2013/09/28 - 2013/10/06
29位(同エリア707件中)
旅行三昧さん
-- 改めて見たらコメントが納得いかないから再編集 --
今回のインド旅行の最大の目的地、バナラシ。
沢木耕太郎の紀行小説「深夜特急」で何度も読み、大沢たかおの「深夜特急'97~西へ!ユーラシア編~」で何度も見て、どうしても行きたい場所になっていたバナラシ。やっと来ることができた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
休暇が限られていたので、本当は電車でバナラシに行きたかったのだが、飛行機でアウランガーバードからムンバイ経由でバナラシへ。バナラシの空港に着いてから、プリペイドタクシーでバナラシの町へ移動した。
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空港からバナラシへ行く途中、大量のバイクで混沌。。。
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バナラシの町が近づいてきたーー!
今までの旅行でこれほど気持ちが高ぶったことはないかもしれない。 -
自由奔放な牛。こんなのが一杯!バナラシだ~っ!
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牛だ!
ターバンだ!!
バナラシだーー! -
バナラシの中心には車は入れないので、タクシーを降りて徒歩で。
ここで注意事項。
1.スーツケースはダ~メ。
バナラシに行く人はそもそもスーツケースでは行かないと思うが、スーツケースはX。
道がガタガタでキャスターは壊れる。壊れなかったとしても、ウ◯チを巻き込み、ドロドロになる。
EagleCreakというメーカーのバックパックにもなるソフトスーツケースで行った旅行三昧は、路地に入るや否やバックパックにトランスフォームした。
2.靴はダ~メ。
四足動物のウ◯チだらけなので、スニーカーなどの靴もX。ジモティさながらにビーサンが◯。
靴で行ったら、ウ◯チで靴がドロドロになる!
足にウ◯チが絡みつこうが、「後で洗えば良いんだ!」と割り切ってビーサンで行くべき!
スニーカーで行った旅行三昧は、ゲストハウスまで我慢してしまったので、ウ◯チまみれになってしまい、散々洗いまくることになってしまった。。。
ただ、ニオイは残る。。。 -
細い路地で入り組んでいる街を歩き、ゲストハウスに到着~っ!予め予約しておいたガンガー沿いのゲストハウスに感動!
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リバービュー!!
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予め予約しておいて良かった~。
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荷物をゲストハウスに置いて、休憩もそこそこにバナラシ散策へ。
散策に出て分かったのだが、大切にされているのは何も牛だけではないということ。
小さいものはリスから、大きいものはラクダまで、四足動物は自由に生きている。
従い、それらの小さいウ◯チから、大きいウ◯チまで、路上に所狭しと散乱。
ひとつウ◯チを躱したと思ったら、次のウ◯チ。。。
けんパッ、けんパッ、けんけんパッ!! -
ダシャーシュワメート・ガート。
岸辺のほぼ中心にあり、ヒンドゥー教の巡礼者のほとんどはまずはここにやって来る。
ガートとは、ガンガー(ガンジス河)の岸辺から階段状になっている堤のこと。様々なガートがあり、最も多いのは沐浴用だが、火葬場になっているガートもある。ガートはガンガー沿いに84の数があるとのこと。 -
別のガートから見るとこんなカンジ。
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ボートはほとんどが観光用。
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町の中は狭い路地が入り組んで、車は通れない。
オイ、オイ、その前に通れんじゃん。。 -
バナラシでは、ごくフツーの光景。
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宿泊したゲストハウス「パレス・オン・ステップス」の看板と従業員の兄ちゃん。
ある程度の英語と簡単な日本語を話してくれて助かった。この兄ちゃんが色々と世話を焼いてくれた。 -
パレス・オン・ステップスの屋上レストラン。
ガンガーがマル見え。 -
こんなカンジで、マル見え。
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パレス・オン・ステップスのガイドの兄ちゃん(名前聞いたけど、忘れちゃった)が、ダシャーシュワメード・ガートで必見のヒンドゥー教の夜のお祈りがあると言うので、まだ明るいうちからガートの階段で場所をとり、暗くなるのをじっと待った。
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まさにヒンドゥー教徒のおじいさんですというテイの、髭を伸ばしたちょっと変わった方もおられ、
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旅行三昧には意味が分からない、神聖なのであろうお祈りの儀式が1時間くらい延々と続けられ、
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お香のようなものをガンガン焚きはじめ、
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遂には炎の舞のようなダンスが始まり、ガンガーからボートに乗った西洋人がこれでもかと言わんばかりのフラッシュを浴びせて写真を撮りまくって、お祈り終了。
結構動きがあったり、面白いおじさんが居たりで、時間が経つのを忘れて観た。
が、、、結局よく分からんかった(^_^;) -
ゲストハウス「パレス・オン・ステップス」からの夜のガンガー。
この夜、パレス・オン・ステップスの兄ちゃんから「晩飯を一緒に食おうよ」と誘われ、晩飯代を浮かそうとしていることが分かったが、楽しそうなので合意し、屋上のレストランで夕食を共にした。
こういう時に写真を撮り忘れるのが旅行三昧。
屋上レストランで兄ちゃんと食事をとっていたら、日本人らしき若い女性が片言の英語で別の兄ちゃんと食事をしていた。
先に食事を終えて部屋に戻ろうとしていたので「もしかして日本人ですか?」と日本語で声をかけたら(山ほどの中国人観光客が居たので、もしかしたら中国人かも?と思ったので)、「やっぱり~~~~~、日本人~~~~~、そうじゃないかと思ってた~~~~~」と旅行三昧とは明らかに異なるテンションで返事があった。。。
それからが大変。。。この日本人女性、たいそうな酒豪。旅行三昧もそれなりのモンだと自負しているのですが、軽く上回っていて、ガンガンに飲んだ後、ケロッと部屋に戻って行かれた。
旅行三昧も結構酔ってはいたものの、ある程度普通に部屋に戻ったのだが。。。
さてこの女性、何があったのか詳しくは聞かなかったが、仕事を辞めてインドにひとり旅に来たとのこと。しかも夜行列車でバナラシに来たと。「大丈夫でした?」と伺ったら、3度、パンイチのインド人が個室のカーテンを開けてダンスを見せてきたと。。。本当に大丈夫だったのだろうか。。。
女性の皆さん、本当に気を付けてくださいね。危ないですよ! -
翌朝、ガンガーからバナラシの町を見るボートに乗った。
昨晩パレス・オン・ステップスの兄ちゃんと、日本人の女性が部屋に戻ってからもシコタマ飲んだからだろう、兄ちゃんは来なかった。。部屋に戻ったのは、3時頃だった筈。兄ちゃん大丈夫かなぁと思いながら、二日酔いでフラフラしながらボートへ。 -
ボートからのバナラシは、全体が見渡せて、大迫力!
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ガンガー沿いに並び立っている様々な形のガートが、この素晴らしい景観を作り出している。
初心者の漕ぎ手が操るボートに乗りながら、深く感じ入った。 -
聖なる河ガンガーで、洗濯。
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徐々に人が増えてきた。
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早朝の沐浴が始まった。
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続々と人が沐浴にやって来る。
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漕ぎ手の初心者の兄ちゃん、沐浴を間近で旅行三昧に見せようと頑張ってくれるのだが、実はもうフラフラ。
ガンガーの流れに逆らえず、身を任せ始めた。。。って、オイオイ! -
それでも、兄ちゃん、休憩しながら頑張って、色々なところを見せてくれた。
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バナラシの街をバックに写真が撮れる場所にも頑張って連れて行ってくれた。
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ほどなく、疲れ切った兄ちゃんは、旅行三昧が最も観たいと思っていた火葬場のガートを観せてくれることなく、岸に船を着けたのでした。。。って、オイオイ!!
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でも、兄ちゃん頑張ってくれてありがとう。
頑張ってガンガーに逆らえる漕ぎ手になるんだぞーー! -
岸に上がる頃には、沐浴に訪れる人々がドッと増えてきた。
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ラージェンドラ・ブラサード・ガート。
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中心にあるダシャーシュワメード・ガート。
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続々とガンガーで沐浴へ。聖なる河なんだな。でも、旅行三昧にはちょっと。。。
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こんな子供が物売り。「深夜特急」を彷彿とさせる。
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ダシャーシュワメート・ガートの階段。
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ガンガーも時には荒れ狂う。
1978年の氾濫では、かなりの高さまでいったようだ。 -
このガートは、火葬場のマニカルニカー・ガート。
煙が立ち上っているが、まさに火葬の最中。この場所からでないとなかなかここの写真は撮れない。
マニカルニカー・ガートでの写真撮影は禁止されており、ここに行くなら、カメラをかばんに入れていかないとひと悶着あるそうだ。
ちょうどこの写真を撮っていたところで、人がウ◯チをしてガンガーの水でお尻を洗っていた。
沐浴したり、洗濯したり、牛を洗ったり、用を足したり、火葬後の灰を流したり。。。
聖なる河ガンガーは全てを受け入れてくれる懐の広さをありありと感じさせてくれた。 -
大量の火葬用の材木が積み上げられている。
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バナラシを離れる時が迫ってきた。
少し物足りない気持ちもありながら、いつまでもいるところではないなぁとも感じ、複雑な想いがこみ上げてきた。 -
モケ少年を知っていますか?
旅行三昧が大好きな大沢たかおさんが沢木耕太郎さんを演じた深夜特急のドラマで「神様いるか?」としつこく小さい神様の人形を売ろうとしてきた少年。
このモケ少年は今は小さい売店のオーナーになっていて、日本人相手に商売をしている。
ベナレスの町をそれなりに歩いていると遭遇すると思う。
この売店には、日本人の、バックパッカーに成り切れない(バックパッカーの定義はよく分からんが。。)若者がたむろし、モケ少年を取り巻いている。
旅行三昧もその店に行ったが、モケ少年は未だに深夜特急の話やら、その後漫画に取り上げられた話やら、日本人にぶっちゃけどうでもいいお土産を売りつけようとしたりやら、、、
日本人と無理に仲良くしようと頑張っているように感じるその姿が、何故か旅行三昧には寂しく映った。
多分モケ少年は幼い頃に夢を見、その後旅行に訪れた日本人にチヤホヤされ、ある意味人生を見失ってしまったのではないかと。。。
「え~~~、何言ってんだよ~」って厳しい言葉を向けられるかも知れないが、モケ少年の人生を日本人が左右したのは間違いないと思った。今からでもいいから、モケ少年ではなく、ひとりの人として自分の足でこれからの人生を歩んでほしいと、強く感じた旅行三昧だった。
なんちゃってね~~~。。。(寂)
これでバナラシを後にし、再びデリーに戻り、デリー観光に繰り出すぞーー!
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この旅行記へのコメント (2)
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- k.sさん 2018/01/02 22:19:11
- いい旅行記を有難う!
- 旅行三昧さんへ
初めまして。旅行三昧さんのインド旅行記で一番私が気に入ったのが、この「バナラシ」です。でも、よく行かれましたね。わたしも一度インドに行った事はあるのですが、もう一度行けと言われても、尻込みをしてしまいます。
それと、「モケ少年」のその後の姿を報せていただき、有難うございます。「深夜特急」大好きの一読者として、その後の「モケ少年」の姿は感慨深いものがあります。しかし、それも彼が選んだものですから、あるがままで受け入れてはいかがでしょうか。
いい旅行を続けてください。
k.sより
- 旅行三昧さん からの返信 2018/01/04 01:13:32
- RE: いい旅行記を有難う!
- k.sさん
あけましておめでとうございます。旅行三昧です。
バナラシご覧頂きありがとうございます。このインドの旅、特にバナラシは得難い貴重な経験が出来た旅でした。モケ少年のことは受け入れていますよ。人は環境などでそれぞれの生き方をしていくものですからね。
インド、また必ず訪れたい場所です。
さて、旧年中は拙稿に沢山のいいね!を頂戴し、ありがとうございました。
昨年は、本格的に4トラに没頭し、大変充実した旅行三昧になりました。
今年は、海外はフライトを予約済みのスペインとモロッコ、国内は中国・四国で、既に頭が一杯になっており、昨年に続き旅行三昧の日々になりそうです。
旅行三昧は相変わらずの凸凹旅の拙稿になるかと思いますが、お互いの旅を共有させて頂けたら幸いです。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
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