2015/05/23 - 2015/05/23
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めておら☆さん
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ローマには四大バジリカ、五大バジリカ、七大バジリカなるものがあります。バジリカとは大聖堂のこと。その昔、聖年と呼ばれる年に4つの大聖堂を巡礼すると、特別な赦しが与えられたというのですが、その後さらに信仰心を深める為、それが7つの聖堂にまで増えていったと言います。
今回の旅行で、私は五大バジリカを制覇しようと決めました。
五大バジリカとは以下を指します。
・サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂(Basilica di Santa Maria Maggiore)
・サン・ピエトロ大聖堂(Basilica di San Pietro)
・サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂(Basilica di San Giovanni in Laterano)
・サン・ロレンツォ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂(Basilica di San Lorenzo fuori le Mura)
・サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂(Basilica di San Paolo fuori le mura)
※このうち、サンロレンツォ・フォーリ・レ・ムーラを除いて四大バジリカとも言われ、これらはローマ教皇領(ヴァチカン)に属しています。
旅行最終日は、空港へ移動する前の時間を使ってサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂にご挨拶に行きました。トレヴィの泉でコインを投げる事同様、ローマに来ると欠かさずやっていることです。
真夏に雪が降ったという奇跡の場所に建てられた大聖堂は、名前の通り聖母マリアに捧げられたもの。聖母の優しさに包まれるような、美しく心安らぐ聖堂です。
1日目 5/15 東京(成田)→ローマ→ナポリ
2日目 5/16 ナポリ→ポッーォーリ→ナポリ
3日目 5/17 ナポリ
4日目 5/18 ナポリ→フィウミチーノ空港(レンタカー借出)→チヴィタ・ディ・バニョレージョ→オルヴィエート
5日目 5/19 オルヴィエート→ピティリアーノ→ソヴァーナ→ソラーノ→トッレ・アルフィーナ→オルヴィエート
6日目 5/20 オルヴィエート→ボマルツォ→オスティア・アンティーカ→フィウミチーノ空港(レンタカー返却)→ローマ
7日目 5/21 ローマ
8日目 5/22 ローマ
★9日目 5/23 ローマ→東京(成田)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
9日目 5/23(土)
7:30 起床。いつもより遅く起きたのは、今日がもう帰国の朝だから。ついに来てしまったんだ、この日が・・・帰りたくない。すっごく気が重い(-_-#)
ゆっくり身支度して、9:00前に朝食をとる。ホテル・テティでの最後の朝食。寂しくてもそもそ食べる(でも完食) -
9:30 ホテルを出ます。帰国の飛行機は午後の便なので、空港へ移動するまでの2時間ちょっとで最後のローマ散策をしようと思います。
ホテルのエントランスに降り、上を見上げると曇り空。あ〜、私の気持ちみたい。どんよりしてます。Hotel Teti ホテル
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昨日まではウキウキして飛び出したエントランス。今日は切な〜く、とぼとぼ出ます・・・
Hotel Teti ホテル
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今日が見納めのプリンチペ・アメデオ通り(Via Principe Amedeo)。ホテルの前の通りです。
ローマの最後に、近くのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂(Basilica di Santa Maria Maggiore)にご挨拶に行きます。 -
サンタ・マリア・マッジョーレ広場に着くと、警察がたくさん。今日は特に多いけど、なんかあるのかな?
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聖堂に入る前に、買い忘れたお土産をスーパーで調達します。サンタ・マリア・マッジョーレ広場の一画にある”Sma(ズマ)”です。Upim(ウピム)の地下にあります。
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地下への入口。このスーパーは常宿のホテル・テティから3分ほどで、テルミニ駅のConad(コナッド)より比較的安いのでいつも利用します。滞在中の水、食料の調達はもちろん、バラマキ用や自分用のお土産にも重宝します。
さぁ、今日でまたしばらくイタリアのスーパーともお別れなので、見納めしていこーっと。 -
入口を入るとすぐあるのがお魚コーナー。日本はほとんど切り身でパック詰めされてる状態なので、まるまんまの魚が見られるのは面白い。見たことない魚もあったりして。
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そして野菜・果物のコーナーへ続きます。海外のスーパーって面白いですよね〜。大好き♪
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イタリアは果物の種類が豊富。色とりどりでキレイ、甘くて美味しいし♪
ま、イタリアも輸入が多いんでしょうけどね。 -
野菜は安くてほんとに羨ましい!大好きなズッキーニなんか、数十円ですからねぇ。最近日本でも安くなったとはいえ、やはりイタリアの比ではないもんなぁ。できることなら買いだめしていきたい!
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ちなみに、イタリアのスーパーでは野菜も果物も計り売り。買い方は・・・
①備え付けのビニール袋に欲しい量だけ品物を入れる。この時、商品ごとの棚に記載されている番号を確認。
②必ず近くに写真のような秤があるので、そこに乗せる。
③①で確認した番号のボタンを押す。
④商品名やグラム数、金額が記載されたシールが出てくるので、それを袋に貼ってレジに持って行き、精算。
てな感じです。 -
お肉コーナー。1パックの量がすごく多いんですよね。やはり一人ではなく、大勢で食事をとるイタリア文化を象徴してるな。
種類もいろいろです。牛・豚・鶏はもちろん、羊・七面鳥・ウサギetc。牛だけでも仔牛や去勢した雄牛など、いろいろあるんですよねぇ〜。でも、和牛のように”霜降”とかいうのは目にしません。料理法の違いも関係してるんでしょうね。 -
ハムやサラミなどの加工肉も種類豊富!ハムの種類だけでもハンパないですからね〜。で、スーパーで売ってるものとはいえ、かなり美味しい。
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イタリア食文化にかかせないチーズコーナー。イタリアだけでもチーズの種類は600にも及ぶといいます。すごいですね〜。ホントにたっくさん並んでます。日本ならこの売り場の10分の1にも満たないくらいだってのに・・・。しかも安い〜!ごっそり買って帰りたいけど、無理ですもんね〜(泣)
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ちなみに、スーパーの中にはだいたいハムやチーズを計り売りしているカウンターもあります。こちらの方が確かに美味しい。好みのチーズやハムを指定するとパニーノにしてくれるところもあります。これがまたシンプルだけど最高!
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ヨーグルトの種類の多さにも、いつも驚きます。チョコ味やコーヒー味のヨーグルトっていうのが面白いんですが、まだ試したことはありません。次回食べてみよ〜っと。
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お菓子コーナーも見てるだけで楽しい♪だいたいこの手のクッキーやビスケットは朝食のカプチーノに浸して食べるのが習慣で、この食べ方がまた美味しいんですよねぇ。
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そして朝食の定番といえばムリーノ・ビアンコ(Mulino Bianco)。その名の通り白い水車がマークのブランドです。
小さなパン生地の中にクリームやチョコ、ジャムなどが入っていて、日本人からするとお菓子に分類されそうなのですが、イタリアではこれもれっきとした朝食。他よりちょっとお高めだけど、どれ食べても美味しいんですよ、ムリーノ・ビアンコのは。 -
これもイタリアのお菓子の定番”Kinder(キンデル)”、日本だと”キンダー”になります。チョコの卵の中にオモチャが入ってるKinder sorpresa(キンデル・ソルプレーザ)は”びっくりキンダー”とでも言いましょうか、食べる子供がホントにびっくりします。
なので、私はチビッコのお土産によく買って帰ります。 -
ここもイタリア文化の象徴です、コーヒーコーナー!
あぁ〜これも棚ごと持って帰りたいくらい! -
そしてジェラート大国イタリアでもちゃんとあります、アイスコーナー。写真右側にはシュガーコーンまで置いてます。さすが!
スーパーで売ってるアイスもけっこうバカにできません。日本のより甘いけど、こってりしててクリーミー。 -
洗濯洗剤コーナー。洗剤関係はとにかくパッケージがいちいちカワイイんですよねぇ♪
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そして、今回の旅でスーパーに来ると必ずチェックする癖がついてしまった絆創膏。なぜって、それはオルヴィエートで靴ずれがひどくなり、薬局で絆創膏を買ったら20枚しか入ってないのに4ユーロ、約550円ですよぉ!日本なら50枚入のものが100均で買えるのに!
以来、スーパーに立ち寄ると必ず絆創膏の値段チェック。ま、でもやっぱり3〜4ユーロくらいしてますね、どこも。ただ、その質の良さはバツグンです。靴の中でもヨレない、剥がれない。すごく重宝しました。 -
スーパーを出ると、目の前にはサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂が。「偉大なる聖母マリアにささげられた聖堂」という意味を持ちます。ローマ五大バジリカの一つに数えられるこの大聖堂は、世界中の聖母マリアに捧げられた教会の中で最大のものだそうです。
伝説によると、358年8月4日から5日にかけての晩、教皇リベリウスの夢に聖母マリアが現れ、「雪の降る地に教会を建てよ」と告げました。8月と言えば真夏、しかし雪が降った場所がありました。それがここ、現在聖堂が建っているエスクィリーノの丘だそうです。
以来、この伝説を記念して毎年8月5日は祝日となり、ミサが行われるようになりました。”雪の聖母マリア大聖堂”と別名がついているのも、この伝説に由来します。サンタ マリア マッジョーレ大聖堂 寺院・教会
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聖堂前のサンタ・マリア・マッジョーレ広場にも警察や兵隊がたくさん。ほんと、やけに多いなぁ今日は。
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広場の中央には巨大なコリント式の円柱が立っています。”平和の円柱(Colonna della Pace)”です。
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縦縞の入った大理石の円柱は高さ約14m、フォロ・ロマーノのマクセンティウス帝のバジリカに立っていた8本のうちの1本。土台も大理石でできており、建立はカルロ・マデルノの手に委ねられました。
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ファザードは18世紀にローマとナポリで活躍した建築家フェルディナンド・フーガが手掛けたもので、上段3つ、下段5つの開口を持つポルティコ(柱廊)が特徴的です。
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この写真ではわからないのですが、上段真ん中のアーチの向こうには、美しいモザイク画が覗いています。
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このモザイク画です。ズームしてなんとか撮れました。
13世紀のフィリッポ・ルスティ(Filippo Rusuti) の作品で、玉座のキリストが描かれています。 -
ロマネスク様式の鐘楼は14世紀に建てられたもので75m、ローマ一の高さを誇ります。とてもエレガントな趣です。
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そしてこの聖堂にもあります、”聖なる扉(Porta Santa)”。
カトリック教においては25年に一度”聖年”というものが設けられていて、その年にだけ聖なる扉が開かれます。各バジリカの4つの扉を全て通り抜けると、特別な赦しが与えられるとされているんです。4つの扉とはもちろんローマ四大バジリカそれぞれの扉です。 -
聖なる扉はもちろん閉まっているので、別の扉から入ります。
入口には内部の平面図がありました。 -
イチオシ
何度も訪れているのですが、見る度に感動するこの整然とした内部。升目状に四角が並ぶ天井、等間隔に並ぶイオニア式の列柱、その上には半円の窓とフレスコ画が、これも規律正しく交互に並びます。これらが一体となってまさに”整然”とした空間を作っているなぁと感じます。
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古代ローマの神殿から運ばれてきた計36本の円柱で左右の側廊と仕切られた3身廊式。柱の上に並んでいる四角の部分は5世紀のモザイク画で、旧約聖書の各場面を描いています。
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身廊の床は一面がコズマーティ様式の美しいモザイクで埋め尽くされています。
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床モザイクと言えば、この大聖堂と並び五大バジリカの1つに数えられる、サン・ロレンツォ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂でも素晴らしいものを目にすることができます。
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天井の細やかな金装飾も見事です。
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主祭壇には荘厳な天蓋が。これもファザード同様、フェルナンド・フーガが手掛けたものです。
天蓋のすぐ後ろは後陣との間を仕切る”勝利の門(Arco trionfale)”。ここにも美しいモザイク画が描かれています。身廊両壁のモザイク画同様5世紀に描かれ、大変貴重なものとされています。 -
天蓋を下から眺めると、中央には鳩のレリーフ。サン・ピエトロ大聖堂のベルニーニの天蓋も同じ位置に光の中で羽ばたく鳩が模されていますよね。キリスト教では鳩は「聖霊の象徴」とされているんだそうです。
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主祭壇の下はconfessione(コンフェッシオーネ)と言って、この聖堂で最も重要な聖遺物が納められています。
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下に降りてみると、こんな聖遺物箱が。
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”聖なる揺りかご(Sacra Culla)”と名の付いた聖遺物箱、中にはキリストが誕生した際に寝かされた、かいば桶の木片が納められているんだそうです。どこかよくわからないんだけど、おそらく器状になっている部分の中央に少し覗いているものかと・・・。
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聖遺物箱の向かいには、祈りを捧げる姿のピウス9世の像が。
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そしてこれ、初めてこの聖堂に来た時になかなか見つけられなかった”ベルニーニの墓”です。主祭檀に向かって右手にあるのですが、床に大理石の墓石がはめ込まれているだけのシンプルなものなので、墓碑のようなものがあるのかと思って探すと見つからないかも。
バロック芸術の巨匠として「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」と謳われた彼の墓にしてはちょっと意外でした。 -
後陣のモザイク画、”聖母マリアの戴冠(Incoronazione della Vergine)”。
サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂の後陣のモザイク画も手掛けた、ヤコポ・トッリーティ(Jacopo Torriti)の13世紀の作品です。
左手に開いた書物を持ったキリストが隣に座る聖母マリアの頭に冠を乗せています。2人が座る玉座の両脇では天使たちと聖フランチェスコ、聖ペテロ、聖パウロなどの聖人たちが祝福しています。 -
絵画のように繊細なタッチのモザイク画。とても美しいです。
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左側廊
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これは詳細がわからなくなってしまったのですが、左側廊にあったと思います。
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美しい聖母子の像。これを見るといつも心が穏やかになります。
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左側廊の一番奥にある”パオリーナ礼拝堂(Cappella Paolina)”
大理石とラピスラズリで装飾された美しい礼拝堂は、17世紀初頭に建築家フラミニオ・ポンツィオ(Flaminio Ponzio)が教皇パウロ5世の命を受けて造ったものです。
毎年8月5日には、聖堂建立のきっかけとなった雪の奇跡を記念して、この礼拝堂の天井から雪を模した白い花びらを降らせるんだそうです。 -
ビザンチン様式の祭壇画はラテン語で”Salus populi romani ”、イタリア語だと”Salvezza del popolo romano”となり、”ローマの民の救い主”の意。
聖人であり画家でもあったルカ・エヴァンジェリスタ(Luca Evangelista)の作品です。 -
キリストの誕生を描いた絵画。久々に激しくピンボケ(汗)
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右側廊
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右側廊の一番奥にある”システィーナ礼拝堂(Cappella Sistina)”
16世紀に教皇シクストゥス5世が、当時信頼をおいていたドメニコ・フォンターナに命じて造らせた礼拝堂。 -
素晴らしいのは中央の祭壇にあるブロンズの像。4人の天使が聖体用祭壇を支えています。
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間近で見るとその美しさがよく分かります。全面に天使や預言者のレリーフ、小さな像が施されています。この礼拝堂自体をモチーフに作られているそうです。
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クーポラも見事な装飾。射し込む光で金装飾も映え、美しさを増しています。
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中央祭壇の左右の壁は2人の教皇、シクストゥス5世とピウス5世の墓碑になっています。
写真はシクストゥス5世の墓碑。教皇の像を囲む細かいレリーフと4本のコリント式の円柱が印象的。 -
向かい側がピウス5世の墓碑。こちらも同様に素晴らしいですね。
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イチオシ
これはどこの天井画か忘れてしまったのですが、宙を舞う2人の天使が手にする楽譜を元に、下の天使たちが楽器を奏でる姿がとても愛らしくて、一目で気に入ってしまいました。何度来ても見落としてるものってあるんですねぇ・・・
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右側廊の入口から入ってすぐのところにある洗礼堂。この聖堂で一番好きな場所です。
入口にはイオニア式の円柱が門のようにどっしりと構えています。柱の大理石の色がこれまたステキなんですよねぇ。なんでもエジプトから持ち込まれたものだとか。 -
内部にはこんな紋章があります。
交差する鍵がモチーフになっている紋章はヴァチカンゆかりのもののようです。 -
イチオシ
この洗礼堂で最も美しいのが天井画。中央には聖母が、それを囲むように4人の聖人と4人の預言者が交互に描かれています。何度見ても溜息が・・・。
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とても可憐に描かれている聖母。そのまわりで祝福する天使たちもとても愛らしいです。
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洗礼堂正面の壁のレリーフ。
俗に”ベルニーニ”と言えばジャン・ロレンツォ・ベルニーニですが、これはその父ピエトロ・ベルニーニの作品で、”聖母被昇天(Assunzione della Vergine)”。巨匠の父もやっぱり巨匠ですね〜。 -
聖母被昇天のレリーフの上にあるのが、この摩訶不思議なフレスコ画。天使たちが取り囲む中央にはちょっと眼光の鋭い片目が描かれています。どんな意味を持ってるんだろう。
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これも洗礼堂だったと思うのですが、ちょっと面白い仕掛けになっていたので写真を撮りました。
まずこの写真。窓も、それを囲む三角形の石の枠も本物。ところが、この向かい側には・・・ -
偽物の窓と偽物の石の枠。そう、だまし絵なんです。本物と偽物が対になってるなんて面白〜い♪
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拝廊(後陣の反対側、入口の部分)。
ここも手を抜かずしっかり装飾してます、っていう感じが伝わります。 -
入口上部を下から見上げる。ここにも交差する鍵が付いた紋章が。漆喰と細かい金の装飾がとても美しい。さらにその上のステンドグラスがまたキレイなんです。
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イチオシ
聖母子を描いたステンドグラス。彩色がほんとにキレイです。聖堂を出るときはいつもこれを眺めてから外に出ます。今回もこれで最後、見納めです(T_T)
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外に出て、右手のエスクィリーノ通り(Via dell'Esquilino)から聖堂の裏にまわります。
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エスクィリーノ広場です。サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の裏手、後陣側になります。
写真左には、アウグストゥス帝の墓廟入口に立てられていた2本のオベリスクのうちの1本が立っています。片割れは現在クィリナーレの丘に立っていて、どちらもローマに存在する13本のオベリスクに含まれます。これで私は今回の旅行だけで8本のオベリスクを目にしたことになります。どーせなら全部制覇したかったな。
ちなみにこのオベリスク、ヒエログリフ(古代エジプトの象形文字)が側面に彫られていないので、エジプトから運んだものではなく、ローマ時代の模造品であると言われています。 -
表と裏で全く表情の違うサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂、私はこっちの方が好きです。中央の半月形に突き出しているのが後陣、左のクーポラは右側廊のシスティーナ礼拝堂、右のクーポラは左側廊のパオリーナ礼拝堂のものです。
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左側廊パオリーナ礼拝堂のクーポラ。
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右側廊システィーナ礼拝堂のクーポラ。
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後陣部分。
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さて、そろそろホテルに戻って空港へ向かう時間が近づいて来ました。なにやら騒々しいなぁ〜と思ってカヴール通り(Via Cavour)に出ると、出た、得意のデモ?!
CGIL(シジル)はイタリア労働総同盟と言って、イタリアで最も戦闘的かつ強力な労働組合の中央組織なんだそうです。あんまり賑やかだから、祭りかと思ったわ(^^;)警察が多かったのはこのせいかな。 -
ちょっとだけ遠回りして、ローマの街を目に焼き付けながらホテルに戻ります。
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カヴール通りのシックなpalazzo(邸宅)。
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テルミニ駅前五百人広場の方へ向かって歩きます。歩を進めるごとに寂しさもつのる・・・
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カバン屋さんのショーウィンドウ。こんなカラフルなディスプレイがイタリアっぽい。
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そしてまた警察車輛。今回の旅行では一体何枚の警察車輛の写真を撮った事か。それだけどこに行っても警察だらけだったってことです。
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五百人広場の前に建つポルティコの付いた建物。ここを超えたらもうすぐホテルです。とぼとぼ、とぼとぼ、重い足取りで進みます。帰りたくなぁ〜い(泣)
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ホテルに戻り11:00にチェックアウト。お世話になったホテル・テティのスタッフにお礼を言い、重いスーツケースを引きずってホテルを後にします。
また来年も来られるかな。来たいな。いや、来よう!
半べそかきながら、テルミニ駅へ向かうのでした・・・
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この旅行記へのコメント (4)
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- spumamiさん 2015/07/27 10:21:45
- どんより
- 帰国日のどんよりした気持ち分かる!分かる!
で、空港にわんさかいる日本人をみると・・・(><)
最後の日にいつもの場所へ。「また来たよ!また来るね!」の挨拶ね。
そういう心境も分かるなぁ〜。
その場所がマッジョーレ大聖堂だなんて素敵ですね☆
ベルニーニの墓があるのは知らなかった。
ってか、今の所ベルニーニにまだ興味持っていないんですよね〜。
ローマには当分行けないと思っていたし、ローマの事は殆ど知らない。
情報を集めて行くうちに「スゴイ人なんだ」って関心湧いて来るかな??
そして墓をみて感動するんだろうねっ(^^)
ところでジェラートの写真が出て来なかったけど、
最後の食べ修めしなかったの?次の旅行記に出て来るのかしら??
期待して次に訪れてみます〜♪
spumami
- めておら☆さん からの返信 2015/07/27 13:54:05
- RE: どんより
- spumamiさん、こんにちは〜(^^)
ほんとにいつもコメントありがとうございます!
> 帰国日のどんよりした気持ち分かる!分かる!
> で、空港にわんさかいる日本人をみると・・・(><)
わかるぅ〜!空港行って日本人の集団見ると、一気に夢から
覚めるよねぇ(-_-;)ま、私も日本人なんだけど・・・
> 最後の日にいつもの場所へ。「また来たよ!また来るね!」
> の挨拶ね。
そう、そう言いながら、次回別の町に行っちゃったりする
んだけどね(^^;)
だって、行きたいところいっぱいでホントに困っちゃう!
> ところでジェラートの写真が出て来なかったけど、
> 最後の食べ修めしなかったの?次の旅行記に出て来る
> のかしら??
さすが、スルドーイ!
へへ、この私が食べないワケないじゃないですかぁ〜♪
めておら☆
-
- masshyさん 2015/07/26 10:27:02
- プロビデンスの目!
- 流石!
私もローマに行くとまずは必ず行きますね。
でも、こんなに詳しくは知らなかったなぁ〜
自分用のガイドブックに入れとこっと!
そうそう、あの目玉ですが1ドル札にも描かれているプロビデンスの目だと思います。
神の全能の目を意味して、光背や三位一体を意味する三角形と一緒に描かれることが多いですね!
昨今、フリーメーソンのシンボルなんて言われていますがキリスト教の教会でたまに見ますね!!
masshy
- めておら☆さん からの返信 2015/07/26 12:39:47
- RE: プロビデンスの目!
- masshyさん、こんにちは!
わっ、ほんとだ!画像検索したら、1ドル札に三角から覗く目玉が
描かれてますね!
そっか、プロビデンスの目って言うんだぁ。三角形は三位一体の
意味を持ってるんですね。父と子(キリスト)と聖霊・・・かぁ。
> 昨今、フリーメーソンのシンボルなんて言われていますがキリ
> スト教の教会でたまに見ますね!!
フリーメーソンって、ダン・ブラウンの「天使と悪魔」にも出て
きてましたね。もっかい見直してみよっと(^^)
次回からはよく注意して教会見てみます。あの三角の目を探して。
masshyさん、お忙しい中旅行記見ていただいただけでなく、貴重な
情報いただいて、ほんとにありがとうございました〜m(_ _)m
めておら☆
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