も経ってこうしてたくさんの人々に遺体を晒されるなんて、同じ人間としては気の毒な感じもしますね。

    ちなみにミイラとはいえ人間の遺体の写真を撮るのは気が引けたので、実際の写真を見たい方は以下のWikipediaのURLをクリックしてください(心臓の弱い方は閲覧注意!)。

    【クローニーカバンマン(Wikipediaより)】
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%B3

  • こちらのEXILEのAKIRAもしくはパンサー菅(?)みたいな蝋人形は、クローニーカヴァンマンの復元想像模型。<br /><br />現代のアーティストのようなオシャレな髪型は多少盛っているのかもしれませんが、やはりイケメン青年でしたね(笑)。

    こちらのEXILEのAKIRAもしくはパンサー菅(?)みたいな蝋人形は、クローニーカヴァンマンの復元想像模型。

    現代のアーティストのようなオシャレな髪型は多少盛っているのかもしれませんが、やはりイケメン青年でしたね(笑)。

  • こちらはヨーロッパ各地の湿地遺体の分布図。<br /><br />右上のデンマークのトーロンマン(Tollund Man)が保存状態が最も良く、いちばん有名でしょうか。

    こちらはヨーロッパ各地の湿地遺体の分布図。

    右上のデンマークのトーロンマン(Tollund Man)が保存状態が最も良く、いちばん有名でしょうか。

  • 以上、国立考古学博物館を2時間近くたっぷり楽しみ、16時30分、アイルランド観光の最後に通りをぐるっと回ったところにある国立自然史博物館(National Museumu of Ireland Natural History)へ。<br /><br />白亜の外見からは2階建ての小さな建物のように見えますが・・・。<br /><br />【National Museumu of Ireland Natural History】<br />http://www.museum.ie/Natural-History

    以上、国立考古学博物館を2時間近くたっぷり楽しみ、16時30分、アイルランド観光の最後に通りをぐるっと回ったところにある国立自然史博物館(National Museumu of Ireland Natural History)へ。

    白亜の外見からは2階建ての小さな建物のように見えますが・・・。

    【National Museumu of Ireland Natural History】
    http://www.museum.ie/Natural-History

    国立自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • 中に入ってみると(もちろん入場無料)、意外と奥行きが深く、驚くほどの動物の剥製・骨格コレクションが。<br /><br />写真手前の骨格標本は、新生代第四紀更新世末(約1万年前)に絶滅してしまったという“オオツノシカ”(アイルランドヘラジカ、GIANT IRISH DEER)。<br /><br />マンモスや毛サイと同じくユーラシア大陸北部に広く分布していたそうで、2体並ぶとその巨大さに圧倒されます。

    中に入ってみると(もちろん入場無料)、意外と奥行きが深く、驚くほどの動物の剥製・骨格コレクションが。

    写真手前の骨格標本は、新生代第四紀更新世末(約1万年前)に絶滅してしまったという“オオツノシカ”(アイルランドヘラジカ、GIANT IRISH DEER)。

    マンモスや毛サイと同じくユーラシア大陸北部に広く分布していたそうで、2体並ぶとその巨大さに圧倒されます。

  • こちらは絶滅してしまったオオツノシカには及ばないものの、現代の偶蹄目で最大級の大きさを誇る北米のヘラジカ(MOOSE、ALCES MACHLIS)。<br /><br />こんなふうに過去現在、様々な種類の動物標本が展示されていて、動物好きな方ならかなり楽しめる博物館でしょうね。

    こちらは絶滅してしまったオオツノシカには及ばないものの、現代の偶蹄目で最大級の大きさを誇る北米のヘラジカ(MOOSE、ALCES MACHLIS)。

    こんなふうに過去現在、様々な種類の動物標本が展示されていて、動物好きな方ならかなり楽しめる博物館でしょうね。

  • 天井には巨大なクジラの骨格標本も。

    天井には巨大なクジラの骨格標本も。

  • 絶滅危惧種のスマトラサイ(SUMATRAN RHINOCEROS)の剥製もありました。<br /><br />もう少しじっくり見ていたかったですが、閉館時間の17時近くになり、監視員のお兄さんの目がコワくなり始めたので、追われるように博物館を後にします・・・。

    絶滅危惧種のスマトラサイ(SUMATRAN RHINOCEROS)の剥製もありました。

    もう少しじっくり見ていたかったですが、閉館時間の17時近くになり、監視員のお兄さんの目がコワくなり始めたので、追われるように博物館を後にします・・・。

  • 博物館の外は相変わらずの強い雨。<br /><br />アイルランドの雨というと、サッと降ってサッと上がるイメージだったのですが、この日はなかなか止まないですねえ・・・。<br /><br />さて、17時を過ぎてもう開館している施設はないので、ここでアイルランド最後の食事をとって、帰国前の一休みをすることにします。

    博物館の外は相変わらずの強い雨。

    アイルランドの雨というと、サッと降ってサッと上がるイメージだったのですが、この日はなかなか止まないですねえ・・・。

    さて、17時を過ぎてもう開館している施設はないので、ここでアイルランド最後の食事をとって、帰国前の一休みをすることにします。

  • 最後だからとダブリンの文化の中心地(という触れ込みの)テンプル・バーで食事をとることにしますが、純粋に食事を楽しむという意味では、魅力的なお店が見つからないなあ・・・。<br /><br />やはり食の面でもアイルランドの魅力は西部などの田舎かなあと、歩きながらオリビア・ニュートンジョンの“Take Me Home, Country Roads”を脳内再生していたら、偶然にもその曲をかけているお店が。<br /><br />アイルランドのみなさんも観光客の気持ちが分かってますね(笑)。

    最後だからとダブリンの文化の中心地(という触れ込みの)テンプル・バーで食事をとることにしますが、純粋に食事を楽しむという意味では、魅力的なお店が見つからないなあ・・・。

    やはり食の面でもアイルランドの魅力は西部などの田舎かなあと、歩きながらオリビア・ニュートンジョンの“Take Me Home, Country Roads”を脳内再生していたら、偶然にもその曲をかけているお店が。

    アイルランドのみなさんも観光客の気持ちが分かってますね(笑)。

  • けれどもそのお店には入らず、4日前にも行ったイラン料理のファストフード店、“ザイトゥーン”(Zaitoon)へ。<br /><br />アイルランド料理ではなくこのお店を選んでしまったのは次の旅先への思いか・・・。<br /><br />頼んだ“スペシャルバーグ”(9ユーロ=約1,260円)なるものは、あまり温かくなく、牛肉やナンの生地が硬くてイマイチでしたが。<br /><br />さて、先ほど“Country Roads”を聴いてしまったせいか、これを食べ終わったら“家へ帰ろう”という思いがますます強くなっていきます・・・。<br /><br />・・・<br /><br />Country Roads Take me home<br /><br />To the place I belong<br /><br />West Virginia Mountain Mama<br /><br />Take me home Country Roads...

    けれどもそのお店には入らず、4日前にも行ったイラン料理のファストフード店、“ザイトゥーン”(Zaitoon)へ。

    アイルランド料理ではなくこのお店を選んでしまったのは次の旅先への思いか・・・。

    頼んだ“スペシャルバーグ”(9ユーロ=約1,260円)なるものは、あまり温かくなく、牛肉やナンの生地が硬くてイマイチでしたが。

    さて、先ほど“Country Roads”を聴いてしまったせいか、これを食べ終わったら“家へ帰ろう”という思いがますます強くなっていきます・・・。

    ・・・

    Country Roads Take me home

    To the place I belong

    West Virginia Mountain Mama

    Take me home Country Roads...

    ザイトゥーン その他の料理

  • その後はトリニティ・カレッジ前のWestmoreland通りの土産屋、“CARROLLS”でお土産を物色し、19時30分、帰国前の最後の宿、“タイムズ・ホステル・カレッジ・ストリート”(The Times Hostel College Street)へ。<br /><br />乗継地のフランクフルトへの便が早朝5時50分の出発だったので、少し横になるくらいの気持ちでドミトリーでもいいかなと思って安易に選んだのですが、同部屋は遊びたい盛りの金髪の若い男女ばかりで、少し年齢のいった東洋人のわたしはなんだか浮いている気分・・・。<br /><br />わたしが部屋に入るまではみんな外に聞こえるくらいの大きな声で会話していたのですが、わたしがあいさつして中に入ると、身支度してすぐに夜の街に繰り出していきました・・・なんだか気を遣わせてしまったかな。<br /><br />ちなみに宿泊料はエクスペディアで予約して6人部屋のドミトリーで39ユーロ+9%のホテル税(合計約6,000円)。<br /><br />ほんと、ダブリンはホテル代が高すぎますね・・・。

    その後はトリニティ・カレッジ前のWestmoreland通りの土産屋、“CARROLLS”でお土産を物色し、19時30分、帰国前の最後の宿、“タイムズ・ホステル・カレッジ・ストリート”(The Times Hostel College Street)へ。

    乗継地のフランクフルトへの便が早朝5時50分の出発だったので、少し横になるくらいの気持ちでドミトリーでもいいかなと思って安易に選んだのですが、同部屋は遊びたい盛りの金髪の若い男女ばかりで、少し年齢のいった東洋人のわたしはなんだか浮いている気分・・・。

    わたしが部屋に入るまではみんな外に聞こえるくらいの大きな声で会話していたのですが、わたしがあいさつして中に入ると、身支度してすぐに夜の街に繰り出していきました・・・なんだか気を遣わせてしまったかな。

    ちなみに宿泊料はエクスペディアで予約して6人部屋のドミトリーで39ユーロ+9%のホテル税(合計約6,000円)。

    ほんと、ダブリンはホテル代が高すぎますね・・・。

    ザ タイムズ ホステル - カレッジ ストリート ホテル

    トリニティ・カレッジのすぐ近くに位置するドミトリー専門の宿 タイムズ・ホステル・カレッジ・ストリート by エンリケさん
  • 日付が変わって5月9日(土)、雨がようやく上がってきた真夜中の2時40分、宿をチェックアウトしてトリニティ・カレッジ前のWestmoreland通りの空港バス(aircoach)乗り場へ。<br /><br />こんな時間だというのにWestmoreland通りの周辺はたくさんの人々(ほとんどがまともそうな人々)が普通に歩いていて、微塵も危険さを感じません。

    日付が変わって5月9日(土)、雨がようやく上がってきた真夜中の2時40分、宿をチェックアウトしてトリニティ・カレッジ前のWestmoreland通りの空港バス(aircoach)乗り場へ。

    こんな時間だというのにWestmoreland通りの周辺はたくさんの人々(ほとんどがまともそうな人々)が普通に歩いていて、微塵も危険さを感じません。

  • そして3時、やってきた水色のバスに手を振り、停留所前で停めてもらって乗車(7ユーロ=約980円)。<br /><br />時刻表には空港行きの発車時刻は3時10分(次は4時10分)と書いてありましたが、停留所には早めに来て待機していた方が良さそうです。<br /><br />ちなみにaircoachのHPを見ると、市中心部から空港行きのバスは深夜は30分ごとの運行となっていますが、停留所の表示は1時間ごと(0時40分、1時10分、2時10分、3時10分、4時10分、4時40分、以降6時まで20分ごと、6時以降15分ごと)となっていて、どちらが正しいのか、いずれかをきちんと直してもらいたいものですね・・・。<br /><br />【aircoach Timetables】<br />http://www.aircoach.ie/timetables/route-700-dublin-airport-leopardstownsandyford

    そして3時、やってきた水色のバスに手を振り、停留所前で停めてもらって乗車(7ユーロ=約980円)。

    時刻表には空港行きの発車時刻は3時10分(次は4時10分)と書いてありましたが、停留所には早めに来て待機していた方が良さそうです。

    ちなみにaircoachのHPを見ると、市中心部から空港行きのバスは深夜は30分ごとの運行となっていますが、停留所の表示は1時間ごと(0時40分、1時10分、2時10分、3時10分、4時10分、4時40分、以降6時まで20分ごと、6時以降15分ごと)となっていて、どちらが正しいのか、いずれかをきちんと直してもらいたいものですね・・・。

    【aircoach Timetables】
    http://www.aircoach.ie/timetables/route-700-dublin-airport-leopardstownsandyford

  • そして3時30分、ダブリン空港に到着。<br /><br />その後は順調に手続きを済ませ(入国時には審査がありパスポートにスタンプが押されたのですが、出国時はパスポートと航空券の形式的チェックだけで実質審査がなく、パスポートにスタンプも押されません。)、5時50分発のルフトハンザLH983便で乗継地のフランクフルトへ。<br /><br />・・・今回のアイルランド旅行、いちばん印象に残ったのは荒涼としたアラン諸島のイニシュモア島でのサイクリングで、首都のダブリンでの観光は、カトリック教徒が徹底的に弾圧された厳しい英国統治を思い出させるものばかりで、何だか暗い気持ちになってしまうことが多かったですね。<br /><br />どんなに弾圧されても決して英国と同化せず(言葉はほぼ同化してしまいましたが)、最後には独立を勝ち取り、今や1人当たりのGDPでは英国以上となったアイルランドの人々の“不屈の精神”も感じることができたわけですが。<br /><br />ホテル代をはじめとする物価も高くて、日本人の若い旅行者も少なくなってきて、ヨーロッパの旅もここまでかなと思ったりもして。<br /><br />何より今は、便利になりすぎて、ホテルでも現地ツアーでも何でもインターネットで手配できて、人と話さなくても観光ができてしまうということが、ヨーロッパの旅をつまらなくしている理由のひとつかなと。<br /><br />やはり前回のラオスの旅で、自分の中での旅の考えがすっかり変わってしまったようです・・・。<br /><br />さて、次はまた“アジアの旅”を目指すとしますか・・・とその前に、おまけのフランクフルト観光を。<br /><br />これがヨーロッパの旅の最後となるかどうか・・・。<br /><br />(ドイツ・アイルランド旅行8日目〜おまけのフランクフルト観光に続く。)

    そして3時30分、ダブリン空港に到着。

    その後は順調に手続きを済ませ(入国時には審査がありパスポートにスタンプが押されたのですが、出国時はパスポートと航空券の形式的チェックだけで実質審査がなく、パスポートにスタンプも押されません。)、5時50分発のルフトハンザLH983便で乗継地のフランクフルトへ。

    ・・・今回のアイルランド旅行、いちばん印象に残ったのは荒涼としたアラン諸島のイニシュモア島でのサイクリングで、首都のダブリンでの観光は、カトリック教徒が徹底的に弾圧された厳しい英国統治を思い出させるものばかりで、何だか暗い気持ちになってしまうことが多かったですね。

    どんなに弾圧されても決して英国と同化せず(言葉はほぼ同化してしまいましたが)、最後には独立を勝ち取り、今や1人当たりのGDPでは英国以上となったアイルランドの人々の“不屈の精神”も感じることができたわけですが。

    ホテル代をはじめとする物価も高くて、日本人の若い旅行者も少なくなってきて、ヨーロッパの旅もここまでかなと思ったりもして。

    何より今は、便利になりすぎて、ホテルでも現地ツアーでも何でもインターネットで手配できて、人と話さなくても観光ができてしまうということが、ヨーロッパの旅をつまらなくしている理由のひとつかなと。

    やはり前回のラオスの旅で、自分の中での旅の考えがすっかり変わってしまったようです・・・。

    さて、次はまた“アジアの旅”を目指すとしますか・・・とその前に、おまけのフランクフルト観光を。

    これがヨーロッパの旅の最後となるかどうか・・・。

    (ドイツ・アイルランド旅行8日目〜おまけのフランクフルト観光に続く。)

    ダブリン空港 (DUB) 空港

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この旅行記へのコメント (10)

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  • moonさん 2017/03/20 18:33:29
    こんばんわ
    エンリケさんへ
    ご無沙汰してますが、たまに参加しているmoonです。
    前回の旅の前にも、アイルランドの旅行記を少し拝見させて頂きました。
    で、またアイルランドの再訪をするので、アイルランドの旅行記を拝見してます。
    私事ですが、前回の旅では初日に怪我をして散々な旅で終わったので、健康体で再チャレンジしてきます。
    まぁ、相変わらず変な旅ですけどね。
    ダブリンは、ギネス工場とトリニティーカレッジしか入っていなくて、あとは街歩きのみだった気がします。
    エンリケさんみたいに、時間を有効に使えればいいのだけど、
    時間を有効に使うのが下手くそな私は、ダメですねぇ。
    今回も、ダブリンに2泊するのですが、鉄道で遠くへ行くので、たぶんダブリンは建物見て終了かな。
    でも、考古博物館の建物は見れたらいいなと思ってます。
    あっ、意味のない書き込みすみません。

    moonより

    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2017/04/15 15:29:19
    アイルランド旅行おつかれさまでした。
    moonさん

    こんにちは。
    しばらく4トラベルから遠ざかっていたためお返事が遅れました。

    二度目のアイルランド、いかがでしたでしょうか?

    前回は不運なお怪我もあって楽しめないところもあったかと思いますが、今回はよりよい経験をされたものと期待しております。

    アイルランドと言えば、やはりダブリンよりも荒涼とした石と緑の野が広がる西部ですよね。

    前回はクリフデンに行かれたそうですが、今回はどちらに行かれたのでしょう?

    アイルランドの魅力が詰まった旅行記、楽しみにしています。
  • konomiさん 2016/02/23 19:54:36
    そっくり!
    壮観ですね。
    ケルト美術の奥深さ。
    美しい美術品の数々に、ケルトの歴史を勉強させていただきました(^^)

    クローニーカヴァンマンの復元想像模型・・・・フランスの人気コミック「アステリクスとオベリクス」の登場人物によく似ています。
    鼻が丸いところなんかが…(笑)

       ↓
    http://blogs.yahoo.co.jp/turu_ga_tamashii_2/11919295.html

    このコミックは紀元前50年位のカエサルのガリア遠征の時に、対抗したガリア人たちの物語をおもしろおかしく子供向けに描いたものなんですけど、ガリア人もケルト系。

    昔の生粋のケルトに人って、こんな顔だったんだ〜〜〜ととても興味深く読ませていただきました。

    いつか訪れたいアイルランド。
    出来れば新緑の季節に行きたいなぁ。


    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2016/02/27 20:46:52
    オレンジ色の髪・・・。
    konomiさん

    こんばんは。アイルランド旅行記にご訪問ありがとうございます。

    “アステリクスとオベリクス”、確か塩野七生の“ローマ人の物語”にもでてきましたね。

    このイラストのオベリクスはオレンジ色の髪の毛をしていますが、クローニーカヴァンマンの髪の色もオレンジ色・・・オレンジ色の髪がケルト人の特色と考えられているのでしょうかね。

    > いつか訪れたいアイルランド。
    > 出来れば新緑の季節に行きたいなぁ。

    アイルランドの田舎は緑がきれいで癒されますよ。

    ぜひ、雨具の用意をして新緑の季節に行ってみてくださいね!

    konomi

    konomiさん からの返信 2016/02/28 09:24:42
    RE: オレンジ色の髪・・・。
    エンリケさんこんにちは

    > “アステリクスとオベリクス”、確か塩野七生の“ローマ人の物語”にもでてきましたね。
    >
    >

    ヴェルチンゲトリクスですね?
    佐藤賢一さんの小説「カエサルを撃て」ではヴェルキンゲトリクスという名前でしたけど・・・。

    ローマ人の物語の中でも特に面白いと思った巻です。

    > このイラストのオベリクスはオレンジ色の髪の毛をしていますが、クローニーカヴァンマンの髪の色もオレンジ色・・・オレンジ色の髪がケルト人の特色と考えられているのでしょうかね。


    ほんとだ・・・オレンジ色だ!
    気が付きませんでした。
    そういえば、イギリスやアイルランドでは赤毛は気が強い・・なんて言われているそうですね。
    ケルトの血筋は性格が熱いんでしょうね(笑)


    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2016/02/28 18:35:15
    赤毛のアンもアイリッシュ?
    konomiさん

    こんばんは。早速お返事ありがとうございます。

    >> “アステリクスとオベリクス”、確か塩野七生の“ローマ人の物語”にもでてきましたね。
    >
    > ヴェルチンゲトリクスですね?
    > 佐藤賢一さんの小説「カエサルを撃て」ではヴェルキンゲトリクスという名前でしたけど・・・。

    言葉足らずでお返事してしまいました。

    “ローマ人の物語”に出てきたのは、“実際の人物”としての“アステリクスとオベリクス”ではなく、“その漫画自体”のことです。

    以下のURLの方のブログにもあるように、“アステリクスとオベリクス”は、フランスだけでなく、塩野七生氏の活躍しているイタリア、そしてヨーロッパ全体で馴染みの漫画だそうですね。

    http://ameblo.jp/petronius/entry-10049954065.html

    そしてヴェルチンゲトリクスはアステリクスのモデルだとか。

    こんなふうに話がつながると面白いですね。

    また“ローマ人の物語”を読み返してみたくなりました。

    >> このイラストのオベリクスはオレンジ色の髪の毛をしていますが、クローニーカヴァンマンの髪の色もオレンジ色・・・オレンジ色の髪がケルト人の特色と考えられているのでしょうかね。
    >
    > ほんとだ・・・オレンジ色だ!
    > 気が付きませんでした。
    > そういえば、イギリスやアイルランドでは赤毛は気が強い・・なんて言われているそうですね。
    > ケルトの血筋は性格が熱いんでしょうね(笑)

    そういえば、あの“赤毛のアン”もアイルランド系という説があるらしいですよ。

    “風と共に去りぬ”のスカーレット・オハラといい、夢見がちで癇癪持ち、そして陽気さが売りのアイリッシュは、物語の主役としては適役なのでしょうね(笑)。
  • 川岸 町子さん 2016/02/22 20:36:53
    行って見なければ
    エンリケさん、おばんでした。
    行って見なければ、わからない事が沢山伝わりました。
    カトリック教会と国教会の違い。
    これ程まで重いイギリスとの関係。
    前回の旅行記の、どの国から来たのか、との質問と返答。
    雨が多かったようですが、雨が作りあげた風土や自然。
    なるほどなぁと思いました。

    あ!ビニールのくしゃくしゃは、何だかわかりませんけど(笑)

    また、博物館がお好きなエンリケさんには、博物館のハシゴというお時間ができたのですね。
    きっと有意義だったと思います‼
    しかも無料だなんて、やはり芸術や文化の造詣が、日本と違うんだなぁ。
    今回メキシコで考古学博物館に、感動、感服しました。
    ご覧になった4000年も前の展示物は、ずいぶん桁違いですね〜!
    保存状態の良い遺体までとは、驚きです〜〜。←かなり怖い?

    ヨーロッパから別の世界の地域に今度はお出かけでしょうか?
    新しい旅を楽しみにしてますp(^-^)q
    町子

    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2016/02/23 23:06:09
    旅は社会勉強でもありますね。
    川岸 町子さん

    こんばんは。いつもご訪問ありがとうございます。

    > カトリック教会と国教会の違い。
    > これ程まで重いイギリスとの関係。

    ヨーロッパのほかの国だったら、旧教(カトリック)が弾圧する側で、新教(プロテスタント)が弾圧される側なのですが、アイルランドの場合は見事にそれが逆さまになっていて、なんとも奇妙な感じになりますね。

    現在はEUからの離脱問題で揺れていますが、英国はヨーロッパの異端児なんだなと、改めて思いますね。

    > あ!ビニールのくしゃくしゃは、何だかわかりませんけど(笑)

    あれが理解できる感性の持ち主はいるのでしょうかね(笑)。

    > また、博物館がお好きなエンリケさんには、博物館のハシゴというお時間ができたのですね。

    アイルランド名物の“雨”だったので、ほかに何もできなかったという理由もありますが(笑)、各国の主要な博物館を周るというのは、世界遺産を周るのと同様に、ひとつの旅の目的でもありますね。

    > 今回メキシコで考古学博物館に、感動、感服しました。

    メキシコシティの国立博物館!
    わたしもぜひ行ってみたい博物館のひとつです。

    あのケツァルコアトルやチャックモールもご覧になったのでしょうか?
    旅行記のアップが楽しみですね。

    > ヨーロッパから別の世界の地域に今度はお出かけでしょうか?

    できればメキシコにも行ってみたいところですが、やはり治安が心配・・・。
    イスラム圏は非常に不安があるしで、いざヨーロッパ以外といっても、なかなか行きたい場所が見つからないですね・・・。
  • rinnmamaさん 2016/02/22 14:34:09
    旅への想い
    エンリケさん、こんにちは

    お変わりございませんか?
    私は上の孫の看護からインフルエンザAに罹患・今度は下の孫がBに罹患したので、明日からの看病に戦々恐々です・・

    ギネスビール工場見学・・私も現地で1杯飲んでみたいものです(^^)
    我が家はビール好きなので、ビールを飲みに行こうと、お気楽な旅の発想なので、エンリケさんのように欧州に見切りをつける事があるのか?と。。

    もちろん履歴もエンリケさんと比べようもないですが・・
    まだ、まだ欧州に行きたいな〜

    私のケルト文化への関心は2005の愛知博でした。
    小さなパビリオンでしたが、バグパイプ・アイリッシュハープの音色と共に、独特な展示品に魅了されました。

    また、万博のメーンラジオ放送のアナウンサーの方とお知り合いになれたのですが、彼女がアイルランド語を話せたんです。
    そして、彼女は放送後、ビールマイスターの資格もゲット。。
    閉幕後、しばらくアイルランドを彷徨ったようです。
    行動力で魅力的な女性でした・・

    今回の国立考古学博物館・・私は歴史は苦手ですが、表紙のような展示品を見るのが大好き。
    模様とかをじっくり見ていると時間を忘れてしまいます。

    ケルトの十字架も独特ですよね!
    銅鐸もあるんですね・・フォルムとか模様も興味がわきます。
    意味とかの以前に、そちらの方に興味が行くんです。
    ぜひ、訪れたい場所ですね!

    次はアジアですか・・
    私もひょんなことから時期は未定ですが、ベトナムに行く事になりそうです

    アイルランドの旅を楽しませて頂きました。
    有難うございました。

    rinnmama


    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2016/02/23 22:40:24
    歴史を知ると、その国を心で理解することができます。
    rinnmamaさん

    こんばんは。いつもご訪問ありがとうございます。

    インフルエンザ、わたしの周りでもつい先日、知り合いが罹患して約束がドタキャンになってしまったところです。
    冬の終わりだというのに最近流行り始めたようですので、十分お気を付けください。

    > ギネスビール工場見学・・私も現地で1杯飲んでみたいものです(^^)

    ビール好きなら西部に行かなくともアイルランドの観光は楽しめるのではないかと思います。
    ただし、ビール以外の食事は英国同様、覚悟した方がよいですけど(笑)。

    > 私のケルト文化への関心は2005の愛知博でした。
    > 小さなパビリオンでしたが、バグパイプ・アイリッシュハープの音色と共に、独特な展示品に魅了されました。

    rinnmamaさんは愛知万博に行かれたのですね!
    地元ですよね〜。

    アイルランド館にはそんな展示があったのですか。

    700年以上にも渡る英国の植民地支配によって、英語が公用語になるなど生活のほとんどが英国化してしまった今、民族としてのアイデンティティを示せるものと言えば、カトリックとかつてのケルト美術くらいしかないですものね・・・。

    歴史を知ると、アイルランドをより深く理解することができますよ。

    > 次はアジアですか・・
    > 私もひょんなことから時期は未定ですが、ベトナムに行く事になりそうです

    ベトナムですか。
    初めてでしたら中部のホイアンがおすすめですよ。

    歴史を感じさせる古い建物がたくさんあって、欧米人もたくさんいて、ヨーロッパは好きだけどアジアはちょっと・・・という方でもなじみやすいと思います。

    rinnmamaさんのヨーロッパ以外の旅行記も見てみたいものですね。

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