初ロシア！ロシアビールとマトリョーシカの日々。その２、エルミタージュ美術館とバレエ。

2015/12/04 - 2015/12/07

さあ、サンクトペテルブルク一日目、今日は、エルミタージュ美術館へ行きましょう♪

今日の入場券は、日本でホームページからチケットを購入して、プリントアウトしたＡ４の引換券を持ってきました。１日では見きれない、と言う声が多いようなので、二日用チケットを買ってきました、２２．９５ドル、２８００円。でも結局一日しか使わなかったので、ちょっともったいなかった気もするけど、一日用と二日用と、値段はあまり変わらないので、時間がありそうならとりあえず二日用を買っておくのもよいでしょう。

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

アングレーテルホテルの朝食は一階ロビー横のレストラン。
７：２０頃行くとほとんど人がいなかったのに、８時にはフランス人の団体さんが来たのでグッドタイミング。

山盛り甘いパン美味しそう。

ロシアのホテルではどこでもあった、ヘリング、ニシンのマリネは臭みもなくて美味しい。

フルーツに、シリアル、ヨーグルト・・。

ロシア風パンケーキ。チーズ入りとプレーンと。カスタードやチョコレートや甘いソースをかけていただきます。

ふう〜毎朝お腹いっぱい食べてたので、昼になってもおなかがすかない・・。

このころ、サンクトペテルブルクの日の出は９：４０頃。
朝食終わって、さあ出掛けよう、と外へ出てもまだ暗い。

向かいのイサーク大聖堂に、日の出前の青い空が幻想的。

エルミタージュ美術館も、ホテルから近くすぐ行けるのに、オープンは１０：３０。
でも、ぶらぶら街歩きして行こう、と、ここは元老院。
建物周りは並木道がきれいで、散歩にいいだろう、けど、すご〜く寒い！

元老院の裏のネヴァ川へ。
う〜、こっちも風があってものすごく寒いよ！

エルミタージュ美術館前の宮殿広場へ。
１０時前くらい、ほとんど人がおらず。
あまりに広いところでの吹きっさらしは冷える。

美術館にまだ入れないので、近くの、血の上の教会（スパース・ナ・グラヴィー大聖堂）へ行ってみることに。
このあたり、北のヴェネチアと呼ばれるそうだけど、モイカ運河沿いはとっても綺麗。
日の丸国旗がはためいている日本領事館も川の向こうにあった。

玉ねぎ型の塔が見えてきた〜！

壮大な美しさに寒さも忘れる。

せっかく来たので中に入ろうかと思ったら、こちらは１１時からだそうで（冬期）、ちょっとまだ早い、残念、また来直そう。

教会の向かいの、フクロウの顔のような小さい可愛い教会？

エルミタージュあたりまで帰ってきて、この、橋を渡ったところのおみやげ店へ入ってみる。

マトリョーシカから、奥の方には帽子から琥珀から何でもそろってる大きな店は、まだ誰もお客さんいなくて、店員さんつきっきりで（だいたいどこもそんな感じでしたが・・）あれこれ説明してくれる。

ここで、ぶらぶら見ているうちに、
今朝ホテルを出てから、ロシアの冷気にさらされること一時間くらい、身体の筋肉や血管がきゅーって凍りかけていたのが、このお店にいる間に、またふわっと戻って暖かくなってくるのを実感。

初日のこの時は、まだ身体が慣れていなくて、ほんとに寒かった〜んです。

さあ、エルミタージュに入ろう。
この左側の入口を少し入ると、チケット引き換え場所があり、そこで、持ってきたＡ４の用紙を入場券に換えてもらう。チケットはひとり一枚で、１２月５日から６日と明記されてる。
チケットを持ってまた少し行くと、いよいよ建物の入口、ここまで人の列などまったくなし。
中へ入ると、まず、クロークへ行き荷物とコートを預かってもらう。
次に、日本語もあるそうなのでオーディオガイドを借りる。４５０ＲＵＢ払い、何かには、パスポートかあるいは保証金２０００ＲＵＢを払うと書かれていたけど、どちらも必要なく、さっき預けたクロークの引換券を渡すよう言われ、それと引き換えにオーディオガイドを借りることが出来た。夏はどうするんだろう・・やはりパスポートが必要になるのかな・・。

そうして、まず最初に通るのが、この、大使の階段。
青、白の柱、壁、金の装飾、なんて贅沢。

すごく広い空間、天井高い。

大使の階段を上がり、二階へ。

ここは宮殿だから当然かもしれないけど、
ロシアに来て思うに、何もかもが大きい。道路も、建物の空間も、扉やドアや・・巨人の国かと思うほど。

天井のレリーフにシャンデリアに、なんて細かい装飾。

ふうぅ〜美しいです。

ピョートル大帝の間。

床の寄木模様もきれい。

広い間。

ここには、歴代の将軍たちの肖像画がずらずらっ並んでる。

王座の間。

この、青と白の間・・部屋の美しさにため息で、そこに展示されてるものが二の次になってしまう・・。

でも、この部屋の、お皿や食器類は贅沢。この調味料入れ？も、こりゃすごいなぁ。

印象的だった像。

え〜と、この絵は・・
ツアーで来ると、こうやってガイドさんが絵の説明をしてくれるけど、聞き耳たててもロシア語じゃあわかりません、ので、全く印象に残ってないわ・・。

今日は土曜日、子供たちも大勢来てる。

この入れ物を作るのにいったいどれだけの日々をかけたんだろう・・。

ピルケースやアトマイザーや化粧小物、
こんな小さいものにも手の込んだ装飾がされていて贅沢の限り。

黄金の客間の煌びやかさにはため息です。

あきれるほどの金だらけ。

装飾台の足もこんなに贅沢な。

暖炉の天使たちのレリーフが愛らしい。

このピアノで弾いたらいったいどんな音色なんだろうか。

豪華なそり。

タペストリーの回廊。

この、孔雀石の間、も煌びやか。

この緑の石が孔雀石、というのを初めて知った。
ロシアの、ウラル地方が産地なんだと。

タペストリーとハープ。ここの椅子も金ぴか。

朝、ほとりに立って眺めた、ネヴァ川と橋が見える。
少し晴れてきたかな。

こちらは、また、趣きの違った部屋、書斎。

青と白の色のコンビは美しい、うちにほしいな。

パヴィリオンの間。
床には古代ローマのモザイク画。

そして、ここの間では、何と言ってもこの大きな孔雀のからくり時計。

右にニワトリ、左にふくろう。

現在は動いておらず、隣のビデオで、動いてるところ、羽を広げるところが見られる。これはその画面。

是非自分の目で、クジャクが羽を広げ、ニワトリがこけこっこーと鳴き、
フクロウがぐるりと首を回すのを見てみたいもんです。

イタリア芸術のコーナーへ進みます。

なんと重厚な扉。

レオナルド・ダ・ビンチの“聖母ブノワ”
額もすごい。

ラファエロの回廊。
ローマのヴァチカン寺院を思い出す。

“少年とイルカ”

こちらは、いのししか・・。

美しい孔雀石の壺の隣のこの絵は・・ガイドさんが、子供たちにもわかるようにじっくり説明している様子。

スペインやオランダの絵の間。レンブラントやルーベンスなど。
それにしても、天井もすごい・・私は、展示物より建物を見てしまう・・。

このエルミタージュ、ここは、美術館というか、博物館という感じ。ここも、どれが展示物なのかわからないくらい。ほんと、りっぱすぎる隠れ家だ。

最初に、大使の階段を上がって二階に来て、今度は、この階段でまた一階に戻る。

一階のこちらは、ギリシャ・ローマ彫刻の間。

美しい装飾の間、の中の彫刻たち。

石棺。
さまざま大小の石や木の棺あり。

とっても美しい手すり装飾の階段、誰もいなくて、ポーズを取って写真をとってみたくなる。
上には、孔雀石の大きな壺。

ロシアの新婚さんは、美術館や公園など街中で写真を良く撮るそうで、
でも、この寒い時期にはいないだろう、と思ってたけど、一組遭遇。
早足で跳ねるようにポーズをとって幸せそう♪

借りたオーディオガイドは、二階のみの案内なので、それらはひととおり聞いて、見て、一階の彫刻なども見て、ひととおりは見た・・かな。３時近くなったので、約３時間で廻ったわけです。
３階には上がらなかったので、中国・東洋コーナーは見ず、というのも、
これまで３階にあった、印象派以降の絵画は、今年から、宮殿広場をはさんだ、旧ＫＧＢ本部に移ったそうで、ガイドブックに出ている、マチスやゴッホの作品など全部そちら・・と言うことで、私たちは、今日はいったんここで終了にしよう、とエルミタージュを後にすることにしました。

エルミタージュは再入場は出来ないそうなので、二日用チケットを持っていれば、一度出て、外で美味しいランチでもして、午後また入る、のに使うのもありかな、と思っていましたが、結局もう来ませんでした。

一日チケットでも、本館を出て、移動した絵画のある分館（旧ＫＧＢ本部）に入るのは大丈夫のようです。

こちらが、移動した絵画がある分館（旧ＫＧＢ本部）の建物、こっちも横に長〜い大きな建物。
このアーチ型の通り道のずっと左側に美術館の入口がありました。

クリスマスの飾りつけは、まだこれからかな。

私たちは、翌日エカテリーナ宮殿に行って帰って、午後、また来てもいいかな、と思ってたけど、結局来ませんでした。
マチス、ピカソ、の絵も、パリでもたくさん見たし、絵のことよくわからない私は、今日の、この美術館、というか、豪華絢爛の宮殿をゆっくり見られて十分満足。

さあ、朝ごはんしっかりたくさん食べてきたけど、お腹すいた〜。
ネフスキー通りへ出て、どこかお店に入ろう♪

と、ガイドブック見て、行ってみたいな、と来たのは、“文学カフェ”。
カフェと言っても何でも食事も出来るそうで、ちょっと楽しみだったのに、入る人入る人が出てくる・・私たちも入ってみると、貸切のパーティーをやってるんだと・・今日は土曜日か・・残念〜。

入口入ると、大きなクマさんがすわっていて(でっかいぬいぐるみ、店のマスコット？）その隣に、やはりクマみたいなおじさんが座っており、「明日、明日」と言われたんだけど、そのクマ（ぬいぐるみの方）の写真を撮っていいか、と聞くと、それも「明日、明日」と言われてしまった・・。う〜悔し残念。

今日は夜、マリインスキーへバレエを観に行くので、ネフスキー通りあたりの店でランチして、少し街歩きし、一度ホテルへ帰ってからバレエへ行く、という予定。と、歩く途中で見つけたレストランに入ってみる。

イタリアンレストランだけど、おしゃれでいい感じ♪
遅いランチになったけど、ピールで乾杯〜♪

店内はすっかりクリスマスの雰囲気。
ロシアの人もセンスいい！おしゃれ。あっ、マトリョーシカもいる♪

地元の若者、旅行客でにぎわっている。

パスタとピッツアをシェア。
どちらも美味しかった！

ランチを終えてお店を出ると、お〜や、もう日が暮れてきている。

ネフスキー通りを歩く。ここはカザン大聖堂、夕暮れの青い空に綺麗。

カザン大聖堂の反対側のドム・クニーギは、モスクワにもある大型書店。
ネフスキー通りの真ん中にあり、建物もショーウインドーも、きれいで目を引き、みんながのぞきこむ♪
二階は、カフェもあるんだ。

ふわぁ、なんて可愛い、動物たちが動いているんです♪

ドム・クニーギと同じ建物の中のおみやげ店。
ロシア土産がそろっている。

マトリョーシカ始めいろんなロシア人形。

こちらは、またネフスキー通りを渡った側のショッピングセンター、ガスチーニ・ドゥヴォール。食料品売り場をうろうろしてみる。
キャビアやイクラの缶、瓶詰め。

オムリ、という魚、と白身の魚、高級魚？きれいな色。

今、見るに、わりとお手頃値段のマトリョーシカたち。
真ん中の青いポットの、可愛いな♪

上のショッピング・センターの食料品売り場は、あまり品数なく、
私たちは、スーパーマーケットを探して、またネフスキー通りを渡り、パッサージュへ。
ガイドブックには、ここの地下に食料品売り場がある、と書かれてるのに、
誰に聞いても、知らない、と言うし、それらしいものないので、あきらめて、
またネフスキー通りを歩いて行く。

パッサージュの一階は、ブランド店やクリスマスグッズの店が並んでおしゃれ。

ネフスキー通りで、スタバを見つけた。
そう、ここで、マトリョーシカのタンブラーを買いましょう♪

タンブラーを抱えて、レジに並んでると、店員さんは、後ろに並んでる人のオーダーを先に聞いて、私たち飛ばされる。
ふたりくらいに行ったところで、はぁ〜なぜ？と聞くと、しぶしぶ会計してくれたのだけど、スタバでは、飲み物を注文する人が優先、とも聞いた・・でも、これじゃいつまでたっても順番来ないんだから、入れてもらわなきゃ困ります。

買ってきた中サイズタンブラー。可愛い♪

ネフスキー通りからホテルは１０分くらい、部屋に荷物を置いて、さあ、バレエに出かけましょう。

ホテルからマリインスキー劇場は、モイカ運河沿いに歩いて行けるようなので、
もう真っ暗で、人もほとんどおらず、寒い中を歩くこと２０分余り、劇場が見えてきた。
最初に目に入ったのは、近代的な新館の方で、その手前にひっそりと、本館？こちらがあった。

開演は、７時３０分なので、まだ３０分くらいある。
入場して、まずクロークでコートを預かってもらい、ふと気がつくと、クロークの前が、私たちの小部屋。ラッキー、帰るとき早いぞ。

マリインスキー劇場は、これまで行った、プラハの国立劇場やパリのオペラ座などよりこじんまりしている、けど、この、歴史と伝統ある美しく豪華な劇場の中にいられるって幸せ♪
天井の、手をつないで空を飛んでるような姿が可愛い。

だいぶ席が埋まってきた。
二階の中央は、一番チケット代が高い貴賓席だけど、普通っぽい人が座っている。

オーケストラの皆さんも準備ＯＫかな。

今日の題目は“ドン・キホーテ”

私のすぐ隣は、ロシア人のおばあちゃんで、持ってたパンフレットを、私がチラッと見てたら、どうぞ、ってくれた。
でも、ロシア語だし、次の休憩で売店に行ってみると、英語のがあったので、無料かと思ったら１００円くらいだったのだけど、それを買い、席に戻って、（英語のを）買ったので、と、おばあちゃんにロシア語のを返そうとしたら、おばあちゃんは、またロシア語のを持っており、いいから、と言うので、そのままもらった。優しい〜ありがとうございました。

話のあらすじは、大まかに見て来たのだけど、長いので途中ウトッとしてしまう・・それでも、キトリ役のダンサーのしなやかで優雅な動きや衣装やら楽しめた。六幕まであるので、二幕ごとに２０分ぐらいの休憩が入り、
７時３０分開演から、終わったのは、１０時半ころ。

最後にみなさん、勢ぞろい。

部屋を出るとすぐクロークなので、コートをもらう。
ここにおしゃれで素敵なオペラグラスがたくさんあったのだけど。オペラグラスの貸し出しもあったんだ・・知らなかった。

さあ、ホテルへ帰ろう。
今度は来た道と違う道を通ってみよう、と、モイカ運河を越えた通りを帰りながら、どこかレストランがあったら入って、ビールして何か食べよう、と探すに、
なかなかなくて、イサーク大聖堂まで帰ってきた。
そうそう、ホテル隣にレストランがあったな、とのぞいてみると、まだたくさんの人でにぎわっているので入ってみる。
時間にして、夜の１１時も過ぎているのに、夕食まだだったので、ビールに、お肉とサーモンを一皿ずつ注文して少しずつ分けあいっこ。

お店のお姉さんも、黒人のお兄さんも、みんな爽やかで感じよく、薄暗い店内は人は多いけどゆっくりでき、お腹を満たして、隣のホテルへ帰る。

ここでもらったレシート、なんて可愛い〜、ありがとう♪