2015/09/24 - 2015/10/08
428位(同エリア866件中)
SUMIさん
懐かしのスペイン再訪 4 コルドバ編
マドリードからRENFEの特急でコルドバへ移動しました。
メスキータ、アルカサル、ユダヤ人街などアンダルシア地方の
遺跡、街並みを観光しました。アンダルシア地方は観光の都市という
色彩が強く、どこも多くの観光客であふれてました。
コルドバに来る前は期待度がそれほどでもありませんでしたが、
メスキータの馬蹄形のアーチが連なる景色は壮観でしたし、アルカサルも
庭の緑や水のプールなど清涼感があり良い街だと感じました。
<旅行の概要>
15年程前にスペイン北部のオビエドへ単身赴任で1年弱滞在したことが
あり、今回は懐かしいスペインを家内と訪問しました。
なお家内は今回がスペインへの初めての旅行でした。
サンデー毎日の私としては、本当は1か月ほどゆったりと廻りたかったの
ですが、家内の長すぎて疲れるという意見もあり折衷案の約2週間の
日程で下記の6都市を巡りました。旅行記は7回に分けて投稿します。
今回の旅行はすべて日本のネットで予約した完全個人旅行でいろいろ
良いことや反省もありました。
今後スペインへ行く人の参考のために、いろいろな情報も記載します。
1. 9/24〜26 出発−バルセロナ
2. 9/27〜28 マドリード
3. 9/29 トレド
4. 9/30〜10/1 コルドバ
5. 10/2〜3 セビリャ
6. 10/4〜6 グラナダ
7. 10/7〜8 バルセロナ‐帰国
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回の目的地:メスキータの馬蹄形アーチです。
-
今回の目的地:アルカサルからミナレットを見たところ
-
9/30の始まりです。
ホテルを7:20にチェックアウトし、ATOCHA RENFE駅へ8:05に着きました。
今日は切符を持っているので直接乗り場を目指します。
まず電光掲示板にコルドバ行がありません。実はコルドバは途中駅なので
表示されておらず08:35 ALGECIRAS行きの電車だったのです。
またこの時点ではプラットホームがどこか表示されていません。
どうも発車の15分前まで表示されないようです。
写真のように2台しか乗り場が出ていません。 -
どうも発車の10〜15分前まで表示されないようです。
ということで皆さん掲示板の前に立って待っています。
毎日乗り場が変わるのでしょうか??? 立って待つのも辛いのですが???
Observationsに PLTA:PRIMERAと表示されています。
これが中々理解できませんでした。
人に聞くしかないので尋ねると2階へ行けと言われました。
(欧州では、地上階が0階(Ground)、日本の2階は欧州では1階です。)
Primeroが1階で日本でいう2階だとようやく理解できました。
上の階へ行きまたしばらく待って、発車の15分前にやっと乗り場が15番だと
分かりました。 -
結局検札を通ったあとでエスカレーターで降りて、地上階へ行ったのでが・・・
なぜ上がったり降りたりするのかな?? -
電車は3列シートの新幹線ではない特急列車でした。
そのため安い値段で予約しましたが1等(Preference)でした。
ちなみに2等はTouristaです。 -
次の車両が食堂車でした。
殆どお客さんはいませんでした。 -
10:38に時間通りにコルドバへ到着しました。
スペインは欧州の中でも正確に列車が走るそうです。
(昔ドイツで電車が来ずに40分ほど寒いホームで待った覚えがあります。)コルドバ中央駅 駅
-
コルドバ駅はこじんまりとした分かり易い駅です。
駅からはタクシーでホテルまで12〜3分ほどで着きました。 -
ホテルはMaestreというところでメスキータまで歩いて10分ほどの所です。
ホテルの外観です。
看板を見落とすと普通の家のようです。部屋が広くてゆっくりできる by SUMIさんマエストレ ホテル
-
ホテルには中庭(パティオ)がありました。
-
ロビーは落ち着いた感じです。
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隣の系列のHOSTALの中庭です。朝食はこちらへ食べに来ます。
-
ベッドが3台ある部屋です。
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キッチンの奥にバス、寝室があります。
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食堂です。4人用のテーブルと奥に広いソファーがあります。
このソファーでも寝られます。 -
このホテルは良いホテルですが、バスタブがなくシャワーだけでこれが
少し問題でした。
段や仕切りがないのでシャワーの後は洗面所、トイレの床が水浸しに
なります。足ふき、バスタオルで対処しました。 -
荷物を整理し早速街へ出かけます。
ホテルを北へ10分ほど歩いたところにある市庁舎の横のローマ神殿跡です。ローマ寺院 寺院・教会
-
遺跡から西へ向かうとテンディリャス広場です。
インフォメーションで地図をもらいました。テンディーリャス広場 広場・公園
-
広場の中心にある噴水です。
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広場から南へ下がりました。
途中でお菓子屋さんがありました。 -
美味しそうな生キャラメル(?)やゼリーがあったので
量り売りで少しお土産に買いました。
ゼリーが美味しかったです。
本当の果物の果汁を使っているようです。 -
このあたりは世界遺産のコルドバ歴史地区です。
-
<世界遺産 ユダヤ人街>
ユダヤ人街ですが、道がまっすぐでないため知らないうちに
違う方向へ向かっていて、どこにいるか分からなくなります。 -
壁の花がきれいです。
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昼になったのでタベルナ"RAFAE"を探してやってきました。
コストパフォーマンスが良いと口コミにでていたお店です。昼食のコスパ良好 by SUMIさんボデガ タベルナ ラファエ 地元の料理
-
これが入口です。
メスキータのすぐ北へ20〜30mの辺りにあります。 -
Menu del Taberna (この店の定食)のセットメニューを頼みました。
最初の一品は私は
サルモレッホ -
家内はパエリャ
-
家内のメイン料理は
Chuleta de Cerdo con Patatas(ポークチョップ with ポテト) -
私のメイン料理は
Carne con tomate(トマト味の牛肉)
デザートはアイスクリーム
飲み物は私がビール、家内が炭酸入り水(Agua con gas)
これで一人10ユーロポッキリです。
実は飲み足りないので赤ワイン(グラス)を追加し2ユーロ加算でした。 -
そのあと南へ歩きBodegas Mezuquitaへきました。
有名な食品店です。
シェリー酒(ハーフボトル)とオリーブのパテを買いました。
(7.75ユーロ) -
メスキータのオレンジの中庭は無料で入ることができます。
メスキータ 寺院・教会
-
オレンジの木の向こうがミナレットです。
-
ミナレットの鐘です。
このあとホテルへ一旦ホテルへ帰り、シエスタを取りました。 -
一休み後に街へでました。
-
寄木細工の店に入りました。
Hola!(オラー!!と言います。ハローの意味)と入口で一声かけておくと
気分よく見て回れます。
出るときはGracias(グラシャス(ありがとう))と言いましょう。 -
街の中を観光馬車が廻っています。
馬車の後に追い越せない車が列をなしています。
また馬車の通る石畳は馬糞が至る所に落ちていますので
歩道から横断する特は下を見て歩きましょう。
馬糞のせいかハエが五月蠅く顔にまとわりつきます。
(テレビなどで見る、アフリカなどで子供の顔にハエがたかる感じです。)
セビリアも同じようにハエが五月蠅いです。 -
アルカサルへやってきました。
お出迎えの騎馬の紳士です。
馬もハエがうるさいので時々顔を振っています。アルカサル (コルドバ) 城・宮殿
-
アルカサル(要塞)の中庭です。(4ユーロ/人?)
アルフォンソ11世の命令で1328年に改修されたキリスト教時代の
王の宮殿です。15世紀末には要塞城として使われ、コロンブスが王に
謁見した城として有名です。
グラナダのイスラム教勢力と対抗する拠点となりました。
ハトが飛んでいます。(わかりますか?) -
中庭の壁にハトがたくさんとまっています
-
右の壁がハトの休憩所です。
-
庭園へ出てきました。
箱庭風に木を刈り込んでいます。 -
イスラムの影響を受けた美しい庭園です。
アフリカから来たイスラム教の人は水にあこがれたのでこのような
庭園を造ったようです。 -
緑の木と水が安らぎを与えてくれます。
(もう1か月早く8月に来ると灼熱の庭園ですが・・・) -
庭園側から要塞を見たところ。
-
噴水は新しいのかな??
昔は電気もポンプもなかったでしょうね。
(重力を利用して噴水にしているのですかね??) -
花々や刈り込んだ木が美しい。
-
城のすぐそばの池のようなところです。
-
要塞の塔の上に登りました。
(景色は最高ですが歩いて10階ぐらいに登るのは疲れます。)
中庭と木々の向こうにグアダルキビール川と対岸の街並みが見られます。
17:00頃ですが日差しがきつくて15:00ぐらいの感じです。 -
左の方にメスキータ、ミナレットが見えます。
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またも塔の上から見た噴水です。
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要塞の塔の上から見たところです。
グアダルキビール川にかかるローマ橋が見られます。
橋の向こうがカラオーラの塔です。 -
アルカサルを外から見たところです。
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アルカサルをでて川へ出てきました。
地上から見たローマ橋です。ローマ橋 建造物
-
ローマ橋の拡大。
橋の橋脚にハトがたくさん、点々と停まっています。 -
ローマ橋をメスキータの方へ戻る修道女たち。
-
ミナレットの下に戻ってきました。
-
夜20:00頃になり口コミで評判のRegaderaというお店を探しましたが、
閉店したのか見当たらない。どうも地図の所には違う店があるようです。
諦めて近くの店、”GARUM2.1”という店へ入りました。
サーモンの料理でアボガドソースです。 -
タラのソテー野菜添えです。
これは美味しかったです。 -
デザートのSpanish heavenly Custardです。
見た通り濃厚でした。
その他、赤ワイン、炭酸水、オレンジジュースで合計37.2ユーロでした。 -
夕食後散歩でライトアップを見に行きました。
プエンテ門(向こうがローマ橋)プエンテ門 建造物
-
メスキータの南西角です。
-
ローマ橋のライトアップ
これで9/30は終了です。 -
10/1 になりました。
朝食は久しぶりにホテルで撮ることにし、隣の系列ホスタルの食堂へやって
きました。
7:30に行くと8:00からだと言われました。
エ〜!!遅いと思っているとあと10分ほどで料理ができるから
入ってもいいよと言われました。 -
簡単な朝食です。(パンは焼きすぎてしまい残しました。)
-
メスキータへきました。
メスキータは9:30までは無料で入場できます。終了の10分前になると
係員が全員出るように言ってきます。正式な入場は10時からです。
10時までの間にミナレットが開いていたので登りました。
観光案内本は無料となっていましたが2ユーロ必要でした。
15〜20分毎に人を制限し、係員から順次上の階へいくよう促されます。
一番上が鐘のある階です。
ユダヤ人街を上から見たところです。 -
<世界遺産 メスキータ>
ミナレットからメスキータを見たところ。
(逆光でまぶしい!!)
右下がメスキータへの入口です。メスキータ 寺院・教会
-
10:00の入場前に切符売り場で人が並んでいます。
そんなに多い人ではありません。
なお自動券売機も2台あり、そちらは空いています。(8ユーロ/人) -
メスキータに入りました。
この馬蹄形アーチは約850本あり、連続して同じ形が連なってイスラムの
モスク感を強く感じます。
元々は6〜7世紀の西ゴート時代に聖ビセンテ教会の跡地にあったバシリカが、
アブデラマン1世により784年にメスキータ(モスク)を建設するために破壊され
ました。そおバシリカの資材を利用しメスキータは作られました。
その後のカリフにより順次増築されてきました。
13世紀のレコンキスタでキリスト教勢力がコルドバをイスラム圏から
奪い返し、コルドバを征服(1236年)しました。
その後は一部のアーチを壊し、キリスト教の中央礼拝堂などを建設しへキリスト教へ浄化させました。礼拝の間にはキブリ壁 といわれるメッカのカーバ 神殿の方向を指し示す壁が正面にあり、目印となるミフラーブ と呼ばれる小さな窪みが設けられています。 -
キリスト教の礼拝堂です。
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キリスト教とイスラムが融合した部分です。
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宝物室です。
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別の宝物室です。緑の空間で落ち着いた感じです。
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またアーチの所へ出てきました。
左に香炉が見えます。
メスキータで4人連れの日本人の女学生さんと会いました。
アルハンブラ宮殿を見てきたそうで素晴らしかったそうです。
マドリッドの友人を明日は訪問するとのことでした。 -
キリスト教の中央礼拝堂です。
別名マヨール礼拝堂。 -
キリスト教の中央礼拝堂の祭壇(正面を拡大)です。
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キリスト教の中央礼拝堂を離れて見たところ。
左右にパイプオルガンがあります。 -
翼廊の天井部です。
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聖堂内陣です。中央礼拝堂の反対側です。
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聖堂内陣の中央部です。
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美しい窓です。
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ステンドグラスです。
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沐浴場があったオレンジの中庭です。
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メスキータを出て、花の小路へやってきました。
ひっきりなしに団体客がくるので狭い道が大混雑となります。
特に日本の隣の国のけたたましい人がくると人の遠慮を顧みず喧噪状態と
なります。今回の旅行で中国、韓国の団体さんをたくさん見ました。花の小径 建造物
-
団体が去ったあとで、花の小路からミナッレトをのぞんだ所です。
明暗の差が大きくて露出が難しい!! -
メスキータの裏(南)に良さそうな店があるので入りました。
”Hostal El TRIUNFO” まだ誰も客が入っていませんので貸切です。
昼食はMenu del Dia(定食)9ユーロ/人にします。コスパが良いので。
まず飲み物は例によって、ビールと炭酸水を頼みます。
前菜のスープです。 -
家内はガスパチョです。
-
このレストランは団体客を受け入れているようで、後で20人ぐらいの団体が
2組入ってきました。
まだ団体が来ていない時に従業員がサラダをテーブルへ運んで忙しそうにして
おり、前菜の終わったあとの我々の席になかなかきてくれません。
10分ほど何回も呼びやっと来てくれました。
メインのメルルーサです。出されるのが遅いため冷たくなっていました。 -
家内のコロッケです。少し揚げすぎかな。
-
デザートは果物です、メロンが大きい。
リンゴは丸々でてきました。
料理が出てくるのが遅くなり食事に1時間45分かかりました。
スペインだから1.5〜1.75hは仕方ないかな!! -
ホテルへ戻り、シエスタをとったあと、16:00から再度活動開始し、
近くのポトロ広場へやってきました。
仔馬(ポトロ)の象がある広場でセルバンテスゆかりの広場、
作品中でスリや泥棒のたまり場となっていますが、実際は
このように混雑もなく市民の憩いの場です。ポトロ広場 広場・公園
-
北へ歩きコレデーラ広場へやってきました。
広場はどこもレストランやカフェが店を出しています。
タクシーに乗り百貨店(エルコルテ・イングレス)へ向かいました。
本当は北へ行くとすぐなのですが、なぜかタクシーが南へ行き時計廻り
で3/4周する感じで店へ着きました。(4.95ユーロなのでまあいいか。)
帰りはホテルまで、また時計まわりで3.85ユーロでした。
あとから良く考えてみると、道が狭いので時計廻りの一方通行だったようです。
あまり疑り深いのもどうかなという感じです。コレデーラ広場 広場・公園
-
百貨店でお土産を買いました。
食料品の惣菜売り場へ行くと食べたかったバカラオ(タラ)のピルピルが
あったのでホテルで食事をとることにし買いました。
この白い色はクリームではありません。油が乳化して白くなっています。
うまかったです。
このタラは実は干しダラです、日本のタラは脂分が少ないのでこのように
乳化しません。(日本でスペイン料理の本を買い、昔試してみましたがうまくいきませんでした。またこんなに肉厚のタラの干したものは日本で見かけません。) -
その時にタラのピルピルだけだと足りないので買った手羽元のトマト煮です。
タラのピルピルが17.49、鳥料理が6.59、サラダ1.59ユーロでした。
明日はセビリャへ移動しますので、荷造りをして就寝しました。
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