ぬまづ港散策～シーラカンスを見に行きました～

2015/09/21 - 2015/09/21

9月も半ばを過ぎ､シルバーウィークとなってすっかり秋めいて参りました｡

所用があって沼津まで行ったついでにお昼から沼津港まで足を伸ばして食事をした後で､深海水族館のシーラカンスを見てきました｡

【表紙の写真】沼津港深海水族館 シーラカンス剥製

エリア 沼津(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0

• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

9:00過ぎにJR沼津駅に到着しました。

沼津駅 駅

駅前広場にはC58 230号機の…煙室扉と動輪だけが飾られていました｡
JR発足一周年の記念として作られた沼津機関区略史碑のようです｡

C58 230号機は沼津機関区に在籍した最後の蒸気機関車とのことで､昭和45年に廃車となったそうです｡


◇D51 231号機(東京上野公園･静態保存)◇http://4travel.jp/travelogue/10990768
◆D51 858号機(東京飛鳥山公園･静態保存)◆http://4travel.jp/travelogue/11016696
◇C58 363号機(埼玉秩父鉄道･現役活躍中)◇http://4travel.jp/travelogue/11006172

その隣には「若し原子力より大きい力を持つものがあるとすれば､それは愛だ｡愛の力以外にない　井上靖」と書かれた像がありました｡

井上靖は中学時代を沼津で過ごしており､像の作者和田金剛は沼津宿の豪商の家に生まれた彫刻家です｡

沼津は町のあちこちに街中アートがありました｡

駅前の大手町にある城岡神社には…

城岡神社 寺・神社・教会

沼津兵学校址がありました｡

沼津兵学校は明治初年に徳川家が創設した兵学校です｡

沼津兵学校址 名所・史跡

用事が済んで駅の周りを歩いてみました｡

狩野川沿いに歩いてみます｡

あゆみ橋 名所・史跡

中央公園には沼津城本丸跡の石碑がありました｡

沼津城は現在の沼津駅南側の駅前にあったそうです｡

三枚橋 沼津城跡 名所・史跡

沼津は江戸時代水野氏の城下町であったのと共に、東海道五十三次12番目の宿場町がありとても賑わったそうです｡

ちょっとレトロなかき氷屋さん｡

かき氷の機械も手動式…

アーケード商店街を通って駅まで戻りました｡

沼津仲見世商店街 市場・商店街

お腹も空いたのでそろそろ沼津港へ移動します｡

駅前から無料シャトルバスがあったので､こちらに乗って港へ向かいました｡

15分ほどで沼津港に到着｡

狩野川河口の対岸･我入道にはお城らしき建物が…
島上寺というお寺だそうです｡

沼津魚市場INO

中を見学することができます｡

沼津魚市場INO 名所・史跡

2階の見学通路の壁には沼津港でとれた魚のパネルが飾ってあります｡

通路の隣はこちらの運営会社の事務所となっていて､会社の方が普通にお仕事をしていました｡

見学デッキからは市場を見下ろすことができます｡
セリは早朝に行われるので見れませんでしたが､5時から解放されているので早朝に来ればセリの様子も見ることができるそうです｡

突き当りのドアの向こうには何件か食堂がありました｡
お昼時ということもあって激混みです｡

沼津魚市場食堂 グルメ・レストラン

こちらのお店には有名人も沢山訪れているようです｡

展望デッキから漁港を眺めてみます｡

こちらは港の水門びゅうお｡とても大きな水門です｡
こちらの水門は地上30ｍからの眺めを楽しむこともできます｡

沼津港大型展望水門びゅうお 名所・史跡

さきほどのINOの食堂は軒数も少なく相当待ちそうだったので､食堂街で昼食をいただこうと思い､移動しました｡

とりあえずこちらの観光案内所で“ぬまづみなとまっぷ”をいただいてみましたが、どこも順番待ちでとても混んでいました｡

沼津港観光案内所 名所・史跡

沼津港の飲食店街には多くの海鮮食堂が並んでいます｡

沼津港飲食店街 名所・史跡

こちらは沼津みなと新鮮館

JAなんすん お土産屋・直売所・特産品

普段からなのか､シルバーウィークだからなのか､観光客で大混雑です｡

海鮮館の一番北側にあった港食堂さん

待ち時間もあまりなさそうで､周りに比べると比較的安かったのでこちらでお昼をいただくことにしました｡

港食堂 グルメ・レストラン

釜揚げシラス丼700円(税別)

シラスたっぷりで結構ボリュームもあります｡

食後のデザートはこちらもみなと新鮮館にあるまるにさんで

マルニ茶業 沼津みなと新鮮館店 グルメ・レストラン

抹茶ソフト♪

新鮮館の中には沼津(戸田)名産のタカアシガニの展示なんかもあります｡

外に出た所で道を挟んで港八十三番地

沼津港　港八十三番地 お土産屋・直売所・特産品

奥には深海水族館があります

沼津港深海水族館 動物園・水族館

人気スポットとは聞いていましたが､なんと70分待ちでした｡

1か月前の夏休みだったらちょっと並べないと思いますが､だいぶ涼しくなってきたので何とか頑張って70分並びます｡

この写真の時点で､入場するための列はまだ水族館の建物の3/4周あります｡

並んでいたときに向かいにある沼津バーガーさんの気になったメニュー

沼津バーガー グルメ・レストラン

ショーウィンドウにはこちらの水族館の目玉シーラカンス

間もなく入口に到着します〜

ようやく中に入れました｡

駿河湾は一番深いところで水深2,500mに達する深海ということで、こちらの水族館は深海をテーマにしているようです｡

それほど大きな水族館ではありませんが､度々テレビ等でも取り上げられている水族館です｡

コンゴウフグ(金剛河豚)

目の所と尻びれにある棘は成長すると伸び､老化すると短くなるそうです｡

ハリセンボン

名前はよく聞きます(春菜・はるかではありません)｡

左は大陸の方々が大好きなアカサンゴ

右の赤い魚はホウセキカサゴ

ビワアンコウ

タカアシガニ
世界最大の現生節足動物です｡

ハリモグラ…深海生物なんでしょうか？
なぜか普通に展示されています｡

ポリプテルス･エンドリケリー

アメリカカブトガニ
光の屈折の関係で上に半分に切れたカブトガニがあるように見えますが､実際にはカブトガニは下の1匹だけです｡

シーラカンスの冷凍保存…のぞき穴が小さい上に光が反射してうまく撮れませんでした｡

現在はシーラカンスは絶滅寸前種でワシントン条約で輸出入･商業利用が一切禁止されているそうで､日本でシーラカンスを見ることができるのはこちらだけ､生きたシーラカンスを見れる水族館は世界中ないそうですので､とても貴重な展示です｡

冷凍シーラカンスはうまく撮れないのでこちらの剥製｡

正面から

でっかい口ですね〜

カラージェリーフィッシュ
フィッシュといっても実はクラゲ

エンゼルフィッシュ
こちらのフィッシュは本当に魚でした。

ダイオウグソクムシ(大王具足虫)

世界最大の等脚類ということで､かなり大きい生き物です｡

最後はよくありがちなミュージアムショップでした｡

まっすぐ歩けば実は駅までそれほど遠くもないのですが、千本浜公園の方まで回ってみました｡

潮の音プロムナードです｡

千本浜公園を通って駅へ向かいました｡

千本浜公園 公園・植物園

本日は沼津から東海道線で､小田原で小田急線に乗り換えて帰りました。

小田急ロマンスカー 乗り物