2015/11/08 - 2015/11/08
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morisukeさん
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オッサンネコです。
本日はバンコクの船にまつわるお話です。
バンコクは元々チャオプラヤ河口のデルタに発達した水の多い湿地帯であり、
水害を防ぐために至る所に運河を張り巡らせた「水の都」なのです。
昔は運河が交通の中心であり、今でも観光船で昔の水の道を辿る事が出来ると聞いて、
旧運河を1周してみるプランを実行してきました。
折角なので前から興味があった王室御座船博物館にも寄ってみて、
古今東西の様々な船を見て乗って楽しんできました。
その時の記録です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旅の始まりはお馴染みのチャオプラヤボートのサトーン船着場から。
今年8月には橋の上から爆弾が投げ込まるテロ未遂事件が起きましたが、
現在は平常を取り戻し、観光客で溢れ返っていました。
まずはチャオプラヤ川を遡上して、両岸に見える風景を楽しみたいと思います。
川の左手に見えるのがペニンシュラ・バンコク。奥に見えるのがミレニアム・ヒルトン。
両方とも高層階から見える旧市街の街並みは息を呑むほどの美しさだと聞いています。
一度でいいからこんなエグゼクティブなホテルに泊まってみたいもんですなぁ(;´∀`) -
個人的にはチャオプラヤボートはツーリスト向けのボートに乗った方が良いかと思います。
多少お値段が高くなりますが、それでも40〜50Baht(約160円)くらいだったかと。
メリットは余計な駅をすっ飛ばして行くので、とにかく早く目的地に着きます。
勿論停まらない駅もあるので、購入時に良く確認する必要はありますが。
そして一番のおすすめは船首。
酔いやすい方にはキツイですが180°の視野でチャオプラヤの景色を堪能できます。
ムフフ(*´з`) -
左手に見えますのはBaan Chaopraya。
名前である「チャオプラヤの家」が示す通り、これはホテルではなくコンドミニアムです。
1ヶ月のレンタル料は30万円近かったような覚えがありますが、いずれにしてもオッサンには無縁の世界です。 -
今度は右手に見える教会、聖ロザリー教会です。
タイは当然仏教国なので、キリスト教徒は言うまでもなくマイノリティとなりますが、
一部ではしっかりとタイの国土に根付いています。
特にこのチャオプラヤ河岸一帯は西洋からの宣教師が最初に到達した地点でもあり、
教会の他にもコロニアル調の西洋の建物が数多く残る地域になります。 -
イチオシ
川の左手に見えてくるのが第二級王室保護寺院、ワット・カンラヤーナミット。
遠くからでも相当デカい寺院である事が良く分かります。
この寺院は交通安全や良縁に恵まれるご利益が得られる事で有名で、
どちらかと言えばタイ華僑の方にとって人気の寺院になります。
オッサンはまだ行った事のない寺院なので、いずれ必ず…。 -
暁の寺ワットアルンは現在修復中。
タイ観光のシンボルでもあるこの仏塔、修繕されてからまた見に行きたいと思います。 -
降りるところを少し間違えて、終着点のプラ・アーティットまで来てしまいました。
バックパッカーの聖地・カオサン通りへ行くには利便性のいい船着場となります。
タイのお坊さんはいつ見ても絵になります。思わずパシャリ。 -
最初の目的地、王室御座船博物館を見に行くため、対岸までピンクラオ橋を渡ります。
ピンクラオというのは誤った発音で、正しくはピン・ガオ(グラオ)です。 -
王室御座船博物館(Royal Barge Museum)までは行き方がメチャクチャ難しいです。
個人的にはWi-Fiを通じさせてGoogle Mapとかで現在地を常に確認しない限り、
地図だけで現地まで辿り着ける人は相当の達人ではないかと思います。
こーんな地元住民専用みたいな細い路地を抜けた先に博物館はあるのです。 -
そんで王室御座船博物館に辿り着きました。ほっ(;´∀`)
入場料100Bahtとカメラ撮影代100Baht 合わせて200Baht(750円程)をお支払い。
ちゃりーん。
ここは博物館ではありますが、建物は吹き抜け構造で外壁がありません。
肝心の船は水路の中空で固定されており、水路は完全に外の運河と繋がっています。
なので運河を船が走ると、博物館の水路の水もちゃっぷんちゃっぷん波打つのです。
博物館の第一の所感は、ドブ臭い (゚ロ゚;) でした。 -
さてさて王室御座船(ロイヤルバージ)ですが、歴史は古くアユタヤ朝まで遡ります。
権力の象徴として時の王様はチャオプラヤ川を飾られた船で行軍して来たわけです。
近代になって現プーミポン国王が御座船パレードを王室の儀式として再開させましたが、
パレードは毎年ではなく、節目のイベントとして不定期に行われて来ました。
来年2016年は奇しくも現プーミポン国王在位70周年の節目を迎えますので、
ひょっとすると10年ぶりのパレードが見られる可能性が高まっています。 -
ロイヤルバージ:アナンタナカラット。
7ツ首のナーガ(海蛇)がモデルでしょう。
ラーマ6世によって造られた船で、54人の漕ぎ手+18人のクルーが乗り込む事ができます。
特筆すべきは船の表面に施された装飾。
ごてごて感は否めませんが、金ピカの精緻な模様は見る者を圧倒します。
すごっ(゚ロ゚;) -
ロイヤルバージ:スワンナホン。黄金の白鳥とか言う意味があるらしいですが、
オッサンの目にはタツノオトシゴにしか見えません。
スワンナホン号も1911年ラーマ6世の時代に造船されたもので、
全長は既存のロイヤルバージの中でも一番長い46mを誇ります。
すごっ(((゚ロ゚;) -
ロイヤルバージ:ナライ・ソン・スバン。
さっきのガルーダ単品?がさらにカスタマイズされて、
ガルーダの主のヴィシュヌ神がセットになっています。なんかすごいぞ。(((((゚ロ゚;)
こちらは現プーミポン国王在位50周年を記念して1996年に造られた船で、
ロイヤルバージの中では比較的新しい分類の中に入っちゃいます。 -
ロイヤルバージ:クラビ・プラ・ムアン・マラ。
モデルは完全に鬼神ヤックですね。
よく見るとヤックのお股に砲身があるのが分かりますが、元々このバージは
軍用艇を目的にして造られたものであり、砲身(レプリカ)はその名残なのです。
36人の漕ぎ手+17人のクルーは少し小ぶりのサイズになるのかな…。 -
イチオシ
最後に全員集合の写真を見てもらいましょう。
爽快な眺めですな〜(;´∀`) -
さて御座船博物館に来たのはもう一つ理由があって、
ここが旧運河ボートトリップのちょうど玄関口になっており、船着場もこしらえられています。
友人から博物館には必ず客引きのオッサンがいると聞いていたのですが、
探すまでもなく向こうから近付いてきました。
最初は1,800Bahtからでしたが、こちらは1,200Bahtを提示。
1対1だとゲーム感覚で価格の交渉が出来るので、多少時間がかかっても結構楽しめるのです。
最終的に運河1周、王宮前で降ろしてくれる2時間プランで1,400Baht(約5,000円)。
うん、まぁこんなもんでしょう。
一人旅だとこういう貸し切りは金銭的にツラいのですが、しょうがないっすねー。 -
まもなく客引きのオッサンが手配した船が船着場に到着です。
バンコク・チャオプラヤではおなじみの尾長船、ルアハーンヤオでございます。
船の後尾に小型のエンジンが搭載されており、長い棒の先に取り付けたスクリューで船の操舵と前進・後進を行います。
それでは行ってみましょう(=゚ω゚) -
中々良い乗り心地じゃ。フォフォフォ。
運ちゃんが結構良いやつで、写真を撮ろうとするとわざと減速してくれる気遣いをしてくれました。 -
運河沿いには川に根付いた人たちの生活観を感じ取る事ができます。
元々ワットアルンの前のチャオプラヤの流れは人工的に掘られた運河であり、
この支流に見える川がチャオプラヤの本流だったと言います。
余談ですがタイでもラーマ5世が奴隷を解放するまで、多くの奴隷が運河を掘る作業や肉体作業に従事したと言います。タイにも負の歴史の側面はあるのです。 -
イチオシ
こんな風景。グッときます。
上手く説明が出来ないですが、水と共に生きるタイ人のルーツを見たような気がします。 -
しばらく進むと水門の間で船が止まりました。
ん? 何で?
運ちゃんに聞いても水門を指さすばかり。
不思議に思っていると… -
待つこと数分、水門がちょっとずつ上がり始めました。
水門の奥にはすごい数のルア・ハーンヤオが発射寸前の弾丸みたいにスタンばっています。 -
ある程度まで水門が開くとルア・ハーンヤオが一気に飛び出して行きます。
競馬場の発馬機(ゲート)が開かれた直後を彷彿させる、中々爽快な眺めです。 -
船が全部出切ると今度はこっちの船が水門の中に入ります。
要は水門で閉ざしたエリアを作り、水が一方的に流れ込まない様に水量を調節してるのですね。
水門は開いて閉じるまで5分くらいかかるので、片側が閉まるまでまたまた待機です。
こんなスローな感じもすごく楽しいです(゚∀゚)b -
2枚目の水門が開くと、外側にはまた次の船が待機しています。
こうやって船でも片側通行の秩序が成立しているわけですね。
まだまだ運河めぐりは続きます(=゚ω゚) -
お寺の近く。若いお姉さんが水浴びしています。
この川に入る事自体かなり抵抗を覚えますが、地元の人にはごく普通の事なんでしょうね。 -
途中で何隻もの船とすれ違います、そのたびどちらかが道を譲るという構図。
船には船の暗黙の了解があるんでしょうか。
ちなみに乗っているのはほとんどが欧米人の夫婦かカップル。
せっかちな日本人にはゆったりした船旅が馴染まないのかもしれません。 -
良い風景です。
船があるのはここだけではなく、多くの川沿いの民家で見られる光景です。
昔はちょっとそこまでっていうのがこの船の役割で、
立ち話ならぬ船話みたいなのがあったのかもしれませんねぇ(;´∀`) -
スローライフが流れているよう…。
-
イチオシ
ここが運河の交差路。
十字路に分かれていますが、写真の左上にちゃんと交通標識が存在します。
(」゚ロ゚)」(」゚ロ゚)」(」゚ロ゚)」オオオオオッッッ
よーく見ると電柱も川の中に建てられているんですね〜。
どうやって地面に打ち込みをしているのか気になる気になる… -
時たま運ちゃんが止まって色々教えてくれます。
おおっ、日向ぼっこしているドラゴン(大とかげ)ですな。
トータルで4匹見つけましたが、全部運ちゃんが教えてくれたものでした。
センキュー(*^^)v -
バンコク・ヤイの運河に入るとこのボートトリップもあと少しです。
天気が曇ったのが残念ですが、ツキのなさは慣れっこなので気にしない事にしましょう。 -
チャオプラヤ川に出る前に最後の水門があります。
水門が開くと凄い勢いで水草が流れてくるので、運河の方が水位が低い事が良く分かります。
こんなに水草が水面に溢れていて、スクリュー大丈夫かいなと思っていると… -
案の定、スクリューに水草が絡まって船が動かなくなりました。ワハハ。
こんな時も運ちゃんは全く動じず、同業者の船を捕まえて水草の除去をお願いしています。
この辺の阿吽の呼吸が見事で、困ったら助け合うタイ人の連携感はどこでも健在ですね〜。
この後ワットプラケオ前の船着場で降ろしてもらい、運ちゃんにはチップ100Bahtを渡しました。
センキュー(*^^)v
そして、何故か船の停留代として20Baht払う羽目になりました。ムムッ… -
ワットプラケオの船着場で降りてから帰る事にします。
本日は船に乗りっぱで全然歩いていないのがオッサンには物足りません。
なので目的を持たずその辺プラプラする事に。
こちらワットプラケオ前の交差点。奥に見える黄色い建物はタイの国防省です。 -
プレーンプートン通り。
知る人ぞ知るパステル調に統一された建物が色濃く残るコロニアル調な区域ですが、
実は治安があんまりよろしくないそうです。
こんなボロボロの車なんかこの通りの風景と良く合うんですが、
確かに住人の視線が少し鋭い様な印象を受けました。 -
続いて仏具街通りの路地。
仏像の前を颯爽と歩いて行くお坊さまの姿がすごく気に入りました(*'▽') -
もう一枚(*´з`)
-
最後はやっぱり船で締めるべきでしょう。
センセーブ運河の帰着点、パンファーリラートから乗合船に乗って帰る事にします。
さっきのきれいな運河と比べて完全に生活排水が流れ込むドブ川です。
最後まで運河と生きるバンコクの人たちの生活をしっかり感じつつ、帰路につきました。
今日は天気が途中から崩れてしまったのが残念ですが、
バンコクにおける「船」と「運河」の存在感を十分に堪能してきました。
失われつつあるバンコクの昔ながらの風景を運河の水面からボーっと眺める。
これはこれで至極の時間ではないかと個人的には思います。
それではまた。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- たらよろさん 2015/12/22 12:47:16
- 再訪したいなぁ〜
- こんにちは、morisuke様
以前一度だけバンコクに行ったことがあるのですが、
その時は、年末にテロがあった時のお正月だったので、あまり出歩くことも少なく、
でも、王宮付近の観光とアユタヤに行って、ムエタイは見て、、、
とその時したかったことはできたのですが、
やはり自分の足で歩いて、
好きなお店で食べてスパして、、、ってことができなかったので
かなり心残りなんです〜
また、バンコクは再訪しておもいっきり楽しみたいです。
その時はいろいろ参考にさせてくださいね。
早いものであっという間に年の瀬ですね〜
今年はお付き合いいただき、ありがとうございます。
少し早いですが、良いお年をお迎えくださいね♪
たらよろ
- morisukeさん からの返信 2015/12/25 03:07:47
- RE: 再訪したいなぁ〜
- たらよろさん
こんばんは。
書き込みありがとうございます。
バンコクの年末テロと言うともう10年くらい前でしょうか。街中を散歩できなくなるのはツラいですね〜、もちろん身の安全が最優先なんですが(^^ 心残りはもう一度タイへ行くための縁だと思って、たらよろさんの訪タイが実現するようにお祈りしています(笑)
年末は一時日本に帰り英気を養います♪(長かった…)
こちらも少し早いですが、良い年をお迎えくださいませ。
それではまた。
Mori Neko
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