ベネチアンガラスの素晴らしさが実感できます！

4.5
旅行時期：2015/12（約10年前）

by norisaさん（非公開）

仙石原クチコミ：3件

この美術館自体はブルージュのような中世ヨーロッパのたたずまいです。
敷地は美しいガラスの木々がきらめき、池や植物を拝した素晴らしいデザインです。

この美術館の目玉は何といってもベネチアンガラスです。
なかでもレースグラスがその繊細さを誇ります。
レースグラスというのは、初めて知りましたが、実に手間暇かかった芸術品で、その工程は手間暇かけ、あたかも糸で繊維をつむぐように細いガラスでいろいろな模様のあるガラス容器を形作っていくようです。
かなり根気のいる工程です。

その他には現代ガラス作品が多数ありますが、特筆すべきはアメリカのガラス芸術家、デイル・チフーリの作品が多いことです。
彼はアメリカ初の「人間国宝」となった方だそうです。
（人間国宝という言い方が正しいかどうかわかりませんが、少なくとも掲示板にはそう書かれています！）
彼の特徴はーー。幻想的、いや幻惑的でしょうか？
形状と色彩と大小の三要素を巧みに使い分けたガラスの城を造っています。

この美術館にはイタリアンレストランもあり、ランチ時にはカンツォーネの生公演もあります。
そう、このレストランの名は「ラ・カンツォーネ」ですからまさしく看板に偽りがありません（笑）

なお、この美術館はＪＡＦカード提示で駐車場が無料、入場料も２０％引きですから必携です！