2015/07/27 - 2015/07/27
181位(同エリア416件中)
Fluegelさん
- FluegelさんTOP
- 旅行記154冊
- クチコミ129件
- Q&A回答35件
- 194,228アクセス
- フォロワー9人
2週間のVeneto一人旅。東ドロミテ・Cortinaに3連泊し、第3日目はLago di Sorapisへ。3日目にして初めて、本格的な山歩きとなった。
表紙写真:Lago di Sorapis(1,923m)とPunta Sorapiss(3,205m).
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
Passo tre Crociへの始発バス(Dolomiti Bus)は、Cortina発8時38分。ホテルの朝食が7時半に始まると同時に、朝食室へ…日本人の先客がいた。長期滞在者のようで、お一人様。私と目を合わせないようにしているので、私も彼に敢えて話しかけない。でも、Cortinaでの行先は車なしでは限られているので、その翌日、彼と山で行き会うことに。写真は、バスの時刻表(往き)、Dolomiti Busサイトより。
Passo tre Croci=「3つの十字架」峠…とは? -
le tre croci(3つの十字架 1,809m)。1789年2月、2人の子を連れた母親がAuronzoから職を求めてCortinaに向かう途中、ここで3人共、凍傷で亡くなった。それを忘れないために建てられた。
Cortinaは、1,511年よりオーストリア=ハンガリー帝国の支配下でチロル地方の一部となり、イタリアのヴェネト州に入ったのは1915年。1789年当時は、オーストリア領だった。モーツァルト(1756-1791)の時代のことである。 -
Cortinaからバスに乗って20分、Passo tre Crociで降りると、バス通り沿いに牛が。バス代は、往復5ユーロ。
-
sentiero n.215の入口は、降りたバスと同じ方向に数十m歩いたところ。ここから、登山道に入った。
-
erioforo/eriofori ワタスゲ 綿菅(Eriophorum カヤツリグサ科ワタスゲ属)。日本でもお馴染みの花が、ドロミテには多い。
-
luparia トリカブト。黄色は、日本では珍しい。
-
eufrasia 小米草。八ヶ岳でも見たな〜
-
cardo giallo 黄色い薊。
-
gypsophila 宿根かすみ草。
-
登山道には、階段が一か所、小さな渡渉も一か所ある。危ない訳でなく、簡単。それよりも、登山道入口から15〜20分歩いた所に分岐があり、狭い上の道を行くと倒木やら急傾斜やらで引き返した。広い下の道を行きましょう。
-
鎖場。といっても、手すりのようにチェーンがついているだけ。
-
Rif. Vandelli(1,926m)が見えてきた。1891年、Deutscher und Österreichischer Alpenverein(1873-1938に存在したアルペン倶楽部)により建てられ、1895年雪崩で崩壊。より安全な場所に再建された。
Passo tre Croci(1,809m)からの高度差は、100m程度。 -
aconito トリカブト。
-
正午ごろ、lago di Sorapisに到着。往きの歩行時間は3時間。3 cime周遊と違って、道幅が狭いので、前の人を追い越せないこともあり、時間には余裕を持って歩きましょう。夏休み中で、子供の遠足と同時に湖に到着したため、大変な賑わい。
-
湖の周りを一周できそうだったけれど、帰りのバスの時刻もあり、眺めるだけに。子供達が水着になって、水に入っているので、素足になって足を浸してみた。10秒くらいで感覚がなくなりそうな程、冷たい。
-
帰路は、同じ道を戻る。湖でゆっくり過ごす人が多いのか、往路より人も少なく、速く歩けた。正面にはM.Cristallo(3,154m)。リフトがメンテ運休中で、行けなかった山だ。スキー場なので夏はシーズンオフ、運休することもあるのだろう。
-
ワタスゲを、今度は望遠で。
-
M.Cristallo.
-
cristalloの地図.
-
fermataに戻ると、14時半だった。帰路は2時間。往復計5時間歩いた(Cortinaの公式ガイドブック<日本語版あり>記載の標準コースタイムそのままの所要時間)。バスは15時10分。
-
fermataから見るM.Cristalloは間近で、迫力がある。
-
何やら向こうで大きな声がすると思ったら、Son Zuogo(レストラン)の庭で劇を上演していた。こういった劇を理解できる位、伊語ができるようになると、いいな。
-
le tre crociの横には、礼拝堂がある。1906年、峠に当時あった宿屋の主人・Giuseppe Menardiによって建てられた。
-
aster bellidiastrium. Passo tre Croci(1,809m)に咲いていた。
今日は登山道で、小学生男子3人組に出会った。私が花の写真を撮っていると、fotografieなどと、ささやいていた。話しかけると、初めは、はにかんでいたけれど、2回目からは普通に話した。湖に着くまでに、何度も行き会った。一人がハーモニカを持っていて、時々、立ち止まって音を出した。全然メロディになっていなくて、寂しいから音を立てているようだった。仲間を見失うと不安になって、Giorgio!と大声で呼んで探した。
子供は大人と違って、この見知らぬ人は中国人だろうかなどと考えず、イタリア語さえ話せば、素直にまっすぐに受け入れてくれる。イタリアの小学校で受け入れ先があれば、長期滞在して子供達と触れ合うのも良いかも、とさえ思った(笑)。 -
キンポウゲ(馬の足形)。六甲山にも、咲いていたなあ。15:10 Passo tre Crociからバスに乗り、15時半Cortinaに戻った。
-
ホテルに帰ると、客室からFaloria(2,123m)の全景と、今日行ってきたSorapis(3,205m)が右手後ろに、くっきり見えていた。明日は、Mestreに移動する。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
Fluegelさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
26