モロッコに魅せられて⑥【フェズ編：後半】

2015/05/15 - 2015/05/24

旅行３日目、世界一の迷宮都市であるフェズの町散策：午後編です。

～～本日の行程＜3日目：後半＞～～
・レストランにて、お昼ご飯
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・モロッコ人宅訪問【ミントティーをいただきます】
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・金細工の工房
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・ブー・イナニア神学校
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・ブー・ジュルード門
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・晩御飯

★☆☆★モロッコ旅行記☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

①【飛行機編（行き）】
　　http://4travel.jp/travelogue/11015596

②【ラバト編】
　　http://4travel.jp/travelogue/11015801

③【メクネス編】
　　http://4travel.jp/travelogue/11016070

④【ヴォルビリス遺跡編】
　　http://4travel.jp/travelogue/11017063

⑤【フェズ編：前半】
　　http://4travel.jp/travelogue/11018607

⑥【フェズ編：後半】
　　http://4travel.jp/travelogue/11019395

⑦【フェズ→サハラ砂漠へ】
　　http://4travel.jp/travelogue/11019632

⑧【サハラ砂漠朝日鑑賞編】
　　http://4travel.jp/travelogue/11020991

⑨【カスバ街道（トドラ峡谷）編】
　　http://4travel.jp/travelogue/11026311

⑩【ワルザザート（アイト・ベン・ハッドゥ）編】
　　http://4travel.jp/travelogue/11029916

エリア フェズ(モロッコ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

フェズ：午後編です。
お昼ご飯の時間になり、レストラン。

色とりどりの前菜やホブス（モロッコで一般的に食べられているパン）を取り分けました。

チキンのタジン。
とっても、お肉が柔らく、ジューシーです！

今が旬のオレンジ。
上からお砂糖とシナモンが降られています。

素朴な味のクッキー。
暑い国なのに、あまり甘くなくて、食べやすかったです。

お店を出て

噴水を横切り

テクテク歩いて行いて

モロッコ人の家庭を訪問します。

家の中には、中庭があり

吹き抜けの造りで、外に居た先程とは違い、とても涼しい。

こ〜んな素敵なお部屋で、ミントティーをいただきました！

日本ではお客さんに、女性が殆どお茶を入れますよね？
モロッコでは、日本とは違い、男性（家長）がお客さんのオモテナシとして、お茶を直に入れるそうです。

来客に対し歓迎している時は、目の前で入れて（パフォーマンスを見せる）
そうでない時は、目に見えない台所などでお茶を入れて、客人へ出すそうです。

綺麗な、ポットたち。

家長のハミッドさんが、素晴らしいお手前で、お茶を入れてくれました。

これは固形のお砂糖ですって！
これを砕いて砂糖が入っている容器へ補充するそうです。

また、モロッコのミントティーは中国の緑茶を使用しています。
日本の緑茶で入れると、ミントの方が強く出でしまうらしく、イマイチな味になるそうだ。

それでは、達人のミントティーの入れ方をご覧下さい。

まず、お茶葉をティーポットに入れて〜

お砂糖も入れ〜

ミントも投入。

みんなカメラを片手に見ているので、撮影の為に、ミントを持ったまま、ストップしてくれていました（笑）

熱いお湯を注ぎ〜

容器の上まで入れたら

少し、煮出すそうです。

ほほぅ〜、なるほどー。
日本の緑茶では煮出してしまったら、風味が飛んでしまいますね。
だから中国の緑茶、なのだろうか？

グラスに注いで〜

グラスに注いだお茶を、ティーポットに戻して〜と
これを３回程、繰り返す。

空気を沢山含ませると香りが出て、美味しくなるんですって。

そうして出来た、ミントティー！

あっさりしていて、また飲みたくなる、そんな優しい味でした。
モロッコで飲んだミントティーの中で、ダントツに美味しかったし、どんな料理よりも心がこもっていて、最高の御馳走でした。

その後、楽器を持ってきて演奏を披露してくださいました。
太鼓のリズミカルな音が、家中に響き渡ります。

次はタンバリン？。これも、民族楽器だろうか。勿論、プロ級の腕前です。

同ツアーの方で、ベリーダンスを習っている方がいたので
私の母が「せっかくなので、躍って欲しい！」と言い（すみません（大汗））、
突然の申し出にも関わらず、音楽に合わせて素晴らしい踊りを披露してくれました。
これぞ、、、国際交流！

最後に、小さな太鼓。音にハリがあり明るい気持ちにさせてくれます。

ミントティーの入れ方から、楽器やら、パフォーマンスが豊か。
そして、何よりも相手に心から喜んでもらえるように振る舞うことが『オモテナシ』なんだということを教えてもらった瞬間でした。

金色に光るものを手にして、「ファティマの手」と言って、笑っていたハミッドさん。
「それ、栓抜きでしょー（笑）」！っとみんなに突っ込まれていた（笑）

ファティマの手の形をした栓抜きを、飾りとして壁に掛けている、お茶目でサービス精神が豊富な素敵な方でした。

次は、『金細工の工房』。
丁度、お皿を作っている最中でした。
金色の円形を、凄く細い棒で金槌にて打ち、模様を描いています。
下書き無しの、職人技です！

お皿の他に、作品が色々あったので、お部屋のインテリアに２つ購入したものを紹介します。
『ファティマの手』（お守り：魔除け）です。
ファティマとは、イスラーム教の開祖ムハンマドの娘で、生涯を社会奉仕に尽力した慈悲深い女性だそうです。

『ブー・イナニア神学校』。

１４世紀に建てられた神学校。

建物の壁が、とても美しい幾何学模様で施されています。

正面の学校内をパシャリ！

くるっと周りを見渡して

後方もパシャリ！

木工細工が気になり、近づいてみる。
しばし、眺めていると

横から見た方がこのデザインは映えるかも〜と思い、１枚パシャリ！

ズーム。
細かいところまで、職人さんの仕事が行き届いておりますなー。

この扉の中を覗くと

室内も凝っていた！（嬉）

壁を近距離で見たら、あまりの美しさに感動し、お口が半開き（笑）

ズーム。
見よ、この細かい幾何学模様の素晴らしさ！

木製で出来た扉も、ズーム
こちらも素晴らしい幾何学模様ではないかッ！

鮮やかなタイルも綺麗だけど

幾何学模様の方がダントツに勝っていた（個人的見解です。笑）

『ブー・ジュルード門』。
フェズの中で最大、また代表的な門です。

スーク側は『緑色』。

門を潜って、表に出ると『青色』に彩られているのです。

門の周辺。

アイロン屋さん。

夜ごはんの時間になりました。
リヤド（古い邸宅）にて、食事をいただきます。

後から聞いた話なのですが

ここは、フェズで１番高級なレストランだったそうです（汗）

どうりで、建物の造りが、高級感で満ち溢れていたワケだ。
…今日のご飯はとても美味しいお店みたい〜♪と、軽く思っていた自分が恥ずかしい（汗）

それにしても高い天井だー。
昔、ここには金持ちが住んでいたそうだが、金持ちの家は天井が高いのだろうか。

料理を待ち、ふと、窓を見たら

なんと、生演奏だった！（笑）
あまりにも上手いので、ＣＤとかだと思っていた（汗）

美しい旋律に誘われて近づき、１枚撮らせていただきました。

少しして、前菜がきました。

メインは肉か魚か選べたので、シシケバブにしてみました。
お肉より、付け合せの方が好きだった（笑）
レーズンが入ったライスが美味しかった（笑）

母が頼んだ魚のタジン。（この皿にあるのは頼んだ人、全員分です）
女性に人気だそうで、母の魚を半分貰って食べましたが

頬っぺたが落ちそうな位、とても美味しかったです。

デザートの『パスティリヤ・シュクレ』 。

この季節、定番のオレンジ。

店員さんが綺麗に、とり分けてくれました。

『パスティリヤ・シュクレ』はパリパリしていて、上にかかっている白いクリームはあまり甘くなく、散りばめられたアーモンドがアクセントになっており、いくらでも食べられそうな程、美味でした。

丁度、デザートをペロリと平らげたとこで、先程とは別の演奏者がやってきて

音楽に合わせ、青い服の男性が躍り始めました。
踊りながら高速で首をブンブンと360°旋回し、帽子から出ている紐を回します。

これは踊っている中、やっと綺麗にとれた1枚で、他の画像は全て首が無い胴体のみの画像。。。まるでホラーのようになってしまいました（怖＆泣）

お店を出て、ホテルへ戻ります。
今日も沢山食べちゃった（笑）帰国してからダイエット！←いつものフレーズ（汗）
次はアトラス山脈を越えて、サハラ砂漠がある『メルズーガ』へ行きます。

☆★次は『フェズ（アトラス山脈越え）→サハラ砂漠へ⑦』です☆★