2015/04/23 - 2015/05/04
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photo旅さん
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昨年に続き2度目のスペインは次の旅程になりました。
4/23 日本出国 → アムステルダム経由 → マドリード到着
4/24 アランフェスへ日帰り
4/25 セゴビアへ日帰り
4/26 アルカラ・デ・エナーレス日帰り
4/27 マドリード → セビージャへ移動
4/28 アラセナ日帰り
4/29 セビージャ市内
4/30 ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ日帰り
5/1 セビージャ市内
5/2 セビージャ → マドリード移動
5/3 マドリード → アムステルダム経由
5/4 日本帰国
雨の中、日帰りで行ったアルカラ・デ・エナーレス。
初めは旅程を組むときに、この日にセビリアに移動するつもりでした。
是非闘牛を見たいということで、マドリードからセビリアに移動する日を1日延ばす旅程に変えたのでした。
日曜日ごとの闘牛の開催に移動を延期し、入場時間に間に合うように帰るためには、近郊のアルカラ・デ・エナーレスがちょうど距離的に都合がよかったのでした。雨の中での観光は少し残念でしたが。
帰りのセルカニアスから見上げる空は、相変わらずどんよりで、殆ど闘牛は諦めていました。
オンラインで先に予約購入し、チケットはホテルに届けてもらっていましたが、もし、雨が降って中止になったら8割の返金があるけれども、それは当日闘牛場で決定されるとのことでした。
せっかく買ったチケットですから、何とか雨が止んでほしいと願いつつ、マドリードに向かうセルカニアスの窓から空を見つめました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
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セルカニアスがマドリードに着く頃には何となく空が明るくなっているように思えました。
ホテルで少し休んで、夕方6時から始まる闘牛に間に合うように地下鉄に乗りました。
ラス・ベンタス闘牛場に着いても少し曇り空で、闘牛が中止になるかどうかはわからない状態でした。 -
ところが、空には少しずつ青空が見え始めました。
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闘牛場の前では闘牛士の宣伝用なのか、鮮やかな色が目を引くバスが止まっています。
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闘牛場前のオブジェ
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まだ随分時間があるので、道路を挟んで前にあるパブへ。
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闘牛場前のパブらしく、中には闘牛に関連した写真などが所狭しとありました。
そして、店内はこれから始まる闘牛を待つお客さんでいっぱいです。 -
何とか二人分のカウンターの席を見つけ座った途端、ダフ屋のおじさんがチケットがあるか聞いてきました。持ってるというと、すぐにいなくなりました。
とりあえず、ビールと生ハムとトルティーヤで開場時刻を待ちます。 -
イチオシ
そろそろ開場時間も近づいてきたので、外に出てみると、なんと空は青空に。
運がいいですよね。 -
今回の旅行でやっと青い空を見ることができました。
ラス・ベンタス闘牛場入口 -
チケット売り場
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壁には開催のポスターが張られています。
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闘牛士の名前のようですが。
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闘牛場入口
まだ門は開きません。 -
門が開けられ、やっと中に入れました。
入るとすぐに、サブトンのレンタルが。 -
闘牛場内部。
階段を上がります。 -
チケット番号の入口から入ると購入した席の列の番号の席に座ります。
私たちは公式サイトで買えた席で最前列の席、sol席の前から4列目に座りました。 -
昨年、スペイン最古の闘牛場があるロンダで闘牛場に入りましたが、実際に開催される闘牛場とは、やはり中の規模と雰囲気が違いますね。
ロンダは人の気配がしない闘牛場でしたから。 -
空がどんどん青くなります。
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楽団が入ってきました。
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あれは貴賓席でしょう。
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時計は開催時刻の午後6時にあと10分ちょっととなりました。
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闘牛場では準備が始まっています。
土をならし、ラインを引くロープを張り、水をまきます。
そして白い線が引かれました。
まるで運動会の準備のようです。 -
私のすぐ上の席に何やら丸い輪っかがありましたが、なんだろうと思っていたら、始まる合図のファンファーレを奏でるトランペットと打楽器の人の席でした。
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さあ、始まりました。
まず、2頭の白馬が入場です。 -
なんかドキドキします。
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白馬が中央近くに止まり、それからこれから戦う闘牛士が列を作って登場しました。
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第一戦の始まりです。
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これから出る牛の重量が発表されました。
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しばらくすると、牛が威勢よく現れました。
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まず、赤ではなくピンクのカポーテを持つ闘牛士です。
赤いケープは、闘牛の最後の場面で使うケープでムレータと言うそうですが、ムレータが赤色なのは、伝統とムレータに付着する血痕を見えにくくするためなのだそうです。
牛は色盲なので、赤でもピンクでも同じように見えるのですね。 -
最初に2〜3人の闘牛士が、勢いのある牛と戦います。
そうしているうちに、牛は疲れてくるようです。 -
ムレータを持つマタドーラなどそれぞれの闘牛士の姿がかっこいいですね。
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ムレータで牛をあおるマタドーラ。
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写真は牛が残酷に見えないよう加工しています。
闘牛は写真の上から順に行われました。
最初に登場するバンデリジェーロ (Banderillero)助手の役目は、闘牛士に牛の運動適正や性格を判断させるため競技前半に牛を操ることだそうです。
その次に登場するのは、槍士 (Picador)で、馬上から牛の肩の瘤(こぶ)に槍を突き刺して牛を弱らせるのだそうです。
その後が銛打ちの場(TERCIO DE BANDERILLAS) です。赤と黄色で装飾された銛で2本ずつ3回致命傷にならない部分を突き刺します。
最後に登場するのが、正闘牛士 (Torero matador)です。ムレータと剣を持ったマタドーラが最後に牛を仕留めるのです。 -
闘牛の歴史を調べていると一言では書けない長い歴史があるのですね。
闘牛が残酷なのかどうなのか、どうして闘牛士は命がけのこの仕事を選ぶのか、私が考えることもないことなのですが。
でも牛は大昔から人と関わりあっている生き物です。そして今も私たちは、ステーキやしゃぶしゃぶが大好物なのです。 -
写真は牛が残酷に見えないよう加工しています。
仕留められた牛は、馬に引かれて闘牛場を去って行きます。
こうして、一回の闘牛の場面が終わりました。
晴れていた空も、また雨に変わり、そしてどしゃ降りに変わりました。 -
雨の中5回くらいあったでしょうか、繰り返し闘牛が行われました。
闘牛を見て、残酷だったという単なる感想を持つことはありませんでした。
戦いが好きだということでもありません。
闘牛士も命がけで戦っています、今回途中の回で一人の闘牛士が牛に追突され負傷し担架で運ばれて行きました。
この文化を続けたほうがいいという感想も私が持つものでもないと思いますし。
とりあえず、経験としてはいい経験をしたと思います。
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この旅行記へのコメント (5)
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- ひれかつさん 2016/03/08 12:20:08
- すごい楽しみになってきました
- はじめまして、ひれかつといいます。
旅行記楽しく見させていただいてます。
今度の5月にラスベンタス闘牛場で闘牛を観ます。
とりあえずsolのVIP席を予約しました。
日向の席の日差しはいかがでしたか?
あと、現地まで地下鉄で行こうと思うのですが、治安はいかがでしょうか?
お暇なときでいいので、教えていただけるとうれしいです。
- photo旅さん からの返信 2016/03/09 01:18:17
- RE: すごい楽しみになってきました
- ひれかつ さん こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
5月のスペイン楽しみですね。
私たちがラスベンタス闘牛場行ったのは昨年の4月26日でしたが、まだそんなに暑い季節でもなくお天気が良くても大丈夫のようだったのでsol席を購入しました。
プログの通り、その日は雨だったので、sol席でも日差しの心配より雨で中止にならないかの心配がありました。
ところで、スペインの治安ですが、私もスペインに行く前はその心配があり、行くのをためらっていました。
ところが行ってみると、ほかのヨーロッパの国と違いはなく、しっかり注意することで、安全な旅行ができました。
地下鉄も注意することで何の問題もありませんでした。
ただ、闘牛が終わった後は、一斉にたくさんの人が地下鉄の駅に向かいます。
そのためホームは一杯になりました。私たちはちょっと時間をずらし、どちらかというと後から闘牛場を出たのですが、それでもホームは人が一杯でした。
どこでも同じでしょうが、スリなどの被害に遭遇しないとも限りません。
しっかりと注意をすることで被害を防げるので、私たちは安全に過ごしましたが、気をつけることにこしたことはありませんよね。
スペインはとても広くて一度や二度では廻ることができませんでした。
見どころいっぱいの国で、食べ物もおいしいし、大好きな国です。
私たちも9月にはバスク地方を中心にまたスペインへの旅行を予定しています。
ひれかつさんも楽しいご旅行を。
- ひれかつさん からの返信 2016/03/09 21:43:49
- RE: RE: すごい楽しみになってきました
- tbdyさん、こんばんは。
返信ありがとうございました!
闘牛が終わった後は、人ごみに気を付けながら帰宅したいと思います。
とりあえず、一眼レフでばっちり写真を撮りたいと思います!
はやく行きたくなってきました!
ではではありがとうございます!
-
- 飛行船さん 2015/07/21 16:31:07
- 闘牛場
- いい写真が撮れましたね
出口の混雑は いかがでしたか
- photo旅さん からの返信 2015/07/21 18:23:05
- RE: 闘牛場
- 飛行船さん こんにちは。
書き込みと投票ありがとうございます。
いつもカメラを除くときには、絵を描くときのカンバスのように被写体を配置するのですが、写真についても初心者なので思ったような写真はなかなか撮れません。
今回、後で写真を見て、自分でもよく撮れたと思ってびっくりでした。
常に動く被写体の一瞬の場面を待ち構えて、必死にシャッターを押しました。
闘牛を見に行ったのか、写真を撮りに行ったのかどっちか分からなくなってしまうくらいに...。
私たちの席はちょうどsol席でも、sol y sombraの隣くらいの席だったので闘牛士がまったく後ろ向きというほどではなく、シャッターチャンスが狙えました。
そのおかげで、血腥いシーンも撮れてしまいました。それほど夢中に撮っていたのだと思います。
後半は土砂降りになってしまい、帰ろうかなと席を立ったら、係の人が屋根のある席に移っていいといったので、sol席からsombraの席に移りました。
最後までいましたが、混雑を避けてみんなが出てからゆっくり出たのでそんなに混雑したようには思えませんでした。
でも地下鉄のホームは確かに見終わった人でいっぱいでした。
今回のスペイン旅行は、王立アンダルシア馬術学校にも馬のダンスショーを見に行きました。そしてその華麗な、ひたむきなダンスに感動しました。本当にスペインには魅了させられます。
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