2015/06/07 - 2015/06/07
264位(同エリア553件中)
ミズ旅撮る人さん
- ミズ旅撮る人さんTOP
- 旅行記695冊
- クチコミ161件
- Q&A回答23件
- 1,043,050アクセス
- フォロワー48人
首都ソフィアの鉄道編。予想より写真が多くなってしまい、地下鉄やトロリーバス編と、国鉄中央駅見学編を別にせざるを得なくなりました。
ツアーで連れて歩かれるのではなく、自分で調べ、悩み、失敗し、段々とわかっていく。
フリータイムは、存分にこうした生の体験のできる時間です。そうした時の旅行記は、楽しくて、ついつい内容が多くなってしまいます。
今度こそブルガリア編の最後です。
中央駅には蒸気機関車が展示されていました。スイスやドイツの街の中心となる中央駅とは異なるソフィアの中央駅の様子を紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
地下鉄M2の中央駅チェントラルナ・ジェー・ペー・ガーラ(CENTRAL RAILWAY STATION)。
ガーラとは駅のことで、バスステーションをアフトガーラと呼びます。 -
国鉄の中央駅との乗換駅だというのに、乗降客が恐ろしく少ないです。
-
この寂しい表示板。セルディカとは大違い。
それでも、トラムはいくつも来ているようです。
ここにある路線番号以外もある筈なのですが。 -
地下鉄から外に出て、見えたのがこのモニュメント。
やたらと暑くて日差しが強くて、クラクラしそうです。
日なたには誰もいません。 -
正面の大きな屋根が中央駅のようです。
モニュメントを回り込んだ、向こう側に通路があるようですが、行き先表示板もなく、真っ暗なので通るのをやめて、左の階段から地上に上がりました。 -
「GARA CENTRALE SOFIA」ソフィア中央駅です。しかし、何かおかしい。周辺は工事現場だらけだし、とにかく人の姿が少な過ぎます。
時計の手前にエスカレータがありました。おそらく先ほどの真っ暗な通路を進むとあったのでしょう。
しかし、昼間とはいえ、駅を示すものが何もない真っ暗な通路を歩くのは、危険です。
特に大きな駅周辺は危険が待ち伏せています。せめて、人通りがあればいいのですが。 -
とにかく中央駅には違いないのですから、中に入ってみます。
建物が巨大なだけに、天井が体育館のように高いです。
待合所のようなこの場所は、がらんとしてただ広いだけ。途方に暮れた気分になります。
左の青いシートが被せられている看板の下の通路を行くと、国際列車の切符を販売する「RILA」があります。 -
正面には、ブルガリアらしいモチーフが掲げられています。右半分は工事中です。
-
振り返って、入って来た方を見ています。
小さな売店があるだけ。なんとも東欧の気配が濃厚に漂っています。 -
行き先表示板も、申し訳程度。左が到着、右が出発を表しています。
-
何故か片隅にTOTOの販売所が。
-
正面にある売店。おもしろいのは、店内に客は入れず、真中の小窓から店員とやり取りをして、買うようになっていることです。
万引き防止なのでしょうか。 -
手前のホーム以外は、このエスカレータか階段を使って地下をくぐって向かいます。
この地下もほとんどが工事中で、利用客が通れるスペースだけが仕切られていて、それ以外は全部シートで覆われた工事現場。
しかもそのために風も通らず、蒸し暑い上に、工事用の裸電球だけの薄暗さ。
たまたま到着した電車の乗客が多数歩いていなかったら、とても心細かったです。 -
一番手前のホームに上がってみました。
他の国同様、ホームに行くには改札がなく、勝手に立ち入ることが出来ます。
写真左側が、駅舎です。 -
停まっている車輌を覗いて見ました。
コンパートメントになっています。 -
どこもかしこも工事中。一体どうなってるの?
-
隣のホームは資材でいっぱい。なのに、工事をしている人がほとんどいないのです。
ひょっとして、長いことこの状態なの? -
あっちの電車が停車しているホームは使われているのかな?
それにしても、すごい落書き。 -
エスカレータも工事中。これ、直しているの?壊しているの?
-
駅舎のはずれに蒸気機関車発見。後で見に行きます。
-
同じホームに、別の客車が停まっています。
その先の車輌は、随分と綺麗です。 -
あちらのホームには機関車と客車が停まっています。
その向こうに白い車体に赤いラインの綺麗な車輌が垣間見えます。気になるなあ。 -
取り敢えず、このホームの車輌の先まで行ってみます。
それにしても、この車輌、すごい取り合わせだなあ。 -
と思ったら、連結されてはいませんでした。
普通、他の車両がいたら同じホームには、入らないと思うんだけど。 -
窓の大きな、快適そうな車輌です。
-
このホームには、連結されていない車輌が3編成停まっていました。
-
ホームの先端には、同じような車輌があり、その向こうに水色の年代物の車輌が。
-
いくらなんでも現役ではないでしょうが。鉄道博物館行きですね。
ブルガリアにもあるのかな? -
珍しく綺麗で気になる車輌。
なんで目立つのかと思ったら、落書きが無かったんだ。 -
駅舎に付属しているホームも、瓦礫の山。一体この駅はどうなっているの?
社会主義時代の建造物を一生懸命、建て直していると聞くけれど、駅も改修工事中・・・にしては、どこも中途半端。
工事作業をしていたのは、地下通路だけ。
首都の中央駅なのに、まるで廃墟にいるみたい。 -
この列車が発車します。
なんと緑の丸が付いた棒を手に持った女性係員が合図を送っています。
彼女はこのためにだけ、ホームに立っているのです。
ホームにアナウンスは一切無く、ただ、駅員と車掌の動作で発車するとわかるだけ。 -
隣のホームに列車が入線して来ました。
いや〜、年季のいった重そうな機関車です。 -
一通り、乗客が降りると、車輌の点検です。
それにしても、落書きだらけです。 -
機関車を客車から切り離す時は、パンタグラフを架線から離します。すると、パチッと鋭い音がします。
火花も飛ぶので、見逃してはならない瞬間です。 -
こちらでは、一番最初に見た客車に機関車を取り付けていました。機関車が近づいてくる時の速度はスケートでもしているようです。滑るように、すうーっと入って来て、すっと停まります。重そうなのに意外と動きは軽いです。そういえば、SLも単機になると軽いこと軽いこと。それは、さておき。
やはり、パンタを架線から離して、パチッと音がします。連結完了すると、再びパンタが上がって、パチッ。
ようやく、生きた駅らしい光景を目にすることが出来ました。
ソフィアの中央駅は、中心部からも離れており、普段の生活に密着した駅ではないようです。
本数も少なく、1編成の客車も長距離でない限りは短いようです。
鉄道に興味がなければ、あんな所で写真を撮っている人の気が知れないと言われそうな場所です。
ドイツのケルン中央駅のような大興奮を期待していたわけではありませんが、ここまで何しに来たんだろうという気分ではあります。 -
ホームから一旦駅の外に出て、回り込んで来ました。
小型の蒸気機関車です。 -
運転席には、入れないように蓋がされていました。
車体番号「47.05」って何でしょう?先輪1つと動輪2つ。日本で言うなら、B○○です。(動輪3つで「C」、4つで「D」。「D51」は動輪4つ)しかも、従輪なし。 -
銘板。「J.A.MAFFEI」はヨーゼフ・アントン・フォン・マッファイが起こしたドイツの鉄道会社のことです。
1837年ミュンヘンにて開業以来、鉄道車両を作り続け、ドイツだけでなく、オーストリア・イタリアにも輸出しました。
1890年にマレー式の機関車をスイス・オーストリア・ブルガリアに輸出したそうです。
しかし、第一次世界大戦と、世界恐慌のために工場閉鎖の危機に陥り、1931年、クラウス社と合併して、クラウス・マッファイ社となりました。 -
このSLは、ドイツ・バイエルンの製造でした。1900年。100年以上前の車輌です。
雨ざらしなのに、とても保存状態がいいです。最近ここに置かれたばかりなのでしょうか。
すぐ前が工事現場なので、肩身が狭そうですが、決してぞんざいに扱われてはいなかったと思われます。 -
SLの直前まで工事の囲いがあるので、正面の写真は撮るのがたいへんです。
-
この角度が一番綺麗に撮れるみたい。早く工事が終わって、ちゃんとした場所に保管して欲しいです。
クラウス社のSLは日本でも見たことがありますが、マッファイは知りませんでした。
ところがマッファイの方がずっと老舗で、オリエント急行を牽引した機関車も造りました。大戦中は、名高いドイツ戦車レオパルトも造った一流会社でした。 -
「鉄道編」なので、おまけがんばります。
これは、栃木県にある「那珂川清流鉄道保存会」にある「17」です。
このSLは、一時期、岩手県遠野に保管されていました。それを保存会の社長が買い取ったそうで、特に厳重に整備されて「美術館」の中に保管されています。 -
銘板には、「LOCOMOTIVFABRIK KRAUSS」
「KRAUSS−MAFFEI AG−MUNCHEN」
「MINCHEN&LINZ 1889」と書かれています。
これを見学した時は、クラウスしか知らなかったので、独特の煙室の下が裾広がりになっているデザイン=クラウスと思っていました。
この「17」には、遠野に行った時に、「万世の里」というところの保管になっていて、会えなかったのです。
那珂川にあると知ってびっくりしました。 -
「那珂川清流鉄道保存会」は、運送会社の社長が設立しました。敷地の中には、レールが敷かれ、時折いろんな機関車が走行しています。
保存している車輌は、黒部峡谷のトロッコ電車一式という小型のものから、ブルートレインの客車まで、実に様々です。なんと千葉市のモノレールまでぶら下がっています。倉庫の中には実に様々な貨車もびっちり。鉄道ファンにとっては、手に震えが来るほどの品揃えです。これが、私設の保存会なのですから、信じられません。
社長はまったく商売にする気がなくて、宣伝もしないのです。一応、HPはあります。
紹介が遅れましたが、このSLは、日本で最後に作られたSLです。
なんと平成25年に長年SLを作って来た協三工業に、社長が依頼して製作しました。触るのが怖いほどの新品です。 -
保存会では、引き取った機関車を整備して走行可能な状態にして保存しています。
汚れて剥がれた塗装を直し、機関装置を修理して、敷地の中を走らせています。
塗装はオリジナルに戻すのではなく、働いていた場所をイメージしながら、新しいカラーに塗りなおしています。ですから、同じ型の車輌でも色が全然違ったりします。
ソフィアの国鉄から脱線が過ぎますが、この保存会の存在を知って欲しくて、敢えて紹介します。
左はブルートレイン(3輌あります「スハネ」「オロネ」「スハネフ」)、右はモノレールです。
場所が高速道路からも離れているので、行くのはたいへんですが、行った価値は充分にあります。 -
こちらは、北海道雨竜郡沼田町幌新にある「ほろしん温泉ほたる館」で保管されているクラウス15号です。
これも「那珂川清流鉄道保存会」の17号と同い年です。そして同じ過程を経ています。
九州鉄道・国鉄・東京横浜鉄道・留萌鉄道と転籍しながら、沼田町の貨物専用として昭和42年まで使われていました。
このSLは、自走ではないものの、押し出されて倉庫の前に出て来ます。 -
幌新のクラウスも、とてもよく整備されていて、見ていて気持ちいいです。
「ほろしん温泉ほたる館」の前に保存されていて、キャンプ場も併設されています。
初夏の夜は、ほたる祭りも開催されて、楽しめます。 -
栃木県栃木県下都賀郡壬生町おもちゃのまちの「TOMYTEC」の敷地内に保存されているクラウス1412号です。
このクラウスの銘板には「KRAUSS−MAFFEI AG−MUNCHEN」の文字がありません。1896年製。No.3332。これも九州鉄道が購入したものです。昭和38年、今の関東鉄道で廃車となりました。
クラウス社のSLは九州鉄道が多数輸入したため、日本各地に残っています。
この他にも、山口県防府市に1908年製「2」、大分県宇佐市に1891年製「26」があります。
日本のおまけはこれくらいにして、ブルガリアに戻りましょう。 -
ソフィア中央駅の見学も終わり、ふと考えました。ブルガリアの鉄道って、ほとんど見てないな・・・そこで思い出したのが、ルーマニアとの国境の橋を渡っている時に見た貨物線。またまた、おまけが増えました。
「ルーマニア6(ブカレスト)」で国境を越えた時に、川の向こうで最初に見たのが、この貨物引込み線でした。
右の木立の向こうは国境のドナウ川です。 -
右端の車庫から、機関車が出て来ました。
-
ここでポイントを切り替え、機関車は真っ直ぐ伸びた線路をバックして行きました。
ブルガリアの始まりは、この機関車でした。そして、最後は中央駅のSLでした。
そういう巡り会わせだったんですかね。 -
古いものを慈しむのもいいですが、未来の話で終わりたい。
ソフィア空港の手前で、新しい地下鉄の空港駅を見掛けました。
今年2015年4月2日に延伸され、開業したそうです。
それなのに、他の駅の路線図は改定されないまま。
更に5月8日にはビジネスパーク支線も開業したとか。ムラドスト1からの支線に至っては、予定線すら書き込まれていない・・・(M3ではありません) -
空港駅。中に電車が停まっているのがわかりますか?
ガイドブックに乗っている路線図だと、M1が空港からセルディカを通って、オベリャまでで、M2がオベリャからセルディカ?を通ってジェームズ・バウチェルまでになっています。
ところが、どうやらM1はムラドスト1と支線から、オベリャの手前のスリヴニツァまでのようです。M2はなんと、空港からM1に乗り入れて、セルディカを通ってオベリャに行き、中央駅経由で再びセルディカ?に来て、ジェームズ・バウチェルに至るという。
つまり、ほとんど全部M2なんです。よくわからない構造です。これまでの私の旅行記の説明はどうしてくれるの?でも、駅の説明表示もほぼガイドブック方式なので、問題はないでしょう。
M2はジェームズ・バウチェルの先に1駅延伸するため、建設中です。 -
空港駅です。空港施設のデッキの先端に接続しています。
でも、なぜ屋根がここで切れているのでしょう?
空港自体と直接繋がっていなければ、雨風は防げないし、暑い寒いと不便はいっぱいです。
これまで、バスで最寄の地下鉄駅まで行くしかなかったので、便利にはなったでしょうが、詰めが甘いと言うべきでしょう。
ところで、この地下鉄、少し古い時期に日本のJICAが円借款をしています。
2002年契約で、有償資金協力128.94億円だそうです。これにより、M1線の第7〜9駅までの約2.1km区間の建設を支援したそうです。
この駅がどれに相当するのか不明ですが、建設時期から考えて、セルディカから東側辺りと思われます。
ソフィアの地下鉄に円借款が使われていたとは、ちょっと親近感が増しました。
それでは、ソフィア・ブルガリアからお別れです。ありがとうございました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ミズ旅撮る人さんの関連旅行記
ソフィア(ブルガリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ソフィア(ブルガリア) の人気ホテル
ブルガリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ブルガリア最安
478円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
54