2015/10/24 - 2015/10/24
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MechaGodzillaⅢ&703さん
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■昭和10〜20年頃にたたら製鉄に使われていた角炉の実物が復元展示
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
たたら製鉄には、江戸時代から大正時代まで操業された高殿たたらと、大正から昭和年間まで操業された角炉などがあり、角炉は古代からの製鉄と近代製鉄技術の中間に位置し日本的にも珍しいものです。
角炉とは「たたら製鉄」が、近代洋式製鉄法に経済性で対抗できず衰退していった明治期、たたらに洋式を取り入れて築造された炉のことです。
伝承館では角炉による製鉄法の歴史や構造をパネルと実物大の模型で紹介展示してあります。蝋人形が当時の作業風景を伝えています。
たたら製法から高炉を使う近代製鉄法へ移行期の技術史にスポットをあてた展示場です。槙原たたらに残されていた当時の角炉を、仁多町が復元整備しました。
この角炉は、約10年間にわたり約4000トンの銑鉄を生産していました。建物の中はたたら場、水車、吹子場からなり、当時の操業風景を再現しています。
∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
江の川、西城川、馬洗川と3本もの川が合流する三次は、古くから舟運が発達し山陰と山陽を結ぶ商都として栄えました。石見銀山で産出した銀やたたら製鉄によって作られた鉄もここ三次を通って大阪へ運ばれました。
広島藩浅野家の支藩、三次浅野藩の領地であったため、今も江戸時代の町割りがそのまま残っています。本通りには、所々が鍵曲がりの道や小路があり、うだつのある家や寺、神社がいくつもあります。
通りを歩けば、造り酒屋や醤油蔵、3連の袖壁や昭和の中頃のままの店構えの店舗が見つかり、懐かしい気分に…。
昭和初期の「旧三次銀行本店」(国登録文化財)は「三次市歴史民俗資料館」として利用されている洋風の建物です。
レリーフがなんともしゃれています。2013年10月には、三次市出身の人形作家、辻村寿三郎氏の作品を常設展示する「辻村寿三郎人形館」としてリニューアルされています。
三次人形は三次デコ(土偶)とも言い、顔をはじめ全体がピカピカと光る独特なツヤを持つ人形です。
【手記】
早朝5時前出発。吾妻山(1239m、庄原市比和町の国定公園)の紅葉が見頃を迎えていると言うことなのでドッビューンと遠征して参りました。自然散策や登山を楽しむ多くの観光客が訪れて秋のにぎわいを見せていました。
ロッジ前の芭蕉池からはミズナラ、ブナ、カエデなど赤や黄に染まった山並みが広がっていました。
月はじめの冷え込みのせいか色づきは例年より10日くらい早いそうです。比婆山・吾妻山系は昔々、妻と何度も訪れたことがある思い出ふかい場所でもあります。
吾妻山紅葉 ⇒ http://4travel.jp/travelogue/11068880
遠征ついでに吾妻山で「金言寺の大イチョウ」が見ごろだと聞いたので島根県の奥出雲にある金言寺まで足をのばしてまいりました。お寺の関係者によると、今年の黄葉は10日ばかり早かったそうです。
金言寺の大イチョウ ⇒ http://4travel.jp/travelogue/11069160
それと帰路途中に「たたら角炉伝承館」なるものがあり、興味が湧いたのでそこにも立ち寄ってきました。往復300kmの紅葉狩りドライブ記です。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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∇比婆道後帝釈国定公園・吾妻山の紅葉/広島県庄原市比和町森脇
早朝5時前出発〜。吾妻山(1239m、庄原市比和町の国定公園)の紅葉が見頃を迎えていると言うことなのでドッビューンと遠征して参りました。
吾妻山(1239m)の紅葉 ⇒ http://4travel.jp/travelogue/11068880 -
∇山肌にひと際目立つ黄金色の樹木・金言寺の大イチョウ/島根県奥出雲町
それと遠征ついでに吾妻山で「金言寺の大イチョウ」が見ごろだと聞いたので島根県の奥出雲にある金言寺まで足をのばしてまいりました。
金言寺の大イチョウ ⇒ http://4travel.jp/travelogue/11069160 -
∇道中の景色/島根県仁多郡奥出雲町
建屋が潰れています^^;; 農作業用の小屋かな。 -
∇道中の景色/島根県仁多郡奥出雲町
たたら角炉伝承館へ向かうために国道432号線へ出ました。 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
帰路途中に「たたら角炉伝承館」なるものがあり、興味が湧いたのでのでそこにも立ち寄ってきました。 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
たたら製鉄には、江戸時代から大正時代まで操業された高殿たたらと、大正から昭和年間まで操業された角炉などがあります。 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
角炉は、古代からの製鉄と近代製鉄技術の中間に位置し日本的にも珍しいものです。 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
広場 駐車場 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
角炉とは「たたら製鉄」が、近代洋式製鉄法に経済性で対抗できず衰退していった明治期、たたらに洋式を取り入れて築造された炉のことです。
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∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
伝承館では角炉による製鉄法の歴史や構造をパネルと実物大の模型で紹介展示してあります。蝋人形が当時の作業風景を伝えています。
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∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
たたら製法から高炉を使う近代製鉄法へ移行期の技術史にスポットをあてた展示場です。 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
槙原たたらに残されていた当時の角炉を、仁多町が復元整備しました。
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∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
蝋人形がリアルです。 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
説明板 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
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∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
文久元年(1861)から大正11年まで61年間操業した「槙原たたら」の地下構造が当時のまま保存されています。 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
角炉模型 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
この角炉は、約10年間にわたり約4000トンの銑鉄を生産していました。 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
建物の中はたたら場、水車、吹子場からなり、当時の操業風景を再現しています。 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
水車、吹子場 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
水車、吹子場 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
水車、吹子場 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
水車、吹子場 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
奥が水車、吹子場 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
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∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
こんな写真を見つけました。昭和10年代の槙原角炉です。 -
∇たたら角炉伝承館/島根県仁多郡奥出雲町上阿井
それでは、これで退散。やたらと眠いのでドリンク飲んでファイトいっぱ〜つ! -
∇松江自動車道 高野インタON
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∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
・住吉神社
ドリンクが効いて眠気が去ったので、帰路途中でもあり三次でこ街道へ寄ってみました。ここも久しぶりだナ。 -
∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
江の川、西城川、馬洗川と3本もの川が合流する三次は、古くから舟運が発達し山陰と山陽を結ぶ商都として栄えました。町筋には御影石の石畳。 -
∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
・三次市歴史民俗資料館
昭和初期の「旧三次銀行本店」(国登録文化財)は「三次市歴史民俗資料館」として利用されている洋風の建物です。
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∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
レリーフがなんともしゃれています。2013年10月には、三次市出身の人形作家、辻村寿三郎氏の作品を常設展示する「辻村寿三郎人形館」としてリニューアルされています。
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∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
ここへ来たのは子どもが小さいころだったので30年くらい前だと思う。 -
∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
三次人形は三次デコ(土偶)とも言い、顔をはじめ全体がピカピカと光る独特なツヤを持つ人形です。 -
∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
通りを歩けば、造り酒屋や醤油蔵、3連の袖壁や昭和の中頃のままの店構えの店舗が見つかり、懐かしい気分に…。
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∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
三次本通りの「旧広島銀行跡」に新規オープンした 風季舎昌平本家店です。 -
∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
ちょっと歩き回ってみます。 -
∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
・うだつのある町並み
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∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
石見銀山で産出した銀やたたら製鉄によって作られた鉄もここ三次を通って大阪へ運ばれました。
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∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
・うだつのある町並み
「うだつ」とは隣家との境界に取り付けられた土造りの防火壁のことで、これを造るには相当の費用がかかったため、裕福な家しか設けることができませんでした。 -
∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
・うだつのある町並み
すなわち「うだつが上がる」ということは富の象徴であり、「うだつの町並み」は当時の繁栄を物語っています。 -
∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
・うだつのある町並み
広島藩浅野家の支藩、三次浅野藩の領地であったため、今も江戸時代の町割りがそのまま残っています。 -
∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
本通りには、所々が鍵曲がりの道や小路があり、うだつのある家や寺、神社がいくつもあります。
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∇三次でこ街道/広島県三次市三次町
・住吉神社
余談ですが、地名の由来は上次(かみよし)郷、播次(はたすき)郷、下次(しもよし)郷の三つの「次」がくっついて 「三次」 になったんだそうです。 -
∇道中の景色・古い建物/県道37号線
山奥・田舎に多い廃屋は見ていて「当時の生活やその家自体にも生命があったんだろうな」ってなにか魅かれるものがあるんです。 -
∇道中の景色/県道37号線
道中ヒマなもんでいつものように目立った景色があるとつい寄り道をして写真を撮ってしまいます。 -
∇道中の景色・古い建物/県道37号線
まだ現役っぽい物置小屋 -
∇道中の景色・古い建物/国道2号線
これも現役っぽい小屋です。
以上で「中国山地で紅葉観賞。吾妻山〜金言寺〜三次でこ街道」編が終了です。
THE END. それでは、また〜。
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