2015夏ルーマニアの旅　～その９シギショアラ

2015/08/18 - 2015/08/19

２０１５年夏はルーマニアへ。その９はシギショアラ。ここもザクセン人によって築かれた城塞都市です。城壁に囲まれ、かつては商工業者のギルドによる見張り塔が１４基も並んでいたそう。現在でも９つの塔が残っています。あいにくの雨でしたが、カラフルな家が残る旧市街をそぞろ歩くのも楽しい街でした。

１９世紀の作家、ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』のモデルとなった、１５世紀のワラキア公、ヴラド・ツェペシュが生まれた家も残っています。父であるヴラド・ドラクルがハンガリー王によって幽閉されていたところです。今はレストランとして、ドラキュラにちなんだお料理を楽しむことが出来ます。

・下の街（ホテル）からの眺め
・時計塔に向かって坂道を上る
・ドラキュラの家で夕食
・翌朝、再び旧市街へ
・世界遺産の街並み歩き（時計塔、市役所、鍛冶屋の塔、靴職人の塔、ハンガリー人の教会、中央広場など）
・学生階段と山上教会、学校、縄職人の塔
・時計塔に上る

表紙写真は、下の街からの旧市街夜景。

エリア シギショアラ(ルーマニア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

下の街にあるホテル部屋から、旧市街を眺める。

激しい雨が降っています。

雨の中、旧市街に向かいました。

時計塔。左は「おばあさんの道」と呼ばれるアーケード。

足元の石畳を、雨水が勢い良く流れていきます。

アーチをくぐって旧市街に入ると、黄色い家が。

ここが、ヴラド・ツェペシュの生家。ドラキュラの家です。

ヴラド ドラクルの家 (カサ ヴラド ドラクル) 建造物

標識にも、ヴラド・ドラクルと書かれています。

今はレストランになっています。

ドラキュラの家から見た時計塔。

中に入ります。壁にはヴラドとシギショアラの絵。

テーブルセッティング。

最初に出てきたのは、「ドラキュラの血」。

テーブルの上のクルトンを浮かべて。おいしいトマトスープでした。

どっちかっていうと、ワインのほうが「血」のイメージです。

続いては、「ドラキュラの心臓」。赤ピーマンの肉詰めです。

デザートは、「ドラキュラの魂」。アイスクリームにベリーソース。

さっぱりしていておいしい。

レストランの中にはドラキュラが生まれた部屋、という表示があります。

カウンターで５レイ払って２階に上がると・・・

そこには棺桶が！

ガバッと起き上がって、驚かせてくれます。

ドラキュラの名前を冠したワインも売っていました。おみやげにいかが？

外に出ると辺りは暗くなっています。

雨が止んでよかった！

さっきの時計塔も黄昏の空の中。

ホテルに戻って・・・

遅い時間になってから旧市街がライトアップされ始めました。

翌朝。

おばあさんの道をたどって旧市街へ。

城壁の外からみた時計塔。

こちらは中から。

時計の横にある人形は、曜日によってかわるそう。
毎正時には、鐘を鳴らしてくれます。

時計塔に寄り添うように建っているのは、ドイツ語学校。

城壁にそって移動すると、下の街がよく見えました。

ドミニコ会修道院付属教会のとなりには、比較的新しい建物。市役所です。

ここに建っているのは鍛冶屋の塔。現存する９つの見張り塔の内の１つです。

旧市街には今も住んでいる人がいます。

市役所の横には、ヴラド・ツェペシュの像がありました。

その先、ドラキュラの家の上部に見えているのは山上教会。かなり高い場所にありますね。

カラフルな家並みの向こうに見えているのは靴職人の塔です。

右手に建っているのは、ハンガリー人の教会。カトリックの教会です。

中に入ると、ちょうどミサ中。

このあたりは、特に中世の時代の建物がよく残っている場所だそうです。

ダラダラ坂を上ります。

ふと横を見ると時計塔。カラフルな屋根は１９世紀に葺き替えられたものだそう。

中央広場 (シギショアラ) 観光名所

右側を見ると、建物の下のアーチの向こうに仕立て職人の塔が見えました。

坂をすすんで振り返ってみたところ。

印象的なパープルの家はカフェ。NHK BSプレミアムの「岩合光昭の世界ネコ歩き」でも取り上げられたのだそう。

屋根のついた階段は、学生階段と呼ばれています。丘の上に学校があるのです。172段。一気に登っちゃいましょう。

階段の上。グリーンの建物は古い学校。

左手には新しい学校。古い学校が手狭になったため建てられたのだそう。

山上教会。14世紀から15世紀に建てられた教会です。

山上教会の正面。

山上教会 寺院・教会

教会のそばには縄職人の塔。13世紀の状態がよく残っている塔です。
今は、教会墓地の管理人さんが住んでいるそう。

これが墓地。

朝なのに、なにか出そうな雰囲気です。

再び学生階段を通って。

建物の奥に見えるのはブリキ職人の塔。

時計塔まで戻ってきました。

急いで塔に上ります。

時計塔 建造物

途中、からくり時計の人形が見えました。

塔の上からの眺め。下の街。

塔から身を乗り出して撮った、山上教会とブリキ職人の塔。

下の街も見えています。

ドミニコ会修道院付属教会。その向こうには川も見えます。

塔のアーチから見た山上教会。

パノラマでも撮ってみました。

こちらの方向に東京。東京まで8890Kmなんですね。

塔から下りて。

ちょうど１０時。からくり時計の右下、丸い鐘？を打ち鳴らす様子が見えました。

街歩きもおしまい。

シギショアラを出て、ブラン城に向かいます。

途中にみかけた、ホップ畑。このあたりにはビール工場もいくつかあるそうです。