東南アジアを陸路で巡る。３４日目　チェンマイ

2014/04/23 - 2014/04/23

中国、ベトナム、カンボジア、タイ、マレーシア、シンガポールを鉄道、バスの陸路旅行記。

エリア チェンマイ(タイ)

• 旅行の満足度: 4.5

夜中、クーラーの効きすぎで長袖と薄いシーツでは耐えられない寒さだった。

暖を求めて車両を移動してみると、乗降用のドアが開いていた。
そのステップに座り込むと、生暖かい風が心地よかった。

朝食は食堂車で
バタートースト、卵焼き、ウインナー、珈琲で150バーツ。

トーストについていたパイナップルのジャムが珍しく、かなり気に入った。

チェンマイ到着は約９０分の遅れで11時３０分。

寒いのはつらかったが、のんびりと景色を楽しめたいい夜行だった。

こじんまりとしたチェンマイ駅。

国鉄北駅の終点らしい雰囲気を持っていた。

さっそく帰りのチケットを購入。

第２希望の１６時発の二等寝台を得ることができた。

この１６時発の列車はかなり面白い経験の出来た列車で、
たまたまとは思えない演出があった。

北方のバラと呼ばれるチェンマイにふさわしい佇まいの駅舎。

東南アジアの駅前には、本当に多くのSLが保存されている。

人気があるんでしょうね。

ホテルまでトゥクトゥクを利用とするが、
２００とか３００とか当然のようにふっかけてくる。

６０バーツが相場かなとのガイドブック、ネット情報をもっていたので、
「６０、６０」と交渉するが、誰にも相手にされなくなった。

８０以下は難しいかなと思っていたら、
６０でいくぞと不愛想に言ってくるドライバーがいたので、乗せてもらった。

城壁とお堀に囲まれた旧市街にホテルはあった。

ホテルのオーナーは中国系で、少し早目のチェックインも笑顔で対応してくれた。



お掃除のおばさんたちもかなり気さくな方が多く、
洗濯ものを部屋の中に干しているところを見て、
屋上の干し場を使えば？などと勧めたりしてくれた。

のんびりとしたいいホテルだ。

色とりどりの花の多い街並みを散策。

お堀にもたくさんの噴水があり、

ほんの気分の問題だろうが、涼を感じた。

あてもなく街中をさまよう。

少し疲れたら、屋台のジュースを買って、お堀のベンチでいただく。

ほとんど甘いジュースなど飲むことのない普段の生活だが、
この旅行中は、毎日数杯のジュースがいい憩いを生んでくれた。