波乱の旅立ち～南ア・ジン・ボツ1

2015/10/09 - 2015/10/16

アフリカ大陸の果て、ビクトリアの滝も観たい、ジャカランダも咲いてるはず～
と少々お高いが南アフリカ行きを決行だ。
まず成田の空き時間で佐倉市の国立歴史民族博物館へ。
これがまた膨大な展示物！　途中で切り上げるように空港へ戻り
16:55発のキャセイ航空に乗り込むがなかなか出発せず、待ちながら観る映画も佳境に入る頃
CAさんが私の所に来て
「香港での乗換えが間に合わない可能性があるから別便に替える、降りて」と言う。
バタバタ降りたのは他にも3人。代替便が無かったら…ここで旅も終りか??
どこまで補償されるんだ?…なんだか体調も悪くなってきた。

↑ザンベジ川の夕日

エリア ビクトリアの滝周辺(ジンバブエ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 船 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

やがて私の便が取れ「○番ゲートへお急ぎください!」と走らされる！
出発前に旅行会社が乗り継ぎに余裕があった方が良いと、一つ早い便に替えてくれたが
結局最初に乗る予定だった便になったようだ。
ゼーゼー言いながら搭乗、私が乗り遅れたんじゃないからねと心で他の乗客に言い訳する。
この飛行機も遅れ気味で香港に着き、余裕なく23:45発南ア行きに乗換え。

↑博物館の土偶、レプリカじゃなく本物だと！

↑ジャカランダ。近くで見られたのはジンバブエのこれだけだった

窓から北海道から見えないカノープスという星や南十字星を観望。
向こうに着いたらもっとじっくり見るぞ〜と期待高まり
現地時刻6:25 南ア・ヨハネスブルグに着く。
空港内。軽食などのショーケースを覗くもあまり体調が優れないので
やっぱり買わずに出ると店の人が追って来て英語で何やら言う。早くて聞き取れないが
「なんらかの挨拶をしろ、それが我々のやり方だ」みたいな内容の気がした。
囲ってるんじゃなく通路の延長みたいな店だから何も言わなかったのだが…
意味がはっきりしないから「解らない」と言っておく。

何かと面倒だからベンチを転々としていると、中国おじさんがゲートを知りたいようで話してきた。
何一つ英語が話せないようでなぜかこんな所に来てしまったおじさんは心細そう。
乗換えのチケットを見るとまだ8時間近く先じゃないか。「ゲートはここだよ。でもまだだねぇ」
英語やら日本語やらで説明したが通じたかな。自分を棚に置きおじさんが心配だ。

↑ヨハネスブルグ空港内

12:35 ジンバブエのビクトリアフォールズ空港に着く。
↑その場でビザを取る為に空港の外で長蛇の列。

迎えの係員とホテルへ。彼の強い押しでザンベジ川サンセットクルーズのオプションを申し込む。

ホテル周辺を散策。ディープな所に迷い込みたいが治安面が心配なのでメイン通りだけ。
↑“SEVEN to 11”！？

ミニツアーの呼び込みに混じって、手にペンダントと紙幣を持った男性が
「買わない?いくらか言って」―おーっ！ハイパーインフレで有名なジンバブエ・ドルじゃないか！
すぐには読めないほど0が並んでる(今実際使われているのはUS$か南ア・ランド)
欲しい…でもいったい幾らか見当もつかない。手持ちの最小金額が＄1…もっともっと小額の筈。
それにあまりの安っぽさがカラーコピーじゃないの？と疑わしい。
でペンダントの方を「＄1でいい?」と聞くと即答OK。なんだもっと安いのか??
何かの骨でできていると言ってたが聞き取れなかった。
てかジンバブエ札やっぱり買えばよかったかも。

ホテルに迎えの車が来て“ザンベジ川サンセット・クルーズ”へ。
船着き場ではアフリカンな踊りで出迎え、写真を撮ったらチップは必須だから遠目に撮るケチ。

舟のガイドが色々しゃべってるが、早口なのと訛ってるのと私の勉強不足が相まって
その英語、全く解らない。

船上は飲み放題とつまみが出る。　炒ったピーナッツが激ウマ！
ワインなぞ飲みつつ、時折水面に顔を出すカバなどを見たりして優雅なひと時。
↑川の中央にカバの鼻先…見える？

ハンググライダーみたいなのも飛んでる

長旅から着いたばかりの上、具合の悪さが回復していないのに
いきなりの酒で急に酔いが回り、グラスを倒して割ってしまった…すみませぬ…

日没までクルーズしホテルに帰るが、そんな量飲んでいないのにフラフラ。
ベッドにちょっとの間倒れこみ、目が覚めた時…ここはどこ?!
しばし旅先だという事に気がつかなかった。なんだか幸先の良くない初日なのだった。