2015/12/06 - 2015/12/06
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panthere ☆ ノートル パリさん
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ルーブル美術館は、とても広いので、美術品は、見ごたえが有る!
この写真は、ルーブル宮殿だった頃の模型。
ルーブル①の最後に写真を記載した宝石の部屋から、今度は、イタリア絵画の方に歩いていった。
イタリア美術は、素晴らしい上に、たくさんある。
ルーブル①の旅行記にある、古代ギリシャ美術、古代ローマ美術、エトルリア美術に続いて、建築界では、ロマネスク様式、ゴシック様式となり、14世紀のイタリアで、ルネッサンス=マニエリスムとなっていく。特に、フィレンチエ絵画が花開く。
ルネッサンス期のフィレンチエの画家達:ジョット、マッサチオ、ブルネレスキ、ピエロ デッラ フランチェスカ、レオナルド ダ ビンチ、ミケランジェロ。
ルネッサンスとは、フランス語の再生、復活を意味する。リアルで理想とされた古代ギリシャ美術、古代ローマ美術の復活運動である。
フランス ルネッサンスは、16世紀になってから。フランソワ 1世時代に、ダビンチを宮廷に呼び始まった。その後、マニエリスムの影響を受けたのが、フォンテーヌ ブロー派となる。
ルネッサンスの画題は、教会からの依頼が多く、カトリック的な物。特に、聖母子。
フレスコ画も多いが、個人の肖像画は、少ない。それが、15世紀から増えていく。
そして、豪富の私邸を飾るギリシャ、ローマ神話も増えていくのである。例えば、ボティチェリのビーナスの誕生のように。その後は、文学作品等、あらゆる画題が取り上げられていく。
ルネッサンスの絵画テクニック:
*透視図法(線遠近法)=奥行きを持たせた絵画。建築様式の技法を取り入れた
*リアルな肉体表現
*マニエリスム=ミケランジェロ、ラファエロ等の巨匠の手法をアレンジ
*光を描く(明暗法)=光の表現=>生き生きと見える。後年、ダビンチの手法によって、さらなる発展をみせる。
イタリア ルネッサンス期の美術後には、フランス19世紀位の美術ネオクラシズム(新古典派)やロマンチズム(ロマン派)で、一旦、今回は、絵画を終了する。ここまでが、DENON翼の2階で、素晴らしいMOLLIENの階段がある。
あまりにも芸術作品数が多いので、他の作品は、又、次の機会にでも、、、
と、思いながら、シュリー翼から入り、ドゥノン翼から出てきた。 あ~あ、ちょっと疲れたな~。
でも、ルーブル美術館③には、ナポレン3世のアパルトマンを記載予定なので、お楽しみに☆
- 旅行の満足度
- 5.0
-
サンドロ ボッチィチェリ:ルネッサンス フィレンチエ派
ロレンツオ デ メディティスの時代の代表画家。
マザッチョの後に続く、フィレンチエ美術の代表的な画家。
今まであまり知られていなかったボッティチェリを発見したのは、19世紀のイギリス ラファエル前派のメンバー達。
バチカンのシステイーナ礼拝堂のフレスコ画を描いた以外は、生涯フレンチェで過ごす。
特徴:新しい輪郭、外形、細やかな姿、さざなみのような曲がりくねったライン
<レンミ荘の壁画>
1873年に、フィレンチエ郊外の別荘から発見された
若い婦人に贈り物を捧げる三美神。 -
<レンミ荘>
贈り物をする三美神だが、、、
右の若い女性は、花嫁で、レースを手にして、贈り物をその中に置いて貰おうと待っている。
ところが、、、
左の三美神に付き添われて来たビーナス手には、何も無い!
手は、明らかに、何かを持っていた様子。
実は、、、、
バラの花を持っていたそうだが、どんな理由からか、それが消されてしまっていたそうだ、、、 -
こちらもサンドロ ボッティチェリのフレスコ画。
<学芸達の集いに導かれる青年>
先ほどと同じレンミ荘におかれていた。
しかし、、、
下の方が、崩れてしまったそうだ。。。このフレスコ画は、破損が酷かったそうだ。
この学芸というのは、自由七学芸(セブン リベラル アーツ)の事。
自由七学芸とは? 中世以降の基礎教育学科。
①文法学:当時はラテン語が主流なので、その文法。要は、文学や聖書を正しく理解する。
②修辞学:要は、弁論術。演説を成功させる為の演技、発声等も含む。
③弁証法:要は、論理学。理論的に物事の説明をするというのは、今も欧米社会では、自然で求められる能力。
以上3つが、言語系。
④算術:数学
⑤幾何学:数学だが、図形や空間を計算
⑥天文学:天体や円運動の計算
⑦音楽:音による時間の表現。リズム、メロデイー、ハーモニー。
以上4つが、数学に関係する。
この絵は、1人の女性が、男性の手をひいて、このセブン リベラル アーツの人々の前に来た状況。
この手をつないでいる2人が、肖像画だそうだ。どうも、縁組をきっかけに描いて貰った絵画ではないか?と言われている。
下記は、私の憶測、、、
*手前右の3人組みの左は、音楽かな? ハープらしき楽器が見える!
*中央のさそりを持っている人が天文学?
*右上の1人目が演説しているように見えるので、修辞学?
*右下の1人目は、肩に定規が見える。 幾何学?
*残り2人は、手に巻物を持っている中央上の左と右の用紙を持っている人。
巻物は、文法学? 用紙は、計算用紙の算術?
セブン リベラル アーツのアトリビュートは、何かな?
皆さんは、だれが、どのセブン リベラル アーツか、ご存知?
知っていたら、教えてね! -
左の人が音楽:リズム、メロデイー、ハーモニー。
左に楽器が見えますね。
右の女性は、定規を持っているように見えるので、幾何学。 -
サソリを持っている人は、天文学。
その左右が、、、分からない、、、、
左の巻物は、文法学かな?
右の計算様式は、算術かな? 時計をはめているように見えるし、、、
<フレスコ画>
*漆喰3度塗りが乾かない内に、水で溶いた顔料を塗る。
*やり直しがきかない。時間の制限がある。=>高度な技術が必要。 -
修道士フラ アンジェリコ(本名グイド デイ ピエトロ)=フィンチエ美術
キリスト様の磔刑=ゴルゴダの丘=カルヴァリ山
十字架上には、INRIと記載。=>ラテン語で、ユダヤの王、ナザレのイエス キリストの省略。
15世紀のフレスコ画。
壁に浸透した色合いが特徴的。 -
ジョットの<聖痕を受ける聖フランチェスコ>
聖フランチェスコの伝説を絵画にしている。
=>裕福な商人の放蕩息子が、信仰に目覚めた。旅先で知り合う3人の乙女の幻から、純潔、貞淑、清貧を主体とする聖フランシスコ会を創始した聖人。
50日間の断食後に、セラフィム(6枚の羽を持つ神にしか見えない天使)を通じて、主イエスと同じ聖痕を受けたとされる逸話。
私の感想は、フランチェスコが、イエス様のタコを上げているように見える。爆 -
絵画の下部分=プレデッラ=弟子の作品
左:イノセント3世の夢
中央:教皇による会則の許可
右:小鳥への説教 -
3つ目のプレデッラの小鳥への説教。
<ジョット・ディ・ボンドーネ>
14−15世紀のイタリア ルネッサンスの先駆け。巨匠。
フィレンチエのお抱え画家。
ポーズはこの上なく自然。 -
フラ アンジェリコ修道士の<聖母の戴冠式>
*キリスト様がいる玉座に上っていって、戴冠を受けるマリア様
*色々な色の大理石の階段は、9段ある
*マリア様とキリスト様の周りの人々は?
音楽の天使たち
光輪に名前の記載してある聖人達
左から右に向かって、
白百合のついた王冠:聖王ルイ
刺繍のほどこされた司教服を着た聖ニコラウス
赤い服をきてお香入れを持っているマグダラのマリア様
殉教の車輪をもっている聖女カタリナ
子羊を胸にだく聖女アグネス
黒いマントの下に白い服を着たドミニコ会の聖人達
*場所は?
天国の宮殿 -
青の色は、ラピスラズリ=宝石るりから取った色。
非常に高価な絵画を教会が依頼したというのが分かる。 -
写真が反射して分かり難いが、、、、ごめんなさい。
ウッチェロの<ミケロット ダ コテイニョーラの援軍>
サン ロマーノ戦い3部作あり、これは、2作目。
3作目のパネルは、フィレンツェ、ウフィツィ美術館にある。
1作目は、ロンドン ナショナルギャラリーにある。
どのように描いているのか?
*遠近法が使われている
*動き、時間の経過を見られる。
右:馬がおしりを向けている=左を向いて進行!
中央:突撃!
左:突っ込む!! -
左を向いて進行中!
-
中央の突撃! 馬の前足が浮いている!!
-
左の方は、突っ込む!
<パオロ ウッチェロ>
遠近法に代表されるルネサンスの科学的アプローチを融合させた。 -
ボティッチェリの<聖母子と洗礼者ヨハネ>
=バラ園の聖母とも呼ばれている。
*ルネッサンス:絵に奥行きを感じさせる
*ヨハネとイエスは、はとこ
*ヨハネが首がかしげている=>問いかけている。幸せでしょう!?と
15世紀、花の都フィレンツェでは、メディチ家など銀行家の支援を受け、芸術家たちが数々の傑作を生み出していた。
フィレンツェ・ルネサンスは、フィレンツェ金融業の繁栄が生み出した文化遺産。 -
チマ ブーエ(ジョットの弟子)の<聖母と天使達>
*ゴシック期のフィレンチエで活躍。
*額縁には、26個のメダル:4人の天使や預言者や聖人達が描かれている。
*マエスタ=荘厳の聖母:多くの画家が描き続けてきたテーマ
*13世紀のトスカーナ地方における第一人者 -
ピエロ デッラ フランチェスコの<リミニのオオカミ>
シジスモンド パンドルフォ マラテスタの肖像。
この目を見て下さい! どう思いますか?
残酷な冷たい目でしょう!?
これこそ、殺人鬼の目!
シジスモンドは、ジネヴラ デステお姫様とご結婚。ところが、、、
結婚6年後に、殺されてしまう!
<ピエロ デッラ フランチェスコ>
イタリアルネサンス期の画家。ボッティチェッリなどより一世代前の、イタリア初期ルネサンスを代表する画家である。 -
これは、お借りしてきた写真。ごめんなさい。
これが、殺された薄幸なお姫様、<ジネヴラ デステの肖像> ピサネロの作品。
中世以降のイタリアの有力な貴族の家系:エステ家の公女。
<ピサネロ>
15世紀のゴシック様式を代表する画家。記念メダルの作家としても有名。 -
アントネッロ ダ メッシーナの<円柱に縛られたキリスト>
*15世紀のルネッサンス
*ヴェネツィア派初期の重要な画家
*個人的な礼拝の為に用いられた絵
*キリスト様の顔を大きく描き、絵の持つ悲壮感を強調
*木に油絵=>グラデーション=>つやがある -
写真で見えるかな?
涙の粒のボリューム感!いばらから落ちた血のリアル感! -
同じくアントネッロ ダ メッシーナ。<傭兵隊長>
-
出ました! ダビンチ!! <聖アンナと聖母子>
*恐らく、ルイ12世の娘クロードの誕生を聖アンナに感謝する為にに描かれたであろう作品。
*アンナという名は、王妃の名前であり、身ごもった女性の守護聖人。
*ダビンチの手法:スフマート=ぼかし描写
*ルネサンスの三角形の構図
*16世紀の作品 -
これもダビンチ。<岩窟の聖母>
*ルネッサンスの三角形の構図
*マリア様 キリスト様 聖ヨハネが描かれている。そこに、受胎告知に出てくるガブリエル大天使が、指で示しているものは?
*2つ同じ作品がある。もう1つは、ロンドンのナショナル ギャラリーにある。
が、ダビンチの指揮のもとにアンブロジオ・デ・プレーディス兄弟が描いた作品とも言われている。 -
ダビンチの<洗礼者 聖ヨハネ>
ダビンチが得意な人差し指で何かを指し示す印象的なしぐさ。 -
ベロネーゼの<カナの婚礼>
*ルーブル美術館で一番大きい絵。66㎡。130人の人々が記載。
*下記の3つが、この絵を依頼した修道院の契約条件:
①食堂に飾るので、壁一面の大きさ(壁画ではなく、絵画)
②可能な限り多くの人々を描く
③青い色:ラピスラズリ(るり)と濃い赤系の色をふんだんに使う。
*200年以上、このヴェネヂクト会修道院の食堂の一番奥の壁に飾られていた。15ヶ月かけて完成
*キリスト様が行った7つの奇跡の内の1番目。水をワインに変える。
*1989年ルーブル美術館は、100万ドルかけて、この絵の修復を行った。その時に、2つの修復事故があった。
①空気弁から跳びでた水がキャンバスにとびちった
②1,5トンあるので、高い位置に取り付ける時に落とした。=>5箇所の裂け目。建物と背景部分。
この絵は、モナリザの絵の正面にある。 -
ダビンチの<モナリザ>
*ルネッサンス=>人物と風景の調和
*目が左右、どちらにもついてくる=>ダビンチが完成した手法
*スフマート:濃い色から薄い色にぼかす
*透視遠近感:重要な物を大きく中央に描く。他を明暗、ぼかす
*ミラノからフランスの亡命。理由は、64歳の裁判。68歳で他界
*フランソワ 1世がこの絵を取得。 -
テイントレットの<自画像>
モナリザの左横にあった。
*老い=メランコリー=ルネッサンスのテーマの1つ
*父親が染物師TINTOREだったことから、テイントレットの呼び名となった。
*ルネサンス期のヴェネツィア派を代表 -
ティツィアーノの<田園の奏楽>
*理想郷的神話を題材する詩的寓話:音楽と愛がテーマ
*身なりの良い赤い衣服を着た貴族の青年と、恐らくは、その従者が、美を象徴する裸のニンフ達と音楽の会話
*楽器は愛の象徴。特に、リュートは、ルネッサンス絵画では、恋する者の楽器
*この頃、ヴェネッチアの貴族の間では、現実逃避的な田園生活と理想郷(アルカデア)への憧れがあった。
*絵画の時はいつ?
たそがれで、30分以内には、日が沈む
*場所は?
ユートピア。田園。右に未が帰ってくる
=>静けさと音楽を表現
*女性はだれ? 何をしているか?
ビーナス。現実にはすぐ横で水がくめないが、水をくんでいる
=>贅沢さ。一瞬の時を表現
-
ティツィアーノの<キリストの埋葬>
*マントヴァのドゥカーレ宮殿にあった絵
マントヴァ=>中世における知の形成
*キリストの手を持つ聖ヨハネ、こちらに背中をむけているのがニコデモの助けを得て、弟子が亡骸を白い布に包み墓の方に運んでいる
*左には、苦しみ悲しんでいる、青緑の服をきたマリア様がマグダラのマリア様に支えられている。
*キリスト様の顔がはっきりと見えないのが巧妙
*白い布の光が際立っている。 -
ティツィアーノの<エマオ(エマウス)の巡礼>
多くの人達がテーマに選んでいる聖書の中でも重要なシーン。
キリスト様の死後、弟子が道で出会った見知らぬ旅人と夕食を取るが、そのパンの切り分け方で、見知らぬ旅人は、キリスト様だという事を知って、驚く。左右が弟子。
さて、キリスト様は、死後何日で復活したでしょうか?
3日目に復活。 -
脱線、、、、この絵は、違う場所にあるのだが、、、
エマオ(エマウス)の巡礼で、一番有名なのは、レンブラントが書いたこれでしょうか?
オランダの画家なので、リシュリュー翼のオランダ、フランドル美術の方にあります。
そちらの方は、又、いつか、、、ゆっくりと、、、 -
これは、ネットからお借りしてきた。
このヴェロネーゼの<エマオ(エマウス)の巡礼>が、見つからなかった!
パウロ ヴェロネーゼの<カナの婚礼>のお部屋に有ると思ったんだが、、、う〜ん、、、 ちょくちょく貸し出し中で作品が無かったり、移動されている絵画もあるので、現在貸し出し中かも、、、
これは、ヴェネチアのある貴族一家がエマオの夕食に参加している。
ヴェロネーゼが若い時に描いた聖書の内の最初の食事風景。
マニエリスム様式で描かれ精緻で、物語性豊かな連作絵画群。
壮重な建築物と壮麗な画面構成が特徴。
個人的にも、このドラマチックな構成と迫力と色彩美が、大のお気に入り☆ -
さて、次のお部屋は、19世紀のフランス。
最初の部屋は、ネオクラシズム(新古典派)。
ナポレオン専属画家のジャック ルイ ダビッドの自像画。 -
ダビッド作で一番有名な絵は、これじゃないでしょうか?
<ナポレオンの戴冠式>
*実際に、パリのノートルダムで行われた戴冠式。
*妻のジョゼフィーヌに、ナポレオンが王冠をかぶせようとしているシーン。
*ナポレオンの後ろには、ローマ法王もいた。
どうも、ナポレオンに呼ばれて嫌々来たらしい。笑
そして、苦々しい顔で、ナポレンの後ろに座っている。 苦笑 -
ナポレンの後ろに、ローマ教皇(法王)ピウス7世は、座っている! 苦笑
皇帝であるナポレオンより偉そうにしているのが、多分、ナポレオンには、お気に召さなかったのでは?
教皇の横には、教皇の枢機卿(最高顧問)がいる。すごく太ったおじさん。ジョン バティスト キャプラーラ。この人は、パリの教皇特使でもあった。
ゴールドの豪華な衣装は、ブラッシュ枢機卿。 -
ジョゼフューヌの後ろには、白いドレスを着た女性達が参列。
この<ナポレンの戴冠式>の絵は2つある。
2つ目は、ヴェルサイユ美術館の最後のお部屋である戴冠の間に展示してある。
ダビッドが、ナポレオン失脚後、フランスから逃げて、ベルギーで懐かしく思い出しながら、他者から依頼のあった2作目を作成。
そこには、、、細かい点が、若干異なるが、一番大きな違いは、この参列者の1名のドレスが、ピンクだという点!
参列者には、3人の妹が描かれており、ピンクのドレスを着たのが、妹3人の中のキャロリンヌ。 -
脱線、、、こちらの絵が、ヴェルサイユ宮殿に行った時に取った写真。
ダビットの2枚目の<ナポレオンの戴冠式>
ナポレオンの妹のキャロリンヌが、ピンクのドレスを着ている!
ルーブル美術館で2番目に大きな絵が2枚も!と、驚くが、こちらの2枚目は、お金持ちのアメリカ人によって、依頼された作品だったそうだ。 -
ダビッド作。<ホラティウス兄弟の誓い>
ダビッドは、この絵で一躍有名となる。
*ホラティウス3人兄弟は、父の前で、ローマに対する忠実を誓う。
*右では、母親や妹達が、泣いて悲しんでいる。
*アルバの町でのクリアトゥス兄弟との決闘を制して帰郷したのは、1人だけだった。
*その生き残りが、実の妹かミッラを殺害。
なぜならば、カミッラは、敵であるクリアトゥス兄弟の一人と婚約しており、その婚約者が死んだのを知って、泣き崩れたからだ。 -
ダビッド作。<レカミエ婦人>
銀行家夫人であるジュリエット レカミエ。
公証人の娘であった彼女は、銀行家レカミエ氏と結婚。氏は、ナポレオンの財政を援助する主要なひとりとなる。
この時代の女性の理想像を描いたが、未完成の作品。
婦人から依頼されたが、色々あって、彼女はこの絵を受け取らなかったので、ダビッドも仕上げなかった、未完成の作品。
当時の一番有名な婦人。
後に、シャトーブリオンと恋に落ちた。 -
エリザベート=ルイーズ ヴィジェ ルブランの<娘ジュリーとの肖像画>
この作家は、マリーアントワネットの肖像画で有名な画家。
この幸せそうな母娘の肖像は、後年、崩れていく。夫は金銭感覚の無い人物だった。ルイーズは、家庭的には、恵まれなかった。 -
他からお借りしてきた写真。
この<バラを持つマリーアントワネットの肖像>を描いたのがルイーズだ。
マリー アントワネットに認められたルイーズは、フランス宮廷画家として、数々のマリーアントワネットの肖像画を手がける。
アントワネットは、ルイーズを信頼し、ルイーズは、アントワネットを敬愛した。
個人的にも好きな絵だ。 -
ダビッドの弟子のフランソワ エドワード ピコの<アモルとプシュケ>
弟子なので、特に有名な画家でもない。
ただ、多くの画家達が題材にしている、このアモルとプシュケ物語が、個人的に大好き。
妻に夫が言う。<決して、私の姿を見てはいけないよ!>と。
夜だけ訪れる夫が、どんな醜い怪物なのか?
ついに、ろうそくの光で夫の姿を見てしまう。それは、、、天使アモルだった! -
ダビッド作の<ジュリエット ド ヴィルヌーブの肖像>
ダビッドがブリュッセルにいた時、最後に描いたのが、この肖像。
エラールと思われるグランドハーブを弾こうとしているこのご婦人は、特別有名でもない。ジョゼフ ボナパルトの奥さんジュリーのいとことか、、
このエラールのライオンの足のグランド ハープを気に入って、ここに取り上げてみた。 -
この部屋には、出入り口が2箇所あって、私が出入りしない方は、こんな感じで、サモトラケのニケが中央に見え、この建物天井や柱が、まるでロマネスク様式を思い起こさせるような円形の作りになっていて美しい。
-
この絵が現在、貸し出し中。
写真は、以前取ったものだ。
有名なアングルの<グランドオダリスク=ハーレムの女>
裸体画を注文したのは、ナポレオン1世の妹。ナポリ王女のカロリーヌ ミュラ。
アングルは、解剖的事実を無視し、背中は引き伸ばされ、曲がりくねった曲線で裸体を描いた。が、不自然感が無い。
布地の質感といった細部は、きわめて精密に描かれている。
ターバンは、男が巻くので、ハーレムの女と分かる。 -
次のお部屋との間には、本屋さんがあった。天井が綺麗!
次のお部屋は、<ロマンチズム=ロマン派> -
アントワーヌ ジャン グロの<ジャファのペスト患者を訪れるナポレオン>
グロは、ダビッドの弟子。この絵がデビュー作。
1799年3月に、シリアのジャファでペストに苦しむ兵士達を訪ねて激励するナポレオン ボナパルト将軍の勇気を描いている。
ナポレオンは、ペスト患者の一人に触っている。
要は、ナポレオンのPR用の絵画。
暖色やコントラストの際だった照明、オリエント風の装飾がロマン派絵画の訪れを告げている。 -
アントワーズ ジャン クロの<ロシア遠征:エイローの戦場におけるナポレオン>
大変な戦いの末、ロシアとプロイセンに勝利した翌日、1807年2月9日に、東プロイセンのエイロー戦場を訪れた皇帝ナポレオン1世が見える。右には、黒馬に乗ったミュラ元師。
この後、ナポレオンは急速に運にも見放されてゆく。このロシア遠征での失敗で失脚しエルベ島に追放されるのだ。しかし1年後、ナポレオンはこの島を抜け出し再び王座に返り咲いた。だが運命の神は二度とナポレオンに味方しなかった。天王山と呼ばれたワーテルローの戦いにも敗れ、今度は南大西洋の孤島セント・ヘレナ島に流されるのだ。わずか100日の天下であった。そしてナポレオンはきびしい監視のもと永久に幽閉される運命にあった。 -
テオドール・ジェリコーの<メデューズ号の筏>
国際スキャンダルになった王政復活時の難破事件:フランス海軍のフリゲート艦メデューズ号が難破した際に起きた事件の絵で、一大スキャンダルを巻き起こした。
政治家の後押しで、船長の地位に舞い戻ってきた者の無能さゆえの大事故。
147人の船員は、難破した時に急遽作ったいかだにのって12日間漂流し、13日目には、生存者は、たったの15人となっていた。
その15人も飢餓、脱水、食人、狂気にさらされた。
あらゆる心理状態を思い起こす人々を描いている。
ロマン主義=>感情を表現 -
有名な ウジェーヌ ドラクロアの<民衆を導く自由の女神>
フランス7月革命というテーマから、絵画におけるロマン主義の代表作
中央のマリアンヌは、他より誇張して大きく描かれ、3色の旗を持ち、右には、ビクトル ユーゴのミゼラーブルで描かれたガブロッシュ。左のシルクハットの男性は、ドラクロワ自身と言われている。
マリアンヌがかぶるフリギア帽は、後のフランス革命時にかぶる自由の象徴の帽子となった。 -
このDENON翼の2階の部屋から出ると、そこには、美しい天井と階段がある。
モリアンの階段である!
奥には、カフェとなっている。ここで、ゆっくりとカフェでもしたいと思いつつ、、、、お茶した事が無かったので、いつか、、 -
天井の装飾の素晴らしさ!
-
素晴らしいモデイアンの階段。
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階段の踊り場には、フォンテーヌブローのニンフがいた!
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あまりにも素晴らしいモデイアンの階段が名残惜しく、もう1枚パチリ☆
-
最後に彫刻のお部屋を通ってくるので、大好きなアモルの接吻で蘇るプシュケ。
アントニオ カノーヴァの<接吻>。
この彫刻は、2人が、接吻をする前か? 後か?
答えは、接吻をした後、妻のプシュケが、夫アモルの接吻によって、毒で仮死状態だったのが、生き返ったのだ!
この後、2人は幸せに暮らし、ヴォルプタス(喜び)という娘が生まれた。
この<アモルとプシュケ物語>が、大好き☆ -
ルーブルの模型。
このピラミッドが、メインエントラス。 -
私は、地下の逆ピラミッドからいつも入ったり出たりしている。
メトロ PALAIS DE ROYALから直接行けるし、パーキングからも直接行ける。 -
SULLY翼から入った。
-
DENON翼から出てきた。
-
いつも私が入る逆ピラミッドの入り口。
待ち合わせにも最適。 -
2015年12月のルーブル美術館の入り口の人数を見て下さい!!
テロ事件で空いているので、ルーブル見学は、今が一番見やすい。
いつもは、中国の団体さんとか、すさまじい長蛇で、1時間から2時間並ぶ、、、、 -
カルーゼル地下街も空いている。クリスマスの飾りつけもされているが、今年は、全体的に自重ぎみ。
-
クリスマスらしいシャンデリアもちょっとおとなしめかな?
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