2015年7月夏　北欧旅行記（②ミュルダール編）

2015/07/10 - 2015/07/19

2015年7月10日から19日まで10日間
ノルウェー・スウェーデンの旅行記です。

本編は、②ミュルダール編です。
（ベルゲン線のハリンスケイド駅Hallingskeidから
　フロム線のバットナーヘルセン駅Vatnahalsenまでトレッキング）

行程
7月10日　羽田00:30～ドーハ05:30　カタール航空813便
7月10日　ドーハ07:45～オスロ13:20　カタール航空175便

7月10日　オスロ泊　ラディソンブルプラザホテルオスロ
7月11日　オスロ泊　Radisson Blu Plaza Hotel
　旅行記は「2015年7月夏　北欧旅行記①オスロ編」
　http://4travel.jp/travelogue/11039982

7月12日　ミュルダール泊　バットナーヘルセンヘイフィエルスホテル
　　　　　Vatnahalsen Hoyfjellshotell
　旅行記は「2015年7月夏　北欧旅行記②ミュルダール編」

7月13日　ベルゲン泊　ラディソンブルホテルノーゲベルゲン
　　　　　Radisson Blu Hotel Norge Bergen
　旅行記は「2015年7月夏　北欧旅行記③ベルゲン編」
　http://4travel.jp/travelogue/11041334

7月14日 ベルゲン11:30～ストックホルム12:50　フィンランド航空682便

7月14日
　～18日　ストックホルム泊　ビスアパートメントガーデット
　　　　　Biz Apartment Gardet
　旅行記は「2015年7月夏　北欧旅行記④ストックホルム編」
　http://4travel.jp/travelogue/11041858

7月18日　ストックホルム22:25～ドーハ05:25(+1)　カタール航空172便
7月19日　ドーハ07:10～羽田22:45　カタール航空812便
羽田到着30分遅延だと、自宅到着まで綱渡り状態で参りました。

両替：今回はしませんでした

エリア フロム(ノルウェー)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝６時、オスロ中央駅に行きます。
６時２５分発ボス行きです。

列車は、入線済みで、間もなく車内に入れました。
荷物は、前日のうちに宅配業者を手配済み。
１個当たり２５０クローネで、ベルゲンのホテルに送れます。
（普通は、ホテルのコンシェルジュが手配してくれる。）
ホテルチェックアウト時にコンシェルジュに預け、宅配業者に引き継がれる。

ＮＳＢのホームページから、オスロ〜ミュルダール間を一人339クローネで購入。

クラスアップしたので、車内にコーヒースタンドがあります。

食堂車では、車から車内に直接運び入れています。
この車は、どこから来たのか？

食堂車は、明るくて清潔です。

車両の最後尾は、ちょっと地味でした。
この車両は、自転車用の貨物車です。

オスロ駅を出発すると、間もなく川や湖の風景に変わります。

車内に放送がないためか、静かに淡々と列車は行きます。

しばらく行くと、遠くの山に残雪が見えてきます。

と思ったら、目の前にも雪が迫ります。

さらに標高があがると、夏のオスロとは、全く異なる世界に入りました。

ベルゲン線の最高地点付近、フィンセ駅に到着。

この先は、標高が下がるはずだが、雪景色は変わらない。
トレッキングが不安になってくる。

１１時２０分ベルゲン線のハリンスケイド駅Hallingskeidに到着。

ハリンスケイド駅Hallingskeidは、ミュルダールの一つ手前の駅です。

乗車する人はいましたが、下車する人は他にいませんでした。

外の出ると、意外に寒くありません。

それでも、どこが道か分からないぐらい雪があります。

ミュルダール方面に出発です。

このルートは、フィンセからフロムまで自転車で行く人気ルートの一部区間です。

目の前には、雄大な風景が広がります。

右手は、幾筋もの滝が流れてきます。
ベルゲン線を越えてくるのですが、鉄道からは見えないでしょう。

雪が解けたところは、花が咲いています。

７月に筑紫を見るとは思いませんでした。

ノルウェーの魅力は豊かな自然であることを実感します。

ベルゲン線が山腹を走り、鉄道と湖との間をトレッキングです。

鉄道に乗っていると分からないでしょうが、ベルゲン線はかなりの崖の上を走ります。

雪の量が減らないので、私たちのルートが心配になります。

雪原にときどき現れる標識に安心します。

今回のトレッキングでは、４つの湖を超えていきます。
一つ目終了。

２つ目の湖が見えてきました。

しかし、この湖沿いが一番の難所です。
湖と急斜面な崖に張り付いた雪の上を進みます。
足跡がないと進めなかったと思います。

ちょうど、ベルゲン線が通りました。
思わず、足を止めます。

この先、鉄道を横断するのですが、あの橋の下を通るのかな？

しかしルートが・・・と思っていたら・・・。

突然、岩をくりぬいたようなトンネルが出現。
入るのに勇気が要ります。

でもトンネルの手前に標識があるので、間違いない。

ベルゲン線に架かる橋は、湖から激流が流れており、人が通り抜けられるものではありません。１００年前の建設時に、人力で架けられた橋のようだ。

この周辺からは、幾筋も激流があり、岩をくりぬいたところからも、水が噴出している。
音、水量、水しぶき、怖くて足早に先へ進みます。

２湖目を過ぎ、トンネルと激流地帯を抜けると、山を迂回して３湖目を目指します。

このあたりも、気が抜けません。このルートで唯一歩道に柵が設置されていたのも、このあたり。

木橋が架かり、トレッキングルートは、川の反対側に渡る。

そして３湖目が見えてきた。

ここまで来たら、前進あるのみです。

４湖目が見えると、本日の宿が見えた。

このトレッキングで、初めて人と会う。

４湖目あたりは、とても穏やかなところだ。
別荘のような建物もいくつか見える。

ベルゲン線も頭上に見えるが、落ちてこないか心配だ。

宿の近くになると、ルートもよく整備されている。

別荘の隣にありました。駐車場か？

フロム線が見えてきました。このルートで唯一の登り勾配です。

全長１６ｋｍを５時間かけて歩きました。

バットナーヘルセンヘイフィエルスホテルVatnahalsen Høyfjellshotell到着です。

山小屋風で親しみの持てる宿です。

部屋は質素で、トイレ、シャワーは、共用です。

ラウンジルームが充実しており、いくつかある。
この３階のラウンジはベランダがあり、湖とフロム鉄道の景色が抜群です。

２階にも、３箇所のラウンジがある。
このほか、ビリヤード台もあった。

蒔き入れもお洒落です。

ケーキとコーヒーはセルフサービスで。
現金を持っていないのが残念。

私たちの部屋は、階段上がってすぐの一番端。

部屋からの景色は、フロム鉄道の駅が見えます。

フロム鉄道は、バットナーヘルセン駅を過ぎると、湖側にくだる。

大きく弧を描きながら、次の駅にとまる。

さらに、発電所脇を抜けて、トンネルに入り、ヒョース滝駅に至ります。

また、山腹にはベルゲン線も見えます。

ちょうど、オスロ方面行きが通ります。

さて、１階の食堂で夕食です。

食べたいものを、好きなだけ食べられる。

スープが美味しく、肉料理も充実しており、たっぷり食べられました。

朝食も同じ場所です。

ハムの充実ぶりは、すごい。
何より、魚の美味しいこと。

ノルウェーで、最高の朝食でした。

さて次は、フロム線に乗車して、フロム観光、フェリー乗船、グドバンゲンからバスに乗りベルゲンをめざします。

この旅行記へのコメント （2）

• いなかだもんさん 2018/05/11 08:49:04

  残雪

  おはようございます。
  
  ７月でこれだけ残雪が残ってるのに驚きました。
  今度の８月にこの沿線を予定しているので見せて頂きましたが、娘連れのハイキングなのでこのコースは無理ですね。
  また覗かせて頂きます。
  
  いなかだもん
  

  ともくまさん からの返信 2018/05/28 23:54:42

  RE: 残雪

  いなかだもんさん
  
  ご訪問、沢山のご投票、そして書き込みいただき、ありがとうございます。
  
  こちらのルートは、宿泊した「バットナーヘルセンヘイフィエルスホテル」のホームページで見つけました。しかし、ホテルにルートの情報を照会しましたが、返事は頂けませんでした。現地に行って、その年が大雪だったことを知りました。本来は自転車の人気ルートで、起伏が無いからトレッキング向きのルートですが、残雪が残っていたらとても厳しくお勧めできません。なお、ミュルダールからフロムまでは、自転車やトレッキングしている人がいました。
  
  ともくま