日本一早く紅葉の始まる大雪山へ ⑤ 旭川動物園と雪の美術館

2015/09/28 - 2015/09/30

大雪山周辺の紅葉を楽しんだ旅も終盤になり、旭川に来たなら旭山動物園は行っておかないとと思い訪れました。評判の動物園に興味津々でしたが、寒くなり始めたからでしょうか、動物たちはあまり活発には動いてくれず、期待が大きかった分、少々がっかりでした。
最終日には搭乗まで時間があったので雪の美術館にも立ち寄りました。ここは雪をテーマにした夢の広がる空間でした。

エリア 旭川(北海道)

旭山動物園には東門から入りました。

入園料 ８２０円

東門はこの動物園の一番高所にあるので、まずこの長い階段を下りて動物舎まで行くことになります。階段の上下を結ぶシャトルバスもあります。

最初はオランウータンから。
外で綱渡りなどをするのを見たかったのですが、寒さに弱いので園舎の中に閉じこもっているようです。園舎にもこんな遊び道具があるのに遊んでいませんね。

隅の方でじっとして動かないので係員さんも困っていました。

こんな注意書きもありましたが外には出てこないので大丈夫です。

チンパンジーも部屋の中です。

園内の自動販売機がかわいい。

では人気のアザラシを見ましょう。

円筒の中をビューン、ビューン。
気持ちよさそうに泳いでいましたがもぐもぐタイムで呼び戻されました。

餌がもらえると思って出てきたのに、説明が長くて中々食べられない〜。
おこぼれを頂戴しようときていたカモメも待ちきれない様子。

ホッキョクグマは元気に動き回っていました。
イワンとサツキ

ルルとピリカ

ペンギンたちは集団であまり動かず。
高い所に立っていた一羽のペンギンがドテッと転げ落ちたので修学旅行生に大笑いされていました。

夏が終わり秋が来てもうすぐ冬が来るという季節の変わり目は、動物たちにとっては厳しい冬への準備期間なのでしょうか。楽しみにしていた活動を見せてくれずちょっと残念でした。

でも園内の紅葉は綺麗でした。

最終日、空港に向かう前に「雪の美術館」に向かって車を走らせているとこんなお城が見えてきました。これが「雪の美術館」のようです。

「北海道伝統美術工芸村」の入口です。
敷地内に「國際染織美術館」「優佳良織工芸館」「雪の美術館」の3館が建っています。

あまり来る人はいないようで駐車場はガラガラ。

国際染織美術館

優佳良織(ゆうからおり)工芸館

雪の美術館
最上階(地上階)にある美術館のエントランスです。こんな小さな建物に見えますが。。。

裏側の低い所から見ると中世ヨーロッパのお城のような全体像が見えます。

エントランスを入るとまず螺旋階段で地階へ降りていきます。

入館料 650円

雪の美術館は建物、調度品、展示物などすべてを雪をイメージして作られています。

螺旋階段の途中も雪に因んだインテリアで飾られています。

螺旋階段を歩いてくるだけでも、女の子が喜びそうな調度品がいっぱいです。昨年はアナ雪の影響で入場者も多かったのではないでしょうか。

螺旋階段の一番下の泉にはお金がいっぱい投げ込まれていました。
たくさんの来場者があるようですが、この日は誰もいなくて貸切状態でした。

鎖も雪の結晶が型どられています。

地階に下り、ここから館内を巡ります。

ドアにも雪の結晶。

氷の回廊です。ガラスの中は氷の塊、回廊に入った途端にひんやりとした冷気が感じられます。

ガラスの内と外の温度差は４０度ありますが、特殊な工法でガラスには霜が付かないのだそうです。

ただの氷の塊ではなくタイトルがついていました。

氷の造形 「大雪の自然・冬」

氷の回廊から出て次へと歩く床にも雪の模様。

スノークリスタル・ミュージアム
この空間に立つと雪の女王気分が味わえますよ。

雪の結晶。実に様々な形があります。

雪の結晶のでき方などが説明されています。

スノークリスタル・ミュージアムでは大雪山系の雪の結晶の写真や映像などが展示されていて、机も椅子も置かれているので、興味があればゆっくり勉強できます。

次に進むとさらに華やかな部屋が見えてきました。
雪のお城のイメージで作られているので、館内は白を基調とした冷たい感じがするのですが、調度品が 豪華さを演出しています。

音楽堂
演奏会や結婚式が行われるようです。
天井画は「北の空」。

結婚式で使われるのでしょう。

テーブルはもちろん六角形です。

文楽人形「鷺娘」が飾られていました。帯が雪模様です。

ギャラリー

これで館内を一巡してきました。左手にはショップ。

また螺旋階段を上り地上へ出ます。

外は眩しいばかりの青空。最終日になりようやく晴天になりました。遠くにゲレンデが見えます。

北海道らしくポプラの木を撮っておきましょう。

気持ちの良い青空と紅葉を眺め今回の旅は終了です。
旭川空港へと向かいます。

旭川空港

旭川空港には国内線より中国からの便が多いのですね。
それで観光地でたくさんの中国語を聞いたのでした。

ニュースで見る爆買いでしょうか。大きな段ボール箱を持った人をたくさん見かけました。

今回も美しい風景を存分に味わい、この季節ならではの紅葉も満喫できた北海道旅行でした。

この旅行記へのコメント （4）

• 前日光さん 2015/11/08 19:40:26

  雪の美術館(^-^)

  エトランゼさん、こんばんは。
  
  旭川動物園！行かれたんですね。
  確かに旭川に行ったら、ここに行かないということはないと思います。
  ところが私は、４０年来の友人に会う方を選んだので、そこに行く時間はとれませんでした(/_;)
  
  実は義理の甥が、ちょっと前に旭川動物園に行っていて、エトランゼさんと似たような感想をもらしていたのです。
  それで今回は友人と会う方を選びました。
  旭川から宿泊先の温根湯温泉への距離がハンパなかったので、取捨選択を迫られていたのです。
  
  「山の水族館」には確実に行けるので、今回は「山の水族館」の方を選んだということです。
  
  でも「雪の美術館」は知りませんでしたぁ〜!(^^)!
  素敵な建物＆内装ですね。
  雪の結晶の模様って、本当に素敵で、それが内部のいろんな場所に張り巡らされていて、美しいですね。
  
  私は実は「アナ雪」ではなくて、アンデルセンの「雪の女王」が大好きだったので、雪国のロマンティックな雰囲気が至る所に盛り込まれたこの「雪の美術館」に惹かれました。
  いつか行ってみたいです(^_^)v
  
  
  前日光

  エトランゼさん からの返信 2015/11/08 20:55:29

  RE: 雪の美術館(^-^)

  前日光さん、いつもありがとうございます。
  
  
  > 旭川動物園！行かれたんですね。
  > 確かに旭川に行ったら、ここに行かないということはないと思います。
  
  話題の動物園なのでやはり外せないと行ってみました。それで期待が大きすぎたのかも知れません。
  夏の動物が活発に動く時期なら印象も違ったのでしょうが、ちょっとばかりがっかりでした。
  
  
  > でも「雪の美術館」は知りませんでしたぁ〜!(^^)!
  > 素敵な建物＆内装ですね。
  > 雪の結晶の模様って、本当に素敵で、それが内部のいろんな場所に張り巡らされていて、美しいですね。
  
  前日光さんもこちらに惹かれましたか。
  空港へ行くまで時間があったので寄ってみたのですが、とても良かったです。
  白いお城と輝く調度品は夢見る女の子の憧れですものね (#^.^#)
  
  敷地内の他の建物も美しく、まわりの紅葉と調和して素敵でした。
  
  エトランゼ
  

• たらよろさん 2015/11/08 14:41:53

  アナ雪みたい

  こんにちは、エトランゼ様
  
  雪の美術館というものがあるんですね〜
  すごくロマンチックな響き・・・
  中のらせん階段も美しくて、まるでアナと雪の女王(笑)
  
  旭川に国内便よりも、
  中国便の方が多いって、何気に凄い情報です。
  
  スキーシーズンも各地のスキー場は中国人で溢れるのかな？？
  
  
  　　たらよろ

  エトランゼさん からの返信 2015/11/08 20:34:57

  RE: アナ雪みたい

  たらよろさん、こんばんは。
  
  > 雪の美術館というものがあるんですね〜
  > すごくロマンチックな響き・・・
  > 中のらせん階段も美しくて、まるでアナと雪の女王(笑)
  
  美術館というよりまるで雪と氷のお城でした。
  夢見る女の子はきっと喜ぶと思いますよ。
  アナ雪の世界に浸ってしまいそう (*^_^*)
  でも雪の結晶など学術的な資料もたくさんありました。
  
  
  > 旭川に国内便よりも、
  > 中国便の方が多いって、何気に凄い情報です。
  
  空港の案内板を見て驚きました。
  国内便は日航とエアードウだけでしたが中国からはそれ以上の航空会社の名前があったのでした。
  どこに行っても多くの中国人に出会うわけですよね。
  
  エトランゼ