総勢12名で渋川・伊香保へのマイカー旅行③～「富岡製糸場」見学の後、横浜に戻ってボーリングして腕・足パンパン（笑）

2015/08/13 - 2015/08/14

８月１３～１４日、群馬県の渋川・伊香保にマイカーで行きました。
なんと総勢は１２名。
内訳は、私達夫婦で２名、次男夫婦で２名、次男嫁さんのご両親で２名、次男嫁さんのお姉さんご家族で４名、次男嫁さんのお姉さんのご主人のご両親せ２名。１２名になりますか？（笑）。
渋川が次男嫁さんのお母様のお里で、お父様が、お墓参りがてら観光の予定を組んでいたところ、お誘いを受けて便乗参加となりました。
次男夫婦も今月で結婚丸１年。
サプライズ企画もあるらしい。

さて２日目ですが、次男の嫁さんのリクエストで「富岡製糸場」に向かいます。製糸場も帰りの高速道路も大混雑が予想されるので、旅館を８：３０に出ました。

私は、「富岡製糸場」には３度目の訪問。簡単なガイドくらいは出来まっせ（笑）。
２０１５．５訪問時
http://4travel.jp/travelogue/11009861
２０１４．３訪問時
http://4travel.jp/travelogue/10864875

エリア 富岡・甘楽(群馬)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅館からちょど１時間ほどで、「富岡製糸場」に着きました。
車も、製糸場に一番近い駐車場に停めることが出来、取り敢えずカフェで一服です。
昨日・今日旅館に滞在中、コーヒーを一杯も飲んでいなかった・・・。

CAFE DROME グルメ・レストラン

「CAFE DROME（カフェドローム）」。
製糸場前の道路沿い、製糸場まで５０?ほどの場所にあります。

「雰囲気いいなぁ・・・」とか考えているんか、次男の嫁さん。
ホントにいい子が嫁に来てくれた〜。
この時は、ちょっと神妙な顔ですけど。よく飲み、よく食べ、よく笑い・・・。

コーヒーが体に沁みわたる感・・・。
いい香りで、深い味。

何故、嫁さんが物思いに耽った風だったか？
答えはこれでした。

「カフェドローム」は、富岡製糸場操業から３年後の明治８年に建築された古民家を改装したカフェなんです。
調度品も凝っていて雰囲気いいです。
絹産業が盛んなリヨンまで足を運び、アンティークの小物類や、陶器類を買い付けたそうです。

「カフェドローム」の店名は、富岡製糸場のフランス人技術指導者ポール・ブリュナの出身地「ドローム県」から名付けたのだそうです。

別棟の、シルクスカーフ展示販売コーナー。

「CAFE DROME（カフェドローム）」でした。

外観です。
当時は１２軒つづきの長屋で（現在は７軒）、製糸場関係者も利用したといわれています。

さぁ、いよいよ「富岡製糸場」に行きます。

着きました。

仲の良い夫婦〜。

富岡製糸場 名所・史跡

使用前・使用後の感、無くもない（笑）。

チケット。

２０１５年４月１日より、大人５００円から１,０００円に値上げされています。
まぁ、世界遺産保護のため、止む無しでしょう。

ＬＩＮＥスタンプ発売中だって。

次男夫婦と家内は３人でＬＩＮＥやっとります。
私は、ガラ携ゆえ不参加（笑）。

こちらが「検査人館」。
１階は竣工以来、事務所として使われていて、現在も片倉工業から寄贈された後、管理している富岡市役所「富岡製糸場課」のオフィスとして現役です 。

富岡製糸場 名所・史跡

明治５年の開業当時は、フランス人の男性用宿舎だったそうです。

私は、過去に２回来ていますので、ガイドさんを務めます。
写真は過去２回となるべく重複しないように載せていきます。

２０１５．５訪問時
http://4travel.jp/travelogue/11009861
２０１４．３訪問時
http://4travel.jp/travelogue/10864875

富岡製糸場 名所・史跡

いきなり片倉工業といわれても、何のことかと思われるでしょうから、少しだけ説明を。

富岡製糸場は、明治５年（1872年）に官営模範工場の一つとして操業を開始しましたが、1891年（明治24年）に払い下げで「三井家」に経営が移ります。三井は1902年（明治35年）原富太郎の「原合名会社」に譲渡します。原は、美術品の収集家としても知られ、小林古径、前田青邨らを援助するとともに横浜本牧に「三溪園」を作った人でもあります。
さらに、1939年（昭和14年）日本最大級の繊維企業であった「片倉工業」に合併され、経営は三度移ります。
片倉は、その後も操業を続け、1987年（昭和62年）2月26日に操業を停止するまで、稼動を続けました。

ここにある明治８年（1875年）以前の建造物が全て国の重要文化財に指定されています。
また、重要文化財の一部（繰糸所、東・西置繭所の3棟）が2014年に国宝に指定されています。

今上天皇皇后両陛下が、一番最近「富岡製糸場」をご視察されたのは、２０１１．８．２３のことです。

この日は８月１４日。
お盆とあって、どんどん人がやって来ています。
少し早めに来て良かった。

「東繭倉庫」。
正門から入って、正面にあるのが生糸の原料になる「繭」を保存した倉庫。
館内は一部開放されています。

富岡製糸場 名所・史跡

館内には、世界文化遺産登録認定証（写し）が展示されていました。

東繭倉庫の反対側にやって来ました。

明治５年の建造物、その間に地震や台風などに曝されても倒壊することなく存在し続けました。
よって、世界遺産！

でも、ベランダ式の回廊には、歪みが出ています。

富岡製糸場 名所・史跡

屋根にも歪み。

東繭倉庫の向こうには、まったく同じ形をした「西繭倉庫」。

こちらは、約５年を掛けて防災工事や保存修理を行っています。立入り禁止です。
素屋根という屋根のカバーを掛けています。
この素屋根を順次ずらしていく工法だそうです。

富岡製糸場 名所・史跡

４億８７００万円で出来るの？
安い気がする・・・。

煙突。

昭和１４年に再建された鉄筋コンクリート製で、高さは３７.５?。
この煙突は４代目で鉄製だそうですが、初代はは鉄製、２代目・３代目はレンガ製でした。
これ程高くしたのは、燃焼効率を上げるためだそうです。

萩の花がありました。
秋の代表的な花ですが、もう、枯れかかっています。

東繭倉庫。

レンガの色がまた美しい。
形も優美。

東繭倉庫のオレンジ色っぽいレンガ。
しかも色が均一ではなく、後期印象派のフランス人画家「ジョルジュ・スーラ」の点描のようにも見え、なんとも美しい。

ですが、これは怪我の功名で、ここのレンガは、フランス人技術者が瓦職人に作り方を教え、福島町（甘楽町福島）で瓦と共に焼き上げたのだそうです。
ただ、温度が十分上がりきらず、現在よく見るような濃い茶色には発色しなかったー。しかも、大半が不良品で、焼けども焼けども廃棄するレンガが多かったらしい。

このことが、微妙な色合いのレンガ組をもたらすこととなったのでした。

富岡製糸場 名所・史跡

女工館。

開業当時は、フランス人の女性教師たちの宿舎でした。その後改造して食堂などに使用していたそうです。

富岡製糸場 名所・史跡

解説ガイドツアー（以前は無料でしたが、今は＠２００円）もありますが、自分のペースで自由に見学したい方、外国のお客様をお連れの方などには重宝。（日本語・英語・フランス語・中国語・韓国語対応）

音声ガイド機を２００円で借りることができるほか、自分のスマートフォン等を使って見学場所の情報を聞くことができます。
スマホでの料金は無料ですが、通信料金は自己負担となっています。

ここでは、９番を押せばいいという訳です。

繰糸場。

文字通り、繭から生糸を繰る工程を行った工場です。

富岡製糸場 名所・史跡

三角形小屋組という工法で建てられています。
当時は電灯がなく、明かり採りのためにガラス窓が拡がっています。

片倉工業がＳ６２年に閉鎖した時に使われていた「繰糸機」。殆どが自動化され、この操糸工場に人はほんの数人しかいなかったそうです。

明治５年の創業当時は、フランス製の繰糸機が３００台設置され、働く工女さんも３００人いて、左右の列に並んでいた訳です。繭を煮て糸を繰るという基本自体は同じです。

操業時は、匂いと蒸気で満ちていたのではないかと推察されます。

診療所。

「富岡製糸場」は、近代的な製糸技術だけでなく、工女たちの就労条件や福利厚生、健康管理まで、全てが近代的な工場の一連のシステムが模範となりました。
工場内に診療所があったなど、先進的ですし衛生的です。

診療所は何度か建てかえられ、片倉時代にも勿論ありました。

でも、「急救タンカ」はいけません。
救急ですね（笑）。

ブリュナ館。

回廊風ベランダで高床になっています。
明治政府は外国人指導者としてフランス人のポール・ブリュナを雇います。
ブリュナは候補地の視察〜建設、機材の調達、技師の雇用、工場の運用を任されました。洋式の器械を日本人の体格に合うように改良したものを注文して取り寄せたともいわれます。

契約を終えて1876年（明治9年）ブリューナ一家は帰国します。そのこの建物は、工女の学習の場として、さらに片倉富岡高等学園として改築して使用されました。

富岡製糸場 名所・史跡

鏑川。
工場のすぐ横を流れます。

鏑川には排水とともに、取水でも大きな役割がありました。
繭を煮る工程では大量の水を必要とし、この川から汲み上げたそうです。
また、この川を利用して横須賀造船所で作られた機械などを運搬してきたとも伝わります。

鏑川 自然・景勝地

東繭倉庫の館内に戻ってきました。

繭を煮て、糸を繰る作業を実演していました。

富岡製糸場 名所・史跡

蚕の幼虫の吐き出す糸の太さは、3.0〜3.5デニールぐらい。
デニールは、線密度、繊度、糸・繊維の太さの単位で、1デニールは、9000メートルの糸の質量をグラム単位で表したもの、だそうです。
「？」。
とにかく細い。
１個の繭の糸の長さは1300m〜1500mもあるそうで、この事からも「細さ」が伺えます。

これを何本も繰り、糸にしていくという工程です。

東繭倉庫では、富岡製糸場世界遺産登録１周年記念事業「浮世絵版画コレクション展」開催中でした。

広重の「東海道五十三次絵」。

富岡製糸場 名所・史跡

こんな感じです。

豊国の「役者絵見立東海道五十三次駅」でしょうか。

富岡市イメージキャラクター「お富ちゃん」。

可愛さは普通ですが、人気あり（笑）。

富岡製糸場 名所・史跡

次男夫婦ははしゃいでおります。

たっぷり２時間近く観覧しました。
そろそろ帰ることに。
次男夫婦にも楽しんでもらえました。

なお、敢えて全部の写真を載せていません。
以前来た時の旅行記を是非ご覧ください。

２０１５．５訪問時
http://4travel.jp/travelogue/11009861
２０１４．３訪問時
http://4travel.jp/travelogue/10864875

そろそろ１２時。
さすがにお盆とあって、多くの入場者がチケット売場に並んでいます。
大変だぁ。

桑の木もありました。

和風絹しゅうまいの「信州屋」。
人気店です。

信州屋 グルメ・レストラン

「そば処 花まさ庵」。

ハリセンボンが目印です。

「ガルバ 富岡店」。

バームクーヘンの美味しいお店で、以前来た時に買って大好評でした。

ガルバ 富岡店 グルメ・レストラン

次男夫婦も何個か買ってました。

ちょっと高いけど、味は抜群。
店内でコーヒーなども飲めます。

ガルバ 富岡店 グルメ・レストラン

伊勢屋さん。

富岡に過去２回来ましたが、その２回ともここに寄りましたが、今日もここで・・・。

伊勢屋 グルメ・レストラン

昔から、製糸場の工女さんに親しまれていた店。

支那そば６００円。
以前より１００円上がったけど・・・。

玄関マットのようなものには、伊勢屋の名前。

店内の様子。

満席。
かつてなかった混みようです。

昔懐かしい感じの醤油味。
ほっこりしますよ。

醤油めし。
＠１２０円。

あっさり、しっとり。
もち米です。

補聴器・メガネ・時計・宝石の「えばら」。
よく見ると大変レトロな建物でした。

「仲町まちなか交流館」。
土産物屋さんです。
トイレ、喫煙所もあります。
今回は、製糸場に近いここの駐車場に停めることが出来ました。

それでは、道路が混みだす前に帰りましょう。

仲町まちなか交流館 名所・史跡

道路はお盆のＵターンラッシュにはまだ遭わず順調です。

三芳パーキングエリアでトイレ休憩。

パサール三芳 グルメ・レストラン

2009年12月に、「Pasar三芳」としてリニューアルオープン。

トイレも綺麗だし、レストランもお洒落です。

その後、関越道を練馬ＩＣで降り、環状８号線が少し混みましたがほぼ順調にドライブ。

次男夫婦：「このまま夏休みも終わりかぁ・・・」。
確かに、とにかく渋滞を避けて早く自宅近くに戻っていることを優先し、まだ日も高い・・・。
私：「ボーリングでも行く？」
次男夫婦：「いいねぇ、行こう行こう！」

ROUND1 横浜綱島店 テーマパーク

という事でやってきたのが、ラウンド１の横浜綱島店。

ボーリング、少なくとも１０年はやっていない・・・。

着ぐるみ。

受付。

２０分待ちでした。

ダーツもあります。

ボールを選んで・・・。

さぁ、ゲーム開始！

家内は、昔から割合上手い。

学生時代、よくやったものでした。
昔は、スコアを鉛筆でプレイヤーが書いてた・・・。
３５年以上前の話、古ー・・・（笑）。

次男の嫁さんはあんまりやったこと無いそうです。
でも、ｽﾍﾟｱも取ったりして、生涯最高スコアが出たらしい。

ROUND1 横浜綱島店 テーマパーク

２ゲーム遊びましたが、翌日から腕・足パンパン（笑）。

もう、こんなこと出来ないということを思い知らされました。
歳ですね。

１Ｆのゲームコーナー。

そもそもゲーセン自体、もう３０年は来ていない。

ボーリングを精算した際、ＵＦＯキャッチャーの無料券を何枚かもらって、次男夫婦がチャレンジするも、撃沈・・・。

ラウンド１の建物のすぐ隣にあるサイゼリアで、「飲もう、飲もう！」（笑）。

サイゼリア。
安くて、時々行きます。

運転手は、ここで家内に交替。
ノンアルコールで我慢してもらいます。

我々は、キリン一番搾り。
「乾杯〜」。

４人で６０００円あまり、飲食いしました。
サイゼで、６０００円とは相当飲んだり食ったりした証拠。
（ビールとグリーンサラダで始まりましたが、証拠写真はありませんが・・・）

という訳で総勢１２名で伊香保に向かい、現地で親戚と落ち合い最高１９名でお墓参り。
楽しい１泊２日でした。
企画してくれた、次男の嫁のご両親に感謝・感謝です。
いつもお世話になりっ放しです。

ここまで、お付き合いくださり、有難うございます。

この旅行記へのコメント （3）

• キラキラcmさん 2015/09/20 19:01:48

  こんばんは！

  entetsuさん、伊香保旅行記とても楽しく拝見しました。
  息子さんご結婚されていたのですね。
  遅くなりましたが、本当におめでとうございます。若いお二人のお写真に和みました。
  素敵な息子さんと可愛らしいお嫁さん、お幸せに。
  
  鮎の塩焼き、美味しそうですね。最近食べてないけど私も大好きです。
  そして富岡製糸場、早く私も行ってみたい。
  見応えありますね。
  
  そういえば、entetsuさんは韓国ドラマの「ゴールデンタイム」って見られました？
  私の大好きなドラマなんですが、舞台は釜山なんです。医療もののドラマであまり街並みは出ないんですが、最後の方に釜山の街並みが写るんです。entetsuさんの釜山旅行記を見て思い出してこの前コメントに入れようと思って忘れてました。
  もしお時間ありましたら見て下さいね。
  
  それでは、また。

  entetsuさん からの返信 2015/09/23 15:00:01

  いつもありがとうございます！！

  キラキラcmさん、こんにちは！
  何時も有難うございます。
  
  先ほど、ソウルから帰ってきていま書き込み拝見したところです。
  いつもすみません。
  こっちも晴天続きですが、ソウルも晴れ続きでした。
  暑かったです。
  
  伊香保は、次男の嫁さんおお母様のお里です。
  長男は彼より２つ上の２９歳ですが、まだ独身です。
  
  鮎の簗での食事、初めてでした。伊香保も初めて。
  嫁さんのお父様が「マメ」なんで、ああいう会も実現するんですね。
  感謝感謝です。
  
  すみません、韓国ドラ「ゴールデンタイム」・・・、知りません。
  探して観てみます。
  
  旅行記地獄に入ります。

• ひろさん 2015/08/18 22:07:50

  有難うございます。ほのぼのとしました。

  entetsuさん　こんばんは
  渋川・伊香保マイカー旅行シリーズ拝見しました。
  
  大人数での旅行の楽しさや、ご家族の仲の良さ、お嫁さんに対するentetsuさんの温かさが伝わってくる良い旅行記ですね。
  お嫁さん、本当に良い人そうですね
  
  なかなか、こんな大人数の旅行って実現しないものですが、イベント盛りだくさんで読んでいるこちらも、ほのぼのと楽しませて貰いました
  
  ひろ