オセアニア開拓宣言！夏のニュージーランドで年越し　＃３　霧に包まれたマウント・クック

2015/12/30 - 2015/12/30

ニュージーランド年越し旅行記の3回目は、クライストチャーチから無理やり日帰りで訪れた世界遺産アオラキ／マウント・クックです。
「ニュージーランドに行ったら何処を訪れるべきか？」と私が質問をするたびに、今の仕事でお世話になっているニュージーランド出身の女性が必ずイチオシだと勧めてくるのが、このマウント・クック。晴れた日は、それはそれは素晴らしい眺望を望めるそうです。

日本出発前、マウント・クックを訪問できそうな日はいずれも予報が悪く、いっそのこと止めようかと思いましたが、再訪できる保証もないので、予報が変わる可能性に賭けてみることにしました。
実際、到着した12/28は快晴の予報だったのに曇りで、翌日12/29は場所によっては雨予報のはずが雲一つない快晴。
そしてマウント・クックへ向かう12/30の朝もクライストチャーチは晴れていました。
さて、その後の結果は…。


※「霧に包まれた」シリーズとして是非こちらもご覧ください
http://4travel.jp/travelogue/10933504


□12/27　成田→…
□12/28　…→（オークランド）→クライストチャーチ
□12/29　クライストチャーチ⇔アカロア
■12/30　クライストチャーチ⇔マウント・クック
□12/31　クライストチャーチ→オークランド
□1/1　 オークランド⇔ワイトモ／ロトルア
□1/2　 オークランド→成田


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《オセアニア開拓宣言！夏のニュージーランドで年越し　目次》

＃１　大地震から5年、前を向くガーデン・シティ　＠クライストチャーチ（前編）
http://4travel.jp/travelogue/11090979

＃２　快晴の港町アカロアで見た「青いモノ」
http://4travel.jp/travelogue/11090980

＃３　霧に包まれたマウント・クック
http://4travel.jp/travelogue/11090983

＃４　小さな地図では迷ってしまうモナ・ベイル　＠クライストチャーチ（後編）
http://4travel.jp/travelogue/11118428

＃５　スカイタワーの下で2016年のカウントダウン！　＠オークランド
http://4travel.jp/travelogue/11090985

＃６　マオリ族は1月1日から大忙し！　＠ワイトモ＆ロトルア
http://4travel.jp/travelogue/11090984

エリア アオラキ/マウントクック国立公園周辺(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• グルメ: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス

【旅行3日目：12/30（水）】

事前に予約し、7:30にホステルでピックアップしてもらいました。
日本を出てくる前の予報では、この日は雨でしたが、見ての通り快晴です。
これは相当ツイているのではないかと、期待に胸が膨らみます。

レイク・テカポまで100kmを切ったところでトイレ休憩。

しかし、さっきまで快晴だったのは何だったのか、この時点で曇ってきています。。

ツアーといっても、こんな小さい車でした。

私以外は全員年齢高めでしたが、グループ参加の人が誰もおらず、
全員ひとりで参加していたので、自然とお互いに話す機会がありました。
メルボルンから来ていた男性と、アデレードから来ていた女性と
仲良くなりました。

レイク・テカポにて休憩。
湖畔に小さな教会がありました。
よく見たら「地球の歩き方」にも載っていますね

派手さはまったくありませんが、何となく落ち着く雰囲気。

晴れたらさらによかったでしょうね

ちなみに最初のプランではここに泊まって星空を見たかったのですが、急な思い付きすぎて宿が全く空いておらず、無理でした。

車で2〜3分行った道沿いに、レストランや雑貨店、ガソリンスタンドなどが軒を連ねる一角があります。
ここで朝食を取ることになりました。

大振りのマフィンがたくさん並んでいてウマそうでしたが…

ここでフラット・ホワイトのコーヒーを飲みました。
カフェラテに近いですがラテよりも泡がきめ細かい、ニュージーランド特有のコーヒーですね！（オーストラリアでも飲めます）

これにアツアツのミートパイを付ければ、朝からボリューム満点で大満足の朝食となります。

クロスバイクで旅する人はニュージーランドにもいます

自然が豊かで道が広いし、自転車の旅には向いてますよね

妙な日本語を発見。

実はこのレストランも「地球の歩き方」に載ってます。

お土産ショップがあったのでブラブラと歩いてみました

このOyster Bayという銘柄はおいしいぞ、とメルボルンの男性が教えてくれました

レイク・テカポ

天気が良ければなぁ…

この花？が一面に咲いていて、とてもキレイでした

ツアーの催行会社は
Canterbury Leisure Toursというところだったようです。

Viatorというサイトで予約しましたが、直接こっちのサイトから予約すれば少しは安く上がったかも。

レイク・テカポを後にして、ミニバスはどんどんマウント・クックへと近づいていきますが
まわりを見渡すと、どんどん霧が深くなっていきます

景勝地でこんな霧だらけだったことが前にもあったぞ、どこだったかと記憶を辿ったら
オーストリアのハルシュタットで似たような状況だったことを思い出しました。

http://4travel.jp/travelogue/10933504

何はともあれ、マウント・クックのエントランスともいえる
The Hermitage Hotelに到着しました。

ここまで露骨な日本語ボードも海外では久々に見ましたｗ

実際のところ、日本人がたくさんいました。
日本語ツアー同伴の、日本人だけのツアーのようですが。

オセアニアといえばステーキ、というわけで
美味しくいただきます

バイキングなのでこんな感じで。
しかし個人的にはイマイチかなぁ〜
質素かもしれませんが朝のミートパイ＋フラットホワイトのほうが個人的には満足度高いです。

とはいえ、5つ星ホテルでしょうから内装は豪華です。
晴れていれば美しいマウント・クックがここから望めるのだと思います。

日本人女性のスタッフもいて、ちょっとだけ話をしました。
ここに泊まりこんで働いているそうです。

晴れてればこんな美しい景色が望めるそうです。
晴れてれば。

エドモンド・ヒラリーの銅像

世界で初めてエベレスト登頂を達成した英雄ですね。
オークランド出身。

さて、ここでフリータイムが設けられ、ホテル付近から超ミニトレッキングに出掛けます。

しかし、よりによってここで大粒の雨が降ってきました。
出発時のクライストチャーチの晴天が遠い過去のようです…

写真を撮りながら、姿を見失わないよう気を付けながら
最後尾を歩きました

どよーんとした霧が掛かっています

雨が降って滑りやすい中での段差には神経を使います

途中に湖を発見

Why are the Blue Lakes green?
と書いてありますが、雨で水が濁っていて緑にも見えません。確かに青くも見えませんが。。

さらに登り続けて辿り着いた行き止まり、
ここが、マウント・クックを望む展望台だそうですが…
何も見えません！！

アデレードから来た女性の叫びに全員同感でした。

Hey! My dear Mt. Cook! Where are you now?
（私の愛しいマウント・クック、今どこにいるの？）

ちなみに、晴れているとこういう風景が見えるそうです。

見たかった！

降り切ると、雨は上がりました。
トレッキングしているときだけ雨に降られてしまうとは…

冷たい雨に打たれ、
夏のニュージーランドとは思えないほど体が冷え切ってしまいました。
一般的に寒いのが好きなオーストラリア人もさすがに寒そうにしていて
帰りの車内ではようやく暖房がオンになりました。

しかし、帰りの車中は退屈せずに済みました。
隣に座っていたアデレードから来た女性がつい2ヶ月前に日本を1ヶ月、5,000豪ドルのツアーで回った話を次から次へとしてくれて、この話が面白かった。
「あなたは普通の日本人よりも日本について詳しいですね！」とコメントしたほど。

改めて思いました。
あくまでも旅先、目的地は手段なのだと。
マウント・クックという目的地があるからこそ、世界中から集まって来る人がいて、その人同士が狭い車内で偶然にも出会い、たった一日ではあるけれど行動を共にする、年齢・性別・国籍すべてがバラバラの人がミックスされた場所に身を置くことができる―。

これこそが旅をする目的なのであって、刺激的なところではないかと思うのです。


もちろん、晴れたマウント・クックの絶景は見てみたかったのですが…
個人的には、それでも遠出をしてよかったと思える、そして、なぜ自分はこうして旅をしているのかを再確認する、充実した1日になりました。


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＃４　小さな地図では迷ってしまうモナ・ベイル　＠クライストチャーチ（後編）
へ続きます。
http://4travel.jp/travelogue/11118428