2011/09/23 - 2011/10/05
29位(同エリア178件中)
Hiro Kayさん
- Hiro KayさんTOP
- 旅行記55冊
- クチコミ26件
- Q&A回答3件
- 117,152アクセス
- フォロワー27人
福島の原発事故を受けて、25年後の日本の姿を見たい!とチェルノブイリを訪れる。それが一番の目的。それに付随して、首都キエフ、ヤルタ会談のヤルタ、初の未承認国家体験として沿ドニエストル共和國のティラスポリを目的地に選ぶ。今度は、旧クリミアハン国の首都バフチサライに向かいます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝飯!味は、まあ普通ですが豪華なビュッフェで良かったです。セヴァストポリのホテルウクライナ。中心部と駅の中間にあって、なかなか便利。
セヴァストポリ 散歩・街歩き
-
で、この日の予定は、実はまだ決まっていなかった。というのもこの時点で、オデッサ行きを諦めて、早めにモルドバに入って旅の最終的な目的地「沿ドニエストル共和国」を確実なものにしたかったからだ。だからバスの時間次第で予定が決まるという状態だった。 で、バスターミナルで夜行のオデッサ行きを買って、その一日分をバフチサライ(クリミアタタールの旧首都)に使いたいと思った。ここに行ければ、間違いの無いクリミアタタール料理が食えるからだ。ヤルタのクリミアタタール料理がちょっと本当かどうか懐疑的だったので。。。
セヴァストポリ 散歩・街歩き
-
で、バフチサライへ向かう。ヤルタまでが、2時間とかかかっていたので、今度もそんくらいと思っていたら1時間でついたので気が抜ける。 さて、着いたはいいが、この町の地図を持っていなかった。でも、小さい町なので、歩いて中心まで行けるだろうと歩く。結構、甘い考えだった。なんだか、相当町の中心から離れており、ど田舎の村のようなところを歩く。ちょっと不安。 途中、そんな村の一軒家においちゃんとかがいる。そこで、どっちが町の中心か聞く。教えてくれる。もちろん言葉は通じない。あってんのかなあ。。。で、ちょっと行くとなんとなく家がたくさん見えてきて、町っぽくなってきた。少し安心する。しかし、メインストリートのようなものはない。道が路地のようなところや、モスクなども出て来たので、これが旧市街なのは間違いなさそう。とにかくその旧市街っぽい道を歩く。 アラブのようだが、アラブでなく、明らかにウクライナではないのだが、ウクライナの一つの町だという、無国籍な雰囲気。静かな町の路地を一人とぼとぼと歩いていた。
バフチサライの宮殿 城・宮殿
-
そして、バスターミナルから歩いて1時間近く、やっとお店やレストランなどが現れ始める。現れたと思ったら目的地であるバフチサライの宮殿にたどり着いた。その周辺だけが、なんとなく観光地っぽくなっていた。今回の旅で、初めてのツーリストインフォにも入った。なんか、観光地としてがんばっている感が、その宮殿のまわりにだけあった。 この宮殿とクリミアタタール料理店が観光のみどころ。お城一個で観光を成り立たせている日本の地方都市みたいな感じ。
バフチサライの宮殿 城・宮殿
-
それでも宮殿は、独特の雰囲気があって、イスラム建築がロシア(ウクライナ)にあることがすごく不思議な感じを受けた。中東好きの私は、中東にいる気分になって、ちょっとあがる!
バフチサライの宮殿 城・宮殿
-
宮殿は、閑散としていたけど、あとからご老人の団体がやってきた。英語だったので、ちょっと拝借。宮殿は、なかなか見応え十分。クリミアタタールの1000年前の写真なども展示してあり、ここは、中央アジアのイスラムの国だったことが理解出来た。宮殿の装飾なども独特で、かわいらしい。多くのロシア人に愛された理由も良く分かる。
バフチサライの宮殿 城・宮殿
-
観光客は、主に宮殿の中を見て終わるみたいだったが、私の中では、そこに隣接するモスクの方が感動した。すごく素敵なモスクなのだ。多分、木の使われ方が他と違うのと、デザインなどもなんとなく違う。
バフチサライの宮殿 城・宮殿
-
二階もお祈り出来るスペースが広くとられていて、その空間の使い方もよかった。 基本、キリスト教には、興味がないが、モスクは大好きだ。それは、多分、地べたに座れるという日本人に馴染みやすい空間なのと、キリスト教のようにごてごてしたアイコンの装飾がないからだろう。これは、神道と共通するところがあると思う。実際、一度大久保のモスクで拝んでみたが、違和感を感じないことに驚いてからは、余計親しみをわくようになった。だから、ここに入った時、なんとも言えない安心感を感じた。しばし、その空間を味わった。
入口に人のよさげなおいちゃんが喜捨をもとめてきたので、心よくお賽銭をいれてきた。ムスリムのための新聞も置いてあったが、多分、タタール語ではなくロシア語かウクライナ語だろう。私では、解読出来ません。お土産に持って帰った。バフチサライの宮殿 城・宮殿
-
さて、観光は終わったので、レストランを探す。道端でクリミアのパイなのかな?きっとディルが入っているに違いない!食べるの我慢して、レストランへゴー!
バフチサライの宮殿 城・宮殿
-
何軒もある中で、途中街中の酒屋でおすすめのお店を紹介してもらっていたので、そこへ向かう。3品頼む。クリミアのチーズ以外は、やはりディルたっぷり。これ以外にもトルコと同じアイランがあったのだが、これにもがっつりディルが浮いていた。自分の中で、クリミアタタール料理の基本は、ディルであると位置づける。でも、どれも美味しかったので、自分の中でディルに対するイメージが変わった。面白かったのは、この黄色いスープ。これ、向こうの餃子入りである。その餃子がなんとペルメニより遥かに小さい!こんな餃子は、今まで食べたことないので、かなりうれしいものを感じた。餃子は、世界中にあって、色々な国の餃子を食べてきたが、これはちょっと新鮮だった。また、中東近辺でよくあるドルマ(パレスチナでは、ダワーリ)の詰め物が、他の国で食べたものに比べてどっしりとしていた。米がかなりしっかり入っていたので、主食レベルでいけるくらい。それにディルが、がっしりかかっているので、いつも食べるドルマにない美味しさというか、主食的な頼もしさを感じることが出来た。はっきり言って、ウクライナ料理より美味しいと思いました。
バフチサライの宮殿 城・宮殿
-
バフチサライには、もう一箇所、洞窟だか山だかの見どころがあるようなので、そこへ歩いて向かう。
バフチサライの宮殿 城・宮殿
-
また、例によって遠かった。。。景色が独特の山がちになって面白い。でも、着いた頃には、もう閉まっていたので散歩に終わる。洞窟の入り口前は、乗り合いバスの終点みたいになっていた。
バフチサライの宮殿 城・宮殿
-
帰り、その洞窟の入り口近辺から、バスターミナルまで乗り合いバスに乗る。
バフチサライの宮殿 城・宮殿
-
すると、今までどの町でもキリストのアイコンが飾られていたウィンドシールドに、アラビア文字が飾られていた。それを見て、なんだかとても良いなと思った。やっぱりイスラム教が好きなのだと再確認。この町は、始めいく予定は、なかったのだが意外にもクリミアで一番気に入った町かもしれない。タタールのなんとも言えないのんびりした空気が独特で、こういう文化が旧ソ連の中には、たくさんあるんだろうなあと思うと、他の小さな自治共和国にも行ってみたいと思った。
バフチサライの宮殿 城・宮殿
-
この日の朝、バス亭でオデッサ行きの夜行バスのチケットを予め購入していた。午後10時発なので、暗くなる前にセヴァストポリに戻り、最後のクリミアを楽しんだ。今、こういうバスは、出ていないのだろうか?でも、あのノンビリしたクリミアは、きっとロシアになっても素敵な場所なのではないかと思っている。それに、この半島で話した人は、みんなロシア人だった。街には、キエフのようにウクライナ美人も少ないことから、明らかに人種が違っていた。また、バフチサライに住むタタール人でさえ、日本人から見たらロシア人にしか見えない。ロシアがうまいこと統治すれば、今となってはその方が幸せだと思う。一番よくないのは、いたずらに部外者の西欧諸国がでしゃばってくることだ。(近年のどの戦争も、実はこっちが根本的な遠因です)ここは、ロマノフ王朝が愛した土地なのだから。
セヴァストポリ 散歩・街歩き
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
Hiro Kayさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
その他の都市(ウクライナ) の人気ホテル
ウクライナで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ウクライナ最安
420円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
15