2015/06/26 - 2015/07/07
14位(同エリア94件中)
Hiro Kayさん
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カタール航空で羽田からトビリシ(ドーハ・バクー経由)→
ズグディディ→【イングリ】→スフミ(アブハジア)→
【イングリ】→メスティア→クタイシ(チアトゥラ)→トビリシ
グルジア料理をニューヨークで2001年に初めて食べて以来、ずっと気になっていたグルジア。そして、2011年にウクライナの旅の時(4トラベルに旅行記あり)ふたたび本格的なグルジア料理に出会い、次の旅行は、絶対ジョージア(グルジア)に行こうと決めていました。
未承認国家アブハジアを後にし、世界遺産の上スヴァネティ地方を堪能。トビリシに帰る前に、ロンプラには載っていないが、ネット上では知られているチアトゥラの街を目指します。ここには、ソ連時代に作られたロープウェイが街中の至るところにあるという。もちろん普通のロープウェイではない。それは、まるで映画「不思議惑星キンザザ」の飛行艇を彷彿とさせるような作り!短い時間を駆使して行ったチアトゥラで、若い兄ちゃんたちに案内されながら楽しい時を過ごしてきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝ごはん。これにもう1、2品後から来たけど、食べ始めちゃったので、写真がこれしかない。でも、前日の方が豪華だった。10ラリ。あ、ちなみに昨夜のレストランでの夕飯は、全部で35ラリでした。ジョージアにしては、かなり高くつきました。
ヒルトップ メスティア ホテル
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朝8時発。同じ宿に泊まっていた年配のポーランド人団体も一緒。クタイシまで20ラリだったかな。この日も天気がよく、帰りの景色も素敵でした。
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運転手は、宿のご主人バルタさん。初めて彼の長距離運転に乗る。運転、気持ちが良いくらい速い!どんどん山を降りていきます。でも、クタイシまで行くと戻るの大変じゃないかと思っていたら、2時間で、他のマルシュに乗り換え。ま、その方が効率いいもんな。で、クタイシまで。午後1時に到着。
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前日にクタイシの宿をいくつか目星をつける。とにかくクタイシのバス停からなるべく近くの宿に泊まって、速攻でバス亭に戻ってチアトゥーラに行きたかったから。一軒目は、某ブッキングサイトで予約が一杯、二軒目を訪ねるも、場所が団地の私道っぽい所の中にあるので、地図だけだとわからない。道を訪ねると一緒に探してくれる。もうジョージア人本当に親切!!で、見つかったのがこの宿。完全に一軒家。おじいさんとおばあさんが出てきて、言葉通じなくて、ばあさんがなんか怒り気味で、やばい宿に来ちゃったかなと思ったら、息子さんが英語ペラペラで親切だった。でも、荷物置いてすぐ出かけるのに一抹の不安。でも、もう行くしかない。
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息子さんは、ニックネームがイカさん。今日は、チアトゥーラに行きたいんだと言うと、自慢の車でバス亭まで連れて行ってくれる。話をすると温和で優しい感じの息子さんだったので、ちょっと安心。バス亭では、ラッキーなことに2時発に間に合う。さすがに乗客は、皆ジョージア人ばかりで観光客皆無。10ラリだったかな?
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1時間半ほどでチアトゥーラの街に到着。ガイドがないから、どこで降りていいのかよくわからない。ロープウェイがどこにあるのかも知らないし。一所懸命、窓の外を見ながらロープウェイを探す。
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ありました!街の入り口付近に一箇所見つけて、その後も中心街にいくつかある。てっきり中心街が終点かと思いきや、その先へ行こうとするので、急いで「チアトゥーラセントロ!?」とか言って下ろしてもらう。ちょいと行き過ぎた。
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出ました!なんですか、このコンパクトな缶詰のようなロープウェイ。長年の使用しているため、なんとなく箱がボコボコしているのも良い。後、この登っていく角度!
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同じ場所から2つの方向に発車しています。こっちの方がやや大きいけど、デザインや汚れ具合とかが、映画「不思議惑星キンザザ」の飛行艇のようです。というか、きっと監督か脚本家は、絶対にこのロープウェイから発想を得ているなあと。調べても出てこないんだけど、二人ともジョージア人なのでその可能性は高いと思います。このロープウェイについては、後ほど。
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その2つのロープウェイの駅。よく見ると。。。
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レーニンとスターリン!このチアトゥーラは、ジョージアにおけるボルシュビキの拠点(メンシェヴィキがほとんどだった)だったらしく、スターリンが革命時に活躍した街なんだそうです。そもそも、チアトゥーラは、革命前から炭鉱の街で、当時は、世界のマンガンの何十%とかを算出してたらしいです。日本だと足尾銅山とかそんな感じですかね。
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で、その炭鉱を行き来するために、1950年代にこうしたロープウェイが街のあちこちに張り巡らされているとのこと。ちゃんとした情報がないのでなんですが、ネットの情報を見ると17〜21のロープウェイが現在も稼働しているそうです。1路線に2つ走っていたから、10路線くらいあるのかと思われます。私は、合計7路線しか見つけられませんでした。
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まあ、とにかく乗りたくてしょうがないので、乗ります。真っ暗でこんな感じ。昔の宇宙船みたい。
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窓の感じがキンザザです。
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ちなみにこのロープウェイが一番小型のもののようで、椅子はないです。5人くらいが限界じゃないかな。
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頂上に着きました。なんと無料!この駅に降りる時がまた怖いんです。
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下は、何もなくぶら下がっているだけ。
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こんな感じの装置で動かしています。2008年には、ロープが切れたことがあったとか。
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この乗り場がまた。。。でも、別の乗り場の方がもっとおっかなかったです。後ほど。
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登った先には、住宅地と炭鉱会社の入り口っぽいところがありました。
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眺めは最高です。これが街の中心部。川が流れていて、意外に緑も多く、綺麗な街という印象。ネットで見ると冬とか曇りとかが多かったので、大分印象が違います。
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これだけ断がい絶壁がある街ってそうそうない。ましてやこんだけ発展している街というのは、あまり見たことがない。ある意味、バランスがすごく悪い街とも言える。19世紀からずっと炭鉱の街として、発展し開発を続けてこうなったんでしょうねえ。
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ジョージアは、十字架が大好きです。こういう丘の上とかの、あちこちにみられます。
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眺めと団地以外には、見るべきものがないので、下におります。
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下から改めて見るとこんな感じ。この急角度は、本当にすごい。。。
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街の中心は、普通の中小都市といった感じです。
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もう3時過ぎなので、実はお腹が空いてしょうがなかった。大通り沿いで、ちゃんとしたレストランっぽいところを探して、入ってみます。
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なかなか伝統的な雰囲気でいい感じのレストランです。地下にあって、こうした個室がいくつもあります。子供達がたくさんいる個室があるようで、声が聞こえます。ヒンカリを大量に注文していました。すっごく食べたくなったけど、それは、トビリシいとっておいて、ここは、他のジョージア料理を頼もうと。
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メニューは、ないので(あったかもしれないがジョージア語のみ)ロンプラに乗っている料理一覧から食べたことない料理を注文。オストリというのは、まだ食べたことなかったので、それを注文。ビーフシチューですね。でも、やっぱりスパイスの使い方が違うので、独特の味です。でも、クセがないので、スパイス系苦手な日本人でも美味しく食べられると思います。
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隣に座っていたジョージアおじさん2人。まったく英語が通じないので、コミュニケーションすっごく取ってくるんだけど、意思疎通ができないのが残念でした。
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腹ごしらえもしたので、他のロープウェイを探しに行きます。街の中心の広場。一番特徴ある建物。
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昔、サラエボに行ったことがあるんですが、川の感じとか山の感じとかちょっと似てる気がする。緑は、こっちの方が多いんじゃないかな。なので、うまいことやれば良い観光地になるのではとか考えてました。
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川を渡ったあたりにもう少し大きめのロープウェイの駅。3方向に向かって出ていましたが、一つは、動いていなかった感じでした。
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駅の2階の待ち合わせ場所。先ほどのに比べると近代的。
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比較的新しいロープウェイなのかも。とはいえ70年代とかなのかな。まあ、50年代に比べたら。。。さっそく乗ってみます。こちらは、料金を払います。0.2ラリだったかな。
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この手前のおじちゃんが、ずっと駅にいる時から話しかけてきてた。まったく何言ってるかわからないし、何を求めているのかもわからなかった。多分、酔っ払いかちょっとボケてるかくらいの人。なので、その後ろで若者たちが、おじちゃんを茶化してます。
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そんな感じの写真を撮ってたので、逆に若者たちと仲良くなった。多少、英語ができるので、なんとか意思疎通が図れる。はじめやんちゃな感じの子たちなのかと思ったら、意外に真面目で温和な感じだった。
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南側の丘へ向かっています。さっきの丘は、北側のはずれ。
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この建物がすごく気になるけど、行ってる暇がなかった。きっとかっちょ良い廃墟にちがいない。
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かなりおっかない乗り場。
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ロープウェイの停まる場所は、こんな感じ。
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どのロープウェイも急です。
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若者たちが、良いところ紹介してやるよと、丘の上を案内してくれます。
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連れてきてくれたのは、廃墟。昔、博物館だったとか言ってました。もうこういう場所が入り放題なので、時間があったら、いろいろ写真撮りたかった。でも、ネット情報によるとマルシュの最終は6時という話なので(ただしトビリシ行き)、それに間に合わせたいと思ってたので、ゆっくりしてられません。
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彼らは、いろいろ見せたいみたいだったけど、私は、他のロープウェイをみたいので、身振り手振りでそれを説明。じゃあ、一緒に行こうという話になりました。また駅で下に降りる便を待つことに。
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街の東の方に気になるロープウェイの路線が。でも、機体を見なかったから、もう走ってない路線なのかも。あるいは、炭鉱向けのものなのか。
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景色を眺めてるうちに便が戻ってきました。下へ戻ります。
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下の停車駅。窓から見てるのは、多分ロープウェイの管理人。どこの駅舎の人も愛想がよかった。
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急ぎ足で先ほどのロープウェイの駅に向かう。なんとなく立派な建物なので、撮ってみた。
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さっきの青いロープウェイを指差しながら、他のロープウェイを見たいんだと身振り手振りで若者たちに説明。そうしたら、あの青いのに乗りたいと思ったらしい。
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先ほどの駅に着いたら、青いのに乗ろうとするので、これは乗ったから違うのに乗りたいんだと説明。
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彼らの英語がもっと出来る友人が現れたので、説明してやっと理解してくれた。この駅を管理している人の一人が若者たちの友人の女子(扉から顔出している子)だった。後でFB友達になったのだが、そのうちの一人の恋人らしかった。
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というわけで、いよいよこの「キンザザ」スタイルなロープウェイに乗ることになりました。
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イチオシ
どーん!すげえ、かっこいい!寂れ具合が半端ないです。
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チャトル人は、出てきませんが優しそうなおばちゃんが現れます。何分置きに出発とかあるみたいです。おばちゃんは、管理室で休憩。
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ここは、鉄合金を作るためのマンガン採掘の街。ザ・鉄鋼製品!って感じ。
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60年以上同じ機体を使っているんでしょうねえ。そうするとこういう味が出るってわけです。
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いよいよ出発!
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危険があったりするとおばちゃんがこの電話で助けてくれるのでしょう。
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50年代のSF映画の小道具みたいです。
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何度も、危なくなったらこの線を引っ張るんだみたいなことを言われました。恐ろしすぎます。引っ張るとどうなるのだろう。キンザザでも、似たようなものが飛行艇にあって引っ張ったら備え付けのトイレごと下に落ちてました。あれは、このロープウェイのパロディなのだろうか?
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ここの窓は、開閉式です。おばちゃんが、写真撮ったらとたびたび窓を開けてくれます。
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この路線は、比較的遅く長い感じを受けました。やっぱ見た目通りやばいのかしら。
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天井にも窓があるので、カメラだけだしてパチリ。
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どこ連れて行くかみたいな感じのこと話してたのかな?ちなみに、彼らは大学生と大学院生です。のちにFB友達になるのですが、結婚式っぽい写真がたくさんあがってた。この街の地元の青春群像とか映画にしたら面白そう。
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大分、丘の上に近づいてきました。
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崖っぷちギリギリ。
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到着です。ロープウェイの行き先の中では、ここの標高が一番高そう。
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駅も一番立派な感じです。1953年って書いてあります。
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よくわからない機材が転がっています。どの駅もなんかの部品のようなものが転がってました。
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じゃあ、あっちへ行こう!とどこかへ連れていきます。
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どーん!でっかい十字架です。街のどこからでも見えます。本当は、この真下は入っちゃいけないみたいなんですが、この国ではあんまりそういうの関係ないです。でも、十字架の前では、皆さん十字を切っておりました。本当に信心深い。
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十字架の前には、お供えする場所のようなものが。なんか寂しい。
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なんか仔牛が繋がれてるのは、お供え物なのかな。みんなもよくわからないようなことを言ってました。
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そこからの眺め!上スヴァネティよりもこういう街の方が楽しいかなあ。これで、観光地じゃないというのは、もったいない。ソヴィエトテーマパークとか作って欲しいけど、ジョージア的には、すっげえNGっぽいな。
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記念にみんなでセルフィー!前の彼は、わざわざメガネ外してます。
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まったりおじちゃん軍団。撮って欲しいというので撮りました。ポーズがみんなバラバラで良い!
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やはり、ここもそんなに見るべきものは、ないので駅に戻ります。ここは、その管理室。いままでで一番威厳を感じます。ドアには、関係者以外入っちゃダメとか書かれているそうです。
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イチオシ
でも、管理のおばちゃんが手招きで呼び入れてくれました。このライティングに味がある!
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映画「メトロポリス」や「モダンタイムズ」の世界がここに。
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これは、何mのところにロープウェイがいるかをチェックする機械。機体が動いているのとリアルタイムでこの目盛りが動きます。ハイテクです!
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いろいろな注意書き。読めんけど。
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駅の上はこんな感じで稼働中。
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今のジョージアにしては、珍しく残っているロシア表記の看板。チェルノブイリのプリピャチ並に時間が止まっている。
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これで、ケーブルの確認とかするんでしょうか?一人乗りの機体。
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やっと帰りの便が到着。
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一応、時間通りに出発するようなので、中でまつ若者。もうこの機体のフレームだけで絵になるよ!
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なんだかんだと7時半くらいになってしまった。トビリシ行きでも6時までのマルシュなら、クタイシ行きなどあるわけなし。タクシーで帰ることに。暗くなって見知らぬ街はうろつきたくないので、この時間でみんなとお別れ。本当は、もっと居たかったよー!
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タクシーの運ちゃんがこれまたC調なおじちゃん。つっても俺より年下なんだろうが。カヘティ出身で、嫁がチアトゥーラ出身。出会いは、トビリシという経歴の持ち主。ものすっごく片言の英語で、1時間半しゃべり通し。なので、こんな個人情報まで知ってしまっているという。若者たちとも交渉して40ラリ。
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よくジョージアの観光写真に載っている90度の岩山の上に建つ教会。チアトゥーラの近くにあります。
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話が続く中、いつの間にかクタイシ到着。よく考えたら、タクシーだから家の前まで載せてもらえるんだった。もう小1時間いればよかったと後悔。でも、短時間いたから良い思い出になったということもあるかも。運転手さんの話を聞いてたら、生活大変そうだから全部で50ラリあげておいた。
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宿に戻りました。帰ったらおばあちゃんも愛想よかった。英語が通じなかったから不機嫌だっただけかも。安心して眠りました。
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