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 川崎市幸区古川町に鎮座する古川神明神社は創建年代等は不詳である。<br /> 新編武蔵風土記稿に「(古川村)神明社 字鶴見田にあり、稲荷を相殿とす、前に木鳥居あり、例祭年々九月十九日、村民持なり」とあり、江戸時代末期には既に祀られていたことが分かる。<br /> 祭日は八月第三日曜日であるが、境内に舞台の骨組みが建てられているから、祭礼の前に境内で町内盆踊り大会が行なわれるのであろう。しかし、盆踊り会場にしては狭い境内である。<br /> また、境内の樹齢50年程の銀杏の木の下には古川庚申堂があり、正徳5年(1715年)建立の庚申塔が祭られている。<br /> 社殿には手書きで、「神明神社、稲荷神社」とそれぞれ墨書と赤で並んで書かれた扁額が掛かっている。江戸時代から稲荷を相殿としていることは変わらない。Webには「神明大神」との記載が多いが、「神明社」とあることと、社殿に掛かる扁額から「神明神社」が正式名称であろう。<br /> 祭神は伊邪那岐命、伊邪那美命とあるが、相殿の祭神である宇迦之御魂神(うかのみたま、倉稲魂命)が加えられているはずだ。<br />(表紙写真は古川神明神社社殿)

古川神明神社(川崎市幸区古川町)

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2015/08/07 - 2015/08/07

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ドクターキムル

ドクターキムルさん

 川崎市幸区古川町に鎮座する古川神明神社は創建年代等は不詳である。
 新編武蔵風土記稿に「(古川村)神明社 字鶴見田にあり、稲荷を相殿とす、前に木鳥居あり、例祭年々九月十九日、村民持なり」とあり、江戸時代末期には既に祀られていたことが分かる。
 祭日は八月第三日曜日であるが、境内に舞台の骨組みが建てられているから、祭礼の前に境内で町内盆踊り大会が行なわれるのであろう。しかし、盆踊り会場にしては狭い境内である。
 また、境内の樹齢50年程の銀杏の木の下には古川庚申堂があり、正徳5年(1715年)建立の庚申塔が祭られている。
 社殿には手書きで、「神明神社、稲荷神社」とそれぞれ墨書と赤で並んで書かれた扁額が掛かっている。江戸時代から稲荷を相殿としていることは変わらない。Webには「神明大神」との記載が多いが、「神明社」とあることと、社殿に掛かる扁額から「神明神社」が正式名称であろう。
 祭神は伊邪那岐命、伊邪那美命とあるが、相殿の祭神である宇迦之御魂神(うかのみたま、倉稲魂命)が加えられているはずだ。
(表紙写真は古川神明神社社殿)

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  • 古川神明神社。

    古川神明神社。

  • 「天皇陛下在位六十年記念植樹」。楠木のようだ。

    「天皇陛下在位六十年記念植樹」。楠木のようだ。

  • 木の鳥居。江戸時代以来の伝統であろう。

    木の鳥居。江戸時代以来の伝統であろう。

  • 古川庚申堂。

    古川庚申堂。

  • 庚申塔(正徳5年(1715年)銘)。

    庚申塔(正徳5年(1715年)銘)。

  • 「古川庚申堂縁起」。

    「古川庚申堂縁起」。

  • 古川町町内会 自主防災倉庫。

    古川町町内会 自主防災倉庫。

  • 手水舎。

    手水舎。

  • 古川神明神社社殿。

    古川神明神社社殿。

  • 古川神明神社社殿に掛かる「神明神社、稲荷神社」の扁額。

    古川神明神社社殿に掛かる「神明神社、稲荷神社」の扁額。

  • 「神明神社社務所」と「古川町町内会館」の看板が掛かっている。

    「神明神社社務所」と「古川町町内会館」の看板が掛かっている。

  • 舞台の骨組み。

    舞台の骨組み。

  • 舞台の骨組み。

    舞台の骨組み。

  • 古川神明神社境内。

    古川神明神社境内。

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