【6】紺碧のアドリア海と中世の街並みを巡るクロアチア・スロベニア10日間のツアー（ドゥブロヴニクその1編）

2015/09/16 - 2015/09/25

ツアー5日目。

スプリットのホテルからドゥブロヴニクに向かいます。

途中から雨も降り出し、楽しみにしていた城壁巡りが出来るかちょっと心配。

ストンという街に寄ってランチ。

前菜に美味しい生牡蠣が食べられ、イカのグリルもとっても良く大満足のランチでした。

ドゥブロヴニクに到着した頃から天気が急に良くなり、城壁内の旧市街巡りをした後、お待ちかねの城壁巡りがスタート。

城壁をグルッと1時間ちょっとかけ周り、遊覧船にも乗って海からの城壁も見ることが出来ました。

エリア ドブロブニク(クロアチア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

スプリットから今日はドゥブロブニクまで236kmを移動します。

途中休憩で寄ったお店にガイドブックにも載ってたＶＥＧＥＴＡというクロアチアの万能調味料が置いてあったのでゲットしました。

ドゥブロヴニクに行く途中、ボスニアヘルツェゴビナの領土が10kmほどあるので、一度クロアチアを出国し再度入国することになります。

以前、クロアチア領土の島を結ぶ橋を作って、ボスニアヘルツェゴビナを通過しなくてもいいようにしようという案が出て工事に取り掛かりましたが、環境問題や予算の関係で立ち消えになったそうです。

ボスニアヘルツェゴビナはクロアチアより物価が安いため、この土産物店に立ち寄ります。

京都っぽい飾りに加え、何故か2年前のカレンダーのまま。

通貨単位はマルカでＫＭと表示されてます。

1マルカが70円弱の換算になります。

皆さんお土産などかなり購入してました。

我が家も色々と購入したのでここはカード払いにしました。

スプリットを出発し暫くして雨が降り出し、まだ雨が降っていて、今日の観光が心配です。

この辺りでは牡蠣の養殖場が見えてきました。

（バスの窓越しの写真なので若干色が悪く見えます）

昼食のためにストンという小さな街に立ち寄ります。

山のところに見えるのが城壁です。

この日はマラソン大会が開かれているようです。

こちらが本日のランチのお店。

事前に、この日の前菜はムール貝か生牡蠣のどちらにするかのヒアリングがありました。

我が家は3人なので1つはムール貝のワイン蒸しにしました。

美味しいかったけどちょっと身が小さ目で、フランスで食べたムール貝の方が美味しかったなという印象です。

クロアチアでは生牡蠣を食べたくて、自由時間があったら食べようかなと思ってましたが、まさかツアーの食事で出てくるなんて驚きです。

よほど鮮度に自信があるってことなんでしょう。

1人前が2個で、牡蠣は2人前頼んだので4個。

家族内で内戦が勃発するといけないので、2個追加で注文しました。（1個8クーナで約160円）

レモンを軽く絞って、チュルチュルとお口の中へ。やや小さ目の身ですが旨みがギュッと凝縮されていて大満足。

メインはイカのグリルで、こんなに多いの？と思いましたが、こちらも新鮮でサッとグリルしただけで少し残った内臓の部分が程よい味付けとなっていて、ペロッと完食し、今回のツアーけっこう美味しい料理が多かったのですが、その中でも一番の内容でした。

ただ料理に比べるとデザートは残念でした。

ランチを食べ終わり外に出た頃には日差しが出てきて、車窓から見える海も綺麗に見えるようになってきました。

朝スプリットを出発し6時間、午後2時にドゥブロヴニクに到着しました。

海に突き出すように立つボカール要塞。

「ようこそドゥブロヴニクへ」

ん〜、これを見るとこの店でアイスクリームを買う気なくなるな〜。

ピレ門から城壁の中に入っていきます。

ドゥブロヴニクの守護聖人の聖ヴラホ。

思わずブラボーと言ってしまいそう。

右側の地図には1991-92年の内戦の時に被害を受けた箇所が記されています。

旧市街の案内は明日の予定でしたが、今日済まし明日の自由時間を多くとれるよう配慮がなされました。

オノフリオの大噴水。

スルジ山の奥から水を引き、レリーフに付けられた水道管の水を飲むことが出来ます。

フランシスコ会修道院。

ここにある薬局に後で寄ってみたかったのですが、今日は日曜なのでお休みでした。

内戦が終わり10数年経ち、かなり修復はされていますが、ところどころに銃弾の跡が残っています。

メインストリートのプラツァ通りを進みます。

2・3階は住宅として使われているところも多いようです。

街の守護聖人ヴラホを祭る聖ヴラホ教会。

1715年にバロック様式の教会として再建されました。

入口の上には天使がお出迎えをしています。

来年3月頃まで工事中で中は入れない模様です。

スポンザ宮殿です。特にスポンサーは付いていないようですが…。

現在は公文書館として使われています。

高さ31mの鐘楼。

小さな窓に「?」と「30」が表示されています。

つまり今は午後2時30分で、5分おきに表示が替わっていきます。

「時計を動かしてるのはオレなんだけど、ずっと働いてるので疲れるわ〜」

旧総督邸。

大聖堂。

1667年の大地震の後に再建されたもので、中は写真撮影禁止のようです。

内部にはイタリアの巨匠ティツィアーノの作品が祭壇画があるそうです。

旧市街の案内は終了し、いよいよ楽しみにしていた城壁巡りがスタートです。

出入口は3ヶ所ありますが、旧港に近い入口から入場します。

入場後は自由に周ります。

城壁は平らな所を歩くのかと思っていましたが、けっこう高低差があります。

ここまで来ると旧港がいい感じで見えます。

ドミニコ会修道院。

雨だったら歩くのが大変だったけど、好天になり本当に良かったです。

オレンジ色の屋根がいっぱい。

この光景が見たかったんですよね〜。

先に見えるミンチェタ要塞を目指します。

日本ではすっかり見ることがなくなった煙突もけっこうあります。

ロクルム島もはっきりと見えてきました。

1991年12月6日に、旧ユーゴ連邦軍が2000発もの銃弾を浴びせ、多くの建物が被害に遭いました。

綺麗なオレンジ色は修復された屋根で、同じ家でも大きな違いがあります。

上から見ないと気が付かない光景です。

売店にいたお姉さん、もの凄く可愛い〜♪

カメラ目線で、こっちを向いてくれました。

城壁の中で一番高いところに位置するミンチェタ要塞。

要塞の中からの景色。

ここをずっと歩いてきたんですよね。

上まで登ると城壁内が一望出来ます。

バスケットコートなんかもあります。

明日登るスルジ山もくっきりと見えます。

暫く下りが続きます。

家の骨組みだけが残っているのもたまに見かけます。

城壁の中に入って歩いたプラツァ通り。

オノフリオの大噴水を上から見るとこんな形をしています。

「ここからの眺めもいいよ」

海抜37ｍの岩の上にそびえるロヴリイェナツ要塞。

紺碧のアドリア海をキラキラモードで。

聖ピーター砦までまた上り坂になります。

かなり暑くなっているし上り坂はちょっとキツくなってきました。

砦を一人で越えましょう。

見張り台に入ると「誰か、助けて〜」なんてついついやってしまいます。

こんな大砲を使って攻撃してたんでしょうね。

泳いでる人たちがいます。気持ち良さそう。

岸壁の狭いスペースにカフェもあります。

ちょっと箱根の芦ノ湖っぽい感じ。

30度は超えてると思われ喉がカラカラで、カフェで一休み。

ツアーでご一緒の方たちも休んでいて、美味しそうな飲み物を飲んでいて、それと同じ物を頼んだつもりがちょっと違う物が出てきてガッカリ。

3つの鐘。

旧港が見えてきて約2kmの城壁巡りが終了です。

美しい街並みと紺碧のアドリア海も見られ、城壁巡りはやはり最高でした。

集合場所の旧港に急行しました。

海の中には小魚の姿も。

時間があったら船も乗りたいという希望が他の方もあり、希望を募ったところ全員が乗船したいということになり、午後4時半出航。

20人ぐらい集まると貸切にしてくれるそうで、ツアーのメンバーだけの貸切になりました。

乗船料金はツアー代には含まれておらず、1人10ユーロか75クーナでした。

風が気持ちいい〜。

この辺りまでくると城壁の全景が見えます。

全景を前傾して見てみましょう。

スルジ山の全景も。

城壁巡りで皆さん頑張ったせいか、船に乗ってまったりとしています。

ロクルム島をグルッと周ります。

グルッと周った先のビーチでは時々水着を着てない方もいる、という話を聞いたもので身を乗り出して観察していたのですが、そのような方々には巡り会いませんでした（ガッカリ）。

「あ〜あ、ガッカリさせちゃったな、俺たちが脱いでサービスしちゃう？」

出発した旧港の方に戻ります。

こんなところにホテルも。

秘密の洞窟かな？

大きなクルーザーが停泊しています。

グラスボートもあるようですが、あまりよくは見えないそうです。

45分程の遊覧船でしたが、希望も叶い、海の上からも城壁が見えとても良かったです。

船を降りて自由時間があったので評判の高いアイスクリーム店のドルチェ・ヴィタにやってきました。

1種類が9クーナで、2種類にしたので18クーナ（約360円）。

やはり評判通りの美味しさで大満足。

明日もう1回食べてもいいなと思いました。

オノフリオの大噴水から出ている水は飲めるので、ちょっと飲んでみました。

思ったより冷たくてなかなかいけました。

ただ私だけですが、水が合わなかったのか他の要因か分からないのですが、翌朝お腹を壊してしまいました。

今日の観光はここまでで、これから夕食に。

ご訪問ありがとうございました。

ドゥブロヴニク編その2に続く。