2015/04/20 - 2015/05/10
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Weiwojingさん
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マニラに滞在中に美術館と博物館をいくつか訪ねてみた。マニラには結構こうした施設が数多くあり、時間を見っけて見て回るのもまた楽しみのひとつである。
今回訪問したところは次の5箇所であるが、まずは「National Art of Gallery」を見ていただきたい。最後のアヤラ美術館のみ写真はありません。
1. Nationl Art Gallery ( ナショナル・アート・ギャラリー )
2. Metropolitan Museum ( メトロポリタン美術館 )
3. UST Museum of Arts and Sciences (UST 美術館 ・ 科学博物館 )
4. Bahay Tsinoy ( 韮華歴史博物館 )
5. San Augustin Museum ( サン・オウガスチン博物館 )
6. Alaya Museum ( アヤラ博物館 )→ 国際交流基金 ( Japan Foundation ) 主催の「東北6県手仕事展」が開催されていた。
- 旅行の満足度
- 4.5
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リサール公園の近くに堂々とした「National Art Gallery」がある。「国立」という名前の通り、展示は大変充実していて、フイリピンの芸術を理解する上で必至の博物館だと言える。
元来、National Musuem はひとつであったが、2007年に美術部門が独立してNational Art Gallery となり、元の博物館はNational Musuem of Filipino People となった。
この建物はもともと The House of the Representatives (上院議事堂 ) と言い、1990年代まで議事堂として使われていた。
館内ではフラシュ無しならば写真撮影はすべて可能で、地元の方々も皆盛んに写真を撮っていた。しかし、あまりにも写真を撮ることに集中してしまうと、肝心の作品鑑賞がおろそかになるので、ほどほどにした。 -
入り口わきに彫刻家らしき人物の銅像が建っている。
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館内に入ってまず案内されたのは、The old Session Hall ( 旧セッション・ホール )で、現在は Hall of Masters ( 巨匠の部屋 ) と言い、広い部屋には数点の大きな作品が置かれているだけである。最初に出迎えてくれたのがこの彫像である。
作者は、Guillermo E. Tolentino、制作年は1933年。題名は未タイトル。 -
同じ部屋には次に大作ともいえるような作品が2つ展示されている。ひとつは Felix Resurrection Hidalgo (フェリックス・レスレクシオン・イダルゴ /1855〜1913)の The Assasination of Govenor Bustamante and Son (「ブスタマンテ総督と息子の暗殺」) である。
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もうひとつは Juan Luna ( ファン・ルナ / 1857〜1899 )の Spoliarium (スポリアリウム )(1884)である。この絵は古代ローマの競技場の地下死体置き場で、亡くなった競技者の死体を運び出している場面をえがいた作品である。
フェリックス・レスレクミオン・イダルゴとファン・ルナはフィリピン人として初めて西洋の画壇に認められた画家で、この国の美術史に大きな足跡を残した。 -
太平洋戦争中の日本軍の蛮行を描いた作品がたくさんあり、目をそむけたくなるものばかりだ。
タイトル : Doomed Family
制作者 : Dominador Castailene
制作年 : 1945年 -
タイトル : Capas
制作者 : Demetrio Diego
制作年 : 1948年 -
タイトル : Rape and Massacre in Ermita
作 者 : Diosdado M. Lorenzo
制作年 : 1947年 -
タイトル : 無題
作 者 : Manuel Rodrigues
制作年 : 1945年
タイトルは無題となっているが、明らかに日本軍のフイリピン男性に対する処刑( 首を刎ねる )の場面を描いたものである。 -
タイトル : A Tragic Lesson ( The Fall of Bataan )
制作者 : Gaae Cabrera
制作年 : 1957年 -
タイトル : Landing of the Liberation Forces at Lingaen ( 解放軍のリンガエン上陸 )
作 者 : Eduardo Perrenoud
制作年 : 不明 -
タイトル : The Lyte Landing ( アメリカ軍レイテ上陸 )
作 者 : Romeo V. Tabuena
制作年 : 1948年 -
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タイトル : Portrait of Mr. Cheng Ban Lee and Mme. So Baun Ty
制作者 : Frederico Aguilar-Aleuaz (1932〜2011)
制作年 : 1960年頃
* 作者の Aguilar-Aleuaz は フイリピン最高の National Artist for Visual Arts の称号を持っ芸術家である。 -
キリスト教関連の美術展示室があり、かなり充実している。
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素朴な感じのマリア像だが、腕が取れてしまって痛々しい姿をしている。
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マッカーサーの胸像。
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マルコス元大統領の胸像。
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タイトル : Govenor Blanco and His Troops
作 者 : Felix Martines
制作年 : 1895年 -
フイリピンの国民的英雄であるホセ ・ リサールをテーマとした一室があり、彼の肖像画や彫刻、
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新旧合わせてあまりにもたくさんの作品を見て、十分フイリピンの芸術を堪能出来たので、次は建物に目を移して見てみたい。国立美術館はもともと The House of the Representatives ( 上院議事堂 )の建物で、歴史的建造物である。
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階段のカーブをえがいた曲線が大変美しい。
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ひと通り見て回ったが、ゆっくり見て回ったので、2時間以上はかかってしまった。かなり疲れたので、中庭に出て休憩をした。
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「国立博物館」がすぐ近くにあったが、こちらは展示が自然科学方面がメインなので、今回はそれほど興味を覚えず、見学はしなかった。次に訪れたところはメトロポリタン美術館である。
*「マニラで美術館や博物館巡りも亦楽しからずや ② ー Metoropolitan Museum( 「メトロポリタン美術館」)篇」
http://4travel.jp/travelogue/11024643
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