2015/12/17 - 2015/12/17
6位(同エリア1543件中)
norisaさん
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初冬の箱根路を訪ねました。
今回は未踏の箱根関所を、そして、やはり初めて訪問した箱根ガラスの森美術館を見学しました。
ガラスの森美術館では改めてガラスの魅力、というより時々刻々と形が変わらざるを得ない運命を背負わされたガラスというアモルファスな芸術に酔いしれました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
まずは箱根峠近くのゴルフ場の駐車場に車を止めます。
ここからは見事な富士が拝めますがあいにくほとんどが雲の中。
晴れてはいますが西側のみに雲があります。 -
ここからは多くの別荘も目につきます。
夏はいいでしょうが冬は寒いのでは!?
いや、このセリフは非富裕層のヒガミですね(苦笑) -
次に向かったのは箱根関所です。
言わずと知れた江戸時代最難関の関所でここで追い返されたり、捕らえられたりした人々の数は相当なものだったようです。
門は改修中。徳川幕府の要衝 by norisaさん箱根関所 名所・史跡
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もともとは江戸時代の終わりに役目を終えて解体されたものです。
しかし、この解体修理時の文書が「江川文庫」で発見されました。
そこで2007年に関所の再現が実施されたようです。 -
ですから建屋も含め新しいものです。
とはいえ、江戸時代の最難関関所を忠実に再現しています。
これは検査するお役人たち。 -
昔から官憲は融通がきかないもの。
旅人も泣いたことでしょうーー。 -
ご存じのように江戸への鉄砲の流入と諸大名やその部下の妻子の出国はご法度。
江戸の治安を守るため、あるいは人質を逃がさないことが幕府安定の基本と考えたようです。 -
こちらは牢獄です。
映画に出てくるアメリカの囚人ならすぐに隠した小型のこぎりで脱出しそうです(苦笑) -
とはいえ、この関所の構えは旅慣れない方にとってはかなりのプレッシャーだったことは想像にかたくありません。
江戸時代、お伊勢参りをはじめとして庶民の旅行ブームがおこりました。
数多い旅人を処理するお役人も大変だったことでしょう。 -
このような武器で「御用だ」とやられるとコワイですね!
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こちらは再現された井戸。
実際に井戸として水が沸いてきたようです。
観光客が投げ入れたコインが一杯! -
関所からは芦ノ湖の海賊船も望めます。
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最後に資料館も訪れますが、撮影禁止。
禁止にすべき展示物もないようですがーーー。このあたり観光協会の連中は全く観光客の心情を理解していません。
世界のルーブルでもプラドでも撮影OKですから、日本の博物館、資料館、美術館は見習うべきでしょうーー。 -
関所をあとにして湖尻近くのビジターセンターを訪れます。
箱根ビジターセンター 美術館・博物館
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こちらは入場無料ですが、箱根の生物や地学に関する資料がたくさんあります。
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南の窓からは箱根連山や芦ノ湖も望めます。
ただし富士山は拝めません。 -
ビジターセンターを後にして有名なススキの草原を走るとーーー。
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今日の主目的地である箱根ガラスの森美術館に到着します。
入り口からして木に多数のガラスが!
なお、この美術館はJAFカード提示で駐車場が無料、入場料も20%引きですから必携です!ベネチアンガラスの素晴らしさが実感できます! by norisaさん箱根ガラスの森美術館 美術館・博物館
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中に入ると中庭はいきなりガラスのオブジェとガラスのカーテン?です!
太陽光に小さなガラスが光り輝きます。 -
そのカーテン、中を通り抜けられます。
きらきらと七色に輝くガラス。 -
美術館自体はブルージュのような中世ヨーロッパのたたずまいです。
船にはガラスのオブジェが積まれています。
クリスマス仕様? -
お昼時なので敷地内にあるイタリアンレストランに入ります。
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さすがに冬なので室外で食事をする方は皆無です。
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室外にはサンタにトナカイ。
そしてガラスの木は七色の光で溢れています。
非日常の空間−−−。 -
じっと見つめていてもあきません。
白色光を波長の違う色とりどりの光に分解して反射してくれます。
我々人類はせいぜい0.4マイクロメートルから0.8マイクロメートルという非常に狭い範囲の光しか見ることができません。
赤外線も紫外線もマイクロ波もX線ももちろん見えません。
もし、それらのうち一つでも見ることができたら、人は神になれるのかーー?あるいは発狂するのか??
いずれにしろ神は絶妙な波長のみを見ることができるように我々、ホモサピエンスを設計されたようですーーー。 -
ランチ時にはカンツォーネの生公演もあります。
まさに陽気なイタリア人。
そう、このレストランの名は「ラ・カンツォーネ」ですからまさしく看板に偽りがありません(笑) -
夫婦でボロネーゼとボンゴレビアンコをシェアします。
(例によって食べ始めてから撮影忘れに気が付きます(苦笑))
観光地のお料理としては及第点かもしれません。 -
レストランを出て美術館に向かいます。
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この美術館、C国語、K国語に欧米語と多言語にあふれています。
しかし、見学者が少ないのは幸いです。 -
歩道にはクリスマスのリース仕様の植え込みもあります。
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これからベネチアンガラスの展示室に入ります。
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エントランスからしてクリスマス仕様。
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これから精緻なガラスの展示が続きます。
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ガラスの船。
砂上の楼閣以上に乗りたくないシロモノです(爆) -
これは古代のガラス細工。
今や世界の難民の大半を生み出すシリアの1世紀ころの作品です。 -
マーブルグラスはまさしく大理石のような文様。
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こちらはマーブルグラスコンポートです。
16世紀のヴェネチアの作品です。 -
こちらはアイスクラック手つき容器だそうです。
やはり16世紀ヴェネチアのもの。 -
こちらは点彩コンポートと呼ぶそうです。
やはり16世紀ヴェネチアのものです。 -
レースグラス手付き容器です。
このレースグラスというのは、初めて知りましたが、実に手間暇かかった芸術品。
16−17世紀のヴェネチア産だそうです。 -
これがレースグラスの工程だそうですが、つまりは手間暇かけてあたかも糸で繊維をつむぐように細いガラスでいろいろな模様のあるガラス容器を形作っていくようです。
かなり根気のいる工程です。 -
美術館の内部もとてもステキな雰囲気です。
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これもレースグラスの至宝です。
大変な作業だということがわかります。 -
そして、これも。
足が鷹か鷲のようです。 -
こんな形の器に銘酒を入れて飲みたいものです!
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そして、レースグラスはあくまで繊細にーー。
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これはガラスで聖書のある場面を表現しています。
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向こうの光を微妙に、そして波長を変えて透過する美しい器。
インディジョーンズの聖杯に推薦したいくらいです(笑) -
これも宗教的な器だそうです。
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祭壇をガラスで作っています。
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こちらはドールハウス?
さて、こうして精緻に作られたガラス細工ですが、これはとてもはかないものです。
はかない!??
割れるから??
いえいえ、そうではありません。
材料がガラスゆえの宿命が他にもあるからです。 -
芸術材料でもあるガラスですが、これは原子の配置が規則的にきっちり決まっていて流動性がない結晶性材料とは全く異なります。
ガラスは原子の配置が規則的ではなく、緩い状態の個体で、非晶質材料とよばれます。
PETボトルやポリエチレンの容器は結晶性材料ですし、最も固いダイアモンドも結晶性材料です。 -
ではガラスが非晶質材料=アモルファス材料とはどういうことなのでしょうか?
それは「長い時間をかけると流動する」ということです。
結晶性材料であるPETボトルや金属は融点を超える温度では規則性がなくなって液体、流体として流れますが、ガラスも実は非常に長い年月、数百年から数億年という時間では流れてしまうのです。 -
もちろん我々が普通目にするガラスは窓ガラスにしろコップにしろ、しっかりと形を保ってします。
しかし、中世以前の窓ガラスではガラスがゆっくりと流れ窓の下部がふくらんでいるものがあります。
また欧州の古い教会のステンドグラスがしばしば割れる現象がありました。
これは単純な組成、製法で作られた昔のガラスが年月による変形に耐えられなかったことによるようです。
ましてや数千年、数万年後にはいくつかのガラス製品は形が崩れ、さらに年月が経つと原型をとどめないものが多数にのぼると言われています。 -
ですからガラスは割れやすいうえに長期では形が変形するーーーまさにはかなさの代名詞といえます。
(現代の技術は強化ガラス含め組成や構造に工夫をこらし防弾ガラスや深海に耐えるガラスなど多種多様ですが、基本は非晶質です) -
そのはかない芸術品を飾るこの美術館も幻想的な雰囲気を醸し出しています。
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そして、ガラスの応接セットからーー。
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繊細なグラスまで。
人はなんでもガラスを応用してきました。 -
この透明度、細工のしやすさ、そして人生と同じはなかさを感じさせる素材は他にはないでしょう。
永遠の輝きと豊かさを誇る金やプラチナとは好対照です。 -
中国の方々が金を珍重するように、もののあわれを最も理解している日本人こそガラスが似合うのではないでしょうかーーー。
-
これは風に揺れるグラス!−−のようです。
どうやって運搬したのか思わず聞きたくなります(苦笑) -
ここから現代アートの建物に移動します。
おしどりがのんびり泳いでいます。
寒くないの!?? -
ここからは現代ガラス芸術です。
ヴェネチアンガラスとは全く趣が違います。
特徴はーーー丈夫そうです(爆) -
いや、この高さ1,2mもありそうなものはやはり儚いかもー。
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UFOを思い起こさせるオブジェ。
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そして、ここからはアメリカのガラス芸術家、デイル・チフーリの作品が並びます。
彼はアメリカ初の「人間国宝」となった方だそうです。
(人間国宝という言い方が正しいかどうかわかりませんが、少なくとも掲示板にはそう書かれています!)
彼の特徴はーー。 -
そう、幻想的、いや幻惑的でしょうか?
形状と色彩と大小の三要素を巧みに使い分けたガラスの城。 -
そう、アモルファスという永久には形をとどめえないガラスの宿命を憐れむようなタッチで表現していきます。
じっと見つめていると非現実の世界に引き込まれていくようなめまいすら覚えますーーー。 -
彼は今年富山にできたガラス美術館にも招かれ、また彼の作品もその美術館に展示されていますが、見事なものです。
さて、ここからはガラスショップです。
あまりに繊細なものが多く、我が家では割りそうなものばかり(苦笑)
お酒を飲むのも神経を使いそうな繊細さと高価さです(汗) -
庭にはクリスマス仕様のサンタが煙突に!
バラも咲いています。 -
午後も過ぎていき、寒さが加わりつつあります。
-
こちらにもサンタさん。
この時期最も忙しい宅急便屋さんだと言ったらぶっとばされそうです(爆) -
美しくもはかない芸術の広場から帰宅しましょう。
とても静かな雰囲気を醸し出す美術館でした。 -
午後の陽光とそれを反射する木のオブジェ、それを取り巻く芸術作品にも別れを告げます。
-
一時ではありますが非現実な時間を味わえたことに感謝します。
もろく、はかなく、形も流れ去るガラスーーーそれはまさしく人生と酷似しています。
どんなに裕福であろうと権力があろうと、さらにはどんなに頑健であろうが、人は最大120歳までしか生きることが(少なくとも今の技術では)できません。
その優秀な頭脳も、温かな心根も黄泉の国に送り込むことはできません。
そして、個々人だけではなく人類の寿命も永遠ではないのかもしれません。
背景に噴煙を上げる大涌谷も、自然がいずれは人類も生物さえも消し去ることを暗示しているように思えた小旅行でしたーーー。
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この旅行記へのコメント (22)
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- わんぱく大将さん 2016/06/24 01:36:08
- ガラスの世界は人間のよう
- norisaさん
年寄りの割には、ま〜よ〜さん、旅行記を仕上げられて、手がしびれまってせえ。どれ、いこかな迷う位ありましたで。
で、復帰第一弾拝ませていただいたのが、ガラス、なんか、人の一生のようやなと思いながらお写真拝見しましたでえ。輝く時もあれば、ぽきんと折れて粉々に。かと思えば、 繊細なようで、強い所もあって。
大将
- norisaさん からの返信 2016/06/24 06:22:48
- RE: ガラスの世界は人間のよう
- 大将閣下
おはようございます。
儲かってしょうがないご多忙中のところ、しょうもない旅行記にご投票頂き感謝します!
まあ繊細な人ならばガラスのはかなさ、アモルファスの静かな流れをご理解いただけたかとーーー(笑)
今沖縄の離島ですが経度が西箸なので、夜明けが遅いーーー日本経済の回復並みです(苦笑)
norisa
-
- hot chocolateさん 2016/03/29 02:07:38
- はかなさゆえに美しい・・・
- norisaさま
こんばんは〜
大変遅ればせながら、「箱根ガラスの森美術館」の旅行記にお邪魔しています。
日本全国を制覇しているかのような印象ですが、意外と近間の箱根の関所やガラスの森美術館が未踏の地だったとは驚きです。
箱根の難所や、越すに越されぬ大井川など、昔の人は旅をするのも大変でしたが、今ではほんの数時間で目的地に到着。
便利でいい世の中といえばいいのですが、便利すぎて旅情が失われていく気がしないでもありません。
でも、箱根に行くのに歩いて行くのはイヤだ。(汗)
箱根の資料館が撮影禁止とは・・・
そんなに貴重なものあったかな。
何かもったいぶっているような気もします。
ガラスの森美術館はJAFカード提示で駐車場が無料、入場料も20%引きというのは良いですね。
でも、車の任意保険にJAFのロードサービスが付いているので、個人的には持っていないな・・・
残念。
ガラスの美しさ、繊細さ、特にレースグラスの繊細さには目を奪われますね。
ガラスは割れることがなければ永遠のものと思っていましたが、ガラスがアモルファス材料で「長い時間をかけると流動する」というのは初めて知りました。
何時もながら、norisa先生の旅行記はためになりますね。
hot choco
- norisaさん からの返信 2016/03/31 19:52:27
- RE: はかなさゆえに美しい・・・
- hot chocolateさん
こんばんわ。
今、羽田から帰宅したところなので返信が遅れました。
なにとぞご容赦ください。
几帳面にバックナンバーをも御覧頂き恐縮です(笑)
箱根は同じ神奈川県内なので泊まることがありません。
そのため初見のところが沢山あります。
ネタにはこまりません(爆)
箱根の関所は撮影禁止で閉口しましたが。
もう少し考えればいいのにーー。
ガラスの方はビックリしました。
まさしくベネチアンガラスは作成方法も難しいのですが、繊細な美しさはさすがのものです!
ガラス物質の流動性は理科系には常識?ですが、意外とご存じの方がいないので書かせていただきました。
(でもご自宅のガラス窓の点検などしなくても大丈夫ですので(笑))
norisa
-
- liberty-libertyさん 2016/01/19 23:52:57
- ガラスの樹が素敵(*^o^*)
- norisaさん、こんばんは(^^)
箱根関所
先日ヒルナンデスで観て面白そうだなぁと思ってたんです。
その近くに
こんな素敵な美術館もあるんですね(*^^*)
ガラスが流れるなんて(☆o☆)
初めて知りました!!
透明感があって繊細で永遠ではなくて・・・・・・
日本人好みの美ですね〜(*´∇`*)
「もののあはれ」を感じます。
お庭のキラキラ
ガラスの樹木にすっごく惹かれました(>▽<)
富士、箱根エリア
いつかゆっくり周ってみたいです。
それではまた(^o^)/
リバ2
- norisaさん からの返信 2016/01/20 06:25:13
- RE: ガラスの樹が素敵(*^o^*)
- リバ2さん
おはようございます。
いつもご訪問やご投票ありがとうございます。
なるほど、ヒルナンデスで箱根関所が放送されていましたかーー。
ここは再現したものですので新しすぎてありがたみが少し薄れますが忠実に造ってあるので当時の雰囲気はわかります。
入り鉄砲、出女は厳禁だったのですね。
さて、そこから一時間もかからないところにこの美術館はあります。
神奈川に住んでいながらどちらも未踏の地(汗)
でも、この美術館はなぜもっと早く来なかったのかと反省!
ベネチアンガラスの繊細さに圧倒されます。
人生同様にガラスもひとつのところに留まっていません。
まさしく日本人のもののあわれ、わびさび、諸行無常感につながる素材ですね。
そちらからはとても遠いのでしょうが、いずれ是非是非おいでください。
車が便利ですが、箱根はバスやケーブルカー、ロープウエイなども充実していますよ!
norisa
-
- 白い華さん 2016/01/17 21:55:16
- 「ガラスの 美しさ」は、 はかなさ!と、 隣り合わせ ?
- 今晩は。
歴史の、見所 「箱根関所」には、行った事・・・、あるんですが、
なかなか、美術館には、足が向かない!私。
『 ガラス 美術館 』 は、 建物庭園。そして、ガラス工芸品・・・の 数々。が、見応え!タップリで、「大人の 箱根」に ピッタリ!って 思いました。
繊細な 「ベネチアン・グラス」に、 カラフルな ガラスなど、
ーーー ガラスって、永遠!と 思いきや、違うんですね〜。
でも、 その・・・はかなさ!が、 たまらなく、美しく、感じさせる。って あるのでしょう けど。。。
美術館の 壁!を よじ登っている・・・真っ赤!な 衣装の、サンタさん。 可愛らしいデスネ。
「初冬・・・の 箱根」には、 どんな プレゼント!を もってきてくれたんでしょうか ? 気になります。 (笑)
2016年も、 国内外・・・の ご夫婦旅行。 きっと、たくさんの 思い出!が 出来るコト。と 思います。
そんな、norisaさんの、旅行記・・・を 楽しみ!に しています。
これからもよろしくお願いします。
- norisaさん からの返信 2016/01/18 05:57:58
- RE: 「ガラスの 美しさ」は、 はかなさ!と、 隣り合わせ ?
- 白い華さん、
おはようございます。
雪が出勤に差し障らないか心配で超早起きです(汗)
さて、このベネチアンガラスの美術館、予想外に良かったです。
JAFの割引が二重に使えるのでお得ですし(笑)
ガラスは身の回りにある結晶性材料(服の繊維、PETボトルーーー)と違って結びつきが弱いので、いずれは流れる宿命なようです。
もっとも現代のガラスは数百年などでは大丈夫。
さて、2016年。
この4月から地区の役員のため長旅ができません。
3月に欧州旅行を計画していましたが、フランスはもちろんEU諸国のテロ予想から取りやめました(外務省に脅かされて(苦笑))
3月までに海外に行きたいのですが、安全なのはオセアニアか南米ですかしらーー。
こまった年明けです。
白い華さんも良い旅を!
norisa
-
- frau.himmelさん 2016/01/16 20:02:45
- 美味しそうなガラス細工?
- norisaさん、こんばんは。
今年から地域の役員も引き受けられて、今まで以上にお忙しくなられる由、
確かお身体はお一つでしたね。どうか健康に留意して頑張ってください。
いつも繊細なおいしいグルメ写真を投稿されているnorisaさん、今回の表紙写真を見て、どんなに美味しいものだろうと期待してしまいました(笑)。
ガラスだったのですね。本当に美しい繊細なガラス製品、うっとりして眺めさせていただきました。
それにしても、今回初めて知りました。
ガラスって未来永劫ではなかったのですね。
ヨーロッパのお城などで見るベネチアやスワロフスキーでできた豪華なシャンデリアなどもいつか劣化してしまうのですか?
まあ、形あるものはいつかは毀れるわけですから、勿体ないけど仕方がないですね。
>世界のルーブルでもプラドでも撮影OKですから、日本の博物館、資料館、美術館は見習うべきでしょうーー。
そうだ、そうだ!
日本の美術館・博物館って写真が撮れないところが多いですね。
最近はヨーロッパでバシャバシャ撮っているせいか、写真禁止のところなど行った気がしなくて、テンション下がってしまいます。
himmel
- norisaさん からの返信 2016/01/16 20:54:14
- RE: 美味しそうなガラス細工?
- frau himmelさん
こんばんわ。
いつもご訪問やご投票ありがとうございます。
おいしそう!?
確かに器はそうですね。
でも、今回は入れ物の見学なのでスミマセン(笑)
この美術館は初見参でしたが予想以上に良かったです。
ベネチアングラスはその作成過程も製品も複雑で見事ですね。
こんな造り方で、出来栄えも繊細そのものとは知りませんでした。
イタリア人恐るべしです。
そのガラスですが、本当に長い年月では形が流れていくようです。
中世のステンドグラスは数百年で下に流れて行って割れてしまう例ですが、現代の複雑かつ高度なガラスといえども億年単位では形はとどめないようなーーー。
(もっとも確かめた人はいませんが(笑))
写真撮影禁止に関しては拙旅行記で少なくとも10回は美術館や博物館の猛省を書いているのですが、全く取り上げてくれません(苦笑)
4トラベラーの一部、有名な方々としてはaoitomoさん、n.arakiさんなどが同調してくれているだけです。
いずれ一揆を起こしましょうぞ!!(爆)
今後とも宜しくお願いします!
norisa
-
- たらよろさん 2016/01/16 17:15:27
- 箱根ガラスの森美術館
- こんにちは〜norisaさま
あけましておめでとうございます
箱根ガラスの森美術館は、以前箱根に行ったときに
立ち寄る予定だったのですが、お天気が悪くて早々と断念しちゃったんです。
やっぱり、凄く心残り・・・
ガラスのキラキラの美しさだけじゃなく、
様々な形に変化しなければいけない運命を感じ取っていらっしゃるnorisaさま
なんて詩人なんでしょう。
確かに、日本の資料館や美術館の撮影への配慮はちょっと気になる部分ですよね。
フラッシュが良くない影響を与えるとか、
芸術的価値を落としてしまうようなそういうものならいざ知らず、
何でもかんでも撮影不可。
これでは日本の芸術家で世界に誇れる人が生まれにくい現実を招いても仕方ないですよね。
それに鑑賞料もお高いしね〜〜
たらよろ
- norisaさん からの返信 2016/01/16 21:01:00
- RE: 箱根ガラスの森美術館
- たらよろさん
こんばんわ。
いつもご訪問やご投票ありがとうございます。
そして、あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします!
さて、箱根にお出での際に行かれる予定でしたか!
箱根は雨に雪、おまけに霧も出ますのでなかなかご機嫌をとるのが難しい避暑地ですね(笑)
是非次回お天気の良い時(例えば梅雨明けなど)にこの美術館をご鑑賞ください。
ガラスが陽光に光るさまは写真よりもはるかにロマンチックですよ!
さて、norisaのたわごとを詩的と指摘頂き(苦笑)光栄ですが、ベネチアングラスのはかなさ、いやガラスすべてのはかなさは実感ですねーー。
写真撮影禁止は何人かの4トラベラーさんが同調していらっしゃいますが、いずれ国民的運動にしたいものです(笑)
またよろしくお願いいたします。
norisa
-
- pedaruさん 2016/01/16 05:42:05
- アモルファス
- norisaさん お早うございます。
昨夜は珍しく こんばんは ではじめた書き込みですが、酒がまわって
居眠りしてしまいましたので書き直しです。
それに旅行記に入れるスケッチを描き上げるのに余裕が無くて書き込みが遅くなりました。一番乗りのチャンスはあったのですが・・・・なぜなら、
norisaさんに先を越される恐れは無いからです。
言い訳が長いのと自慢話は嫌われますので本題に入ります。「入り鉄砲に出女」と言われる関所、テロ対策と似ていますね。
ところでアモルファス、初めて聞く単語ですが、大変勉強になりました。
正倉院御物などにガラスの器などありますが、これらもはかない運命なのですね。
ガラスの下部が膨らんでいる現象があるなど驚きです。中年の腹の下部が膨らんでいるのはよくある現象ですが、これも非結晶のなせる技でしょうか?
ガラスのコレクションの中でマーブルグラスのコンポートがありましたが、魅力的ですね、全財産を叩いても手に入れたい気がします。pedaruの全財産は¥1,232,050ですが、無理ですかね?
風に揺れるグラス、こればっかりは欲しくありません、夜も眠れません、心配で・・・・
<どんなに裕福であろうと権力があろうと、さらにはどんなに頑健であろうが、人は最大120歳までしか生きることが(少なくとも今の技術では)できません。>
うーん、残念です、せめて125歳くらいまでは旅行したいですね。
仙石原の草原、スコットランドの原野を髣髴とさせる光景ですね。
内容の濃い旅行記でした。・・・薄いpedaruの旅行記アップしました。
ご覧ください♪
pedaru
- norisaさん からの返信 2016/01/16 10:34:37
- RE: アモルファス
- pedaruさん
おはようございます。
お酒を召されてーー、なるほど師匠も人の子。
多少の回り道もされるようですね。
そうそう関所、まさに現代の国境警備ですね。
欧州の騒ぎを見ていると本当にEUが大丈夫か気がかりです。
ユーロも同様ですね。
アモルファスを初めてお聞きですか?
これはデビアス社と直接取引のある?pedaru師匠らしくないーー。
いや、扱うのが金やダイヤばかりですから全て結晶系ですね。
アモルファスは庶民のものかもしれません(笑)
下腹のふくらみは知りませんがーー。
あのマーブルグラスのコンポート。
やはりお気に入りでしたか!
あの何とも言えない色彩と模様は自然の造形に近づいた一品ですね。
お値段は全くわかりませんがーー。
風に揺れるグラスはよくも東日本大震災で壊れなかったなと感心した一品ですが、案外揺れに強いのかも。
norisaと真逆です。
このグラス125歳以上は確実ですから人類をあざ笑っていることでしょう(苦笑)
ここはなかなかいい美術館ですからご機会があれば是非どうぞ!
(いや、あのネス湖畔の古城には負けますが(笑))
norisa
-
- sanaboさん 2016/01/15 22:37:23
- 今年もよろしくお願いいたします。
- norisaさん、
寒中お見舞い申し上げます。
昨年はご交流させていただきまして、ありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします^^
箱根の森美術館は素敵なところですね。
ブルージュのような中世ヨーロッパの佇まいとお聞きしただけで
行きたくなってしまいます。
陶磁器とともにガラス製品が大好きですのでなおさらです。
ベニスで見惚れたグラスが、レースグラスというものだったことも
知りました。
美しい作品の数々、楽しませていただきました。
今年も良い旅のできる、素敵な1年となりますよう
心よりお祈りいたします☆
sanabo
- norisaさん からの返信 2016/01/16 10:24:52
- RE: 今年もよろしくお願いいたします。
- sanaboさん
おはようございます。
こちらこそいつもご訪問やご投票ありがとうございます。
昨年はフランスやらイタリアその他の旅行記、楽しませていただきました。
昨今はテロがあってイヤですが、やはり欧州の魅力はつきませんね。
私は昨年はミハスとブルージュが気に入りました。
(いやグラナダやアムステルダムも好きですが(笑))
ベニスで御覧になったグラスはきっとレースグラスだったのですね。
あれは工程を見ていると本当に大変です。
おそらく熟練した方でも時々は失敗作がありそうです。
今年もいろいろな楽しく美しいご旅行記を楽しみにしています。
よろしくお願いいたします。
norisa
-
- 前日光さん 2016/01/15 22:00:44
- え?アモルファス?どこかで聞いたような(?_?)あ、あれはアマルフィだったか。。。
- norisa先生、こんばんは。
アマルフィと勘違いしてしまいましたぁ〜(>_<)
レベル低いな、私。
わぁ〜、それにしてもレースグラスの美しさよ、はかなさよ。。。
よく作りますよねぇ〜、繊細な仕事です。
美術館の庭にあるガラスの樹木?たち って、もし大荒れの天気で強風吹き荒れたりしたら、損傷しちゃうんじゃないでしょうか?
網走や能取岬では、こういう存在はありえませんね。
ガラスは壊しさえしなければ、その形を永遠に留めるものなのかと思っていましたが、そうではないのですねぇ〜
やっぱり本質的に儚いものなんですねぇ〜
その辺りがいいですねぇ〜
人々を夢の世界に誘い、そして自ら滅び去る存在、こういうの好きですよ。
ガラスって、なんて文学的なんでしょう!
norisa先生、新年早々、お勉強になりました。
専門は物質工学とかなんですか?
前日光
- norisaさん からの返信 2016/01/16 10:18:42
- RE: え?アモルファス?どこかで聞いたような(?_?)あ、あれはアマルフィだったか。。。
- 前日光さん
おはようございます。
アマルフィ!?
それ映画の見過ぎではないでしょうか(笑)
ところで大先生に先生と呼ばれると穴探しが大変です。
呼び捨てで結構です(;^_^A
レースグラスにしろ戸外のガラスの森にしろ儚さの競演ですね。
私が一番儚いのよ!と主張しあっています。
普通は割れることを儚いと感じますが、書かせていただいたようにアモルファスなガラスはミクロ的には流動体。
長い年月では静かに重力に負けていきます。
我々も数日では変わりませんが年単位では確実にしわもしみもできます。
(おっと!永遠の若先生である前日光さんには通じないかも(苦笑))
というわけにもいかずやはり消え去るガラスと人生ですねーー。
確かに材料関係のスペシャリストでしたが、諸行無常の体現者でもあります(笑)
いや、これも万人に共通ですね。
祖母や祖父、父母もお料理や大工仕事のプロでしたし、やがて灰になりましたからーーー。
norisa
-
- rinnmamaさん 2016/01/15 13:25:13
- 風に揺れるグラス・・
- norisaさんへ
風にゆれるグラスを見てみたい・・
展示以前によく作成出来たな〜と思います。
繊細なフォルムですし、よく上が乗っかっているな〜〜と(^-^)
古代のガラスは流動するんですね〜〜
初めて知りました。。現代に残っている古代ガラスは貴重なんですね!
美術館・博物館で見る目が変わります・・有難うございました。
ガラスは繊細な材質だからこそ優雅さもありますから、女性は好きですね!
私は新年早々、ドイツのビアカップとワインカップを割ってしまいました。
不安定なカップなのに粗忽者です(汗)
わが母は食器を割ると、新しい物になるから良いんじゃない〜とサラリと言ったものですが・・
まあ、気の持ち方ですかね^^
素敵な散策でしたね!今年初の授業でした(^^)
rinnmama
- norisaさん からの返信 2016/01/15 17:26:36
- RE: 風に揺れるグラス・・
- rinnmamaさん
こんばんわ。
いつもご訪問やご投票ありがとうございます。
この風に揺れるグラスは職人の意地と遊び心の結晶のようですね。
どうして運ぶのか?
地震があったら即破壊ですね(苦笑)
ところで流動するのは古代のガラスだけではありません。
どんなガラスでも時間がたてば変形するようです。
その変形、流動が数百年で起きるのか、数万年かかるのか、はたまた数億年かかるかの違いです!(といっても大違いですね)
結晶のようにがっちりしていないのでいずれ地球の重力で垂れ下がってくるようです。
(確かめられない長期間変形しないものがほとんどですが)
思い出深いドイツのガラス器具の破損!
それはショックですね。
なかなか割り切れないもの!それはこうした惜しむ気持ち、そしてガラスですね(爆)(割れはしますが割り切るのは難儀です)
norisa
-
- aoitomoさん 2016/01/14 20:12:43
- ヴェネツィアにトリップした気分です。
- norisaさん こんばんは〜
『箱根関所』
江戸から出て西へ行くときは、お伊勢参りの通行手形を手にいれた方が良さそうです。(爆)
ここも、実際に行って見てみたいところです。
しかし、資料館は撮影禁止と。
相変わらず鎖国文化でしょうか?
『箱根ガラスの森美術館』
イタリアンレストラン『ラ・カンツォーネ』での、カンツォーネの生公演
いいですね〜
私はサンタ・ルチアしか知りませんが〜(汗)
『ベネチアンガラスの展示室』
レースグラスは、そのレースがガラスに織り込まれていること自体が高級そうで、ド素人の私にも高級感が分かります。いえ冗談です。
祭壇をガラスで作ってしまうのも凄いですね〜
norisaさんなら家でもベネチアンガラスのグラスでアルコールを楽しんでいる気がしますが〜
溶けて形が変形するといけないので陶器派だったりして。
『風に揺れるグラス』このグラスだけは使いたくないです。(笑)
『デイル・チフーリの作品』
イソギンチャクのようなシャコガイのような水中を想像してしまうような癒される作品です。
そこもnorisaさんのツボかも〜
大きな作品を作っているところも見たくなります。
ガラスはアモルファス材料、習ったような‥習ってないような‥
いつもレベルの高い解説、脱帽です〜
aoitomo
- norisaさん からの返信 2016/01/14 20:28:01
- RE: ヴェネツィアにトリップした気分です。
- aoitomoさん
こんばんわ。
いつもご訪問やご投票ありがとうございます。
箱根の関所は初めて行きましたが冬のせいかすいていました。
ガイジンさんもいるのですが、写真撮影禁止はねー??です!
あの風に揺れるベネチアンガラスは本当にこわいです。
もっとも気になったのが箱根の噴火とはいわないでも震度3くらいの地震でも簡単に折れてしまうのでは?ということです。
それにしてもガラスの加工、細工の種類と奥の深さは初めて知りました。
ガラス工房見学ではダメですね。
あのアメリカの人間国宝さんの作品は色も形も日本的ではないところが斬新ですね。
でも家で飾るなら一脚1000円くらいのグラスで十分です(苦笑)
ところでaoitomoさんは年末年始あたりでアッと驚くどこかに行かれたような気がします(笑)
例の懇切丁寧なご旅行記、切望しますね!!
norisa
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